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主に健康医療などについてです。
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2010年12月20日
運動していますか。

 12月19日の日本経済新聞SUNDAY NIKKEIの健康面にあるコラム「ほどほど健康術」で「運動の効用、薬にも勝る」という見出しで書かれていました。
 ようは、「脈拍数が少し増えるくらいの運動が基本になる」というのです。以前から、「少し呼吸数が増える」というのを基本にしていましたが、その「少し」というのが問題かな。
 脈拍数は165から年齢を引いた値を目標にするというのです。50歳ですと1分間で115回の脈拍になるとか。ウオーキングでも、やらないよりはマシでしょうが、ただ歩くだけでは運動にならない見たいです。ようは「疲れるだけ」だとか。少し脈拍を上げることですね。
 数々の大規模調査によると、健康のためですと種類に拘ることはないようです。1日30分以上、週に3日以上とかで運動を続けると、健康増進につながるということです。
 手術の後とかでも、積極的に運動する方がいいですよ。「無茶」とはならないように「積極的」にね。ですから、入院期間も短めにね。
 ようはからだに負荷をかけることが必要なのですね。そして、運動しているとか。

2010年12月8日
ワクチンや医療機器で日本はいつの間に「後進国」になったのか

 11月6日と7日にNHKクローズアップ現代で「ワクチンが打てない 〜遅れる日本の予防接種〜」というのと「解消できるか“デバイスラグ” 〜遅れる日本の医療機器〜」のが続けて放送されました。
 どちらも、世界の中で取り残されていっている日本の現状ですね。一部分では、世界の中で先端であったり、近隣諸国の間では良質であったりしていますが、どう見ても欧米などに比べると医療の質で見劣りが出てきているとしか感じられない現象が増えてきていると思います。
 6日のワクチンの方ですが、日本は欧米などに比べて「有料」が多いですね。これでは、「費用」という問題が生じてきて。肝心な「集団免疫」まであげることができないでしょうね。そして、「副作用」の問題ですね。一部はいくらか改善されているようですが、そうでもないのがあるみたいです。
 ワクチンも一度完成すると同じ作り方でよいのかというとそうではない分野もありますよ。それに追従し切れていない面も。問題になるのが「審査官」の人数を含めた申請から承認までの期間と費用の問題かな。日本は長いし、安くはないというのが定説ですね。
 昨年の新型インフルエンザの時にも表面化した欧米と日本との専門家数の違いですね。日本の方が圧倒的に少ないということですね。これが、薬事申請での審査官の数も同様に「少ない」ということです。
 この「少ない」というのが、「遅れる日本の医療機器」というのでも出てきていますし、長期の審査期間や費用の問題はこちらでもあります。厚生労働省の担当者は「お役人」ですから、その職務に忠実ですので「増やしたり」とか「短期で」とかにはしないですね。これは、政治家の問題でしょうね。でも、医療関係について「無知」みたいなものですから、いつまで経っても遅れたままということが起こりうるのです。
 公務員数削減とかしていますが、すべてを「一律」でしようとするようですね。ですから、緊急的に増員とか現状維持が必要なところに人員枠が回ってしまったのが、この原因の一つでしょう。必要なところに「お金」と「人員」が回らないのが日本みたいですね。
 来年度からでも、遅くはないので「こども手当」増額を少し我慢して、「予防接種無料」の方にも予算を回して欲しいですね。そして、財源が確保できれば、両方増額かな。

2010年12月4日
受動喫煙対策を法律で義務化

 11月4日に報道された「受動喫煙、法律で義務化」というのがありました。
 喫煙は、心筋梗塞などの血管障害やいろいろな癌、そのほかにも多くの病気の要因になっていますね。
 そこで、両者を分離したり、禁煙化したりするのを勧めていこうというのが成り行きでしょうね、
 ところで、禁煙者が「受動喫煙対策」とかをする必要があるところもあるのでしょうね。日本では、長らく禁煙者等が禁煙を推し進めていたのですね。そして、今回の処置ですね。
 たた、職場にとっては、これからが勝負みたいになりますね。「分煙化」もまだ取り上げられていないところも結構あるのではと思います。そこで、「禁煙」を原則にしつつ、分煙の場合もありうるということでしょうか。
 法律などの整備状況では、漏れが聞こえてくると思います。そのあたりをなんとかして、分煙に持って行き、そして、禁煙を迎えることのできるようにしてほしいですね。
 まあ、どうであれ「禁煙」に向かうためには、「喫煙」に立ち向かっていくことが必要でしょうね。完全禁煙社会を形成するために一歩一歩積み重ねていく必要性ですね。
 今後のために、禁煙を目指して頑張りましょう。 

2010年11月20日
頭の働きを食事で改善

 11月20日の日本経済新聞「NIKKEI PLUS1」にある「健康生活」面に「脳の働き、食事で改善」という記事がありました。大きな見出しは「重要な脂肪、小魚おすすめ」でした。
 神経細胞に必要な物質は多種類に及んでいます。そして、バランスが必要なのです。神経細胞の細胞膜も普通の細胞の細胞膜も主成分は「脂質」なのですね。脂肪分が不足するとどうしても、細胞膜が・・・。摂取しすぎると生活習慣病にとかですが、肥満を気にして摂取しなくなると神経細胞によくないのです。この脂質の中には人間では合成できない脂質もあります。これは食事によってしか取り入れられないことになります。亜麻仁油、サバ、イワシ、サンマなどや大豆、玄米、ゴマなどからがおすすめとか。
 タンパク質ですが、細胞が生きていく活動をするためには「酵素」が必要です。そして、酵素の主成分は「タンパク質」。20種類のアミノ酸からできていますが、このうち8種類でしたか、必須アミノ酸として食事から摂取するしかないアミノ酸があります。記事によると、タコ、イカ、貝などとあり、日常的には豆からを推奨しています。動物性は小魚からを推奨しています。神経伝達物質は「アミノ酸」からの誘導体というか、アミノ酸を原料としたものが多数あります。グルタミン酸はアミノ酸そのものが伝達物質としても使われています。
 炭水化物は「エネルギー源」として、重要です。神経細胞はエネルギー源として「ブドウ糖(グルコース)」のみが使われているのですね。だから、血液中に常に一定量のグルコースが含まれるように調節されているのです。この炭水化物は、基本として「穀物」からですね。砂糖とかいうのは、緊急時にはよいのですが、一時に大量になると血糖値の急上昇を招きますので、注意が必要です。
 これで出てくることは、栄養のバランスを考えた食事です。そして、小魚や穀物を中心にした食事です。肉もある程度は必要ですが、「油の少ない良質な肉」とありました。とすると、霜降りはよくないのかも。
 ビタミンや無機塩類も大切な要素です。脳の働きを考える上で、「適度な運動」というのも必要です。ですから、食事と運動の両面から「脳の働き」を改善するのがよいでしょうね。
 出てくる食事メニューは「糖尿病食」で各要素(脂肪やタンパク質、炭水化物など)を脳に易しい食物にして、適度な運動ですかな。最高のダイエット食は「糖尿病食」と勧めている医師もたくさんいます。どうしてだか、解らない人は調べて見ましょう。

2010年10月25日
寿命を取り戻すためには

 2010年10月25日号の日経ビジネスの「熱血Dr.の診療日誌」は「禁煙で寿命を取り戻す」でした。
 喫煙を続けると、寿命が10年短くなるといわれているということです。35歳の人の70歳までの生存率は、喫煙者で58%で、非喫煙者では81%も生存しているというのです。これは、統計学的にも有意な差であるとありました。
 喫煙者は、非喫煙者に比べて3倍以上メタボリックになりやすく、喫煙しながらの運動では、運動効果が減少してしまうこともわかっているとか。心筋梗塞や脳卒中などの血管関係の病気のほかにも認知症にもなりやすいとはっきり書いてありました。
 そのほか、歯周病と喫煙の悪い関係ですね。歯周病と糖尿病の相乗効果。糖尿病の本{からだの科学 特集 糖尿病」にはっきりと喫煙が糖尿病の危険因子としてあがっていました。糖尿病は、失明原因のトップだったはずです。人工透析も糖尿性腎疾患からが非常に多いですよ。
 糖尿病は、血管を痛めつけます。喫煙で痛めつけた上、糖尿病では心筋梗塞などの危険性がさらに高くなりますね。認知症にもね。
 禁煙で味覚や嗅覚が数日で鋭敏になってくるとか。そして、食べ物がおいしくなってくるのですね。喫煙によるリスクの方が大きいとね。どちらにしても、運動によるダイエットを。
 ただ、おいしく食事をするには、歯が必要ですよ。それも、自前のね。喫煙者は歯周病になりやすいとかなどで、早期に入れ歯になってしまう場合が多いですね。40代とね。早ければ、20代とかもあり得るのでは。
 うちの一家は「非喫煙者」揃いなので「入れ歯なし」ですよ。おいしく食事をする基本、自前の歯を守っています。それが、寿命を失わない方法の一つですね。
 ただ、35歳で禁煙すると、あまり非喫煙者と違わなくなるみたいなことを書いていましたが、一度、喫煙をすると、肺の汚れは元に戻りません。これは、後々影響してきますよ。COPDにでもなったら酸素ボンベを持ち歩くことになりますよ。だから、喫煙しないことが一番です。

2010年10月19日
食べて良い物、悪い物

 10月17日の新聞にジャガイモの有毒成分の話がでていました。このような有毒物質は多くの食品でみられますね。
 ジャガイモの場合は一度に2Kgほど摂取すると問題が起こるようですが、普通はジャガイモだけを食べる場合でもそこまでは食べられない。このような例はそこら中にありますよ。
 その逆が特定成分が体によいとかいう例ですね。これもそればかり摂取すると弊害が出てきますよ。結局は,どちらもほどほどが体によいようです。
 医療関係者の間でいわれている「理想的なダイエット食」は糖尿病食だというのです。糖尿病食の基本は各種の栄養を過不足ないように、そして、いろいろな品目をというのです。
 結局、食べられないのは少量で有害作用を示す物質ですね。それらは、食べなくても生きていける物質ということになるでしょうね。
 その昔、某社のヒ素混入粉ミルク事件の時、某大学教授が普通の食品も害があるというようなことをいっていたと記憶しています。その理由はジャガイモの例みたいな物もあれば、食塩なども摂取のし過ぎはやばいですね。でも、食塩は絶対必要です。
 この違いは、先程書いたように少量で有害作用などを示すが摂取しなくても生きていける物質か、それとも多量かまたは、摂取しないことによって健康を害する物質の違いかな。
 極端に有害作用を示すような食品は避けたほうが良いと思いますが、昔から普通に利用されてきている食品をほどほどの量で万遍なく各種類を食べるというのが健康によいのではと思います。
 糖尿病食は「低インスリンダイエット」への近道かもしれないですね。
 NIFTYのトップページで見出しだけを読んだ記事に中国の尖閣列島に関するデモの記事がありました。「官製」の疑いです。ノーベル平和賞による民主化への関心をそらせるためかなと思ったりもしています。

2010年10月3日
効果の過大信奉

 10月3日のSUNDAY NIKKEI健康面に『フォードファディズム@ 食物の健康効果 過大に信奉』というのがありました。
 特定の食品を食べれば、それだけで健康によいとか、ダイエットできるとかいうことについてです。食物の健康とかに与える影響を過大に評価したり、信奉することを「フードファディズム」(偏狂的な食生活)というそうです。
 最近、テレビでの食品に対する報道の仕方にこの「フォードファディズム」を煽るような番組が結構目につきます。そして、納豆が売り切れたり、バナナが売り切れたり、寒天が売り切れたりなどしていますね。今あげた食品は単独でもそれぞれの分野で有用な食品です。でも、これだけ食べれば健康問題が解決するということはないですね。
 そこに見えるのは「楽して・・・したい。」ということでしょうね。それを煽って「これだけ食べれば・・・」という思いを抱かせるような番組や記事などが目につきますね。普通に出回っている食品には、単独で良い効果の出るものはないと思いますし、単独で普通の摂取量で害のあるものもないのです。
 要は、いろいろな食品分類からそれぞれ適量を摂取するということが一番の健康への効果が期待できるのですが、インパクトがないですね。それで、単一品目で効果を煽ることがなされ、また、消費者がそれに乗ってしまうことが問題ですね。
 これには、教育の問題を含まれている思います。「でることのみ暗記すればよい」とかいう風潮も「フォードファディズム」と同様の考え方だと考えます。「楽して・・」というのが根底にあるのですが、「丸暗記」は非効率で有名なのに絶えないですね。そして、例えば、入試科目のみ勉強というのも、単品食事と同じで学習に悪い効果を示すのになくならないですね。
 学術的に検証されて、否定されたことでも、報道などのされ方で信じてしまうような人に教育されてしまったともいえますね。だから、「過大に信奉」して、その弊害にあとあと苦しむ人が出てくるのだと思います。

2010年9月29日
喫煙者の喫煙による犠牲者です。「受動喫煙 年間6800人死亡」

 9月28日のNHKニュースで「受動喫煙 年間6800人死亡」というのは報道されていました。「この推計は、東京で開かれた受動喫煙対策をテーマにしたシンポジウムで国立がん研究センターのグループが発表したものです。」ということです。ですから、結構正確だと思いますが、推計ですから、もっと多いような気がします。その理由は、「どこまでを受動喫煙とするか」というのと、たばこによる発症をどう捉えるかなのですが、確実性を高めるためか、このような例では厳しい条件を付けていることが多いからです。
 それでも、結構な人数ですね。これは、死亡数だけですので、私みたいに助かった者は入っていないということですね。さらに、「肺がんや心筋こうそく」に限ってみているので、さっきも書いたように幅広い病気で調査すれば、もっと増えそうです。例えば、COPD「慢性閉塞性肺疾患」とか。これも、喫煙者よりは少ないですが、受動喫煙でも発症することがあるというのです。
 この人数は、年間死亡数の0.5%、200人に一人という高確率ですね。このようなことを考えていない喫煙者などがまだまだ、多数います。先日、あるレストラン(来月には全面禁煙予定)で風上に喫煙席を設置していました。以前、禁煙席だったのをわざわざ喫煙席に。なにも考えていないのですね。
 受動喫煙について、配慮しようとする喫煙者も増えてきていることは確かですね。配慮するのなら、自身の体にまず配慮するべきだと思います。禁煙ですね。そして、10月1日からたばこが大幅に値上げされます。良い機会なので禁煙外来等利用して禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか。買いだめしている人も結構いるようですが、買いだめはその在庫がある間は消費量が増えるのが普通でしょうね。結局、節約にならない上に本数増とさらなるリスクを負うことになると思います。くれぐれも自重を。できないと「自嘲」になってしまったら、笑うに笑えないと思います。
 10月1日からの値上げを機会に禁煙に挑戦してみてください。喫煙者が減少するのが目に見えているので、「禁煙場所」がさらに増加していってしまうと考えます。その前に喫煙者の方は禁煙に挑戦を。

2010年9月23日
ダイエットは長期戦で

 9月19日の日本経済新聞「SUNDAY NIKKEI」の健康面に『「基礎代謝で減量」は長期戦』というのがありました。詳しくは新聞や「国立健康・栄養研究所」のホームページなどで。
 中年から、太り出す大きな要因は「基礎代謝量の減少」ということです。この減少の要因は「筋肉の減少」が一番とありました。人間の体は20歳から30歳ぐらいでピークを迎えるようです。その後は、意識してトレーニングなどをするかどうかで筋肉量の減少をいかに抑えるかというのが問題になります。
 筋トレで筋肉を1kg増やすと約50kcalぐらい基礎代謝が増えるということです。この筋肉量を維持している間は、それだけ以前より多くのエネルギーが消費されるということになります。トレーニングの方法を間違うと骨がボロボロになりますので注意してくださいね。トレーニングでのエネルギー消費量を極端に増やすと骨折しやすくなる可能性が出てきますよ。普通の人は注意を。
 筋肉量をどう維持するかということが、普通の人では問題になるでしょうね。筋トレですが、ある程度の持久性がでるような方法が良いみたいです。瞬発力も大切なことがありますが、持久性のある筋肉のほうが基礎代謝量が大きいとある本に書いてありました。そして、力を込めておこなう運動で、タンパク質の合成や骨の新生が盛んになるとか。よく、コラーゲンがとかいっていますが、一番なのは体内での合成能力が高くなることです。そのためには筋トレ。でも、実感としてわかる効果はなかなか出てきませんが、長期的に見ると「若々しく」ということになるでしょうね。
 早く老化したければ、運動をせず、喫煙をし、不規則な生活時間で栄養のバランスの取れていない噛まずに食べられる食事をするということかな。
 楽に痩せるという方法はないのです。骨粗鬆とかになりたかったら、激しいリバウンドに襲われかったら、絶食ダイエットとかですね。
 一番のダイエット食は栄養のバランスとカロリーが考えてられている糖尿病食という話があります。ダイエットはじっくりね。
 ところで、尖閣列島での衝突事件ですが、ビデオの公開で少し様子の違う報道が出てきましたね。あのビデオ、漁船発見から拘束の少し後まですべてをDVDにでもして、日本の国交のある国すべてに論評抜きででも、送ってみたらと思います。ジャーナリストやマスコミにもね。じっくり見て貰ってということなので、東京では各国大使に集合いただいて「上映会」というのもいいと思います。どちらが言いがかりを付けているのかをとくと考えてもらうとことのために。

2010年9月21日
がんの予防の第一は「良い生活習慣」

 9月19日の日本経済新聞「SUNDAY NIKKEI」の健康面に「知っ得ワード」は『「がん 3」良い生活習慣が予防の第一』として、がんの予防について書いてありました。詳しくは新聞で。
 いまや、日本では半数以上の人が生涯の間にがんになるという具合になってきています。長生きですね。極一部例外的にがんになる人もいますが、ほとんどが「生活習慣」で発症をおさえたり、あるいは遅らせたり出来るというのです。
 「がんは一生の間の生活習慣の積み重ねでできます。」とありました。遺伝子変異ですが、よほどのことがない限り、一気に傷つくことはないですね。一気に傷つくのは大量の放射線を浴びたりした場合などですかな。ですから、発がん性に対する認識がどうしても甘くなるのですね。
 がんに対しては「予防」が第一です。「たばこをやめ、野菜やくだものをたくさん食べ、運動をする。がんだけではなく、心臓病、糖尿病を防ぐことになります。」とありました。これ、予防効果はもっと他の病気でも発揮されますよ。
 禁煙で「血管疾患」が減少ですね。ここにあった心臓病以外にもね。脳卒中とかですね。糖尿病の予防効果と合わせると血管に優しくなります。喫煙で糖尿病ですと、体中の血管がいつ破損するかわからない状態にね。網膜での出血とか、腎障害とか、もろもろありますよ。
 喫煙は「受動喫煙」で家族や職場の人などにも悪影響を与えますから。「良い生活習慣」の第一歩は禁煙から。次が食生活、そして、運動、そして、精神状態の安定などが続くことになると考えます。

2010年8月22日
喫煙、百害あって一利なし

 8月22日の日本経済新聞健康面の「知っ得ワード」で「生活習慣病4 喫煙、百害あって一利なし」ということで書かれていました。詳しくは新聞でね、ということですが、喫煙の害についてはすでに何回も啓蒙されているのですが、このようなコラムが続くということはそれだけ、害が深刻なのですね。
 健康には喫煙は「害」だけということになります。よく「喫煙・飲酒」とかいいますが、「飲酒」のほうは「量」の問題ですね。多くの場合、日本酒に換算して200ml前後の飲酒量が飲まない人やそれ以上飲む人より、健康で長生きできる確率が高いといわれていますし、フレンチパラドックスといって、フランス人は肉料理をよく食べる割には心筋梗塞とが少ないといわれます。その研究から出てきたのが「ポリフェノール」かな。
 それに引き替え、喫煙は1本目から「害」のみ。ニコチンの中毒症状で「気分爽快」とか感じるようですね。あくまでも、中毒状態になっている証拠です。煙の中には、いろいろな化学物質が含まれていると書いてあります。呼吸器系だけではなく、血液で運ばれて全身でがんのリスクが高くなるとありました。このコラムでは、ニコチンの作用で心臓などの血管に作用して収縮させ心筋梗塞や脳卒中の危険性が高くなると。でも、忘れ物の一酸化炭素も考えると危険性は一段と高くなりますね。
 一酸化炭素は「本数比例」で、「低一酸化炭素たばこ」は発売されていません。まあ、火を使わない方法なら出ませんけどね。
 今回、はっきりと「糖尿病」との関係が書かれていました。やはり、リスクが高くなるのですね。喫煙と歯周病の悪循環は有名ですね。歯周病と糖尿病も悪循環の関係にあるから、当然かな。
 慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)も忘れませんね。現在は「たばこ病」ともいわれています。呼吸機能が低下していく病気なのですが、徐々に進行するので甘く見られがちです。定年後とかに、なにか活動しようとしたときに気がつく人が多いようです。すでに遅し。
 そのほかにも多数ありますね。コラーゲン分解酵素の活性を高めたりとかもします。
 非喫煙者からみると、煙を何とかして欲しいですね。自殺行為の道連れは厭です。ですから、受動喫煙対策をしっかりとつるべきですね。副流煙のほうが有害物質が多く含まれているからより深刻です。

2010年8月14日
生活習慣病の予防

 8月1日付の日本経済新聞健康面にある「知っ得ワード」というコラムで生活習慣病についてが始まりました。「生活習慣病@ 禁煙や適度な運動で予防」というのが1回目のテーマでした。詳しくは新聞で。
 がんや心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病の予防についてです。ごく一部に生活習慣によらずに発病される方もいますが、大多数は生活習慣の改善で予防、または重症化を防ぐことが出来るようになるというものです。生活習慣病を完全に防ぐ方法はまだないのですね。でも、発病リスクを高めないということですね。
 その第一が「禁煙」です。喫煙者は禁煙することというのがトップに書いてありました。そして、適度な運動ですね。これ、日常生活の中でも工夫次第で相当できますよ。昔は4Kmぐらいでもよく歩いていたのが、現在では数百mでも車。これを徒歩に置き換えると環境にも優しいしね。少し遠ければ自転車とかね。階段を活用するとか。
 栄養のバランスとカロリーを考えた食事およびその時間とかですね。糖尿病食が理想のダイエット食ともいわれています。糖尿病食には食べてはいけない食品はないとか。ただ、栄養のバランスとカロリー制限の範囲内に納めることが必要になります。それと、日本食が世界的に見ても健康食といわれていますね。ただ、魚とか大豆製品や野菜などを主食とともに摂取し、塩分に気をつけるという条件付かな。
 これをすれば、確実に発病しないというのはないのですが、喫煙は発病リスクを非常に高めます。喫煙と運動不足、荒れた食生活とか重なるとそれ以上にリスクを高めますね。
 例えば、喫煙と歯周病との関係、歯周病と糖尿病の関係、糖尿病と動脈硬化とかの関係、喫煙と動脈硬化との関係、喫煙による循環器に罹る負担、などなど、相互関係はつきないですね。

2010年8月2日
完全禁煙化を目指して欲しいですね。

 7月30日にYahooで見つけた記事に『新幹線の禁煙化を拡大=「のぞみ」「ひかり」の全自由席―JR西、東海』という時事通信配信の記事がありました。詳しくはYahoo等で。
 来年の春のダイヤ改正に合わせて東海道・山陽新幹線の自由席をすべて禁煙にするというものです。現在は自由席のうちの一両を喫煙車としています。廃止する理由として「禁煙車の乗客から煙やにおいが気になるという意見が寄せられたことや、混雑期に乗客が自由席の禁煙・喫煙を選べない場合もあることなど」を上げています。混雑時は理由になるかもしれないですが、「禁煙車の乗客から煙やにおいが気になるという意見が寄せられたこと」のほうは指定席でも同じですね。
 連結部を通して臭ってきますよ。連結部をエアーカーテンとかでもっとしっかり遮断するかしてほしいですね。そうでなければ、全車禁煙を。航空機は長距離も禁煙になってきていますね。最低限、『2007年に導入した最新式車両の「N700系のぞみ」と「N700系ひかり」』並みの対策が欲しいですね。
 乗務員の健康管理も考えると喫煙車を残すというのは労働衛生上好ましくないことです。他人の自殺行為や認知症などになりたいという行為の巻き添えということになります。当然、労働災害ですかな。このことは他の職場でもいえることです。欧米での飲食店全面禁煙化の理由の一つに挙げられていました。飲食店従業員の健康維持のためですね。日本で同じような発想になってくるのはいつ頃になるやら。
 生活習慣病予防の第一歩は「禁煙」ですからね。ですから、吸っていない人はそれだけ優位な状態で次の段階の予防に努めることが出来るのですね。この差は大きいですよ。

2010年7月25日
熱中症発症が目立ちますね

 梅雨明けから1週間ほどですが、「猛暑」という感じの日が続いていますね。最高気温が38℃を越えたという報告も続々です。
 どうも、この暑さ、温暖化の影響も含まれていると感じるのは私だけでしょうか。最近の雨の降り方が「熱帯型」みたいになってきてます。要するに「豪雨」、ところで、熱帯多雨林では、その日の蒸発した分だけが基本のようですが、こちらの方では、熱帯から送り込まれてくるということで「豪雨が降り続く」回数が増えたみたい。
 そして、中緯度の高気圧が張り出してしまうと、「猛暑」ですかな。これ、砂漠の高気圧です。ただ、日本は回りに海があるので、そこから水蒸気を貰って「湿った熱風」になって吹いてくるのかな。そら、暑いですは。
 昔の人々は、クーラーなどないから、家の作りもいろいろなところで涼しくなるような工夫がされていましたし、今みたいなコンクリートジャングルではなく、水田とか森とかがあったので過ごしやすかった面はありますけど、クーラーなしですね。
 ですから、常に熱中症対策を怠りなくする必要があったし、また、体温調節能力も高かったようです。最近は、クーラーの普及によって、体温調節能力が低下しているとしか考えらっれない場面が増えていますよ。
 汗ですが、汗を出し続けるというか、クーラーで体を冷やして急に止めないということが大切なのでは。必要なときに体の必要な部分からの発汗が出来なくなってきている人がいるようです。体温調整による暑さ対策の基本は「発汗」ですからね。それも、全身隈無くということが大切ですが、特定部位しか発汗できない人もいるとか。体温調節にはあまり役にたたないのですが、汗の量だけは一人前ですからね。
 汗腺は、出来うる限り全身で使えるように常日頃、「練習」しておく必要があるのです。乳児期には、脱水症状にならないようにしながら全身で汗をかかせる必要があるとか。汗腺を全通させるわけですね。その後は、毎年の訓練です。怠ると「体温調節能力の低下」に見舞われることにね。
 それと、加齢による「体温調節能力の低下」は確実に忍び寄りますので、注意が必要です。高齢者が自宅で熱中症になる多くがこの点を忘れたためという感じが。
 私は「クーラー嫌い」ですが、適度には使ってますよ。最近は寝る前後2時間ぐらいとか。扇風機は当然使いますし、窓は日中は全開基本です。夜は戸締まりの都合があるので、クーラーで部屋を冷やしているということかな。
 太陽は徐々にですが、輝きを増しています。ですから、温暖化対策をしなかった場合、相乗作用で温暖化が進み、気候の大変動が起こる可能性が否定できないはずです。その時、農地は荒れ地に、荒れ地は荒れ地のままだったりすると、「食料不足」の事態がすぐそこにきているかもしれないのです。

2010年7月19日
喫煙者に理解して欲しいポスターですが

 7月19日にYahooで見つけた毎日新聞配信の記事に『米国 NY「たばこ戦争」 販売店に禁煙ポスター義務化』というのがありました。詳しくはyahooのサイトか毎日新聞で。
 ニューヨーク市当局がたばこ販売店に禁煙を訴えるポスターを張ることを義務づけたというのです。それに対して、たばこメーカーや販売店との争いみたいです。
 ポスターは、脳のCTスキャン写真で脳卒中部分を強調したもの(そう喫煙は血管を痛めつけます)のようです。心筋梗塞も喫煙でリスクが激増しますね。この2つ、発症が中途半端ですと、「後遺症」が確実に残りますね。
 アメリカでは、昨年6月に新たばこ規制法が成立(今年6月施行)したことで、たばこの広告が厳しく制限されたり、「ライト」とか「マイルド」とか「低タール」などの表現も禁止されたということです。日本は遅れているようです。
 このようなこともあって、ニューヨーク市当局がレジ側とかにポスターを掲示するように義務づけたということで裁判沙汰にとかいうことです。
 ニューヨーク市当局(保険精製局)は『「市内で年間7500人がたばこに起因する病気で死亡している」と指摘。「これは1日20人に相当し、エイズや薬物、殺人による死者より多い」と、たばこがもたらす人的被害の大きさを強調。「衝撃的な写真は『たばこの現実』を市民に知ってもらうためだ」と主張した。』ということです。
 この比率ですと、全米では20万人以上かな。そうすると、日本では10万人以上でしょうね。死亡の原因としてはトップクラスですね。
 ところで、日本の職場の健康診断のレントゲン写真で安心している喫煙者をよく見受けます。あの写真、肺結核など用で、癌検診用ではないことをご存じないのですね。このタイプの健診で肺がんが見つかった場合は、大抵が「進行がん」の状態だそうです。治癒率が高い「初期がん」ではないのです。私の場合は、病院での直接撮影です。だから、初期がんで手術後10年以上になりますが、再発してないですし、運動制限もないのです。
 脳血管性認知症にならないようにするために、慢性閉塞性呼吸器疾患(酸素ボンベを担ぐことに)にならないようにするために、その他いろいろながんや病気にならないようにするために、罹りにくくするために禁煙しましょう。

2010年7月3日
肺を摘出後、冷却してがんの部分のみ取り除き、健康な部分を再び体内に

 7月3日の日本経済新聞の社会面に「肺がん冷却し切除、摘出後再び体内に 岡山大、世界で初」という記事がでていました。
 肺がんで肺を摘出するとその摘出割合に応じて「肺機能の低下」が起こります。ここが、肝臓との大きな違いかな。肺機能は30歳前後当たりから徐々に低下していきます。さらに喫煙でもしていれば、その低下の度合いは大きくなります。
 肺がんは大抵、中高年になってから発症しますね。ということは、低下してきた肺機能を肺の分切除であってもさらに低下させることになるのですね。それを出来るだけ、少なくするためには患部のみを摘出できればよいのですが、大抵は予防を含めて大きめに摘出しているのが現状のようです。それを出来るだけ、患部だけにするために開発されたと思います。ただ、難しい問題があるようなので、漸く「世界初」となったわけかな。
 取り残しを防ぐためには病理検査をして確かめて戻したいうことなので、検査時間を生み出すために一旦摘出をいう方法を取ったのでしょうね。
 まあ、肺機能がそれほど低下していなければ、また、適切に胸部直接撮影の肺がん検診(健康診断の間接X線撮影は論外です。やらないよりマシという程度かな。)を受けておれば、進行がんになっている可能性は大分減少すると思います。こればかりはタイミングの問題もあり、CTでも検査時期の間隔の問題で進行がんで発見という可能性があります。
 そういうときでも、運動制限とかがないとかで治癒できる可能性を示してくれた手術だと思います。
 でもね、喫煙でCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)やそれに近い状態になっていたら、この方法も使えない可能性が高いとではと思います。年間約6万6千人が亡くなっています。これは、肺がんだけの人数です。喫煙によって他の部位のがんの発症率が高くなります。脳や心臓などの血管疾患の発症率も高くなります。禁煙を強力に推し進めている国では、「肺がん」の減少の他に「心筋梗塞」などの血管疾患も低下しているということです。
 この方法があるからと、喫煙をするのではなく、運動制限を受けることなく生活するためにも禁煙を。COPDになれば、がんでなくても運動制限ですよ。酸素ボンベをもって運動はしにくいでしょうね。COPDでもですが、脳梗塞などでは「寝たきり」になったりしたら、QOL(生活の質)は低下しますね。
 万病の元の「喫煙」をしないことですね。

2010年6月27日
健康と天然の炭水化物と精製炭水化物の関係

 2010年8月号の日経サイエンスの海外ウォッチに「心臓に悪い炭水化物」というのが出ていました。詳しくは日経サイエンスを読んでください。
 加工・精製された炭水化物摂取による健康への影響を疫学的調査してきた結果、記事の表題みたいな結果にたどり着くかもしれないというのです。これはあくまでも「精製」された炭水化物とかで天然素材をそのまま料理して食べる炭水化物ではないのです。お間違いなく。
 まあ、以前から砂糖とかは吸収が速いのでとか・・・といわれていましたね。これは、植物繊維の含有量の問題かもしれないですね。植物繊維を含む状態の炭水化物は飽和脂肪酸などより健康によいということも書かれていました。すると、加工食品というのがくせ者なのかもしれないですね。
 天然の素材を出来るだけそのまま使うというのがよいということになってきます。このデータに対しては業界からの反論もあるようです。
 ところで、天然の素材と加工された素材の関係は炭水化物だけには止まらないのでは。結局は「タンパク質」・「脂肪」なども出来るだけ加工されていないもののほうが加工食品より健康によい場合が多いのではとも思ったりします。
 アレルギーに係わる食品も加工食品では「表示」しないと判らなくなるし、飲食店での表示義務がないのはなぜでしょうね。これは、天然素材だけではなく、なにでつくられたかよく解らない加工食材を使っているところが多いからかもしれないですね。
 人間は「天然素材」を生か、または、焼く・煮る・蒸すとかの程度で食事をして生きてきたのですね。それが、ここ数十年で加工食品があふれてきています。人間の摂理に反してきているためかもしれないですね。

2010年6月21日
5月31日は「世界禁煙デー」その15 「煙草の害まとめ」

 「煙草の害」についてのニュースネタが出なければ「世界禁煙デー」については今回で一旦終わりにします。
 「煙草の害」で認識不足になりやすい原因に大人に対しての猛烈な急性毒性がないことが上げられるのではと思います。
ニコチン依存症には簡単になってしまうようですね。それで、喫煙初期の感じ(私自身は分かりません。吸ったことががないので。)悪いらしいですね。でも、依存症になってしまって止められないというのが多くの喫煙者の辿る道のようですね。
 例えば、ふぐ毒、少しぴりぴりする方が・・・とかいう人もいますが、肝臓や卵巣は食べませんね。命が惜しいからです。
幼児などは吸い殻を飲み込むだけで死ぬことがあります。大人も飲み込んでみればと思うのですが、皆さんしませんね。煙だけにしていますね。害が緩慢なのでその変化に気がつかないだけでしょう。
 だから、禁煙教育というのが必要であり、大切であるということになるのです。
 そして、子供は大人を見て育ちます。最近は「学校敷地内禁煙」のところが増えてきました。教師の喫煙、特に煙草の害を教えている教師の喫煙ほど悪影響なものは他にはないのではと思います。それが、学校で子供の目の前で吸えなくなったということは良いことだと思います。そして、敷地内禁煙が守られている学校では確実に生徒の喫煙が減少しているということです。私の知っている範囲では減少です。
 煙草の害は慢性的なものが多いようですが、その結果、重大なこと(死に至る場合も)にあるということを認識させ、喫煙は「ニコチン依存症」という病気であることを的確に理解させる教育というのが今後とも継続的にされる必要があると思います。
 2010年6月20日にinfoseekで見つけた(J−CAST)の記事ですね。『娘の85%「お父さんタバコ吸わないで」 ファイザー調査』というのがありました。「喫煙者である父親を持つ娘の85.7%が、父親にタバコを吸ってほしくないと答えた。」というのです。
『また「父親にタバコを吸ってほしくない」と回答した娘のうち、「お父さんがタバコを吸って体を悪くしてしまうことが心配」との理由が64.6%でトップとなった。』ということです。自分のお肌へのダメージ、健康もありますが父親の健康を考えての希望と思われます。世の喫煙している父親方、禁煙に挑戦しましょう。

2010年6月19日
5月31日は「世界禁煙デー」その14 「肺ガンなど」

 「はやぶさ」帰還で蓮舫行政刷新相が絶賛したということを6月15日にinfoseekニュース(時事通信配信)で見つけました。そのなか「昨年11月の事業仕分けでは、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定している。」わけですね。それを『蓮舫氏は「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざまな声は、次期予算編成に当然反映されるべきだ」と語った。』というのです。本心からの反省していっているのかどうかですね。学術研究は、表現が悪いですが、「ゴミの山」みたいな多数の長期にわたる研究があって、初めて「開花」するのです。技術開発でもです。このことを心底理解しているかどうか気になるところです。下村博士のオワンクラゲは80万個以上ですよ。それで、漸く成果が出たのです。その間、10年以上でしたかアメリカは外国人に研究費を出し続けたのですね。
 結構早くからいわれていた害「癌」についてです。
喫煙によるがんの部位別の死亡におよぼす寄与率、咽頭がんで65%ぐらい、肺がんで75%ぐらい、喉頭がんで95%ぐらい、口腔がんで60%ぐらい、食道がんで半分ぐらい、膀胱がんで30%ぐらい、肝臓がんも30%ぐらい、すい臓がんも30%ぐらい、胃がんで25%ぐらい、脳腫瘍も25%ぐらい、直腸がんで15%ぐらいです。  「からだの科学」No183 たばこの医学 より
 いろいろな癌がありますね。ほぼ全身といってもいいぐらいの種類の癌ですね。実際の寄与率はもっと高い可能性があります。
他の要因もあると増幅されて寄与率が向上するでしょうね。せめて自身で発ガン性物質を発生させたり、取り込んだりするのを喫煙者は止めた方が良いと思いますがいかがなものでしょう。
 非喫煙者にとっては迷惑至極で癌や昨日のバージャー病、COPDなどにもとばっちりでなる可能性があるわけですね。
癌になって手術で摘出できても肺ガンなら肺はその分減りますよ。喫煙者は呼吸機能が喫煙によって低下しているのですから、運動制限などになりやすいですね。発見が遅れればあの世行きの可能性が高いですね。
 初期の癌は痛みやその他の自覚症状はないですよ。だから、手遅れになりやすいですから気をつけてくださいね。よって、「煙草はすわない」が一番ですね

2010年6月17日
5月31日は「世界禁煙デー」その13 喫煙とお酒の関係、飲酒量によって負の相乗効果

 国会が閉会しましたね。これで、参議院選挙ですね。民主党の呪縛が菅首相を縛り続けるようでしたら、自由民主党とか公明党とかみんなの党とか民主党と国民新党以外に投票するほうが無難かな。国民の多くは郵政民営化推進を求めているという調査もあります。
 2009年6月13日に気がついた5月30日の記事に「喫煙とお酒毎日2合以上、肺がんリスク一段と 厚労省研究班」というのがありました。
これは4万6000人相手に14年間にわたって追跡調査した報告なので信頼性は十分にあると考えます。
 「喫煙者と非喫煙者に分け、飲酒と肺がんリスクとの関係」の調査で、喫煙者の場合は「飲酒量が1日に2合以上の2グループは、「時々飲む」グループと比べて肺がんになるリスクが1.7倍だった。」というものです。
 喫煙者に酒飲みが多いですね。それも、大酒飲みが。ということで、肺がんリスクをより高めているということです。
たばこは、1本目から害が蓄積されていきます。タールによって肺の呼吸機能の低下、遺伝子の傷害など。ニコチンによる血管系へのダメージ、一酸化炭素による害とかキリがないですね。特に呼吸機能低下は戻しようがないです。
 酒も1日に日本酒換算で200ミリリットルぐらいがよろしいようです。それより増加すると害の方が大きくなり、大酒飲みでは「命を削るかんな水」とかよくいったものですね。
 その負の効果が相乗的に出てくるということが調べたらわかったということです。
もっと、詳しく調べると肺がん以外にも沢山出てくると思います。

2010年6月15日
5月31日は「世界禁煙デー」その12 糖尿病の原因の相互関係についての一考察

 政治関係はこの「世界禁煙デー」シリーズが終わってからにします。「はやぶさ」凄いですね。でも、もう少し予算を付けておけばです。民主党では最初の予算自体が無理だったかも。学術にあれだけ無知ではね。
 2009年春号の「からだの科学」は、今回「糖尿病のすべて」でした。そのなかで2型糖尿病の原因についてのところで、原因がいくつか挙げられていましたが、「食事」についてと「喫煙」に注目しました。
 「食事」ですげど、疫学的な研究成果も踏まえてか、今までになくはっきりと「動物性脂肪」を取り上げていました。このことについては以前から私も取り上げてきていたので、また、取り上げさせていただきます。日本では、ここ40年ほどの間、総カロリーは徐々に減少しながら炭水化物の摂取割合の減少も起こっているが、動物性脂肪の摂取割合が増加しています。脂肪摂取の増加に比例するように感じで糖尿病が増加しているというのです。日本人が欧米に長期滞在したり、移民等で定住したりすると糖尿病の発症率が2倍になるというのも頷けることになります。
 「喫煙」については、短く「糖尿病の危険因子」であるとありました。ところで、「喫煙」は歯周病の危険因子の代表ですね。その歯周病と糖尿病の関係について4月5日の日本経済新聞健康面に「万病の元 歯周病 糖尿病とも密接」と見出しででていました。詳しくはどちらもそれぞれの紙面でね。
 糖尿病の合併症と歯周病の合併症が結構重なっているのです。糖尿病が悪化すると歯周病が悪化しやすくなり、歯周病が悪化すると糖尿病が悪化しやすくなるというのです。その上「喫煙」でもしていれば、足の引っ張り合いが凄いですよ。
 糖尿病は放置すれば、重大な合併症を引き起こして命に関わります。歯周病も。喫煙は喫煙で害がありますね。
 ですから、「禁煙」「バランスのよい食事」「カロリーの過剰摂取をしない」「運動の励行」「歯磨き励行」等で糖尿病や歯周病にできるだけならないようにしましょう。

2010年6月13日
5月31日は「世界禁煙デー」その11 「バージャー病」

 施政方針演説がありましたね。鳩山前首相より迫力はあった感じですが、オバマ大統領など欧米の政治家には及ばない感じ。原稿によく目がいっていました。衆議院選挙のマニフェストの見直しや郵政の改悪からの脱却が焦点かな。
 聞き慣れない病名ですね。動脈の病気だそうです。 詳しくは「血液が行かずに最悪は腐った手足の切断手術! 喫煙男性要注意!"バージャー病"」をご覧ください。具体的症状や原因などが掲載されています。 この病気の進行を止めるのはCOPDと同様に禁煙しかないというのです。 そして、受動喫煙でも進行してしまうというのです。ということは、普通の人においても受動喫煙は動脈も痛めるということですね。
 COPDは比較的中高年に多かったのですが、こちらは20〜40歳ぐらいに多いというのです。そして、男女比は10:1で男性優位です。 動脈硬化による他の病気との大きな違いです。
 まあ、喫煙すると喫煙し始めた時からいろいろな害を自ら受け、周りにも害を与えているということです。ガン以外にもいろいろな害があることを理解して禁煙しましょう。非喫煙の方はそのまま無煙生活を続けましょう。

2010年6月11日
5月31日は「世界禁煙デー」その10 「動脈硬化」

 政局はまだまだ安定していない感じですね。前世紀の自由民主党の本質は「公共事業による票集め」かな。その亡霊の国民新党に振り回されるのかどうかですね。鳩山辞任後の新聞記事に「国債増発による公共事業」という亀井代表の発言がでていました。郵政の改悪案はこの国債引き受けを目的としている感じのは私だけでしょうか。今国会での郵政改悪法案の成立を見送られたことで、亀井氏は大臣を辞任しましたね。まあ、所信表明演説などのあとにまとめて書きたいと思っています。
 このシリーズでも少し触れていますね。 「タバコ病あれこれ第3回:動脈硬化」に説明があります。 心筋梗塞、狭心症などの虚血性心臓病、脳血管障害の発症は動脈硬化が関係しており、死亡率も高いですね。 癌も恐ろしいですが、こちらのほうは何時重大事態になるか予測ができませんね。そう考えると、癌より怖いかも。
 助かっても脳への血流の具合によっては体に障害を残すことが多いですね。 ニコチンと一酸化炭素で作用の仕方が違うようですね。共同で動脈硬化を促進しています。ニコチンは低ニコチンの品目に変えれば少なくなるかもしれませんが一日あたりの総量を同程度になるように喫煙すれば、結局ニコチンは減らずに、一酸化炭素は本数比例で増加します。タールについてもですね。 この動脈硬化への作用は受動喫煙でも起こると報告されています。一酸化炭素は部屋に充満しますからね。
 さらに糖尿病でも患っておれば、動脈のダメージが大きいですね。網膜症や腎症などにもさらになりやすくなりというのです。禁煙することですね。成人の失明原因のトップは糖尿病性網膜症だそうです。人工透析もね。こちらは死亡率が他の原因より高いですよ。

2010年6月9日
5月31日は「世界禁煙デー」その9 「慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)」

 先日の「肺年齢」と重なるかとは思いますが、本日は「慢性閉塞性呼吸器疾患」についてです。 まず「喫煙した肺とそうでない肺」を比べてみてください。これは肺ガンのときの写真です。喫煙者でもそれほどひどくはない写真のようですね。どこかで、もっと黒くなった写真もありました。
 主にタールで汚れたのではと思います。肺胞にタールがベットリとついてしまっているのです。タールだけを取り出すことはできません。 結局、酸素と二酸化炭素の交換を妨げることになるのです。吸い始めたときから起こるのです。そして、逆戻りすることなく、悪化のするだけです。
 禁煙するなら、早くすることをお勧めします。味覚みたいには回復しないので。禁煙すると非喫煙者と同年配なら呼吸機能の差は大体そのぐらいで進行するのですが、喫煙を続けると非喫煙者に比べたら急速に呼吸機能が低下して多くの場合、「COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)」になる。もしくはその予備軍に入ってしまいます。 COPDについてのホームページをご覧ください。このホームページによると約530万人の患者がいると推定されています。死者数も毎年伸びています。 予防は「煙草を吸わない」です。喫煙者は慢性閉塞性呼吸器疾患になるのを遅らせるのは「禁煙」が一番、というか禁煙しかないようです。
 酸素ボンベを持ち運ぶようなことにならないためにも禁煙しましょう。非喫煙者はそのまま非喫煙で過ごしましょう。

2010年6月7日
5月31日は「世界禁煙デー」その8  「喫煙と脱毛」

 新内閣の顔ぶれとか決まってきましたね。施政方針演説とかを聞いてから、書いてみたいですね。本音は「今は忙しい」のもあります。すみません。
 今回は「脱毛」にします。 喫煙とどう関係があるのでしょうか。遺伝的に脱毛しやすい人もいるようですね。 そうでない人ではどうでしょうか。 あるホームページによると「血行や栄養障害によって脱毛がおこる」とありました。そうだろうと思います。
 喫煙をするとニコチンで血管が収縮しますね。そうすると栄養の運搬量が減少したり、一酸化炭素とあわせて酸素の供給も減少することになります。 「毛髪まめ知識」というホームページにも同様のことが述べられています。そして、「禁煙」しましょうとあります。「喫煙は百害あって一利なし」とも書かれていました。

2010年6月5日
5月31日は「世界禁煙デー」その7 「喫煙と肺年齢」

 今年はいろいろありますね。首相交代のことについてはもう少し落ち着いてからと思います。取り敢えずは、昨年に続いての「世界禁煙デー」シリーズ。本日は「喫煙と肺年齢」ということで。
 この頃、脳年齢とか体内年齢とかお肌の年齢とかよく言われていますね。 肺年齢という考え方を日本呼吸器学会が提唱しているというのです。日本呼吸器学会のサイトで「肺年齢」または「呼吸の日 記念フォーラム2008」で検索してみてください。
 これは、呼吸機能から見た肺の状況を健康な人の年齢と身長、肺活量から「あるべき年齢」を算出したのと比べてみて、どの年齢ぐらいかを推計したのものです。
 喫煙によって、肺年齢は確実に高齢者側へ近づきます。肺は気体以外は取り込むことはできても排出ができないですから、たばこの煙に含まれるタールやその他多数の物質が肺に貯まっていくことになります。その結果、目詰まりを起こして呼吸機能が低下していくわけです。 喫煙では、ニコチンなど血液に吸収されやすい物質によって血管も痛めつけられています。ですから、血管年齢も非喫煙者より高齢側の年齢になってきます。その結果が動脈硬化に繋がり、心筋梗塞や脳梗塞などの多発に。脳血管性認知症へと進んでいきます。 喫煙は、肺年齢だけではなく、体内のあらゆる年齢を実際より高齢側にする効果を持っているわけですね。 反射神経も鈍るとかもね。
 肺機能の低下によって起こる病気の一つのCOPDについては何回か後で書きたいと思います。

2010年6月3日
5月31日は「世界禁煙デー」その6 「どうして喫煙者が禁煙に失敗することが多いのか。」

 2008年5月19日に毎日新聞のサイトで「喫煙者:7割がニコチン依存症…4割自覚なし ネット調査」という見出しの記事が出ていました。
これは製薬会社のファイザーがおこなったアンケートです。
 アンケート対象のうち「世界保健機関(WHO)の疾病分類などを基に作成した診断テストでは、6656人(71%)がニコチン依存症に該当。」というのです。
ところが、ニコチン依存症と自覚があるのがそのうちの6割程度、医療機関での相談に至っては6%程度というのです。
薬物中毒の自覚がないのですから、禁煙に挑戦しても失敗する人が多いのも頷ける結果ですね。
ニコチン中毒がどのようなものなのか、どういう害があるのかを知ろうともしていない人が多いようですね。その結果が血管系疾患の多発になったりして、脳血管性認知症になっていく人が多いようですね。
 養老孟司氏の「バカの壁」にあった情報の拒絶による場合も多いでしょう。この情報の拒絶は喫煙以外でもよく見られます。そして、都合のよい解釈(間違った解釈)を繰り返していくのでしょうね。
 学校で「保健体育」という科目で「たばこの害」を教えながら、喫煙している教師はこの典型でしょうか。また、医療関係者の喫煙もね。学校で物理を教えながら、自動車に乗ったときにシートベルトをしない教師もある意味、同類ですね。「情報の遮断」という意味でね。
 政治の世界でもよく見られますね。民主党、国民新党、社会民主党なども都合のよい情報だけを取り入れて、墓穴を掘ったり、国民を裏切ったり、日本を潰しかけたりしていますね。かといって、自由民主党にも不安が残るし、日本はどうなるのでしょうかね。

2010年6月1日
5月31日は「世界禁煙デー」その5 「喫煙とお肌」

 昨日が5月31日「世界禁煙デー」当日でした。昨日を契機として「たばこの害」について深く考えてみましょう。
 今日で5回目になります。本日は「喫煙とお肌」でいこうかなと思います。
 2006年、発表された研究です。研究を行ったのは、ロンドンにある「男・王・聖ト−マス医科大学」アンソニ−・ヤング博士らの研究チ−ムで、「肌が老けるのは、喫煙によって、皮膚のコラ−ゲンを破壊するたんぱく質が増えるからだという。」
もともとは、紫外線と皮膚のコラーゲンを破壊する酵素「MMP−1」の量の関係を調べていたそうです。紫外線を受け続けるとこの酵素の量が増えることを見つけるとともに「喫煙」でも著しく増加することに気がついたというのです。
 この酵素が増加するとコラーゲンが分解されるためにお肌が荒れて老化が早くなるというのです。その度合いは結構高いというのです。
この酵素、お肌以外のところでも活躍しているようですね。喫煙をするというのは体の各所でこの酵素を活性化させ、大事な繊維性タンパク質のコラーゲンを分解してくれるようですね。
 人間の体は繊維性タンパク質がないとバラバラになってしまうと思います。コラーゲンを大切にするために「禁煙」を。まだ喫煙していない方は、そのまま、煙草には手を出さない方が非常に良いと思います。

2010年5月28日
5月31日は「世界禁煙デー」その4 「ダニ対策にも禁煙を」

 5月28日で今年の「「世界禁煙デー」シリーズは4回目です。よろしくお願いします。
 2009年5月16日の日本経済新聞土曜日の「プラス1」でアレルギー源で有名なダニについて取り上げられていました。
 アトピー性皮膚炎・ぜんそくや鼻炎などの原因になるのは有名な話ですね。
 ダニ対策の基本といえば、掃除の徹底かな。ようは「埃」を貯めないということですね。そして、布団等は「乾燥」の徹底とかだと。布団乾燥機がこのときに役にたちますよ。晴れた日に布団を干すのは「乾燥」が目的です。「紫外線」とかいう人がいますが、オゾン層があるので効果のほどはほとんどないようです。もし、太陽からの紫外線の殺菌効果が期待できるのであれば、怖くて外出などできなくなりますし、海水浴等での「日焼け」など以ての外になりますが。
 清掃で何を除いているのかというと、ダニの餌になるタイプの埃ですね。人間が生活している限り、有機物が埃として結構でているというのです。
 で、たばこですが、煙の中にタールなどの成分が含まれていますね。それが部屋の壁や天井、カーテンなどにこびり付いて薄汚れてくるわけですね。その黄ばみがダニの餌になる有機物を付着させるというのです。頭垢とかですね。それがダニの餌になってダニが繁殖することにね。そして、アレルギーの発症へとね。こちらは、「こびりつき」ですから掃除機などでは取れませんね。中性洗剤などを含ませた布などでの拭き取りだそうですが、手の届かないところにもたばこの煙や頭垢などは入り込みますので完全に取り除くのは困難を極めますね。
 ですから、ダニ対策のためには室内というか屋内では「禁煙」を徹底するほかないでしょうね。

2010年5月26日
5月31日は「世界禁煙デー」その3 「一酸化炭素による害」

 3回目は一酸化炭素についてします。
ニコチンは、ニコチン含有量の少ない製品に変更することでいくらかは減らせる可能性があります。でも、大抵の場合、一日のニコチン量を維持しようとして喫煙本数を増やしてしまっているのが現状のようですね。
喫煙本数にほぼ正比例で増加するのが一酸化炭素です。これは「紙巻き煙草」である限り本数比例です。
一酸化炭素の危険濃度は0.1%です。注意濃度が0,01%ですね。この頃、ネットで知り合って集団自殺というのが時々ありますね。自殺するために「練炭火鉢」を車に持ち込んでいる例がありまた。目的は一酸化炭素発生です。
 昔の都市ガスでよくガス中毒を起こしていましたが、原因物質は一酸化炭素です。今の都市ガスは多くの会社で「天然ガス(メタンガス)」ですので昔みたいには死ねませんよ。地方では、まだ、一酸化炭素ガスを使用しているガス会社がありますね。天然ガスへの転換を進めています。それは、中毒事故が起こりやすいからです。ガス湯沸かし器や燃焼型暖房機でも換気が不十分ですと一酸化炭素が発生しやすく、死亡事故が時々起こっています。
煙草を吸うとこの一酸化炭素を吸うことになるのです。それも本数比例でね。
 一酸化炭素は赤血球中のヘモグロビン(酸素を結合して運搬します。)に酸素の200倍以上の強さで結合します。一酸化炭素中毒の治療は確か「高圧酸素」だったと思います。普通の状態ではなかなか分離してくれないのです。
ですから、血液の酸素運搬量が減少することになります。喫煙すると息切れなどが多くなる理由の一つですね。心臓に負担をかけることになります。それでも、非喫煙者より酸素運搬量が少ないことになるのです。
 赤血球数を数えると喫煙者は多めになることがあると思いますが、代償的であって健康的ではないのです。全身の細胞が常に酸欠に近い状態に置かれるのが喫煙であるということになります。
心筋梗塞などで死なないためにも、体の持つ能力をフルに発揮させるためにも「禁煙」されることを、まだ、吸ったことない方は吸わないことをお勧めします。喫煙は病気です。嗜好ではありません。

2010年5月22日
5月31日は「世界禁煙デー」その2 「味覚や嗅覚に対する影響」など

 今年も禁煙デーになりましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。
 1回飛ばしましたので、今日はその2回目です。
 2006年5月24日のニュースによりますと「ニコチンパッチの保険適応」が認められたというこよです。
 タバコ以外の形でニコチンを吸収すれば、煙草を吸わなくても済むということで禁煙治療に使われています。これからでも「喫煙はニコチン中毒」であって、味覚や香りは関係ないということかな。まあ、煙草を吸えば、味覚や嗅覚がマヒします。
そういうことで、喫煙を始めると「味覚」が鈍ります。濃い味を好むようになるようです。素材の味が感じられないのでしょうね。禁煙すればしばらくするともとのように味覚を感じることができるということです。
 ですから、喫煙者が禁煙すると食事が美味しくなり、食材の持つ味わいが判るようになるのです。それで、つい食べ過ぎて太るということになる場合が多いようです。でも、「喫煙の害」より低リスクです。
 周りの人への悪影響として、煙草の煙により味覚と嗅覚の低下というのがあります。喫煙者だけの問題ではないのです。ですから、レストランなど飲食店は禁煙か適正な分煙を実施する必要があるのでが、対策をおこたっているところが多くありますね。アイルランドやノルウェーなどでは居酒屋まで禁煙だというのにね。
 副流煙による害はこのほかにもあります。でも、本日はここまでにしておきます。

2010年5月18日
5月31日は「世界禁煙デー」その1 「ニコチン」

 今年も禁煙デーが近づいてきましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。途中で私が重要と思うことがありましたら、そのことを取り上げることがあります。  まずは「ニコチン」についてです。  あるホームページによりますと、 たばこの三悪、ニコチン、タール、一酸化炭素を見るとニコチンについて次のようになりました。  「ニコチンは青酸に匹敵する毒性を持ち、極めて短時間に吸収されます。」、また、「ニコチンには、中枢神経興奮・抑制作用や、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用などがあり、現在では依存性薬物と認められています。」もありました。  依存性薬物であるから禁煙が辛いのです。  血管収縮作用がありますね。ニコチンの場合は全身で起こるのでしょうね。そうすると、脳への血流も減少することに、でも、減少すると困るところへは心臓を酷使して維持しようとするようですね。  心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの引き金になるというのです。これは吸い始めたとたん始まり、吸い続けている限り心臓への負担の増加は続くのですね。  そのほか、血管に対しての影響は収縮だけではないそうです。特に動脈硬化などがあるとさらに体に良くないですね。というか、動脈硬化を促進してくれます。脳血管障害も起こりやすくなりますね。「寝たきり」や「脳血管性認知症」が身近な病気になりやすくなりますね。  精神面での作用についてはいろいろあるので控えておきますが、「ニコチンなし」の状態で問題は一切起こらないですね。

2010年5月16日
身近に潜むがんの原因

 5月16日の日本経済新聞SUNDAY NIKKEIの健康面にある「ほどほど健康術」で「身近に潜むがんの原因」について取り上げられていました。
 日本では、「発がん物質」ということばが昔からありましたが、何が「発がん性物質」なのか、明確な説明がないとありました。これは、放射性物質と放射線と放射能との関係でもそうですね。それで、余計に不安をあおっている面もあります。大体から、マスコミも誤用してますからね。
 「アメリカの政府機関は、54の物質や事象を、がんの原因と公表している。」ということです。当然、証拠も一緒だということです。
 アスベスト、有名ですね。自動車の排気ガスに含まれる物質、幹線道路の側に住む人や長時間運転する人などだそうです。大気汚染もですがその中の「超微細な粉じん」これ、自動車の走行で舞い上がるとか。家の中では、ベビーパウダー、各種スプレー、煙、すす、日曜大工での木くずもだそうです。
 身近にある最大の原因は、やはり「たばこ」たばこの煙には4000種類もの化学物質が含まれ、うち50種類は発がん性が確認されています。肺がんだけではなく、胃がんや食道がん、咽頭がん、そのほか、からだのほぼすべてのがんで原因の一つに挙げられています。、
 WHOによると、喫煙者の約半数は「肺がん・食道がん・胃がん」で命を落としているとか。そのほかにも、慢性閉塞性呼吸器疾患でも落命し、心筋梗塞や脳梗塞などでも落命、認知症にも非喫煙者よりなりやすくなるのが喫煙です。
 5月31日は、「世界禁煙デー」です。常に読んでいただいている方には重複になりますが、今年も「世界禁煙デーによせて」を次回よりさせていただきます。ご了承ください。

2010年5月8日
健診結果の読み方

 5月8日の日本経済新聞土曜日の「NIKKEI プラス1」の健康生活に、『健診結果は数値より「変化」』というのがありました。
 でも、はっきりした異常値があれば、精密検診が必要でしょうがそうでない場合は「一喜一憂」せずに「経年変化」に注目すろほうが良いというのです。
 その通りだと思います。体重が5年間に5kg以上増えると死亡リスクが3割前後上がるというのです。で、減少のほうはもっと深刻だということで、男では約4割、女性では約7割というのです。まあ、正しいダイエットで減少した場合はリスクは減少しているでしょうが、そうでない場合、危険ということです。
 体重を例にあげましたが、他にもいくつもの項目があるのでそれぞれについて、点検してみることです。
 ただ、がんの発見は不得意であると割り切って健康診断の結果を見るべきですね。がんは「人間ドック」とか、各部位の癌検診を受けるほうがよいとことです。大腸癌などは潜血検査が有効とか。大腸鏡もありますが、基本は潜血検査かな。
 肺がんは、あの結核用の健康診断のレントゲンで発見される場合は「進行がん」になってからだというのです。そうでしょうね。私はこの間接撮影ではなく、病院での直接撮影で発見して貰いました。初期がん、T期ですね。がんについては20日ほどで退院、運動制限は一切なし。この件については直接撮影していてよかったということです。健診の間接だったら、今頃はお墓の中だったかもね。
 くれぐれも健診の胸部間接レントゲンを過信しないこと。あれは結核用であって、肺がん用ではないですよ。

2010年4月28日
がんの原因について

 4月25日の日本経済新聞SUNDAY NIKKEIの健康面にある「ほどほど健康術」で「がんの9大原因を知る」として、がんの原因について書かれていました。
 当然のととして、ダントツの1位は「たばこ」ということです。すべてのがん死亡の21%が喫煙の煙によるということです。調査によると、肺がん、咽頭癌などはもちろんのこと、直腸癌や膀胱癌など呼吸器から離れているところのがんも喫煙でリスクが高くなります。まあ、すべての悪性腫瘍、がんですね、それのリスクを高くするのが喫煙です。そのほか、入れ歯にもなりやすくなるし、血管もボロボロになって心筋梗塞にもなりやすくなり、呼吸器も機能が低下するため、酸素ボンベをひつようとなったり、呼吸不全で死ぬ確率も著しく高くなります。万病の元かな。
 次の2位が「野菜やくだものの摂取不足」、喫煙者はこれにも該当することが多いのでは。3位が塩分の取りすぎ。喫煙者は味覚が落ちるので濃い味を求めるようですから、これにも該当することが考えられますね。4位が「ウイルス」で、5位が「運動不足」。運動不足ですが、喫煙者はニコチンと一酸化炭素の影響で血液の酸素運搬量が減少するので、運動不足になっている人が多いみたいです。少しの運動でも息切れとかでね。
 6位が「肥満」。これは「運動不足」とは独立して危険因子に上げられるということです。第7位が「アルコール」です。ほどほどは全く飲まない人や大酒飲みより健康状態がよいことが多いということですが、大酒飲みはがんの危険因子でもあるということです。喫煙者には、酒飲みも多そうですね。第8位が「大気汚染」空気中に漂う煙や埃、スプレー噴霧などもですから、喫煙の煙はここにも含まれるとになりますかな。最後が「医療行為として行われるレントゲン検査や薬剤の副作用」ということです。胃部検診とか、カテーテルを使った検診や治療はその間中、レントゲンで患者を診ていますからね。結局は、これらのリスクと病気の発見や治療による治癒などの効果とのバランスで実施されているのですが、レントゲンを使わないでする別の方法があるときはそちらをね。例えば、胃カメラですね。大腸鏡は時々、大腸を突き破ったりしているみたいなのでそのリスクもあります。リスクのない医療行為はないのかもしれないです。
 結論としては、禁煙するというのか、生涯「非喫煙」ですごすのが、がんの危険因子を減らす最大の方法なのでしょうね。また、心筋梗塞などの血管系の病気の発症率を下げる方法なのでしょうね。

2010年4月24日
たばこの販売2009年度で11年連続減少

 4月23日にYahooで見つけた産経新聞の記事に「たばこ増税で400円台の見込み 09年度販売11年連続減」というのがありました。
 減少の理由のもっとも大きいのが「健康志向の高まり」でしょうね。この中には、喫煙をしたことがない者(優良者)や喫煙してもすぐに気がついて禁煙した者(準優良者)の他にも、消極的禁煙者も増えてきたことによるのでしょうね。
 まあ、学校全面禁煙などで喫煙することにあこがれを持たなくなった世代とかも増えている可能性も。学校全面禁煙で、学校での生徒の喫煙は間違いなく減少しています。
 その上に,少子化によっての喫煙可能人口の減少、中年以降は消極的禁煙が増え出しますからね。絶対数の減少ですね。これは、自動車販売の減少などでにも現れていますね。
 大体から、寝たきりになったら、多くが消極的禁煙。認知症になっての喫煙は危険きわまりないですね。それで、介護者によってよい意味で制限されたりしますね。でも、喫煙者のほうが非喫煙者より寝たきりや認知症になる可能性が非常に高くなりますね。
 それとともに、税率の上昇が金銭的な面からの禁煙を促進している面があります。それで、欧米では、税金が高額になっているところが多いのでしょう。そのほかにも、「禁煙」のところの増加も禁煙を少しは促進しているみたいです。非喫煙者から見ると、喫煙者の自殺行為の巻き添えにはなりたくないですから、禁煙席や禁煙区域などはもっと増えてほしいです。
 喫煙は1本目から確実に害があります。禁煙しても、呼吸機能は非喫煙者の状態には絶対に戻りません。また、心筋梗塞や脳卒中などになってしまえば、その部分はもとには戻りません。今度の10月の値上げを機会に禁煙に挑戦してほしいです。その時には、ニコチンパッチやニコチンガムなどを上手に使ってほしいですね。

2010年4月18日
健康についてちぐはぐな国、日本

 2010年4月19日付けの日経ビジネスは『間違いだらけの品質至上経営「よい商品」は消費者が決める』でした。確かに企業の考える品質と消費者の求める品質にはズレが存在しますね。詳しくは日経ビジネスを読んでください。
 その中に花王のエコナについてもありました。「グリシドール」です。発がん性の疑いがある物質です。で、騒動が起こりましたね。遺伝子組換え作物でもいろいろある国ですから当然といえば当然かも。その割に、「トランス脂肪酸」穏やかですね。これについては、以前に書いているのでそちらも参照してください。身近な有害物質で毎年、何万人もの人が死んでいるたばこについても穏やかですね。なにかちぐはぐな感じがします。
 クローンでも、クローン作物を愛用しているはずなのに、牛とかですとかたがた騒動が。食品で例を探せば、他にも多数出てくると思います。
 そうそう、たばこの害で忘れてはならないのが血管に対する影響です。癌に対しては有名ですが、肺がん以外にのほとんどの癌に悪影響を与えていることをご存じない方が非常に多いですね。血管の話ですけど、アメリカなどで「禁煙」を進めた結果として、当然として「がん」の発症率が低下したのですね。さらに「心筋梗塞」等の血管系疾患の発症率も低下したということです。4月18日の日本経済新聞のSUNDAY NIKKEIにある健康面の「ほどほど健康術」に認知症の話があって、「特にたばこは本数に比例して認知症になる確率が高まる。」とありました。これは、脳の血管を痛めつけるからでしょう。さらに酸素の運搬量も減りますからね。隠れ脳梗塞連発かな。「認知症は生活習慣の改善で予防できることは確かだ。がん、心臓病、脳卒中の予防法と共通している点も興味深い。」と締めくくっていました。
 糖尿病で眼底に出血しても喫煙している人がいます。????の連発です。どちらも血管を痛めつけているのです。出血して当たり前なのに気がついていない。日本の教育や社会常識はこの程度のちぐはぐさを持ち続けているところがあるということですね。

2010年3月13日
筋肉などを「霜降り」にしないように

 3月6日土曜日のNHK午後10時〜10時43分の番組「追跡!A to Z」で「肥満は悪くない?」というのが放送されていました。詳しくはNHKでね。
 そこで、出てきたのが「異所性脂肪」というものです。その時々に細胞で利用される脂質は当然、その細胞にあって当然なのですが、利用されない脂肪、貯蔵性脂肪は特定の場所にあれば害は目立たないということです。特に害がないというか、場合によっては利点もあるのが「皮下脂肪」というものです。こちらは以前から生活習慣病との関連は低く見られていました。で、実際、そうでしょうね。ただ、皮下脂肪も多くなりすぎると、腰とかに負担をかけることになり、腰痛などの原因になることがあります。ですから、程度の問題かな。
 次に貯蔵性脂肪は「内臓脂肪」に、これは皮下脂肪より生活習慣病との関連が強く示唆されています。
 摂取されたカロリーのオーバー分は、まず、皮下脂肪に、そこが貯蔵能力一杯になると、内臓脂肪に、内臓脂肪も貯蔵能力一杯を越えると、行き場のなくなった脂肪が筋肉、肝臓、膵臓、腎臓などに溜まり出すというのです。それが、よくいわれる「脂肪肝」などです。脂肪肝になると肝臓は脂肪の処理に追われて草臥れ、肝細胞が次々に壊れることになります。その後には、肝細胞は新生されずに、繊維質ができるとか。そして、生きている肝細胞を締め上げるような感じで肝硬変になったり、肝臓癌になったリスというのです。これと、同じような病変が各臓器で起こることになります。膵臓でインスリン分泌細胞で同様なことが起これば、インスリンの分泌が出来なくなり、糖尿病に、心筋ですと心筋梗塞、腎臓では腎不全かな。
 ヨーロッパなどに比べて、比較的温暖であった日本などでは皮下脂肪をそれほど蓄える必要がなかったのか、貯蔵能力が低いと考えられるということです。
 結局は、適度の運動とカロリーの量も含めたバランスのよい食事ということになります。「霜降り肉」は美味しいですが、健康には「赤身の肉」の方がよいというのにも通じているのでと思います。「フォアグラ」は脂肪肝ですね。食べるのにはよくても、自身の肝臓をフォアグラ状態にするというのは恐ろしいことですよ。肝臓が脂肪肝ということは心臓なども「霜降り」になっている可能性が高いですからね。

2010年3月3日
コーヒーの効能

 3月2日にYahooで見つけた産経新聞の記事に「コーヒーからポリフェノール 心だけでなく体も癒やす」というのがありました。
 この記事の主題は「ポリフェノール」です。赤ワインに多く含まれているというポリフェノールがコーヒーにも赤ワインと同じぐらい含まれているというのです。厳密に言うと少し少ないみたいですが、それでも他の食品に比べると多いというのです。緑茶にもポリフェノールは含まれていますが、ワインより少ないですね。
 ポリフェノール研究の第一人者として知られるお茶の水女子大大学院の近藤和雄教授の調査・研究によると、ポリフェノールの摂取は飲み物による量が8割ぐらいになるとか。さらにその多くがコーヒーだったというのです。日本人がこれほどコーヒーを飲んでいたのかということです。
 ポリフェノールは、動脈硬化抑制の効果があるといわれています。フレンチパラドックスというのもあって、赤ワインの効能がいわれていますが、それはポリフェノールを摂取しているからだというのです。アメリカでは、コーヒーを多量に飲んでいるみたいですが、「薄め」のようですね。その場合、どうなのでしょうか。
 このポリフェノールの効果、喫煙でなくなってしまうのではと思います。アメリカで、禁煙を促進したところ、心筋梗塞の発症率が大幅に下がったとか。コーヒーを飲んでいても喫煙率が高ければ、動脈硬化が引き金になって起こる心筋梗塞などの発症率は高いままみたいですね。喫煙率の低下とともに心筋梗塞などの発症率も低下したということです。
 このようなことから考えられるのは、健康食品などを摂取しても喫煙していたら、効果なし、それどころか、イソフラボンでは肺がんの抑制効果なしどころか・・・のようです。何日前に書いたイソフラボンについての文を参照してみて下さい。あの時、喫煙者も非喫煙者も含めると肺がん抑制の効果が見られなかったが、非喫煙者だけに限ると抑制効果があるという新聞報道があったというのを取り上げています。プラスマイナスゼロになるのですが、読み解いてみて下さい。

2010年2月9日
肺がんリスク、イソフラボンで低下。但し、非喫煙男性で。

 2月5日の日本経済新聞夕刊に「イソフラボンで肺がんリスク低下 非喫煙男性で最大57%、厚労省調査」という記事がありました。詳しくは新聞で。
 喫煙歴のない男性が大豆食品に含まれるイソフラボンを多く摂取すると、肺がんリスクが低下するという疫学調査に研究成果が発表されたというのです。
 今回は45〜74歳の約76000人を対象にしており、かつ期間も平均11年と長期にわたっているので精度は高いと思います。男性全体ではイソフラボン摂取と肺がんリスクとに関係がないということのようです。すると、非喫煙者でリスクが低下している、摂取が多いほど低下ということは喫煙者ではリスクが増加している可能性があると思えるのです。そうでないと「男性全体ではイソフラボン摂取と肺がんリスクの間に関連はみられなかった」というのが説明できないと思います。女性はリスクが低下していると思われるが、統計的には意味があるとはいえないということです。

2010年2月7日
塩分の取りすぎに注意しましょう

 2月4日の日本経済新聞夕刊にも出ていた記事に塩分取りすぎはがんなど万病のもとという厚生労働省が8万人を対象に調査した結果が出ていました。
 塩分の多い食事をしていると、「各種のがんや循環器疾患(心筋梗塞、脳卒中など)を発症しやすい」ということです。これだけの調査は少ないと思いますので、この結果より考えられることは、やはり「塩分控えめ」の食生活の大切さですね。
 味覚ですが、生活環境での影響を受けるとか。織田信長は京料理の薄味を好まなかったとか。幼少の頃より、「塩分控えめ」にすることが「塩分取りすぎ」を防ぐための一番の方法だと思います。でも、「お袋の味」ということばあるようにすり込みされてしまうと変更は難しいようです。
 塩分取りすぎの害については、継続的に啓蒙していく必要があるでしょうね。海水等からつくる「天然の塩」をほどよく使うほどよく薄味で使う習慣を広めて行く必要が。実験にも使える食塩を販売しているは日本たばこ産業の一部門でかつ赤字らしいので販売量が減少するする分については経営的には良いのではと思います。
 肺がんでは、非喫煙者の塩分控えめですと発症率が非常に低くなるようです。どうも、喫煙者で塩分が多すぎる場合はより一層の注意が必要らしいです。塩分取り過ぎと喫煙は万病の元みたいですね。

2010年2月3日
喫煙は「病気」

 2010年2月1日号の日経ビジネス「心と体」の「診察室」は『喫煙は立派な「病気」』という見出しでした。大阪府立健康科学センターの方が担当されていました。
 喫煙者の死亡率は、非喫煙者に比べて男性で1.55陪、女性で1.89倍にもなるというのです。たばこの害といえば、「肺がん」を思い浮かべる人は多いのですが、それ以外を軽視しているようですね。実態は呼吸器の病気(肺がん、慢性閉塞性呼吸器疾患COPDなど)はもちろんのこと、胃潰瘍、胃がん、子宮頚癌、低体重児出産、白内障、歯周病、脳卒中、心疾患、糖尿病、直腸癌、認知症などと体の多くの部分の病気の危険性を高めているのです。
 喫煙はメタボの主因の内臓脂肪を増やすということが知られているようです。その結果、メタボの人は喫煙で脂肪を増やし、脂肪細胞との相乗効果で、虚血性心疾患や脳梗塞の危険性がますとか。メタボの喫煙者はメタボでない非喫煙者に比べて、狭心症や心筋梗塞似る危険性が3倍ほどになるちうのです。
 喫煙を止めれば、ニコチンや一酸化炭素等による害は減少していき、心筋梗塞等の危険率は減少するというのですが、肺に貯まった異物は排出出来ないのです。ですから、喫煙歴が長いほど、本数が多いほど、呼吸機能は着実に低下していきます。非喫煙者の呼吸機能低下の度合いを遙かに上回るスピードで低下し、回復しないですよ。そして、酸素ボンベを必要とする慢性閉塞性呼吸器疾患COPDに、そして呼吸不全等で死が迫ってくることにね。COPDの予防法は禁煙が一番です。進行を食い止めるのも禁煙。がんとは別の意味で怖い病気です。
 『喫煙は立派な「病気」』の理由は喫煙はニコチンによる薬物中毒であるということからです。覚醒剤などと同じ薬物依存症です。だから、病気なのです。

2010年2月1日
適度のお酒とは

 1月31日の日本経済新聞「SUNDAY NIKKEI」健康面に「ほどほど健康術」というコラムがあり、本日は「適度の酒でメタボ改善?」でした。詳しくは新聞でね。
 酒とたばこの違いは、「たばこ」は1本目から害ばかりですが、酒は飲み方によって「百薬の長」とかということばもありますね。というので、飲酒と健康についての研究もあるのですね。
 その結果は、「毎日1杯ぐらいのアルコール飲料」を飲んでいる人がもっとも死亡率が低かったとか。これ、以前から言われていたと思うのですが、アメリカの調査でも出てきたようですね。この「1杯」というのはアルコール飲料に応じた専用グラスということです。アルコール含有量では12グラムになるというのです。
 種類別の分析ではワインが特に効果があったということですが、飲み方とその時間帯が関係しているためではと書いてありました。まあ、赤ワインについては「フレンチパラドックス」などというのもいわれていますから、効果はほかより高い可能性はありますね。
 ここにも、飲み過ぎの問題点が挙げられているので、飲み過ぎはダメですよ。