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主に健康医療などについてです。2004年4月分よりです。
過去分 2004年12月分まで 2004年3月分まで

2005年12月30日
食事のこと、糖尿病のこと

忘年会やらクリスマスやらお正月でたらふく食べる機会が多い時期ですね。食べ過ぎに注意ですね。
ところで、糖尿病ですが飽食が主要原因ですね。中には遺伝的要因で節制されていても糖尿病になられる方もおられますが、普通は食事と運動量などが主です。
「からだの科学」の特集「糖尿病」の号(大分古い)では、低繊維高カロリー食の場合が成りやすいとありました。焼き芋は高繊維食だったと思います。お酒が繊維無し高カロリーでは。お酒のつまみも低繊維食が多いですね。
日本人がアメリカに移り住むと日本国内の時と比べて2倍ほどが糖尿病になります。あちらは、肉類をたくさん食べますね。日本でも肉類の消費量に比例して糖尿病が増加しています。炭水化物の消費割合が減少しているにもかかわらずです。
旧来の日本食は炭水化物主体で高繊維食ですね。炭水化物は脂肪に比べて低カロリーです。肉類は脂肪分も多いですね。
糖尿病は、インスリンというホルモンが分泌されなくなったり、あるいは肝臓などがインスリンを感じなくなる(インスリン抵抗性)して血糖値を下げれなく病気ですね。インスリンが出なくなったから血糖値が上がるのです。インスリン抵抗性になったから血糖値が上がるのです。血糖値上昇は結果で原因ではないと思います。この結果として尿に糖が出ることになります。
インスリンというホルモンの分泌促進物質ですが、「からだの科学」の増刊「糖尿病2001」によりますと、糖類の他にアミノ酸や脂肪酸なども含まれるそうです。炭水化物を摂取せず、肉類などだけでもインスリンが分泌されることになると思います。すると、血糖値が下げられますが食事からは炭水化物が入ってこないので下がりすぎになるのでは。そこで、血糖値を上昇させるホルモンも同時に分泌されることになるのではと思います。
肝臓などは、反対方向のホルモンに同時にさらされるわけですね。それで、どちらを無視することになるのでは。上昇の方は種類も多いので大抵はインスリンの負けかな。そして、分泌細胞が疲れ果ててダウンとか、肝臓などが抵抗性を持つとかで糖尿病になっていくのではと思います。
ですから、塩分控えめで総カロリーを控えめの高繊維で炭水化物を主体にした旧来の日本食が健康によいと思います。
それとやはり、体を使いましょうね。骨格筋を鍛えましょうね。歩きましょうね。階段があれば階段を使いましょう。

2005年12月28日
今年のタバコ対策

学校敷地内全面禁煙化、海水浴場禁煙化、歩行中の喫煙禁止などの取り組みが昨年よりさらに広がっていますね。
それでも意外と取り組みが鈍いのが「学校敷地内全面禁煙化」という感じがします。教育効果「学校で勉強することが役にたつ」ということを否定しているみたいなのが教師の喫煙ですからね。特に「たばこの害」を教えている教師です。禁煙化の抵抗勢力の主力がこのあたりだったりするかもね。さらなる取り組みが必要だと思われます。
飲食関係では、チェーン店関係の取り組みが他に比べてよいですね。居酒屋でも全面禁煙の店舗が出てきましたからね。売り上げは禁煙化で大抵は増えているということです。常識外れの結果らしいですが、前提になる常識の方が異常だったのですね。常識も鵜呑みにせず、疑ってみましょう。そして、いろいろ調べて判断しましょうね。
日本医学会が医師に対して「喫煙は病気」として治療を勧めるように勧告しましたね。日本医学会については医学会のHPをご覧ください。
たばこの害が「ガン」だけと思っているから吸えるのでしょうね。だから、この固定観念を変える必要がありますね。例えば、「甘いものを食べないから糖尿病には・・・」で酒飲みがよく糖尿病になっていますね。これも、間違った考えによるものです。こちらは、総カロリーが多くて植物繊維が少ないとなりやすくなります。この2つ、同根的なところがあると思います。
このあたりも含めたタバコ対策をさらに推し進める必要がありますね。タバコによる治療費の増加分を補うのはたばこ税の増税でしてください。今は健康保険で負担していますね。それをたばこ税の税収の方からにしてほしいのです。そして健康保険料の値上げはしないでほしいです。
そんなこんなで私みたいな副流煙の被害者がでなくなることを望みます。

2005年12月21日
タクシーの禁煙について

昨日、この件についての東京地裁で判決があったと日経や朝日新聞などで報道されていました。
国が車内での禁煙化を起こったとして損害賠償を運転手や乗客が国に対して求めていたものです。
判決は国の勝訴、賠償却下です。でも、判決の中で「国に対して、タクシーの乗客の利用時間や利用頻度を考えると全面禁煙が望ましい」と指摘して、国に対応を迫っています。
私は、タクシーはほとんど乗りません。たばこの臭いがするというのは有害物質が一緒に漂っている思えるからです。今度また、肺ガン被害に遭うと何とか助かっても運動制限ということになってしまうと思うからです。
ですから、全面禁煙を早く実現してほしいですね。この場合、従業員の健康についても踏み込んでいるということです。アスベストで従業員の被害が取り上げれて対策が取られていますね。タバコについても非喫煙者の場合は「労災」アスベスト被害と同様に扱い、雇用主にその対策を取らせるべきです。
多くの職場で分煙化や禁煙化が進んでいますが、非喫煙者で肺ガンなどが発生した場合は「労災」認定を。完全禁煙の職場ではこの必要はないですが、分煙とか対策のされていない職場においては「労災」認定を。

2005年12月17日
夫に来年直してほしいこと「たばこをやめて」

本日の日経「NIKKEI プラス1」のいつもの一面特集が「夫・妻に来年直してほしいこと」のランキングを出していました。
夫へのトップは毎度の「たばこをやめて」です。他に大差を付けてのトップです。喫煙率の高さの証明みたいなものですかな。
理由のトップは「夫の健康」、次が「臭い」かなと思います。副流煙もあげられています。「子供もいやがる」も理由にあがっています。教育上、良くないですね。学校での教師の喫煙も教育上非常に良くないと思います。だから、学校敷地内全面禁煙が全国に広がりつつあるわけですね。病院もね。
昨日も書きましたが、たばこは本人の呼吸機能を確実に低下させます。それでなくても加齢で低下するのですが、それを促進するわけですね。酸素ボンベを持っている方がおられますが、多くは原因は「たばこ」でしょう。
夫が多額の生命保険に加入していてガンで一気に亡くなられるのなら、家族はまだ、ましかも知れませんが、生命保険に入っていないで、長期にわたって患いつかれたら、経済的にも精神的にも大変ですね。
肺ガン、手遅れが今でも多いですよ。非喫煙である私みたいに肺ガンで助かるなんて「運が良かった」としか言えません。
喫煙者の方、運動能力を落とさないためにも、食事をおいしく食べるためにも、家族の健康を守るためにも、禁煙補助薬を使ってでも禁煙しましょう。

2005年12月14日
たばこ税引き上げ

どうも、たばこ税が引き上げられそうですね。これで、喫煙者が少しでも減少してほしいですね。
その税金の使い道ですが「児童手当」らしいですね。こちらの方は、無駄な事業を減らして確保すべきですよ。「タックスイーター」がいまだに霞ヶ関には生息していますからね。
たばこ税の方は、「健康保険」関係にまわして、非喫煙者が負担している喫煙者分を減らしてほしいですね。日本の税率は欧米に比べて相当低いです。たばこによる社会的経費をたばこ税でまかなえるところまで上げる必要があるのではと思います。
そして、私みたいな副流煙による被害者をなくすためにも。

2005年12月10日
長野新幹線「あさま」全面禁煙

夜行ではない長距離列車では、初の全面禁煙かな。もっと早く実現してほしかったですね。他の新幹線や特急などでも早急に実施してほしいと思うのですが、どうなるのか。時間がかかりそうですね。
日本人は慢性的なことに鈍いのかな。石綿であれだけ騒ぐのなら、もっと多くの人命が失われているたばこについての対策を強化しないのでしょうか。
まだまだ、対策の鈍いところが多いですね。実質的な対策無しのところがね。このような禁煙処置の積み重ねでたばこ規制更新国である日本も先進国に近づいていくのかな。時間がかかりそう。
まあ、未だにたばこの害を教えている教師の多くが喫煙している国ですから、時間はかかるかもしれませんが取り組んでいく必要があります。
列車内禁煙、駅構内禁煙が広がりつつあるので、次は歩行喫煙禁止も早急に各地に広まることを期待します。
飲食店で禁煙や換気を考えた分煙をしていないところは、料理をおいしく食べさせる気がないのでしょうね。

2005年12月8日
アメリカ産牛肉輸入再開へ→未検査牛肉の不買運動をしよう

本日の食品安全委員会で輸入再開の答申がされたとニュースでありました。
アメリカのBSE研究者で10年ほど前にノーベル生理医学賞を受賞したブルシナー博士によるとBSEを防ぐためには全頭検査が必要だといわれています。これは、日経サイエンス2004年10月号に博士が寄稿された論文でいわれていることです。
本日の委員会で一般からの意見が約8800通あって、その半分以上が再開反対であったそうです。でも、「無視」して答申です。
日本の国では、自分の身を守るためには自ら行動を起こす必要が多いですね。政府は当てにできないとね。アメリカ産牛肉を食べなくてもタンパク源は他にもたくさんあります。
そして、日本人は牛肉を少なめにした方が健康にも良いのです。一般的な健康のためにも少量でよいのですから、日本産の牛肉(こちらも怪しい雲行きですが)などのおいしい方を食べたらと思います。

2005年12月6日
静岡の中学生、市議会で歩行喫煙禁止条例の制定を請願

今日のNHK19時のニュースでありました。
この請願の署名は2万名以上に達しているとのことです。
この中学生は喘息を持っているというのです。私は非喫煙なのに副流煙でガンですが、喘息はものすごくつらいということですね。どちらも命に関わることがあります。喘息でも亡くなられる方が多数おられます。
タバコの煙は、喘息を悪化させ発作をおこさせるのですね。ですから、普通の生活がしたいという希望からでしょう。
私の場合は、早期発見で取りあえず運動制限はなかったですか、肺機能の低下が起これば、肺が完全に残っている場合に比べれば運動制限などを受けやすくなります。ですから、再発防止も含めてタバコの煙を避けています。
特定の場所以外での喫煙を原則禁止にしてほしいですね。
タバコを吸わないということは、食事をおいしく食べれ、良い香りを楽しむことができ、運動しても息切れしにくくなり、EDなどにもなりにくくなります。
今は、禁煙補助薬も多数ありますので試されてみてはと思います。
まだ、たばこをすったことのない人は、そのまま吸わないようにしましょう。健康にも経済的にも社会的にも良いですよ。

2005年12月4日
がんの痛み

がんの痛みは凄いようですね。このようなことが言えるのは私の場合は早期だったので痛みもなく切除できたからです。
鎮痛に日本での医療用の麻薬の使用量は、アメリカの1/30以下、ドイツの1/10以下だそうです。この数字は本日の日経医療面にあったものです。
以前にも書いたことがあるのですが、麻薬に対する正しい知識を医療関係者が理解していないことが大きな原因のようです。それで、がん患者が痛みに苦しむということになるのでは。アメリカでは、がん患者が痛みで苦しんでいるのは医師の怠慢だそうです。
WHOが1986年にまとめた「がん疼痛治療法」を知っている、またはある程度知っている医師に割合が42%強、副作用についても同程度だそうです。20年も経っているのにという感じです。
それで、現在は各地で講習会が開かれているとのことです。また、JAPAのホームページを見ると詳しく載っているので参考にしてください。

2005年12月3日
日経土曜の別冊「プラス1」の「マナー入門」を読んで

内容は宴会等でのお酒の断り方でした。読んでみると、この著者の固定観念は、宴会等では「酒を飲むべし」とあるようですね。
日本人は遺伝子的に見て約10%はお酒を分解できないのです。ようは全く飲めない。例外的存在ではないのです。さらに約40%の方はアルコールの代謝産物のアルデヒドが分解できなくて悪酔い、そして飲み続ければガンになるおそれもあるのです。
そのような者にお酒を飲まそうとする方が非常識では。けんか腰にしなくても断れる、無理強いしないということこそ、お酒を勧める側のマナーを心得ている人間ではないでしょうか。
日本は、未だに「酒強要社会」の面が残っています。それを何とかする方が先決ですね。
どうして、このような「酒強要社会」かというと、「皆と一緒」という村型社会の名残がきついのでしょう。これでは、「個性化」もあったものではないですね。
「個性」を認めるというのは、このような違いを認めて尊重することにあるのではと思います。
私は、最初から「ジュース」です。これに限ります。ジュースのコップを示すと大抵は引き下がります。もっとも、私の所属する集団の程度がある水準以上だからかもしれません。

2005年11月27日
自民税調 タバコ増税

自由民主党の税制調査会がたばこの増税を検討していることを朝日新聞のHPで見つけました。以前、書いたときは「与党に浮上」ということでしたので本気のようですね。頑張ってもらいたいですね。
いったいどの程度の増税かについては朝日新聞のHPで。
これでも、ヨーロッパなどの税率から考えると低いですね。
分煙が進んできていますが、「ニオイ」がするということは、有害物質も一緒に流れてきているということです。一番よいのは喫煙者が禁煙することなのですが。副流煙でガンになった私としてしては増税して喫煙者が減少し、たばこによる被害者が減少することを願ってます。
民間の生命保険のなかには、喫煙者と非喫煙者を区別して保険料に差を付けているところがありますね。健康保険も同様の扱いをはじめてほしいです。
「禁煙推進議員連盟」(会長=綿貫民輔・国民新党代表)頑張ってほしいですね。

2005年11月23日
喫煙は病気

これは、10月にも書きましたね。新聞記事によると循環器病学会のHPにそのガイドラインが11月にも出るかもとあったので循環器病学会のHPを覗いて見つけたのが、この日本循環器病学会 禁煙推進員会でした。
まだ、医療関係者向けが中心のようです。でも、一般の方が閲覧しても役に立つことは確かです。早く、一般の方向けを作ってほしいですね。
循環器病学会としては、禁煙活動を積極的に推し進めている。そのほかの医学系学会も「喫煙は病気」という方向で取り組んで行くことになるのでは。特に、呼吸器関係はと思います。

2005年11月18日
たばこ増税 与党に浮上

本日の日経一面の記事の見出しです。さらに社説に「安すぎないか日本のたばこ」がありました。
社説にあるように欧米諸国と比べると安すぎますね。だから、売れると見て海外のたばこ産業が日本に売り込みを賭けるわけですね。
社説によると、たばこ一箱(20本入り)のたばこ税は日本では157円ですがイギリスは611円とのことです。あちらは消費税も高いので小売価格が約1000円ぐらいになるのです。日本はこれから見ると非常に安いですね。これでは、未成年が喫煙しやすい状況だと思います。
たばこ税による税収があるのですが、イギリスがこのように高額にしているのは医療費などでのたばこ関係支出が大きいことも大きな要因でしょう。高くすることで消費量を減らす方が財政的に楽になるということですね。日本もたばこ税を上げるか、健康保険料を割り増しにするかしてほしいですね。
そして、消費量が減少すれば私みたいな受動喫煙の被害者も減少すると思います。
さらに、たばこを吸わないことにより、食事がおいしくなったり、花などの香りがわかるようになったり、息切れしなくなったり、老化が遅くなるなどの利点が多くあります。もっとも、もとから、非喫煙者にはとっては当たり前のことですが。
以前にも書きましたが、日本医学会は「喫煙は病気」として治療を勧めるという方針を打ち出しています。この動きを推し進めるためにもたばこの値上げを。

2005年11月17日
老いと医療

本日の日経一面に「老いに挑む医療 身近に」というのがありました。
皮膚の再生とか美容整形で若返りとかについて書いてありました。
思ったことはこの記事の中にもあった「老化防止」ですね。これの方に重点がほしいということです。そして、日常生活を充実させることに老化防止ですね。
お肌の健康を無視している例が喫煙ですね。皺などが非喫煙者より早く現れます。ということは、喫煙しないということで皮膚の老化を遅らせる可能性が高くなります。紫外線に注意すればさらに良いですね。一つの方法だけで済むということはないと思います。
歯の健康でも「喫煙」は大きな影響を与えています。早く入れ歯になりたいのなら喫煙ですかな。私と同年代の友人で入れ歯をしている者がいますが、喫煙者です。私は手入れが良いとは思わないのにすべて自前の歯です。
肺の機能低下も喫煙で促進されます。これは今のところ回復不可能です。それでなくても加齢とともに肺機能は低下します。それを喫煙で追い打ちをかけるわけです。これも老化の促進かな。慢性閉塞性呼吸器疾患で毎年多数の方が亡くなられています。この病気の治療法はないそうです。唯一禁煙が進行を遅らせることができるという程度です。
医療技術が進もうが日頃の生活が悪いとどうしようもなくなることが多いですね。老化を遅らせるために日常からよく考えて生活しましょう。

2005年11月15日
石綿とたばこ

本日の朝日新聞夕刊の科学面の「新科論」でこのテーマがとりあげられていました。
大きな見出しは「石綿上回るたばこ被害」です。
石綿の被害ですが、職業的などで多く吸い続けた人は中皮腫になりやすいのですが、一般の普通に大気中に含まれている量ではどのくらい中皮腫にかかるのかの推定が出ていました。
昨年、中皮腫で亡くなられた方は約1000人だそうです。多くは石綿を扱う仕事やその工場などのそばで生活されていた方ですか、このうちの約100人はふつうに生活されていて中皮腫になられた推定されています。
ところで、たばこの受動喫煙で年間20000〜30000人が泣くなられていると推定されています。石綿の200倍から300倍ですね。石綿より危険にも関わらず規制が遅れていますね。私もその被害を受けたものと考えられます。
癌の原因はいろいろありますが、アメリカの調査でも日本の推計でもたばこがトップです。石綿であれだけ騒ぐのにたばこ規制への取り組みは遅れている。たばこ規制への取り組みを推し進めましょう。

2005年11月13日
喫煙と病気との関係

本日の日経健康面「なるほど予防学」では、アスベストと喫煙との相互作用について触れられていました。国際がん研究機構は、1973年にさまざまな物質の発ガン性の評価を実施して成果を出版してるのですね。その中でアスベストを取り上げており、喫煙がそのリスクを増大させるとことも紹介されているそうです。
77年、87年と再評価をして確実な発ガン性物質として分類しています。日本の取り組みがいかにお粗末であったかと言うことにつきますね。
悪性中皮種はアスベスト関連癌です。これではなく、肺ガンの方で喫煙と相互作用があるのです。肺ガンになるリスクですが、アスベストだけですと、暴露されていない人の5倍、喫煙の肺ガンへが10倍ですから、両方あるとともに関係ない人の50倍の危険率になるそうです。
禁煙すれば、当然10倍の方が減少していきます。
多くの癌の原因になっていますが、他にもいろいろあります。
動脈硬化が進んでいる人が喫煙すれば、脳梗塞や心筋梗塞など血管障害の引き金になります。喫煙はこの動脈硬化の進行を早めるとのことです。
慢性閉塞性呼吸器疾患は、ほぼ「喫煙」によって起こります。ぜんそくも。糖尿病、聴力低下など、次のHPを見てください。たばこ病
女性の場合、妊娠したときに胎児へ悪影響があります。これは、副流煙によっても起こります。
いつも書いていますが、喫煙で、味覚が悪くなる、臭覚も悪くなる、勃起不全になりやすい、内臓脂肪が付きやすくなる、お肌はあれる、息切れしやすくなる、などなどいろいろあります。

2005年11月9日
禁煙治療に保険適用へ、医療費削減狙う 厚労省方針

またまた、表題は朝日新聞からです。もっとも、朝日新聞朝刊の見出しでは「?」と思うところがありました。日本医学会のガイドラインでは、喫煙本数に関係なく「喫煙は病気」として治療を勧めるようにするというのでした。「ヘビースモーカー」とかいうのがついていたので朝日新聞の記者や編集者は判っていないのではと思います。
自ら好きこのんで喫煙したわけでしょ。ニコチン依存症という病気に自らなったわけですね。それにどうして「健康保険」を使わせるのかと思うのです。それより、喫煙者の医療費が多いのですから保険料を上げるか、非喫煙者の保険料を低くしてほしいですね。そうしたのなら禁煙治療に健康保険を使ってもよいと思います。民間の生命保険のように喫煙者と非喫煙者で保険料に差をつけてるのが先ではと思います。
それでも、保険適用で喫煙者が減少するのならよいかなとも思う面があります。
たばこの害ですが、一酸化炭素による赤血球の酸素運搬能力の低下、息苦しさとか息切れの原因の一つかな。心臓に負担をかけます。ニコチンで血管収縮で血流量の低下。これも、心臓に負担をかけるし、ともに動脈硬化の原因の一つかな。
味覚の低下。だから、喫煙者が禁煙すると食事がおいしくなって太る場合が多いわけです。臭覚の低下。食事は香りの重要な要素ですね。喫煙者は微妙は香りの違いなどがわからなくなります。喫煙してる間は激辛などは別にしておいしい食事というのは夢物語かな。
美容の大敵。皮膚の老化を早めます。
タールなどが肺に沈着して、確実に呼吸能力が低下していきます。COPD(COPD(慢性閉塞性肺疾患)は煙草病 呼吸不全で死なない為に禁煙を!)でたくさんの方が亡くなられたり、酸素ボンベを提げての生活を余儀なくされています。予防は禁煙のみです。
それと、ガンかな。これも肺ガン以外にもたばこ主犯のガンは多いですよ。
私は、たばこを全く吸ったことがないのに肺ガンで右の肺下葉を摘出しましたが、運動制限などはありません。それは、呼吸能力が低下していなかったためでしょうね。

2005年11月6日
リスク管理

本日の日経健康面の「なるほど予防学」の見出しです。BSE対策とたばこ対策の効果を比較していて「たばこ対策効果大」と評価されていました。
BSE対策では、イギリスでの危険率から考えると、日本の食品安全委員会が示した条件で食肉処理されるなら1億人あたり0.0004人程度になるということだそうです。でも、アメリカのBSE研究第一人者のブルシナー博士は「全頭検査を」と主張されています。感染した人にとっては危険率100%ですからね。それと全頭検査すれば経費は日本負担でしょうね。それで、アメリカでの雇用も増加するのにと思うのです。
それに引き替え、「たばこ対策」の効果は大きいですね。40歳の喫煙者が75歳までに何らかのガンになる人は推計32人だそうです。非喫煙者は20人ですから、対策の効果はBSEに比べて圧倒的に大きいですね。
たばこは、慢性閉塞性呼吸器疾患の主要原因ですし、脳血管や冠動脈などの血管疾患の引き金にもなるし、味覚は鈍る、臭覚も鈍る、運動能力は低下するし、EDにもなりやすくなるなど多くの損失があります。当然、お肌の健康にも悪いしね。禁煙でこれらのリスクが軽減されたり、損失から回復するできるのです。しかし、禁煙が遅れるほど回復しにくくなりますのでお早めにね。
次のサイトも見てみてください。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は煙草病 呼吸不全で死なない為に禁煙を!

2005年11月3日
新型インフルエンザの可能性

最近の鳥インフルエンザの広がりは怖さがありますね。まあ、ウイルスには抗生物質は効力がないそうなので関係はないかもしれませんが、鶏などの鳥の飼育にも抗生物質が使われていましたね。これによるとばっちりの可能性のどうなのかな。
感染がひどい地域では日本向けのためのトリの飼育が盛んなところが早い段階から目立っていたような気がします。
インフルエンザは遺伝子の関係で変異が起こりやすい方のウイルスです。それが、ここ40年ぐらい新型の流行がないのでボチボチの可能性があるそうです。
スペイン風邪の時は全世界で約1200万人亡くなられたそうです。今は当時と違ってインフルエンザによく効く薬がありませんでした。
ども、今、新種流行となると数十万人ぐらいの死亡が予想されているそうです。健康管理に励み、抵抗力をつけて備えましょう。

2005年10月31日
アメリカ産牛肉輸入再開へ。狂牛病防止に全頭検査を。

本日のニュースによると専門家委員会で条件が守られるという前提で牛肉の輸入の再開することを容認するという答申をまとめたようですね。
公聴期間的な4週間の期間を経た後、実際の輸入再開になるようです。
条件が守られるというより、狂牛病の変性プリオンについての問題点から考えるとこの研究の第一人者のブルシナー博士のいわれているように「全頭検査で防ぐ狂牛病」だと思います。
ですから、未検査の牛肉については購入しないようにすることが自分自身を守ることになると思うのです。加工食品については検査済みの肉を使っているかどうかをみる必要がありますし、牛丼屋の牛肉も同様です。
皆が検査済みの牛肉のみを求めるようにすれば、アメリカも全頭検査を行うようになると思います。

2005年10月24日
アメリカ産牛肉輸入再開について

内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会が24日開かれてBSEについて審議したようですね。
汚染の度合いは肉骨粉の使用を取りやめたとかで低くなっていると思うのですが、日本産と比べて「リスクの差は極めて小さい」という答申案の原案が出されたようです。
でも、委員の中に再開反対意見を述べる聡明な方がおられて、今回は答申見送りになったそうです。
1990年代にBSEの研究でノーベル賞を受賞されたブルシナー博士が昨年の日経サイエンス誌上に「全頭検査で防ぐ狂牛病」という論文を発表されています。
リスクが低くても「当たり」の人は危険率100%ですからね。低くできる方策はすべて利用を検討すべきですね。狂牛病検査も簡便で感度も高く費用が少なくてすむ方法も開発されています。
皆さん、検査済みの牛肉のみを購入しましょう。これが、全頭検査をさせるために一番確実な方法かもしれません。

2005年10月20日
喫煙は病気

これは、昨日の日経社会面にあった記事の見出しです。
日本医学会が禁煙治療のガイドラインを新たに定めるとのことです。医師は診察の際、患者の喫煙歴を把握して適切な禁煙治療を受けるように指導するようにとのことだそうです。
この医師というのは、全医師の意味だそうです。
喫煙は、薬物中毒やその他いろいろな病気を引き起こしたりするので「病気」と扱うというのです。
この新しいガイドラインは来月かr日本循環器病学会などのホームページに載せる予定とのことです。
これで、医療現場からの禁煙対策が一段と進むことになると思います。
ところで、喫煙している医師はどうするのでしょうか。禁煙すべきでしょうね。

2005年10月19日
喫煙率10年連続低下

本日の日経にあった記事よりです。
日本たばこ産業(JT)が全国の男女1万6000人を対象に実施した調査結果です。詳しくは日経か日経のHPをご覧ください。
男は14年連続で減少だそうです。
女性はほんの少し増加。お肌の老化が早くなるのによく吸いますねという感じです。内臓脂肪を付ける効果もあるのにね。ビヤ樽(ウエストがヒップやバストより大きい)体型が好きなのでしょうね。
男の方は、健康志向の広まりや健康増進法関係で喫煙しにくくなってきているので「禁煙」をする人が増えているのでしょうか。
この手の調査をどうして厚生労働省がしないのかな。JTは、製品の売り上げ動向をつかむ必要があるから実施しているのだと思いますが、その調査でも全体を見れば10年連続喫煙率低下ということですね。
喫煙が「かっこわるい」ものとなりつつあるようですね。さらなる低下を達成するように関係省庁や団体は対策をじてほしいですね。

2005年10月16日
喫煙で増す発症リスク

喫煙はいろいろなガンや動脈硬化、慢性閉塞性肺疾患などの多くの原因または非常に重要な危険因子です。
表題は本日の日経健康面の「なるほど予防学」にあった見出しです。今日のテーマは、「子宮頸ガン」の予防についてでした。
主な原因は「ヒトパピローマウイルス(HPV)」で、感染者は非感染者よりリスクが高いそうです。そして、多くの女性がこのHPVに感染、または感染したことがあるということだそうです。
ということは、感染していないという女性は少ないということですね。ですので、喫煙するというのはより発ガンリスクを高めるということです。
喫煙すると、お肌の老化は早くなるし、内臓脂肪(ビヤ樽体型)は付きやすくなるし、味覚は鈍るしなど俗に言う病気以外にも弊害があります。
喫煙したことのない方で美肌、ナイスプロポーションでグルメしたい方(男女とも)はタバコには手を出さないこと。すでに喫煙中の方は禁煙された方がいいですよ。

2005年10月8日
健康管理

健康の有り難みは、健康ではない状態になって初めて理解できる人が多いですね。そうでない人もいます。常に適切に健康管理に気をつけている人、その対極的な人。いろいろですね。
ところで、健康管理に励んでいるようでも慢性的なことには鈍い人が見られます。個人的にはその人がそのツケを負うわけですが、国の話になると大変なことになります。
最近のアスベスト堝もその一つですね。症状が出るまでの期間が長いということが放置された最大の理由でしょう。たばこの件でも。
これは、教育におけて「適切な想像力」「判断能力」などの部分が軽視されてきた結果かも。
健康管理なんて長期にわたって適切におこなってこそ効果があるのですが、今は即効性を求めすぎですね。即効性は治療の範疇のように思います。
健康管理は持続的にがよいと思います。

2005年10月5日
アメリカ産牛肉輸入再開問題

どうも、20ヶ月以下を検査なしで再会するようですね。非常に狂牛病の発生率が低いというのが根拠のようですが、アタリの人(感染者になれば)は、その人にとっては100%危険だったということです。この場合、感染してしまえば治療法はなかったと思います。
今、これを読まれている方、あなたがアメリカ産牛肉を食べたとき、確率的には非常に低いですが、「アタリ」になるかもしれないのですよ。
このようなことを警告されているのが、アメリカ人でプリオン(狂牛病の原因タンパク質)の研究でノーベル賞を受賞されたブルシナー博士です。「全頭検査で防ぐ狂牛病」という題名の論文を日系サイエンスで読ませてもらいました。
皆さん、「アタリ」にならないために検査済みの牛肉を選びましょう。

2005年9月25日
「教えて 禁煙のコツ」怖さ知って 生活改善

これは本日の日経健康面の見出しです。
記事の内容は「喫煙者」向けみたいです。
紹介されている本は、アレン・カー著「読むだけで絶対やめられる 禁煙セラピー」’KKロングセラーズ)です。
本の内容は、「禁煙は決して難しくない」との考えに立って、煙草をやめたいと思う読者に「どうしてたばこを吸うのですか」と、繰り返し問いかけていくものだそうです。
実際、喫煙による損失では「食事が不味くなる」「血液の酸素運搬力が減少して持久力が低下する」ということがすぐに起こりますね。ニコチン中毒になるということと引き替えに食事が味気なくなり、持久力を低下させるのです。ワインの香りも判らない。刑事コロンボの「別れのワイン」でタバコをコロンボは注意されていたし、非喫煙のカッシーニ氏は非常に微妙な味の変化も捉えていましたね。
「怖さ」が慢性でゆっくり進行するために「ニコチン依存症」にはまりこむわけですね。喫煙者がストレスを引き起こす原因は「ニコチン切れ」です。ニコチン依存症になっていない場合は起こりませんよ。自らの行動でストレスをたぁめているのですね。
ストレスは、血管に悪影響を与えます。ニコチンも一酸化炭素も血管に悪影響を与えます。喫煙すれば、血管を傷めつけていることになりますね。
非常に多くの有害物質が含まれていますね。それも、副流煙は主流煙より多くです。主流煙でこれだけの害があるのですから、副流煙はもっと大きな害を与えていることになりますね。外国の研究で、ベランダや換気扇のところでの喫煙は受動喫煙対策にならないという結果が出ているそうです。
喫煙のメリットとは何なのですか。ストレス解消とかいいますが、そのストレスの原因は「喫煙」です。よく考えてみましょう。
まだ、喫煙したことのない人は、たばこには手を出さないことです。これが一番の対策です。

2005年9月20日
腹部肥満の心臓病リスク意識、日本の医師4割どまり

これは本日の日経社会面にあった記事の見出しです。内容は腹部肥満が心臓病の重要な危険因子であると認識している医師の割合が諸外国に比べて低く全体の約4割にとどまっているというものです。そして、ウエストを測定しているのも諸外国より低くて半分程度であるというのです。
医療関係者のタバコの喫煙率の高さなどから、急性でない危険に対しての認識の甘さが浮き彫りになっているように思われます。
それでか、最近、医学教育が以前とは様変わりしつつあるようですね。知識として覚えるから「研鑽に励むことができ、実践できる」という方向ですね。でも、多くの医師が以前の教育を受けたままですね。
そして、専門医を「箔付け」で与えるようなことをしている学会もありましたね。心臓病関係は、実技試験も導入して専門医の資格審査をする方向に向かっていると聞いたことがあります。
もっと、実践的で且つ危険とかも認識でき、「知行一致」ができる教育になってほしいですね。
まあ、タバコを吸うような医師に期待する方が無理かな。でも、このようなリスクを認識できない医師は少なくなってほしいですね。

2005年9月18日
肝炎ウイルス

本日の日経健康面の「なるほど予防学」は「肝炎ウイルス」についてでした。肝炎ウイルスはA型からE型まで報告されているそうです。
このうち、A型とE型は経口感染する食中毒タイプで急性の症状を示すとのことです。これに対して、B型とC型は、血液を介して感染します。出産時の母子感染、注射の回し打ち、リスクが明らかでなかった時代の輸血や血液製剤の使用などが感染ルートとしてあげられるそうです。ただ、大人のB型の感染は性行為が大半であるといわれています。
B型は急性症状(劇症肝炎など)が出ることもあるが、気がついたら慢性肝炎のこともあるそうです。C型は感染力はB型より低いが性行為での感染がないとはいえない。B型より低いという程度です。
どちらも肝炎から肝臓ガンに進行する可能性が十分にあるわけですね。
予防法は、感染しないこと。エイズの感染予防と同じ方法が結構効果があると思います。B型の急性症状(劇症肝炎)は市に繋がる可能性が凄く高いですよ。
感染予防では、肝炎ウイルスに対する正しく活用できる知識と対策の教育が大事だと思います。それは、ある意味、避妊方法も含むことになるのでは。B型では大人の感染者は大半が性行為による感染だそうですね。B型はワクチンも開発されているのでその活用も重要ですね。

2005年9月17日
お年寄りの食事

本日の日経土曜版「NIKKEI プラス1」の元気悠々面の医食同通で取り上げられていました。
ある健康なお年寄りはそこの家族と同じものを万遍なく摂っているとのことです。但し、量を考え摂りすぎず、またゆっくりの時間をかけているのです。
「なんでも食べる人が元気」ということですね。
人間は、生きている間、常に体の組織で新陳代謝がおこなわれています。骨は作り替えられ、皮膚も作り替えられ、爪や髪の毛も伸びますね。その時、やはりそれらの「材料」がいるわけです。
その材料は「食事」で摂るしかないのです。炭水化物はエネルギー源に、タンパク質は酵素や体の構成成分に、脂肪も細胞膜の成分やその他で使われています。ですから、若いときと同じように必要になるのですね。ということは若いときも栄養と量には気をつける必要があるということですね。
しかし、現代はダイエット時代?、超小食、絶食や単品でおこなわれることが多いですね。体の大事な部分を削っているようなものです。からだは常に作り替えられています。その時、「材料」が足らなければ、不良品になってしまう恐れがあります。そうすると、年を取っても健康に生きるということができなくなる恐れがありますね。
食事の栄養バランスとその量をうまくコントロールすることで健康で長生きできる体の基礎を創りましょう。そして、健康に害のあるものは避けましょう。

2005年9月11日
糖尿病を防ぐには・・・

これは本日の日経健康面にあった記事の見出しです。
糖尿病患者は約740万人、同予備軍が約880万人に上るそうです。それも主に40歳以上です。40歳以上の日本の総人口は約6800万人(2004年版 国民衛生の動向 より計算)みたいです。5人に1人ぐらいですね。
大きな見出しに「血糖値 上手に管理」とあり、食事と運動に気配りをとあります。
国立健康・栄養研究所の理事長さんは、食後の血糖値を測定して、高いときは運動で下げられています。糖尿病の詳しい説明は専門の本がありますのでそちらでね。
筋肉をよく使う活動をしている人は、そうでない人より糖尿病になりにくいという調査結果もあります。これは、インスリン(血液中のブドウ糖を肝臓、筋肉、脂肪細胞に取り込ませるホルモン)の助けを借りずに筋肉にブドウ糖を取り込ませることができることが可能になるとのことです。普通、肝臓、筋肉、脂肪細胞はブドウ糖の取り込みにはインスリンの指令がいるのですが筋肉は鍛えることでインスリンなしでということです。どのような運動がよいのかは調べましょう。
脂肪細胞もインスリンが必要ということなので、糖尿病になるとブドウ糖を取り込めなくなって痩せるのかな。でも、この痩せは病気です。
食事についても書いてありました。この記事では、炭水化物(55〜60%)、脂肪(20〜25%)、タンパク質(15〜20%)の割合がよいとありましたが、炭水化物、もう少し多くてもという気もします。でも、年齢が高くなるほど、良質のタンパク質、良質の脂肪をしっかり摂取する必要があるそうです。どうしてか、年をとっても体は常に作り替えられているためです。
植物繊維を多くとりましょう。間食や過食は慎みましょう。朝昼晩の食事前にはきちんと血糖値を下げましょう。とかありました。詳しくは、本日の日経を読んでみてください。
和食を再認識しましょう。糖尿病は食事の欧風化とともに増加してしています。ただし、塩分控え目にね。

2005年9月10日
日本でもホテル客室の禁煙室増加

健康増進法の施行によって多人数が集まる場所での分煙、禁煙がさらに進んできましたが、ここに来て「個室」の客室でも喫煙のできない禁煙室が増加してきています。
女性客や外国人客の利用が増えてきているとのことです。
前にも書きましたが、居酒屋でも「全面禁煙」のところが出てきて、女性客や家族連れで売り上げを伸ばしているとのことです。
客室ですと、副流煙による受動喫煙に関してはその部屋のそのときの利用者だけですが、「臭い」が残ります。この「臭い」堪りませんね。料理の匂い、花などの香りなどが潰されてしまいます。
一番の辛さは、タバコのにおいを嗅がされるということです。外国人は、そのことも強くいうようですね。
私の今年、ある宿で食事場所の分煙についてうるさく言いましたら、翌日の朝食の時、その部屋には「灰皿」が見あたりませんでした。宿の方もやればできるのです。
その宿に泊まっていたいくつか家族連れでは、親父の喫煙は部屋の外に追い出されました。
今は、「禁煙側に煙が流れ込まないほうにした分煙」または「禁煙」をはっきりさせた方が客の入りがよいのでは。昔からの固定観念を変えましょう。
ホテル等の客室でも禁煙の方向ですので、健康(病院、スポーツ施設など)や教育(学校など)に関わるすべての場所からタバコの臭いをなくしましょう。簡単に言うと「敷地内全面禁煙」です。

2005年9月4日
ガンの予防について

本日の日経医療面の「医師の目」において著者は「日本では予防ではなく、検診で早期発見して早期治療」という方向であるが、欧米では「発病予防」をして、それでもガンになった場合は「集学的な標準治療」をおこなうというようなことを書かれていました。
ガンの最大の危険因子の一つの「たばこ」に対する取り組みをみても判ると思います。アメリカ(国ではありません。州や市など)での取り組み、ヨーロッパ諸国の取り組みを見れば「発病しない」ように予防することを第一と考えていることがうかがえます。
このような取り組みがあるので「アスベスト」に対しても早期に対策を講じていたわけですね。
それに引き替え、日本は急性被害がないものに関しては鈍いですね。そして、「シラを切れるものなら切りたい」という発想で放置してきたのですね。
そのツケの一つが今回の「アスベスト被害」で出てきましたね。30年から40年ぐらいしてからの中皮腫というガンになるのですね。厚生労働省や業界は短期的な被害がないから放置していたのですね。海外がうるさくなってきたので、遅れて規制を強化しただけでだったのでしょう。自主性なし。
今回の「アスベスト禍」では、クボタは偉いと思います。つつかれもしていないのに公表しましたからね。クボタの公表がなければ、まだ、闇のままだったでしょう。日本人の体質かしれませんか、「過去の過ち」に蓋をしたがりますね。それでは、「蓋をしていては社会的責任が果たせない」と公表したと日経ビジネスにありました。
国は、ガンの予防を本気で推し進めてほしいですね。健康増進法に罰則規定を導入してほしいです。居酒屋チェーンなどでは「全面禁煙」の店を増やしているとのことです。喫煙者の来店は減っているかもしれませんが、家族連れとか女性グループなどの利用が増加して売り上げは増えているとのことです。

2005年8月16日
飲酒と喫煙

一昨日の日経健康面「なるほど予防学」のテーマです。
飲酒については1日あたりのアルコール量を日本酒に換算して1合ぐらいまではよろしいようです。
ところが、これを過ぎると発ガン性を含めてリスクが増大します。そして、タバコと併用になると発ガン性のリスクが著しく増加するのことです。
受動喫煙の状態でも酒だけの場合に比べて増加するとのことです。「飲酒×喫煙=とっても危険」というようになる。ですから、タバコはお酒の香りや味わいを判らなくするだけではなく、発ガン性などのリスクをより高めるということです。
タバコは1本目からいろいろな害がでます。それに比べてお酒は「百薬の長」とか言われています。でも、お酒もほどほどにね。

2005年8月7日
飲酒と健康

本日の日経健康面の「なるほど予防学」の見出しです。
内容的には私が以前にも書いたように少量飲む分には全く飲まない、またはある程度以上飲む人より死亡リスクが少ないということです。
もう一つの見出しで「飲める人も1日1合」とあります。これは日本酒での話です。
はっきりしているのはアルコール量で換算して日本酒1日1合を超すとリスクが大きくなっていくとあります。
少ない方、または飲まない方ですが、いろいろな条件の人がいるので飲めばよいかどうかは判らないそうです。
でも、タバコは1本目から害がありますが、お酒は百薬の長」とかもいわれる由縁ですね。でも、飲み過ぎると「命を削るカンナ水」となります。
刑事コロンボの「別れのワイン」でワイン醸造家のカッシーニ氏の社長室でコロンボが葉巻を吸おうとしたら、カッシーニ氏ががワインの香りを駄目にするから吸わないように注意していましたし、最後のレストランでもね。
タバコの害ですが、健康被害は勿論、味覚。臭覚も麻痺させます。お酒を味わえなくするのですね。

2005年8月3日
エイズや性感染症の感染者数

今日のニュースによりますと先進国でエイズの感染者数が増加しているのは日本だけだそうです。そして、ほかの性感染症も増加しているとのことです。
昔と違って、今はいろいろ感染症も判ってきていますのですが、予防法は「教育」によるところが大きいと思います。
ところで、その教育ですが「役に立つ」とは思っていない人が多いようですね。でも、実際は役に立っているのです。
「役に立たない」と思われる原因の一つが「タバコの害」を教えながら喫煙している教師かな。
「知行一致」とか「文武両道」は、学んだことが行動に現れることですね。それとは裏腹な行動を身近で見せつけられているのです。この性に関わる感染症の予防もこの分野の教師が教えているわけですね。児童生徒がまともに受け止めてくれない可能性が大きいですね。
それから、日本生化学会の邦文誌に「受験英語」が論文を読んだり書いたりするときに役に立ったとうことを書かれた大学教授の方がおられました。
ですから、もっと児童生徒が身近に感じる要素をうまく取り入れた方法を考える必要があるとともに、全国の学校の敷地内は早急に全面禁煙にする必要があると思います。当然、大学も含むものと考えてほしいです。最高学府ですから、「知行一致」を身をもって現してほしいです。

2005年8月2日
アスベスト禍とタバコの害

アスベストによる中皮腫は早期発見や治療が難しいそうです。ですから、アスベストを吸い込まないという予防法しかないということになります。
本日の日経の一面の連載「アスベスト禍」で矢野帝京大学医学部教授は「石綿の発ガン危険性はタバコに比べ、はるかに低い」ともいわれると述べていますが、中皮腫の危険性から考えて対策を疎かにする理由にはならないとも述べられています。
そうすると、タバコの害についての対策の遅れが浮き彫りにされますね。アスベストで対策が遅れた理由の一つに発症まで30年から40年かかるということがあると思うのです。急性毒性が強ければ規制がもっと早く行われていたと思うのです。
タバコも急性毒性はありますが、ニコチンの魔力の方が勝っているようです。それで、規制が遅れているのだと思います。タバコの害で慢性閉塞性肺疾患(COPD)も治療法はなく対処療法だけだそうです。そして、禁煙に勝る予防法はないとのことです。
アスベストとよく似ていますね。タバコの規制もアスベストの規制も遅れているというのが日本だということです。長期的な見通しができないのかな。

2005年7月31日
アスベスト禍

本日より日経一面で連載が始まりました。副題が「不作為のとがめ」です。行政の毎度のことです。身内の規制や不使用は支持しても国民全体のことを考えていない証拠みたいなものですね。
見出しには「縦割り行政 司令塔欠く」とありますが、省益と縄張りですね。他の省庁の権益にはクチバシを入れないが自分のところへも入れさせないというものかな。だから、音頭取りができない。
帝国陸軍と帝国海軍の関係もこうかな。例えば、日露戦争で海軍が203高地攻略を提案するも「海軍のいうことは聞けない」とかで無視し、その後、小規模攻撃を加えてロシアに重要性を気づかせ、要塞化させた乃木軍などもこの典型例かな。新兵が乃木軍配属になると暗くなったという話です。
それと、薬害エイズなどと同様に直接は関係なしと思っていたのでは。さらに30年から40年して発症ですね。怖さが実感できなかったなど重なったのでは。1970年頃より後は人災ですね。それ以前も人災の可能性はあります。1960年前より危険性の指摘がありましたので。
帝国陸海軍の人命軽視の伝統が各省庁に引き継がれてきているということかな。水俣も神通川も阿賀野川などの公害は住民が一方的に被害を受けました。周辺住民への対応を早急に取るべきです。労災認定の時効を遡って延長する必要がありますね。

2005年7月29日
JR東海道・山陽で導入予定の次世代新幹線は全席禁煙

これはyahooのニュースで見つけた読売新聞の見出しです。
よく読むと座席はすべて禁煙になりますが、個室形式の喫煙室を設けるそうです。その理由を読んでいると、JR東海の社長は喫煙者かなと思ってしまいます。禁煙化の流れをどのように理解しているのかな。
航空機では長距離の国際線でも禁煙になっていますね。日本航空会社は全面禁煙ですね。世界的にも欧米の航空会社などは早かったですね。
まあ、このような対応は、健康とスポーツを学ぶためのスポーツ大学’敷地内全面禁煙大学)に入学しながら、敷地の外まで出て喫煙するという訳のわからない学生と同じようなものかな。
未だに多くの体育学部が禁煙化で苦労しているようですね。これは、それらの学生を小中高校で指導してきた指導者の多くが喫煙者であるということから来ているのでは。
公共交通機関は全面禁煙であるべきですが、本来、病院や学校の方が先に全面禁煙になっていなければならないと思います。学校の敷地内禁煙でないところは敷地内全面禁煙を早急に実施するべきであると考えます。

2005年7月21日
アスベスト禍

1970年などに規制をしていなかった咎めが出てきていますね。今日が造船業界でも犠牲者数がでていました。付近の住民や家族の調査はまだのようです。
本日のニュースによると政府の関係省庁連絡会を開いたようですね。官房長官が記者会見で過去の対策などについて再検討・再検証する必要があるといっていました。
ここで、問題になるのが各省庁の対応ですね。今の官僚には責任はないことなのですが、責任逃れをしようとすると思います。当時の官僚個人の責任を責任追及より、どうして健康被害を過小評価したかということですね。海外のデータを無視したり、薬害エイズのときと同じ手口の言い訳を使って被害を拡大してしまったのか、そのときの官僚や業界の体質ですね。そして、現在はどうなのか。そのあたりが手抜きされそうで心配です。
政府の委員の選び方は、官僚にとって都合のより答申を出してくれそうな人をよく選んでいますからね。
自由民主党や官僚は「歴史を鏡」にするのが不得意なようなので。

2005年7月19日
情報の信憑性

今日のNHKクローズアップ現代で「がんにきく」とかいうことで売られている健康食品や治療法についての特集がありました。
治療法の方ですが、これはある医師の研究データをもとにしているはずなのですが、この方法で亡くなられた患者さんの損害賠償請求訴訟で第一審は医師側敗訴、研究データの科学性は認めがたいというものでした。
がんの抑制の程度にCTを使わずに腫瘍マーカの量で量っているのですが、私は腫瘍マーカは出ませんでしたが立派な「がん」でした。腫瘍マーカは参考程度が普通だそうです。この医師の程度の程が怖いです。
アガリスクなどの件でしたが、本などに出ているほど直るのなら、医薬として承認されていても不思議はないのですが。医薬として承認されるためには二重盲検などが必要になるのでがなされていないですね。それから、本の監修者の経歴の「医学博士」、医師でなくても研究が認められれば貰えます。医学も幅広いですし。この場合は「海外」の大学だったそうです。
まあ、問題になるのが「教育」かな。医師の例ではどのような教育を受けてきたのかな。日本の医学教育の問題です。後者は庶民の受け手きた普通教育にも問題があると思います。「覚える」というのが勉強という感じですね。自分でいろいろなデータを集めて考えてみるということをさせていないということです。だれかからの伝聞、なにかの本などに書かれたとかいうことだけで簡単に信用してしまういうことです。総合的に物事を判断するという訓練がなされていないですね。大学でも卒業論文なしで卒業できるところがあったりします。
情報は各自がその価値を判断する必要があるのですが、それの練習がなされていない。

2005年7月14日
「石綿」死者 2000年以降に急増

日本経済新聞によりますと、最近特に話題となっている「石綿」による中皮腫での死者が2000年以降に急増しているとのことです。
石綿については国際労働機関が中皮腫との関連を指摘したのは1970年代初めで、世界保健機関が発ガン性物質と断定したのが1980年です。でも日本は対策が遅れて毒死の強い青石綿と茶石綿の使用の禁止は1995年です。
石綿が原因の中皮腫は多くが30年ほど経過してから発病するとのことです。するとまだまだ増え続けると言うことですね。
建材としての「石綿」の使用は、当時他の建材にすると強度が下がるとかいってそのまま継続しようになっています。これは、薬害エイズ事件のときの非加熱製剤に対する中傷と同じ構図では。在庫処分、害に対する認識の甘さなどです。人命軽視といわれても仕方ないと思います。
発病までの期間が30年ほどいうことが認識の甘さに繋がってきたのでは。タバコも同じですね。いろいろ急性の害もあるのですがニコチンで誤魔化され、慢性の害の方は長期間ののち症状として現れるというところが似ていますね。
タバコ対策の遅れと石綿対策の遅れも同じ構造的な問題を含んでいると思います。急性での害が大きくない場合、慢性で甚大な被害が想定されても対策を立てないというところです。
このようなことも「歴史を鏡とする」意識が高ければ早い段階で対策を立てていたであろうと思います。

2005年7月13日
冷房と暖房

冷房病というのはよく聞きますが、暖房病は聞きませんね。どうしてでしょうか。私なりの考えを少しばかり書いてみます。
冷房は、皮膚温を下げるという話を聞いたことがあります。実際そうでしょうね。体温を低下させる方法は皮膚からの放熱ですものね。夏場、普通は汗をかき、それが蒸発するときに体から熱を奪うことで体温を調節しています。冷房では、この機能が働かなくても放熱しているようですね。それがいろいろ問題を引き起こしているのかな。汗腺も使ってこそ、汗をかけるのです。最近、熱中症が多いのは汗腺の働きが低下しているのが原因の一つかもしれませんね。原因は冷房。
暖房の方は、暑ければ服を脱ぐなりして皮膚温は暖房のあるなしにかかわらず一定になるように調節している人が多いそうです。冷房はこのタイプの調節が難しいようですね。
ただ、どちらにしても服の調節だけで自然の中での生活に近いようにできれば良いかなと思います。
人間の持っている体温調節能力を有効に使って余計な負担をかけないようにしたいですね。冷房は控えめにね。暖房もね。省エネ生活になりますね。

2005年6月30日
アメリカの狂牛病

BSEが検出された牛はアメリカ産だったとアメリカ農務省が発表しました。
感染、感染と騒いでいるうちに弧発性(単独発症)の可能性を見失っていたようですね。人間のクロイチェルヤコブ病(狂牛病と同様の脳の変化が起こる)も大抵は弧発性だそうです。
アメリカ農務省は、「感染」を否定していたのだからこの牛は突然変異的なことによる弧発性ですね。
ですから、ブルシナー博士(BSE研究でノーベル賞を受賞)の言われているとおり、「全頭検査」でしかBSEを防げないと言うことです。
なにか怪しい雲行きになっているので、「検査済み」で安全が確認された肉のみを購入するようにしましょう。
アメリカの検査法には日本やヨーロッパに比べて感度が悪かったようです。今回もイギリスでの再検査で確認されています。感度のよい方法でしていれば、もっと多くのBSEの牛が見つかっていたかも。

2005年6月26日
熱海サンビーチ 本日より禁煙

以前にも書きましたが、遂に本日の海開きに併せて「禁煙」になりました。大体がスポーツをしようという者が「喫煙」しているというのがおかしいのですけどね。「海水浴」は「スポーツ」ではないかも。でも、海に入り、泳ぐとかすると筋肉を使うわけですね。
そのとき、喫煙していると心臓などに大きな負担をかけますし、ニコチンで毛細血管が収縮して体表面の体温の低下(海に入っているとき)が大きくなるのでは。
そして、周りには「副流煙」による害をまき散らしているいるので、この害がなくなるだけでも海水浴客にとってはよいことです。
千代田区などの路上での「禁煙」もありますので、これからは屋外でも「禁煙」のところが増えていって欲しいですね。まあ、絶海の孤島のような感じの場所に喫煙者のみが集まって吸うのまでは止めはしませんが、病気になる危険率が高いですから健康保険は使って欲しくないですね。使うのなら、危険率に見合った負担をしてほしいです。

2005年6月25日
BSE2頭目

アメリカで遂に二頭目が出ましたね。日本やヨーロッパみたいに感度のよい検査をしていればもっと多く出ている可能性はあります。
BSEの予防は、BSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士がいわれているように「全頭検査」、それも感度のよい方法で行う必要がありますね。
日本の食品安全委員会が圧力に屈しような感じもしますので、「未検査肉は購入しない」ことですね。
BSEは、感染だけではなく「弧発(突然変異的に現れる)」の可能性があります。日本人でも感染ではない「クロイツフェル・ヤコブ病」の患者さんがいます。
牛でも可能性があるのです。全頭検査を。

2005年6月20日
規則正しい生活

昨日の日経サイエンス面に「時計遺伝子」の話しがでていました。
生物が地球に誕生して以来、地球の自転、公転のリズムに合わせて生活し進化してきたわけですね。
人間は、昼間に行動をして食べ物を手に入れ、夜は休むという生活を誕生以来してきたのです。
そして、体内にほぼ一日を周期とする時計を持つに至った訳ですね。
ですから、朝日の出とともに活動を始め、毎日ほぼ同じような時間に同じような行動をする前提で体の仕組みができあがっています。
ですから、病気にも症状の起きやすい時間というのがあるのです。新聞(理化学研究所の資料より)によりますと、心筋梗塞、脳梗塞は午前9時頃、関節リュウマチ症状最悪は午前8時頃とか。また、寝る子は育つというのは、深夜2時頃に寝ている場合、成長ホルモンの分泌が多くなるとのことです。
からだの時計は日常の生活行動の時間を予測して体調を整えるように働いているようです。ですから、不規則な生活をすると、体にとって「だまし討ち」みたいなことになって余計なストレスがかかったり準備不足による不都合がでたりします。
この時計は一度に大幅な修正が出来ないようです。「時差ボケ」もこの体内時計が関係しています。
この時計の時刻調節には「朝の光」がもっともよいようです。そして、寝る前は暗めにがよいようです。

2005年6月19日
夏バテ予防、早めに

本日の日経健康面にありました。夏バテ予防は「暑さ」より「冷え」に備えるのが基本のようですね。
最近は「冷房」の普及があり、東京のヨシコクリニックの院長は「今の夏バテは、暑さそのものよりエアコンによる冷えが元凶です」と指摘されています。
私も以前、夏に空調の効いた部屋と外気温そのままのところを一日に何度か出入りして「夏バテ」になったことがあり、それ以来は「エアコンなし」で快調そのものです。今の職場では一部のみのエアコンですので助かっています。全館冷房になったら夏の欠勤が起こるかもしれません。
これは、体温調節能力が失われたというのか、急激な温度変化に耐えかねた結果だと思います。
今年もすでに「汗をかく練習」が出来ました。あとは適切な水分補給と栄養に配慮した食事で暑い夏を軽く乗り切りたいと思います。でも、直射日光の下は論外です。皮膚ガンも怖いですから。風通しのよい日陰です。
新聞には、「普段から汗腺鍛え」とありました。以前にもこの健康面で「汗腺」のことがでていました。エアコンなどで「汗をかかない」ようになると必要なときも汗が出なくなるそうです。汗腺は使うことによって汗を出すことが出来ます。それには、「20分程度の半身浴」がよいとありました。
それと、幼児の頃ですか、「汗をかく」訓練をしていないと大人になってから働く汗腺の数が少なくなるそうです。熱中症などにならないように注意しながら、ぼちぼちの量の汗をかかせましょう。
省エネで冷房温度を上げるというのは、エネルギー消費削減効果と夏バテ防止の両方に有効のようですね。28℃といわず、もう少し高めにしましょう。

2005年6月13日
ベータ・カロテン 「適量」でがん抑制

これは昨日の日経健康面の「なるほど予防学」の見出しです。
当初はがん予防の希望の星だったそうです。そこで無作為比較試験がなされたり、喫煙者を対象にいくつかの服用量で検証したところ、服用の多いグループでは抑制効果どころかがんのリスクが高まるという結果が出たそうです。
不足している人が補う分には効果が見られるが、過剰になると逆効果になるということで、適量というものがあるというのです。
人間が普通栄養として摂取しているもので無制限に摂取してよいものがありましたか。なかったですね。多くの食べ物で過剰はよくないということですね。何ごとも「適量」というのがよいようです。
ところが、「たばこ」には「適量」はないですよ。一本目から「害」があります。食事が不味くなるとか。一酸化炭素の影響を受けるとか、ニコチンの影響をうけるとかいろいろあります。必須の食べ物との大きな違いです。また、お酒との大きな違いでもあります。お酒には適量があります。

2005年6月8日
母が妊娠中、栄養不足なら 子、成長後肥満がち

これは本日の日経社会面にでていた京都大学の藤井教授らの研究についての記事です。
実験は、ネズミで行われました。妊娠中、通常に餌を与えたグループと3割減らしたグループに分けて生まれた子ネズミを調べたところ、大きくなって脂肪分を多く与えた場合に餌の少ない親から生まれたネズミの方が脂肪の量が多くなったということです。
これは、胎児の時に飢餓に近い状態を感じて「省エネ型」の体質になったため、ホルモンの働きが乱れて起こるのではということです。
この現象は人間でも起きている可能性があるそうです。
まあ、不適切なダイエットは本人だけではなく子供にも影響を与える可能性があるということですね。今、多くのダイエットが「栄養不足」の状態にして達成するになっているようですね。
人間についてのよい知識が広まって、体を痛めるようなダイエットが無くなってほしいです。

2005年6月5日
ビタミンEのリスク

本日の日経健康面の「なるほど予防学」の見出しでした。
要約すると、ビタミンEが不足気味の人がサプリメント(健康補助食品)で少量補給することのよい効果は否定できないが、過剰に摂取すれば死亡率上昇の可能性があるということです。
アメリカの研究では比較的高用量のビタミンEを一年以上服用したグループは、プラボセ(偽薬)のグループに比べて、明らかに死亡率が高かったそうです。フィンランドでの臨床試験では、ビタミンEを服用したグループで脳出血リスクが高かったと報告されているとのことです。
人間にとって必須な栄養分で過剰に摂取してよいものはないのでは。すべてを不足しすぎないように過剰にならないようにバランスよく摂取するということが重要ですね。
ところで、タバコは1本目から「害」があります。コロンブスがアメリカから持ち帰るまではアジアやヨーロッパなどでは「タバコなし」でしたね。
生きていく上で摂取しなくてもよくて「害」のあるものは「毒物」と考えてよいと思います。例えば、「タバコ」です。

2005年6月4日
「世界禁煙デー」シリーズ7回目、「たばこの害、その4」

2004年12月4日より再掲です。
美容への悪影響があります。そばで吸われるだけでも影響があるそうです。健康なお肌を維持するためには煙草は禁物です。
歯に対する影響も大きいです。歯周病などで歯が抜け、「入れ歯」に非常になりやすくなります。そうすると、食事をおいしく食べれなくなるわけですね。
周りに対する害も忘れて欲しくないですね。今まで書いた分は、本人に対する影響ですから本人に責任を取ってもらえば良いわけです。健康保険を使って欲しくはないです。自業自得ですので。
副流煙による影響は、被害そのものですので対策を講じて欲しいです。「食事が不味くなる。臭いが判らなくなる。」もありますが、ガンや胎児への影響など多数ありますので、誰もいない,、吸わない人へ影響の全くないところで吸ってください。
煙草を止められるかどうかは、ニコチンなどの禁煙補助の製品が多数出ていますので「本人の考え、意志」次第ですね。普通、学習の効果があれば、「吸い始めない。」または「禁煙できる」はずです。要は「学習の意味」や「学習に対する考え方」にも行き着くと思います。
「知行一致」であれば、禁煙できますよ。「文武両道(文は知識など。武はその知識による行動)」でもね。

2005年6月3日
「世界禁煙デー」シリーズ、「たばこの害、その3」

2004年12月3日より再掲です。
煙草の害ですが、今日はタールについて考えてみましょう。
発ガン性はタールや他の物質で認められています。発ガン性以外ではどのようなものがあるのでしょうか。
タールが手などに付いたとき、どうなりますか。なかなか落とせませんね。肺のなかで排除できると思いますか。まず無理でしょう。その結果、肺に貯まっていくわけですね。
タールが水などを通しませんね。当然、酸素も。そうすると、肺の機能が低下していくことになるのでは。実際、COPD(慢性閉塞性肺疾患)になっていくわけですね。その他、多くの病気もありますのでご注意を。
「COPDの潜在患者は530万人。死亡者数も年々増加しています」とのことです。ガンより怖いかも。

2005年6月2日
一昨日「世界禁煙デー」、「たばこの害、その2」

2004年12月2日より再掲です。
昨日に続き、たばこの害についてです。もっとも「タバコをなくそう」や「煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう」をご覧頂ければ大体書いてあります。
ニコチンの害についてです。本当に詳しくお知りなられたい場合は薬理書や医学書などでお願いします。
習慣性があります。煙草が止められない最大の理由がこれによるようですね。そして、ニコチンの作用によって「煙草を美化」してしまうことになってしまいます。
血管収縮作用ですね。全身で起こるようですね。血の巡りが悪くなるので心臓に負担がかかりますね。血管の損傷の可能性が大きくなり、心筋梗塞や脳出血などの引き金になります。
運動の時にも負担が増します。
などなど。
次に一酸化炭素。これは、酸素の200倍の結合力でヘモグロビン(赤血球にあって酸素を運ぶ)と結合します。一旦、結合しますとなかなか離れません。酸素の運搬能力が低下します。これも、運動や思考その他の障害になります。当然、心臓に負担がかかります。
こちらは、煙草の本数に比例して増加します。ニコチンなどが少ない銘柄に変えて本数が増えてしまうと確実に増加していきます。
ある本によると「最大50000ppm」だそうです。普通に言うと5%かな。部屋に0.1%で死ぬという話です。練炭などを締め切った部屋で使うと発生しやすいです。最近の集団自殺で使われましたね。<BR>
こちらも心臓に負担がかかりますね。血管の損傷の可能性が大きくなり、心筋梗塞や脳出血などの引き金になります。
今日は、このあたりでしておきます。

2005年6月1日
昨日「世界禁煙デー」、「たばこの害」

2004年12月1日より再掲です。
もう今年も12月になりました。例年より暖かいところが多いようですね。
来年には「煙草枠組み条約」が発効しますね。日本でも煙草対策が進むことをさらに期待してます。
煙草の害ですが、先月書いた中に「聴力」に関してがあります。それ以前に、味覚や臭覚に対しても害があるのです。血管障害が起こりやすくなることなどで目に対してもや皮膚感覚に対しても害はある。
血行等の関係で「第六勘」にも影響があったりして。まあ、感覚すべてが鈍たり、永久に劣化していっているのではと思います。人生を豊かに暮らすためには感覚器が健全であるということが大事であると思うのですがいかがなものでしょう。
タバコの害は、ガンだけではないのです。それ以外の害による死亡数の方が多いかも。間接的影響を含めると絶対多いと思います。COPD(慢性呼吸不全)で年間5万人以上が、そして死に至らなくても運動制限などを余儀なくされている人が多数出ています。
たばこの害は、色々あることを忘れないで欲しいです。今日は、ごく一部分の例を挙げさせてもらいました。

2005年5月31日
本日「世界禁煙デー」、喫煙は「ニコチン依存症」という病気 禁煙治療で手引書

2005年3月20日分の再掲載です。>
昨日ライブドアのHPで見つけたニュース(asahi.com)の表題です。朝日新聞のHPにも当然ありました。関連の情報もありますのでそれぞれのHPも見てください。
これは医師向けの手引き書です。
「喫煙を「ニコチン依存症」という病気ととらえ」と始めの方にありました。「今頃」という感じもしないではないですね。薬物中毒と同じように考える必要がある。
まあ、普通の薬物中毒の治療と基本的考え方は同じでしょうね。量を徐々に減らすタイプの方法が一般的かな。そのとき、できれば禁煙外来などで指導を受ける方がいいでしょう。
たばこの害を「ガン」だけと思いこんでいるから、ニコチン中毒(薬物中毒)やタールなどの化学物質による害、一酸化炭素による害などに注意が回らないのでしょうね。
禁煙指導では、「ニコチン依存症」(ニコチン中毒)に対する指導を第一とするようのがよいのかな。
タバコ病の種類については<A href="http://homepage3.nifty.com/tobaccobyo/list.html" target="_blank">「タバコ病辞典」の「タバコ病リスト」</A>をご覧ください。
この中で「慢性閉塞性肺疾患」の患者数、死亡数はガンより多いかも。特に患者数は。
呼吸器の機能は、タバコで確実に低下します。そして、回復しません。喫煙するなら覚悟しておいた方がいいですよ。
吸わない方がいろいろな面で非常によいのは当たり前です。
タバコは、食事を不味くしますよ。タバコは、お肌に悪いですよ。タバコは、内臓脂肪を付けますよ。ウエストが太くなる。などなど。

2005年5月30日
明日「世界禁煙デー」、「スポーツ選手の喫煙」について

「スポーツ選手の喫煙」2005年2月21日より、再掲させていただきます。
喫煙はスポーツの大敵ですね。まずは、煙に含まれる成分は非常に多くあり有害ですね。
一酸化炭素は赤血球にあるヘモグロビンと非常に結合しやすいです。これにより赤血球の酸素運搬能力が低下します。運動には酸素が必要なのですが十分には供給されないことになります。運動能力の低下が起こることになります。
ニコチンは毛細血管を収縮させ血流を悪くします。その結果、これも酸素運搬能力が低下しますね。
タールなどの物質は肺に沈着していき、呼吸能力を低下させます。こちらは回復しません。これも酸素の取り込みが落ちる。筋肉などへの酸素の量が減少するわけですね。
運動選手としての能力が発揮できなくなったり寿命を縮めたりすることになります。
では、どうして吸い始めるのでしょうか。原因の一つとして考えられるのが指導者が吸っている場合ですね。生徒はまねをします。
さらにこの指導者には「喫煙の害」を教えている教師も結構います。余計、始末が悪いですね。
家庭環境も影響するでしょう。
「学校での勉強が日常生活と関係がない」という間違った考え方もね。
「文武両道」の意味の取り違えもね。この「武」は学習したこと(文)を行動に移すとかいうような意味です。これができるようになると「喫煙の害」を理解できればたばこを吸わないとか、吸っていても禁煙ができるということになるはずです。
今回、高校卒の新人投手のことで報道されましたが、スポーツ関係者はよく考えて欲しいです。

2005年5月29日
「世界禁煙デー」近づく。

今年も「世界禁煙デー」が近づいてきました。昨年に続き、煙草で書いてみます。
今日は、gooのHPで見つけた共同通信の記事「夫の喫煙でも妊娠率半減 カナダの研究者が発表」に関してです。
ED(勃起不全)も喫煙者は起こりやすいですね。これも、妻の妊娠率の低下に繋がりますが、その他にもあるのです。
記事によると「体外受精の卵子を胎内に戻した妻が妊娠する確率は、妻本人や夫がたばこを吸っていると、夫婦そろって非喫煙者の場合の約半分に減ってしまう−−。」というのです。
「間接喫煙の害が胎児に及ぶという報告」は以前からありましたが、妊娠率まで及ぶという報告は初めてだそうです。今後の研究を待つ必要がありますが、自然妊娠率も喫煙で低下する可能性があるのでは。
喫煙(間接を含む)の害は胎児に及ぶというのが常識になってほしいですね。

2005年5月24日
全面禁煙 居酒屋でも

日経の消費面に出ていました。居酒屋チェーンのワタミが都内の7店舗で始める。「食材へのこだわりを顧客に理解してもらうのに禁煙も有効な方法」ということで始めるとのことです。
喫煙による健康被害は重大ですが、喫煙による味覚障害も重大な問題ですね。いくら食材にこだわっても味覚、臭覚が鈍っているので本来の持ち味を出しても理解されないということです。
だから、喫煙者が禁煙すると食事が美味しくなるということなどです。単に味覚が元に戻るのですね。喫煙者は味がわからないので「グルメ」に走るようです。でも、満足できない。まあ、自業自得ですね。
非喫煙者にとって禁煙であるということは、食材の本来の味覚、香りを楽しめるということで非常によいことです。禁煙の飲食店がさらに増加することを望みます。
学校教育でタバコの害を教えながら喫煙するという「知行不一致」の典型みたいな教師、何とかならないものでしょうか。喫煙だけでなく、教育全般に悪い影響(学校での勉強は役に立たない)を与えています。タバコの害を教えていなくても喫煙する教師はよく似たものですが。

2005年5月22日
他人のたばこのリスク

これは本日の日経健康面「なるほど予防学」の見出しです。そして「肺ガンとの関連 確実」とあります。
疫学調査といって、多くの人々の協力を得て生活環境等解析して調べています。例えば、夫が喫煙者の場合と非喫煙者の場合でどのようになるかということです。
その結果、受動喫煙のあった妻(非喫煙者で閉経前))のリスクは2.6倍にもなるとのことです。
自分で吸わなくても、受動喫煙でたばこの煙を吸えば煙には多くの有害物質が含まれているので、ガンなどのリスクが高くなるの考えるのは理にかなっていることになります。
その上、食事時では喫煙者は当然として非喫煙者も香りや味覚が損なわれ不味くなります。部屋が汚されるとかの害もあります。だから、同じ部屋の中や風上では吸わないでください。まともな食事がしたいです。
喫煙者に「自称グルメ」が多いのは何を食べてもおいしく感じないからです。その証拠に禁煙したら食事がおいしくなって食べ過ぎる人が結構出ます。
喫煙者自身の害ががんや食事だけでは収まらないですよ。運動能力の低下、思考力の低下、どちらも酸欠(たばこの一酸化炭素が原因)でおこります。お忘れなく。

2005年5月16日
喫煙と自殺のリスク

昨日の日経健康面「なるほど予防学」のテーマでした。
はっきりと喫煙すると自殺のリスクが高くなる。それも本数が多いほどであると書いてありました。
なぜでしょうか。
ニコチンの作用もあるかもしれませんが、「酸欠」が結構大きなウエートを占めているかも。
喫煙すると一酸化炭素の影響を受けます。これは、完全に本数比例です。一酸化炭素は酸素の約200倍という強さで赤血球中のヘモグロビンと結合します。そして、なかなか離れません。その間、脳を含む組織に送られる酸素が減少するわけです。脳の活動が低下したとき「鬱」みたいな感情が出てくるのかも。
ニコチンも血管を収縮して、一酸化炭素の作用を助けます。脳は大変な状態になりますね。心臓も血液(酸素運搬)を盛んに循環させようとして酷使されますね。そのうち、何時止まってもよいような状態になっていきます。
一酸化炭素が喫煙による「息切れ」の大きな要因です。火をつけて吸うタイプの喫煙では避けて通れないものです。
まあ、味覚は損なわれる、臭覚もおかしくなる、息切れしやすくなるというようなことから解放される方法は「禁煙」です。
また、まだ、吸ったことのない方は吸わないことが一番です。

2005年5月15日
ウソ?ホント? 健康常識を疑え

これは本日の日経健康面にあった見出しです。
まず、「ビールと痛風」の関係です。量を過ごすといけないようです。ビール1本程度なら尿酸値は上昇しないそうです。それより、食べ過ぎ、飲み過ぎ、無理な運動の方が怖いですよ。
植物繊維、日射量、無農薬についてもあるそうです。無農薬の場合、農薬散布がないため、病虫害を避けるため植物が防衛のために作る物質が多くなる傾向にあるそうです。それに対するアレルギーを持っている方は無農薬を避ける方がよいかも。
太らないためのサラダ食もドレッシングが結構高カロリーのことがあるそうです。注意が必要です。
体力維持のための運動も月1回程度では効果が少なく、逆効果になることもあるとのことです。
煙草に関してもありましたが、吸っている条件で比べて意味ないですよ。吸っていない人と比べてみてください。「低タールの方が・・・」というのがあるのですが、煙草は1本でも害があります。ガンだけではないですよ。味覚も損なわれますよ。お肌の大敵ですよ。
「健康常識を疑え」というように健康に関しても非常識や間違いを見抜く力をつけましょう。

2005年5月12日
非喫煙手当について

本日の日経社会面に社内の規定に非喫煙手当のある会社の話が出ていました。
この非喫煙手当は、本来の賃金にあたるのかという疑問を持ちながら読んでください。
東京のある化粧品メーカーですが「たばこを吸わない」と宣言すれば「非喫煙手当」を支給しています。そして、宣言を破って喫煙した場合、退職か解雇でこの「非喫煙手当」を返還させるというもので、今年、この事例の社員がでて、退職したわけですね。そして、積立金を差し引かれたことに対して労働基準監督署に申し立て調査が入って。この規定に対して是正勧告を出したというのです。
この非喫煙手当というのは業務とは直接関係ない報奨金みたいなものですね。かつ、契約違反であっても業務上の損害賠償でもないですね。
労働基準法は、労働に直接関係する部分の規定だったのでは。この労働基準監督署の係官は喫煙者かな。だから、拡大解釈をして不当な是正勧告を化粧品会社に出した可能性があるように思えます。今、禁煙の方向に社会全体が動きつつあるわけですが、その動きに抵抗する気持ちのみ是正勧告を出したとしたら不当な公権力行使に該当する可能性があるのでは。
この手当は、例えば、家族手当とか通勤手当に類するものですね。公務員でも手続き上のミスであっても受給資格がないのに受給した場合は返還が求められます。それと同じものだと思います。

2005年5月11日
長寿日本について

本日より日経一面に「長寿ニッポン からだ異変」の連載が始まりました。今回は「突然発病」についてです。
長寿県沖縄における例が上げられていました。46歳で「心筋梗塞」発病です。本人などは「この若さでこんな病気になるとは」だったそうです。病歴や自覚症状なしに心筋梗塞や脳卒中になる若い(?)人が増えているとのことです。
このほか、福岡県でのある町での検診結果が載っていました。40歳以上の男の6割、女の4割が糖尿病またはその予備軍だったそうです。
このようなことは、専門家の間では言われてきたことであり、警告も出されてきていたと思います。
大きな原因の一つが「食事の欧米化」、肉食の増加です。このけんに関しては移民やアメリカの原住民の疫学調査で関連が指摘されてきていたと思います。例えば、糖尿病ですが高繊維低カロリー食(炭水化物主体)から低繊維高カロリー食(タンパクや脂肪主体)になるにつれて増加すると言うことが指摘されてきています。にもかかわらず巷では間違った認識がはびこってますね。
運動不足のおおきな要因のようですね。
このようなほかにも「ストレス」というのも病気の大きな原因にもなっています。
なんやかやで、日本の寿命が短くなる可能性が指摘されています。
健康で寿命を全うできるように体の管理のできる知識(覚えるのみではなく使える知識)の普及が必要です。

2005年5月9日
禁煙の発ガン抑止効果

昨日の日経健康面の「なるほど予防学」の見出しです。年間9万人の予防が可能とありました。吸ったことない人と比べてみると喫煙者は肺ガンで4.5倍、胃ガンで1.7倍、大腸ガンで1.4倍とかですか、呼吸器に関するものは高倍率であり、それ以外の部分でもなりやすい傾向があり、禁煙するということは「発ガンリスク」を大いに下げる効果があるということですね。
今回は、「なるほど予防学」はガンについてだけでしたが、慢性閉塞性肺疾患のように禁煙しか進行を遅らせることのできないたばこ病がほかにもあります。この病気ですが日本で500万人ぐらいの患者いるととも推定されています。
ニコチンの作用で血管収縮がおこり心臓に負担がかかって心疾患の可能性も高くなります。喫煙に肥満や高脂血症などが重なれば何時心筋梗塞などが起こっても不思議ではないとのことです。
一酸化炭素は赤血球にあるヘモグロビンに酸素の200倍という結合力で結合します。酸素の運搬力が低下するわけですね。息切れなどが起こり、心臓に負担をかけることになります。心疾患が怖いですね。
そのほか、味覚は麻痺し、臭覚もです。ガンだけではないことを忘れないでください。

2005年5月1日
禁煙すれば寿命長く

これは本日の日経健康面の「なるほど予防学」の見出しです。
イギリスで男性医師集団3万4千人を50年にわたって追跡して「たばこと寿命の関係を調べた研究成果」が2004年にイギリス医師会誌に掲載されたとのことです。
それによると、喫煙者は非喫煙者に比べて10年寿命が短かった。喫煙していても40歳で禁煙すると9年ですか、寿命を稼げるのですが、遅くなるほど効果は少なくなります。
まあ、喫煙中は食事の味も感じにくくなり、香りもわかりにくくなります。喫煙中は人生の楽しみの一つである食事が虚しくなるので、吸わない方が良いわけですね。
肺機能は1本数ごとに確実に落ちますので、禁煙で寿命が延びても呼吸器障害等で少しの運動で息切れしたり、運動制限を受ける羽目になる可能性が高いので早く禁煙される方がいいです。
記事の中では、ガンの発生率の高さが上げられていました。次に慢性閉塞性肺疾患、心筋梗塞、脳梗塞などの血管障害、肝硬変、自殺のリスクもあがるそうです。
この調査、当初5年の予定が50年間続いたということです。筆頭著者は91歳のドール博士(オックスフォード大学)です。

2005年4月24日
胃ガンのお国柄

これは本日の日経「なるほど予防学」に書かれていた見出しです。
要は、「食生活」で国ごとに大きく違うということですね。塩分控えめであれば発生率は減少し、多くなれば増加するということです。日本人だからというのではないのですね。
ところが、糖尿病については日本人は欧米人より発症しやすいようです。食事が欧米化してくるにつれて患者数が増加しています。
疫学調査で、胃ガンは食事の時の塩分による面が大きいようで民族による違いは少ないのでとありました。
アメリカでも胃ガンの発症率の高いときがあったそうです。そして、世界的には減少傾向にあるとのことです。でも、気をつけましょう。

2005年4月21日
食の安心と価格(その3)

今日は「有機栽培」食品についてでした。効率性から見るとよくないですね。日本でも「有機栽培」に拘る人がいるように欧米にもいるわけです。
少しぐらい割高でもよいから安心できる食材をということです。
ところで、日本の飲食店ですが、出来合いの食材を使っているところが結構多いように感じます。ファミレスは本部工場で作ったものを配送して利用しているようですね。
そうすると、私などは「ファミレス」でよいのなら「レトルト食品」でも良いと言うことだと思っています。最近は技術水準の向上で昔より「添加物」が減少しています。
こだわるのなら、「有機栽培」の食材から自分で料理するのが一番だと思いますが、次善の策としてはいろいろな多くの種類の食材を毎日食べるというのがよいのでは。それも「低カロリー高繊維食」を主体にした食事ですね。
いくら、こだわっても食材が偏れば「生活習慣病」に近づくことになると思います。

2005年4月20日
食の安心と価格

日経の昨日からの連載です。今日は「牛肉検査のジレンマ」です。アメリカでBSEの検査を実際に食肉加工工場で検査業務に当たっている検査員で組織する組合の委員長の指摘によると、「工場従業員による月例判断が正確に行われないいないために、検査員は除去されるべき特定危険部位が紛れ込んでいても発見できない」というのです。
農務省内部監査局もこの2月に農務省の検査に関し「サンプル調査が必ずしも無作為ではない。」「神経症の症状が見られる牛すべてが必ずしも検査されていない」と議会で証言しているとのことです。今月も元検査官がアメリカでBSE感染牛が秘匿されているとカナダ下院で証言したそうです。内部告発が出てきているということがアメリカかな。
だからこそ、BSE検査は全頭必要ですね。そして、処理の途中で他の牛の肉の紛れ込まない体制が必要ですね。処理の途中で判定しようとするから費用が余計にかかるのでは。すっきり全頭検査、比較的安価な検査法も開発さていることだしね。一頭あたり検査費用1万円以下で時間も短時間です。
新しい検査法で効率よく全頭検査を。
まあ、最低限、日本に輸入される肉は検査ずみであること。

2005年4月19日
食の安心

BSEで揺れるアメリカやカナダの状況について、今日の日経商品面に記事(連載)がありました。
アメリカの食肉処理会社の中にBSE全頭検査への対応を決め、実際にそのための設備投資したところがあるのですね。
アメリカはどう考えているのでしょうか。確かに検査には経費がかかりますが、日本相手の場合、価格に含ませることができると思うのですけどね。そうすると、年齢判定より信頼性が高いから日本で「売れる」とね。価格の安い検査法も開発されたし。
アメリカでは、検査用人員の分の雇用も増えると思うのですが。結局、アメリカ国内向けではどうでもよいのですね。日本向けがどうかということだけです。
もっとも、BSE研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士は「全頭検査」を主張されています。ですから、日本みたいな全頭検査がよいのですが。
日本のことについて、いろいろ書いていますがこの件については、日本は方針を貫いて欲しいですね。
ところが歴史に関しては、「過去から学ぶ」ということができていません。過去のよくない部分も正直にさらけだして、検証し、よりよい未来のため「同じような失敗はしない」というようなことができるようになるといいですね。

2005年4月14日
カリウム摂取について

厚生労働省のホームページで健康のなかにある栄養対策のところの「日本人の食事摂取基準」というのがあって、そのなかで今年の「増やすべき栄養素」として「食物繊維、n-3系脂肪酸、カルシウム、カリウム」があげられていました。
最後のカリウムですが、どうしてこれが取り上げられたのか考えてみました。
植物の3大肥料は「カリウムとリン酸と窒素化合物」ですね。ですから、植物体の中には「カリウム」が沢山あると思うのです。動物においては、血液の液体成分の血漿にはナトリウム(塩分摂取の必要性の根拠かな。しかし、取りすぎに注意。)が多くあり、細胞の中にはやはり「カリウム」多いはずです。
普通に細胞の形で食物を摂取している分には不足しないように思います。しかし、細胞を潰して加工などしているとその過程で失われるのでしょう。
加工食品の摂取の割合が高くなってきているのが大きな原因では。昔ながらの日本食(塩分控えめ)などでは、加工食品の割合は低いですね。だから、細胞に含まれるカリウムが失われるということが少なかったのでしょう。普通に食事をしている分には不足しなかったと思われます。
現状を考えた場合、昔ながらには戻りにくいと思います。ですから、このような新たな指標が出たのでしょう。生活習慣を見直す必要がありますね。

2005年4月3日
病気の予防

病気を予防するにはどのようにすると良いのでしょうか。日経健康面で「養生訓」に代わって、今月より「なるほど予防学」になりました。来週から本格連載です。
私の思う予防法の第一は「煙草を吸わない」ですね。第二が「栄養のバランスを考えた食事」、「早寝早起き」、「適度な運動」、「不必要な冷房や暖房をせず、体温調節能力を鍛える」とかなど色々あります。
それと大きいのが「正しい基礎的知識を活用できるように理解する。」ことができるように努力するということもです。誤った情報を鵜呑みにすれば、予防どころか非常に危険ですからね。インターネット上にいろいろな情報が流れています。役に立つ情報もあれば、「害」しかならないウソ情報、お笑い系の情報と色々ありますね。どれが必要な情報かを見極める能力というのが大切ですね。
これは、健康の分野のみならずすべての分野で必要なことでは。
そうすると、今の教育はおかしいのでは。だから、社会や企業が求める「優秀な人材」というのが少ないことになると思います。
単に「記憶」するだけなら「電子辞書」などの方が圧倒的正確さと量を誇ることができますね。人間はPCとは違い、自力で「向上」することができます。その「向上」する力を育てるのが教育だと思います。今の教育の多くはこの「向上」心を蝕んでいると思います。

2005年3月30日
柏市でのポイ捨て禁止条例

いいことですね。でも、このような条例を制定する必要があることは情けないです。他の多くの自治体はポイ捨てや歩行喫煙を放置したままですね。
東京都の千代田区が最初だったかな。徐々に増えてきていますね。
歩行喫煙は健康上の問題の他に現実に幼い子どもが眼に火傷を負わされるというようなことも起こっています。服を焦がすなんて多数あるのでは。そのようなことは歩行喫煙をしなければ起こらないのですから、禁止はよいことですね。山などでは「山火事」の原因にもなりますね。火災の発生原因の大きな割合もタバコですね。
健康上の問題も重大ですが、このようなことも重大ですね。さっきの例では失明の恐れもあるわけですからね。火災では焼死の危険もね。
以上のようなことを起こさないようにするのに一番よいのは、「タバコを生まれてから一本も吸わない」ということですね。
そのためにも「禁煙教育」に携わる教師、医師、看護師などの喫煙は許されないのでは。児童生徒への悪影響が大きすぎます。
憶測ですが、東北の某高校を卒業する間際で喫煙騒ぎを起こした生徒の大人の関係者に喫煙者がいたのではと思ったりします。

2005年3月29日
BSE 全頭検査

「政府の食品安全委員会はBSEの国内対策を検証するプリオン専門部会を開き、生後20ヶ月以内の牛を検査の対象から外すことを決めた」と新聞にありました。
アメリカの圧力に屈したとしか思えませんね。
アメリカの学者でBSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士の「全頭検査で防ぐBSE」という総説を日経サイエンスで読みました。また、新聞報道ではアメリカの飼料工場などの検査が不十分であるというアメリカの検査院の指摘もありました。
結論からいうと「検査された牛肉」のみ購入しましょう。表示のないのは「未検査」と見なしましょう。
最終の消費者たる我々が「未検査牛肉」を購入しなければ、売るためには「検査」をするようになると思います。
「未検査」を「検査済み」と偽るのはそれ自体が重大な犯罪です。
「検査」をしてBSEでないと確認された牛肉のみ購入しましょう。

2005年3月28日
セカンドオピニオン

昨日の日経医療面に「セカンドオピニオン(主治医以外に意見を聞く)」についてがありました。大分行きやすくなっているようですね。
日経に出ていたおもな窓口(事前に電話で予約)は、北海道がんセンター、国立がんセンター中央病院、愛知県がんセンター、大阪府立成人病センター、四国がんセンター、九州がんセンター、九州中央病院などだそうです。
医療機関以外では「セカンドオピニオン・ネットワーク」「日本心臓財団」「骨髄移植推進財団」などがあるそうです。こちらの方は医療機関を紹介して貰えることになります。有料のところもあります。
医療機関の方は、患者本人の場合、健康保険証を持っていくことにとって「患者」としてみるところもある。
ただ、自身で勉強もせず聞くだけでは主治医と意見が異なった場合どのようにするのか決定できないことになりかねません。今は、信頼できる本などの情報も多いので自身でさがして見るのがよいでしょう。ただ、偽情報もありますので注意が必要ですね。
偽情報に騙されないためには、人間についての正しい基礎的な知識も必要になります。中学、高校の保健、家庭科、生物、化学などが役にたちます。但し、役に立たないように教える教師や教えていることと裏腹な行動を取っている教師もいます。注意したいですね。
有効に使いたいものですね。
  以上は誤診をされた者よりという意味合いもあります。、

2005年3月22日
学校のトイレ

綺麗なところから汚い使用に耐えないところまでいろいろなところがありますね。
この格差は清掃と使用の仕方によるのでね。別に古くても綺麗なところもあります。その逆も。
一般家庭でもトイレを見ればその家庭のしつけというか落ち着き具合というか状況がある程度分かります。
ですから、家庭での躾のよい子は大抵は綺麗に使いますね。
ところが、清掃になると今は多くの家庭で子にはさせていないのでは。家庭のトイレは学校のみたいに水撒いてというわけにいかないですので、いろいろ専用のトイレ用の清掃器具、薬品を使うことになります。
学校など全面タイル張りのところは水を多く使った清掃もできますね。基本的には床もデッキブラシなどでこすると言うことが必要なのですが、どこかで清掃の仕方の教育を受けていないと生徒にまともに指導できない教師が出てきます。
汚くなりますね。→生徒が荒れることが多い。なぜでしょうね。
まあ、私は汚いトイレは我慢できないタチなので外出したときはよく「百貨店」でさせてもらいました。(大)
最近はウオッシュレットのあるところで(大)をするようにしていますので、(小)は駅のトイレでもします。昔より綺麗かな。
教師が生徒にトイレ掃除をどのようにさせるかで、その教師の何が重要で何がそうでないのかを判断する能力を少し判定できるような気がします。

2005年3月21日
熱海の海水浴場禁煙に 6月から、条例が成立(kyodo news)

これは18日にインターネットで見つけたものです。
静岡県熱海市は18日までに、観光客誘致につなげようと同市内で最も大きい海水浴場「サンビーチ」を禁煙とする条例案を市議会に上程。同日、可決した。実施は今年の海開きからだそうです。
よいことだと思います。なぜなら、海水浴場は混雑することが多いですね。特に夏休みとか休日はね。小さい子どもも多いし。
喫煙者のための喫煙所はできるだけそこが風下になるようなところに設置して欲しいですね。喫煙所を設置するぐらいなら、風下になる方に喫煙者用の浜を指定するとかもよいかも。本当は全面禁煙にして欲しかったですね。
水泳にはタバコは要らないと思います。また、健康のためというて日光浴するのでもタバコは要らないと思います。
喫煙者の方、これを機会に禁煙に挑戦してみてください。

2005年3月20日
喫煙は「ニコチン依存症」という病気 禁煙治療で手引書(asahi.com)

昨日ライブドアのHPで見つけたニュース(asahi.com)の表題です。朝日新聞のHPにも当然ありました。関連の情報もありますのでそれぞれのHPも見てください。
これは医師向けの手引き書です。
「喫煙を「ニコチン依存症」という病気ととらえ」と始めの方にありました。「今頃」という感じもしないではないですね。薬物中毒と同じように考える必要がある。
まあ、普通の薬物中毒の治療と基本的考え方は同じでしょうね。量を徐々に減らすタイプの方法が一般的かな。そのとき、できれば禁煙外来などで指導を受ける方がいいでしょう。
たばこの害を「ガン」だけと思いこんでいるから、ニコチン中毒(薬物中毒)やタールなどの化学物質による害、一酸化炭素による害などに注意が回らないのでしょうね。
禁煙指導では、「ニコチン依存症」(ニコチン中毒)に対する指導を第一とするようのがよいのかな。
タバコ病の種類については「タバコ病辞典」の「タバコ病リスト」をご覧ください。
この中で「慢性閉塞性肺疾患」の患者数、死亡数はガンより多いかも。特に患者数は。
呼吸器の機能は、タバコで確実に低下します。そして、回復しません。喫煙するなら覚悟しておいた方がいいですよ。
吸わない方がいろいろな面で非常によいのは当たり前です。
タバコは、食事を不味くしますよ。タバコは、お肌に悪いですよ。タバコは、内臓脂肪を付けますよ。ウエストが太くなる。などなど。

2005年3月18日
米産牛肉輸入再開、月齢判別法は除外 (読売新聞)

インフォシークのニュースで見つけました。
結局、圧力に負けるようですね。それもこれも外交交渉が「ヘタ」だからでは。要するに日本的曖昧な答弁が向こうに期待をもたらしたのでしょう。
ですから、「検査を受けていない肉は買わない」とするしかないでしょう。自主的に検査するのをアメリカがアメリカ国内の業者に圧力をかけて止めさせることもあり得るかもしれません。
検査に関して表示のない肉は購入しないようにしましょう。検査をしていないのに「検査済み」とするのは虚偽表示ですね。
くどいですが、アメリカの学者でBSE研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士の言われている「全頭検査で防ぐ狂牛病」を強く求めましょう。
昨日書きましたが、アメリカの食品医薬品局の飼料関係の工場への査察などが不十分であるとアメリカの会計検査院が指摘していますね。
そのようなことも交渉材料になると思うのですが使わないみたいですね。

2005年3月17日
アメリカBSE対策 査察「不十分」

本日の日経国際面にあった記事よりです。
それによると、アメリカの会計検査院がまとめた報告書で、アメリカ食品医薬品局(FDA)が実施している家畜の飼料工場への査察などが「不十分だ」と警告しています。
前回2002年の時よりは前進しているところもあるが「対策中のいくつかの欠陥がBSEへの防壁をもろくし続けている」と強調しているとのことです。
このような現状で検査なし輸入がおこなわれた場合、絶対に買わないようにしましょうね。
それでなくても、アメリカの研究者でBSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士は「全頭検査」を主張されています。そして、安価な検査法も開発されています。
未検査牛肉を買わないようにしましょう。
日本は国際交渉のやり方を理解しているのでしょうか。非常に疑問です。

2005年3月11日
JR6社(←けしからん。)、全面禁煙要望にNO (読売新聞)[ 2005年3月9日21時30分 ]

 日本心臓病学会などで作る「9学会合同禁煙指導のガイドライン委員会」(委員長=藤原久義・岐阜大大学院教授)がJR東海、東日本などJR6社に対し新幹線などでの全面禁煙を要望したのに対し、各社は9日までに、分煙強化には取り組むものの全面禁煙には応じられないと回答した。
 JR東海は、新幹線車両の7割が禁煙車になっているほか、ホームなどでも喫煙コーナー以外は全面禁煙とし、健康増進法の趣旨に沿っていると回答。他の5社も同様の内容だった。
 9学会の要望では一部新幹線で、喫煙車に隣接する禁煙車の煙を測定したが、煙は流入し、同法に違反していると批判。ホームでも多くの非喫煙者が煙を吸うとしていた。
 要望は2回目で、藤原委員長は「学会が言っても動いてくれない。そろそろ全面禁煙にしてもいいのだが」と嘆いた。

以上が記事です。まあ、JRの害というか危険に対する「鈍さ」が現れていますね。乗客の安全をいうのなら車両運行などの時は当然ですが、さらに「受動喫煙」が完全になくなるように最善の努力をする義務があるはずです。ホームの喫煙コーナーは風向きなどで流れてきます。個室化で排煙設備を備えてもやはり周りに流れているのです。
学会が指摘しているように喫煙車と繋がっている禁煙車も臭う。煙が流れてきているのですね。わずかでも被害に遭う危険性があるのです。いくつかの私鉄などのように車両も駅構内もそしてコンコースなども禁煙にすべきですね。
路上も千代田区や名古屋市のように禁煙にね。
喫煙者の方、いつも不味い食事で大変ですね。食事が美味しくない原因は喫煙です。

2005年3月10日
牛の年齢判断について

アメリカの食肉処理に関わっている従業員団体でしたか、「不可能」というよなことを言っているという記事がありました。
現場で牛の処理に当たる人間が肉質や骨の状態では年齢を判断できないというのです。ということは、やはり全頭検査しかないということになりますね。
日本でも変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の男性患者が確認されなしたね。イギリス滞在期間は短いようです。それども感染したということかな。
まあ、これで80年〜96年に英仏に1日以上の滞在歴のある人からの献血を受けないということを決めましたね。わずかでも危険があるということですね。
これらのことから考えても、BSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士の論文のように「全頭検査」しかないですね。
検査を受けていない牛肉を買わない。検査を受けていない牛肉を使った製品を買わない。
数日前にも書きましたように検査時間も費用を短く安くできる方法が開発されています。
ですから、「全頭検査」ですね。検査済みの牛肉のみ買いましょう。

2005年3月5日
BSE(狂牛病)は全頭検査で防げ

これは、BSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士が日経サイエンスに寄稿された論文の題名です。
詳しい内容は日経サイエンスをご覧ください。
BSE検査法に新しい方法が開発されたと本日の新聞各紙にでていました。時間は1/6になり約25分ですみ、費用も1/10の6000円から9000円ぐらいにできるとのことです。
検査時間が短いので、食肉の処理時間の短いアメリカ産でもできるはずですね。
皆さん、検査済みの牛肉のみを購入するようにしましょう。表題に書きましたように、BSE研究でノーベル賞を受賞した学者が「全頭検査を」と言っているのです。
最終消費者たる我々が検査を受けていない肉を買わないようにすればよいだけです。小売店は検査済みだけをおくようになるのでは。そうすると、アメリカも日本向けには検査せざるおえなくなるでしょう。自らの判断で健康を守りましょう。

2005年2月27日
たばこ規制枠組み条約 本日 発効
漸くという感じですね。欧米では、この条約の内容を先取りする感じで対策が進んでいます。税収とコスト(健康被害などによる損失)の比較でコストの方が大きいからもあるのでしょう。
特に非喫煙者への被害については許されるものではないという考え方であると思います。
広告規制も欧米では早かったですね。日本は一部を除いてこれからですね。たばこの包装の警告についても日本のはあってないがごときでした。
健康被害については「ガン」以外のことがほとんど知られていないのでは。それについての啓発活動を進めて欲しいですね。
健康増進法での分煙化や禁煙についての施設管理者の責任については罰則規定を入れてもよいのでは。
飲食店等で分煙、または禁煙にしていないところは、おいしい食事を提供する気がないところです。
喫煙者が禁煙したら太ることが多いのは食事が美味しくなるからです。喫煙は周りの人の味覚、臭覚にも悪影響があります。
たばこの火の不始末が火災原因の上位になっています。
早急に学校、医療関係機関、公共機関などの全面禁煙化を。宿泊施設、飲食店などの完全分煙化または禁煙化をして欲しい。
特に学校の敷地内全面禁煙を。ダルビッシュ投手の問題も個人の問題とせず、多くの学校で生徒が喫煙していることに対する教育に携わる者の喫煙が悪影響を及ぼしている例が非常に多いと思います。
次に少しリンクをあげます。
禁煙に関する政治家ページのリンク 2005/01/30
こちらで、情報の重要性の度合いの判っていない国会議員のリンクもあります。選挙の時に参考にして情報の価値判断が正常にできる議員を当選させましょう。

2005年2月23日
スポーツはサイエンス
健康志向でするスポーツも科学的に正しい方法でおこなえば効果が大きくなります。非科学的におこなうと弊害がありますね。
筋肉トレーニングですが、以前買った本に「休息が大事である。48時間から72時間の休息」とありました。
この理由が数年前の日経サイエンスに載っていたのです。筋トレをすると筋繊維(筋肉の細胞)に傷がつきます。この傷を修復するためにそばにある衛星細胞が分裂してそのうちの一つが筋繊維と融合し核の数を増やしてから修復するとのことです。核の数が増えると筋繊維の持つ収縮性タンパク質を増やすことができるというのです。
この修復期間が「休息」として必要のようです。ところが、未だに毎日トレーニングをさせている指導者が多いようですね。
筋力の維持についてもいくつかの書物であったのは「週1回」です。もしトレーニングを中断したときは、毎日組より筋力の低下が緩やかです。このあたりを学術研究の成果を現場に取り入れさせる仕組みが日本では十分できていないようです。
アメリカではスポーツの総合的な研究トレーニングセンターが確かデンバーにあったと思います。オーストラリアでもあるのでは。そこでは、筋肉の質を調べてより効果的なトレーニング法を選手に提供しているはずです。
スキーも昔から国の科学力上げての総力戦の様相があります。日本は未だに個人が主体のようですね。
学校スポーツをもっと「科学的」にして欲しいですね。

2005年2月22日
今日も喫煙問題で
ニュース報道ですと「喫煙が禁止されている未成年」であるところに問題があるという印象ですね。
でも、プロのスポーツ選手でしょ。お客さんに最高の状態のプレーを見せる義務があるのでは。お金をもらって働いている限り、その条件の範囲内で最高の仕事をする義務を負っているように思うのですがね。教師なら生徒に対してですね。ただ、何を持ってよしとするかという問題が付きまといます。
でも、スポーツ選手なら身体能力を下げるような行為はするべきではないはずです。教師が解ってウソを教えるのと同様の意味があると思います。やってはいけないことですね。
それは結局、あの子の生育環境、教育環境に問題があったのでしょう。
喫煙を何とも思っていない大人が周りに多くいたためと思います。子どもは大人のまねをします。今の子どもを育てたのは今の大人ですね。
昨日も書きましたが「たばこの害」を教えながら、その生徒の目の前で喫煙するような教師がまだまだいますね。このようなことに自己矛盾を感じていないわけです。そのような状況で育てば喫煙に関して鈍感になると思います。
学校の全面禁煙化を早急に進める必要があると思います。

2005年2月21日
スポーツ選手の喫煙
喫煙はスポーツの大敵ですね。まずは、煙に含まれる成分は非常に多くあり有害ですね。
一酸化炭素は赤血球にあるヘモグロビンと非常に結合しやすいです。これにより赤血球の酸素運搬能力が低下します。運動には酸素が必要なのですが十分には供給されないことになります。運動能力の低下が起こることになります。
ニコチンは毛細血管を収縮させ血流を悪くします。その結果、これも酸素運搬能力が低下しますね。
タールなどの物質は肺に沈着していき、呼吸能力を低下させます。こちらは回復しません。これも酸素の取り込みが落ちる。筋肉などへの酸素の量が減少するわけですね。
運動選手としての能力が発揮できなくなったり寿命を縮めたりすることになります。
では、どうして吸い始めるのでしょうか。原因の一つとして考えられるのが指導者が吸っている場合ですね。生徒はまねをします。
さらにこの指導者には「喫煙の害」を教えている教師も結構います。余計、始末が悪いですね。
家庭環境も影響するでしょう。
「学校での勉強が日常生活と関係がない」という間違った考え方もね。
「文武両道」の意味の取り違えもね。この「武」は学習したこと(文)を行動に移すとかいうような意味です。これができるようになると「喫煙の害」を理解できればたばこを吸わないとか、吸っていても禁煙ができるということになるはずです。
今回、ダルビッシュ投手のことで報道されましたが、スポーツ関係者はよく考えて欲しいです。

2005年2月13日
長寿の秘密は和食
これは本日の日経健康面「はつらつ養生訓」の見出しです。
これによると総エネルギーのうちタンパク質が12%、脂質が25%、炭水化物が63%の割合で取るのが理想的なバランスとされているそうです。
日本の和食は、先進国の中で炭水化物が多くて脂質が少なく、ほぼ理想的なバランスになっているとのことです。
まあ、細胞のエネルギー源としては炭水化物のブドウ糖(グルコース)が一番でしょう。神経細胞はグルコースしか利用しません。筋肉もグルコース大好きですね。
炭水化物を摂取せずにタンパク質を摂取すると肝臓で糖に変える手間がかかりますし、血糖量が増加していなくてもアミノ酸によってインスリンが分泌される。(からだの科学 増刊 糖尿病2001 より)
そうすると血糖量が低下する。そこで血糖量を上げるためにグルカゴンなどが分泌され、どちらも肝臓などに同時に作用することになるのでは。肝臓はどちらの命令に反応するのかな。
タンパク質や脂質を多く取ると糖尿病になりやすくなります。これを防ぐためにも炭水化物主体の和食にしましょうね。

2005年2月8日
新幹線全面禁煙 JR各社に要望
これは本日の日経社会面にあった記事の見出しです。
日本小児科学会、日本循環器学会、日本公衆衛生学会、日本呼吸器学会、日本産科婦人科学会など国内九学会合同でつくる禁煙指導ガイドライン委員会がJR各社に車両、駅ホームの全面禁煙を求める要望書を
提出するということです。
世界保健機関(WHO)が主導する「たばこ規制枠組み条約」が発効する27日までに回答するように求めることになる。
まあ、喫煙車両を孤立させた状態でつなぐのなら煙(粉塵などの有害物質)が禁煙車に流れることはないと思いますが、今のように行き来ができる状態では粉塵濃度が法定基準を超えて、受動喫煙防止を定めた健康増進法25条に違反することが明白だそうです。そうだと思います。汚染された空気が実際流れてきますからね。
「たばこ規制枠組み条約」が今月27日に発効するのですね。これを機会に日本も欧米並みになることを望みます。
喫煙者は喫煙によって、食事が不味くなっていること、香りに対して鈍くなっていること、酸欠になっていること(息切れなどに現れます)、見えませんが肺が真っ黒けになっていること(呼吸能力が確実に低下していっています)などの害があることも理解して吸って欲しいですね。人生の大きな楽しみの食事がおいしくないという状態が続くわけですね。
当然、吸わない人に煙の影響が絶対に及ばないように吸ってください。

2005年2月1日
寒波襲来
今年一番の寒波がきていますね。雪の多いところは大変だと思います。新潟県の山古志村は大丈夫なのでしょうか。心配です。
ところで、寒さに対して「強い」とか「弱い」とかがありますね。子どもは寒さに強い方でしたが、今は寒がりが多いようですね。この変化と体温の変化の関係、あるのではと思ったりします。
体温が高いということは発熱量が多いということですね。体温調節中枢を流れる血液の温度を保ちやすいということになるのでは。以前、ある大学医学部の衛生学講座の教授から次のようなことを聞いたことがあります。
「エスキモーの人は、手などの皮膚温が低下するとその部分の毛細血管が拡がって血流を多くして皮膚温を保つ。」というのです。その結果、凍傷になりにくいとのことでした。これも、体内の発熱が少ないとできないのではと思います。
冬に外でよく遊ぶ子どもの頬が赤くなっているというのも毛細血管が拡がったままになるからだと聞いたことがあります。
どうも、体温高めの方が寒さに強いようですね。体温高めに保つためにはエネルギーの消費を多くする必要がありますね。
ということは、体温の低い人より「太りにくい」ということになったりするのでは思います。
筋肉を鍛えて、代謝を高め、寒さを乗り切りましょう。

2005年1月28日
家庭などの喫煙でもクビ
26日の朝日新聞によるとアメリカに於いて会社の外での喫煙で社員を解雇したところが出ました。
理由は、簡単。社員の健康を守ることが将来的には社員は当然として会社も経営上有利にはたらくからである。
医療保険の問題ですが、日本でも喫煙者より非喫煙者を安くするべきですね。病気になる確率が相当低いですから。このとき、今の健康保険組合などの掛け金の比率ですと、当然企業などの負担分も個人とともに少なくのでは。
そして、従業員の休業による機会損失も減少するでしょう。もっとも、団体生命保険を従業員に無断で契約して死んだら保険金を取り込むような不届きな企業にとっては喫煙奨励でしょうね。だから、禁煙に消極的な企業にお勤めの方は疑ってみたらと思います。家族主義とか言う日本の企業体質の矛盾をね。欧米で優良企業は家族的だそうです。リストラもできる限りしないとか。
従業員の健康を本当に守る気のあるところに勤められると良いですね。制度的には同じようでも子育てでも実際の運用で大きな差があります。本当に子育て支援をしている企業の方が従業員を大切にしているのでは。

2005年1月18日
喫煙と中高年男性の自殺の関係
これは本日の日経社会面にあった厚生労働省の研究班の報告です。
一日に吸う本数によって自殺率が高くなるということです。特に40本以上になると相当高くなるようです。
まあ、喫煙者はストレス解消として煙草を吸うのではないかと思います。すると、本数が多いということはそれだけストレスが多いということになるのかな。
喫煙は一酸化炭素やニコチンによって血液の酸素の運搬量が減少しますね。頭脳明晰の状態ではなくなります。酸欠状態ですから。本数が多いほどその状態がひどくなるわけですね。
鬱症状がどのような状態なのかよく判りませんが、ヒョッとして酸欠も引き金になるのかな。そうすると「自殺」しやすい状態になるわけですね。
煙草の影響がこんなところにも出るわけですね。
たばこの害はいったいどれだけあるのでしょうか。計り知れないですね。

2005年1月11日
大相撲本場所全面禁煙
今年の初場所から全面禁煙になりました。今までは2階席とかなどでしたが、枡席も禁煙です。まあ、枡席が国技館の中心付近ですから、受動喫煙させられていたファンが多かったわけですね。でも、今年からはその被害を受けなくなったということです。
両国の国技館だけでなく、大阪、名古屋、福岡でも全面禁煙にするそうです。
ところで、プロ野球はどうでしょうか。高校野球は?などなど、本来、スポーツに煙草は要らないはずです。特に青少年を禁煙指導(保健という科目で)も含めて運動の指導している保健体育教師には要らないはずです。
なぜ、運動部の顧問の方が文化部の顧問より喫煙率が高いのか不思議です。何年か前に高等学校のある運動部の都道府県大会の会場に行ったことがあるのですが、顧問の喫煙者が多かったです。会場の特定の場所ではく、いろいろなところで喫煙してました。
その同じ月にあった文化部の大会では喫煙者は校舎外で且つ決められた場所だけでした。だから、その場所でもほとんど吸っている教師はいませんでした。
学校敷地での全面禁煙が広がりつつありますが、文化施設や運動施設も全面禁煙にして欲しいですね。青少年の健康を守り、その意識を高めるためにね。