煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る)

主に健康医療などについてです。2004年4月分よりです。
過去分 2004年3月分まで

2004年12月31日
大晦日
今年は雪のところが多くなりましたね。漸く、冬ですね。
今年、アイルランドでは、不特定多数の集まるところでは「禁煙」になりましたね。居酒屋もです。
本来、飲食店は「禁煙」だと思います。タバコの煙は味味覚および臭覚を麻痺させますからね。
よく、禁煙すると太るというのは「味がわかるようになって食べ物がおいしく食べれる」からです。当然、香りもよく判るようになります。
日本でも「禁煙」のところが広まってきていますが、役所(国および都道府県などを除く)でまだのところが残っているようですね。
もっとも、たばこの害を教えていて吸っている訳のわからない人もいますが。
これは、今一度「知行一致」の意味を噛みしめて欲しいですね。
大晦日なので、タバコのことで今年最後にしたいと思います。

2004年12月29日
乳ガンとタバコの関係
珍しく、タバコとガンの関係についてです。
本日の朝のNHKニュースで厚生労働省の10年および2万人を対象とした調査で、閉経前では、受動喫煙(とばっちり)で受動煙のない人に比べて約2.6倍、喫煙者に至っては3.6倍にもおよぶという調査結果が出ました。非喫煙者でも副流煙で凄い倍率ですね。喫煙者に近いですね。
女性ホルモンの働きが活発なためのようですが、自分自身はでホルモンを制御できないので喫煙や受動喫煙を避けることが必要である。
タバコの害のうち、ホンの一例でした。

2004年12月26日
酒気残らば・・・
これは、本日の日経健康面「はつらつ養生訓」の見出しです。
二日酔いに「・・」とかいう人もいますが、ゆっくり眠り体を回復させるのが一番だそうです。
食べ物では、果物や甘い物を摂取するのが良いそうです。スポーツドリンクも良いそうです。
「・・」は「迎え酒」です。これは、胃は荒れて肝臓に負担をかけ、結局症状を長引かせるだけです。
飲み過ぎないように。飲み方に注意をしましょう。空腹時の「一気飲み」は禁物だそうです。
一気飲みは「急性アルコール中毒」に注意してください。死ぬこともありますよ。

2004年12月25日
乳幼児の誤飲 4割がタバコの吸い殻
今日の朝日新聞夕刊の一面です。まあ、まだまだどこでも吸う人が多いということかな。
周りに対する影響を考えていないからかな。
昨日までの「根付かぬ教訓」と基本的には同根かな。
今は、保健という科目などで「たばこの害」を勉強していますね。それを我が身に置き換えて考えられないのかな。もっとも、まだ害を教えながらの喫煙者というのが多数いますね。こちらの方も何を勉強してきたのかな。
「知行一致」「文武両道」は学習したことが行動に現れることですね。そのあたりが日本の教育ではなっていないようです。
今、大学では以前より早い段階から「ゼミ」などを取り入れるところが増えています。これは、自分で調べ、考え、まとめて発表する訓練ですね。そして、「知行一致」に繋がることを求めているのだと思います。

2004年12月20日
薬とサプリの関係
昨日の日経健康面にありました。
サプリは、普段の食生活で不足気味の栄養素を手軽に補うのに便利ですね。
ところが、病気で薬を服用している人は「飲み合わせ」に注意する必要がある。
例としてあがっていたひとつが「西洋オトギリソウ」。気分が爽快になると人気だそうです。ところが、専門家の間では、解毒酵素を増やして薬物の分解を促進することが知られているそうです。強心薬や抗てんかん薬などと併用すると、薬が効かなくなることがあるそうです。
その他、「イチョウ葉」は、血栓防止薬と併用すると血が止まりにくくなることがあるそうです。
今は、他の医師から処方されている薬をよく聞かれるようになりましたが、「サプリメント」も注意が必要のようですね。

2004年12月14日
COPD(慢性閉塞性肺疾患)について
以前から書いていますように、喫煙によって肺機能が徐々に失われていき、最終的には呼吸困難に陥る病気です。年間5万人以上が亡くなっていると考えられているそうです。
この病気、進行がゆっくりしているので気が付いて診察を受けたときには「重症」になっている場合が少なくないとのことです。
「治らない」「元に戻らない」病気です。進行を遅らせることしかできないそうです。
非喫煙者にとっても周りで喫煙されるとガンなど被害とともにこの「COPD」にも喫煙者同等かそれ以上に有害物質を吸い込むことになるので、同等の弊害があることを覚えておいてください。
ガンだけではないのです。

2004年12月13日
専門医不在 浮き彫り
これは昨日の日経医療面の見出しです。「実力病院」日経調査をもとに「構造編」とした特集かな。
放射線治療では、放射線診断医が多いのですが、放射線治療医はまだまだ少ないそうです。学会の認定医の400人ほどだそうです。そして学会もまだまだ足りないと言っています。日本の大学の放射線講座は多くが診断医養成だそうですね。
それと、医師だけではなく専門の技師も不足している。その結果もあって放射線の照射量を間違うというミスが多発したのでは。
緩和ケアでも、専門医やシステムがまだ完備していなかったり機能していないところが多いようです。
日本の仕組みでは「縁の下の力持ち」のようなところに人材やお金を投入できるようになっていないからかな。医学教育が専門医(家庭医を含む)教育に向いていなかったためでは。
今後、今回の調査などで出てきた不備を改善する方向で進んで欲しいですね。

2004年12月10日
C型肝炎ウイルス汚染フィブリノーゲン製剤について
漸く、納入病院リストが公表されましたね。どうして、今まで隠し続けてきたのか。他の日本の薬害の構図、官僚やあの軍部との考え方が似ていますね。
知らせなければ判らないから何も言わないのではないかと言うことがあるのでは。いまは、昔と違ってインターネットなるものがあって、全世界相手に情報や考えを発進できるようになりました。以前とは逆に正確な情報をいち早く公開する方が良くなっているのに判っていない。
ひょっとして、現状認識ができていないのでは。例えば、軍部ですがノモンハン事件を教訓化できませんでしたね。単にひた隠しにしてだけ。その結果、というかその後泥沼にはまっていきましたね。
今回の件も判った段階で適切な行動を起こしておけば、拗れることはなかったと思います。医師の中には、汚染の可能性のあるフィブリノーゲンを(知らずに)使ったことを認めてる方もいます。ただ、汚染が明るみにでてからも使い続けた医師は責任があると思います。
C型肝炎ウイルスは、治療開始が早いほど、ウイルスを除去できる可能性が高いそうです。その可能性を奪った厚生労働省は2重に罪を犯したことになると思います。

2004年12月5日
がん治療 最高評価10病院
これは、本日の日経一面にあった見出しです。
愛知県がんセンターが最高評価でした。大阪府に2つありますね。
高い評価を受けたところは今の日本では「よい病院」であるということですね。今後のさらなる取り組みに期待しています。
ただ、入院となるとやはり近いところが良いわけですね。病院による治療成績の格差がやはり存在するとのことです。ですから、記事にもありましたが治療成績の病院間格差をなくす方向に努力して欲しいですね。
どこに、住んでいてもよい治療を受けることできる体制造りは、国も関与する必要がありますね。特に定期的な「医師の研修」をやりやすく、且つ実行ある制度を作り上げる義務かな。制度等を常に点検してよりよいものにする努力。
藪医者を排除できる仕組みも欲しいです。命が関わっているのですからね。特に「リピーター医師」をね。
医療水準の底上げを期待しています。

2004年12月4日
たばこの害、その4
美容への悪影響があります。そばで吸われるだけでも影響があるそうです。健康なお肌を維持するためには煙草は禁物です。
歯に対する影響も大きいです。歯周病などで歯が抜け、「入れ歯」に非常になりやすくなります。そうすると、食事をおいしく食べれなくなるわけですね。
周りに対する害も忘れて欲しくないですね。今まで書いた分は、本人に対する影響ですから本人に責任を取ってもらえば良いわけです。健康保険を使って欲しくはないです。自業自得ですので。
副流煙による影響は、被害そのものですので対策を講じて欲しいです。「食事が不味くなる。臭いが判らなくなる。」もありますが、ガンや胎児への影響など多数ありますので、誰もいない吸わない人へ影響の全くないところで吸ってください。
煙草を止められるかどうかは、ニコチンなどの禁煙補助の製品が多数出ていますので「本人の考え、意志」次第ですね。普通、学習の効果があれば、「吸い始めない。」または「禁煙できる」はずです。要は「学習の意味」や「学習に対する考え方」にも行き着くと思います。
「知行一致」であれば、禁煙できますよ。「文武両道(文は知識など。武はその知識による行動)」でもね。

2004年12月3日
たばこの害、その3
煙草の害ですが、今日はタールについて考えてみましょう。
発ガン性はタールや他の物質で認められています。発ガン性以外ではどのようなものがあるのでしょうか。
タールが手などに付いたとき、どうなりますか。なかなか落とせませんね。肺のなかで排除できると思いますか。まず無理でしょう。その結果、肺に貯まっていくわけですね。
タールが水などを通しませんね。当然、酸素も。そうすると、肺の機能が低下していくことになるのでは。実際、COPD(慢性閉塞性肺疾患)になっていくわけですね。その他、多くの病気もありますのでご注意を。
「COPDの潜在患者は530万人。死亡者数も年々増加しています」とのことです。ガンより怖いかも。

2004年12月2日
たばこの害、その2
昨日に続き、たばこの害についてです。もっとも「タバコをなくそう」や「煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう」をご覧頂ければ大体書いてあります。
ニコチンの害についてです。本当に詳しくお知りなられたい場合は薬理書や医学書などでお願いします。
習慣性があります。煙草が止められない最大の理由がこれによるようですね。そして、ニコチンの作用によって「煙草を美化」してしまうことになってしまいます。
血管収縮作用ですね。全身で起こるようですね。血の巡りが悪くなるので心臓に負担がかかりますね。血管の損傷の可能性が大きくなり、心筋梗塞や脳出血などの引き金になります。
運動の時にも負担が増します。
などなど。
次に一酸化炭素。これは、酸素の200倍の結合力でヘモグロビン(赤血球にあって酸素を運ぶ)と結合します。一旦、結合しますとなかなか離れません。酸素の運搬能力が低下します。これも、運動や思考その他の障害になります。当然、心臓に負担がかかります。
こちらは、煙草の本数に比例して増加します。ニコチンなどが少ない銘柄に変えて本数が増えてしまうと確実に増加していきます。
ある本によると「最大50000ppm」だそうです。普通に言うと5%かな。部屋に0.1%で死ぬという話です。練炭などを締め切った部屋で使うと発生しやすいです。最近の集団自殺で使われましたね。
こちらも心臓に負担がかかりますね。血管の損傷の可能性が大きくなり、心筋梗塞や脳出血などの引き金になります。
今日は、このあたりでしておきます。

2004年12月1日
たばこの害
もう今年も12月になりました。例年より暖かいところが多いようですね。
来年には「煙草枠組み条約」が発効しますね。日本でも煙草対策が進むことをさらに期待してます。
煙草の害ですが、先月書いた中に「聴力」に関してがあります。それ以前に、味覚や臭覚に対しても害があるのです。血管障害が起こりやすくなることなどで目に対してもや皮膚感覚に対しても害はある。
血行等の関係で「第六勘」にも影響があったりして。まあ、感覚すべてが鈍たり、永久に劣化していっているのではと思います。人生を豊かに暮らすためには感覚器が健全であるということが大事であると思うのですがいかがなものでしょう。
タバコの害は、ガンだけではないのです。それ以外の害による死亡数の方が多いかも。間接的影響を含めると絶対多いと思います。COPD(慢性呼吸不全)で年間5万人以上が、そして死に至らなくても運動制限などを余儀なくされている人が多数出ています。
たばこの害は、色々あることを忘れないで欲しいです。今日は、ごく一部分の例を挙げさせてもらいました。

2004年11月28日
耳を大事に
本日の日経健康面の「はつらつ養生訓」は耳についてでした。
年をとるとどうしても徐々に聴力が下がってきます。特に4000ヘルツ以上の高音の低下が見られるそうです。
生活習慣で影響の大きいのは、騒音、喫煙です。ヘッドホーン等で大きな音を聞き続けると難聴になる確率が高くなります。昔は、工場や作業現場の騒音などが大きな理由でしたが現在は」ヘッドホーン難聴」が増加しています。
喫煙は、聴力の低下を促進します。本数が多いほど効果的だそうです。
そのほかに高脂血症や糖尿病なども低下を促進します。喫煙と同様に血管を傷つけ弱らせるからと考えられています。喫煙は、味覚を鈍らせ、臭覚も鈍らせ、聴力も低下させるようですね。血管を痛めるという点から網膜症などを早める可能性は十分にありますね。
耳を大事にしましょうね。

2004年11月24日
HIV 成人100人に1人
今日の新聞に載っていた記事の見出しです。
国連の推計によると世界でHIV感染者が4000万人にのぼるとされています。多いのは、アフリカのサハラ砂漠以南ですが、アジアの増加率が高いのが気にかかります。
エイズに対する正しい知識(役にたつもので覚えるだけのものではありません。)を知らないことが感染の拡大の大きな要因になっているとあります。
そうすると、日本でもやばいですね。記号選択式で考えずに覚えるだけが勉強などという風潮が強いですから。偶々まだ、感染率は低いですが何時急上昇するようになるかもしれません。エイズの薬は年間100万円以上するらしいです。そして、飲むのを止めると発病、止められない。
そのほか、B型肝炎やC型肝炎の厄介ですね。B型肝炎はワクチンがあるのですが、感染後では無駄。どちらも根治させる確実な治療法はありません。エイズとよく似た血液感染タイプです。
エイズに対する教育は肝炎にも有効だと思います。よりよい人生を送るために感染しないように。

2004年11月22日
医師の技量について
昨日の日経の医療面の「駆ける」と「患者の目」の両方を読んで感じたことは医師も含めていろいろな分野で活躍するには「絶えず勉強(努力)」する必要性を訴えられている点です。
「駆ける」の方は、開業医から千葉大学病院総合診療部教授になられた生坂氏のことです。ゼネラリストの家庭医を目指してアメリカに留学され、検査に頼らず、患者の言葉から病名を絞るこむ「シャーロック・ホームズにも通ずる仮説と検証の作業」に魅せられたそうです。
そして、日進月歩で進歩する全分野の勉強を続けられているとのこと。このことも卓越した問診力をさらに光らせていると思います。
もうひとつの「患者の目」は見出しに「医師は安心与えてほしい」という見出しがあります。ベンチレーター使用者ネットワーク事務局次長の花田氏の投稿です。
人工呼吸器を装着するときの経験から、医師の言葉によって、患者の不安は大きくなり、医療行為を受け入れられなくなることがあると書かれています。
これも、医師がもっと十分にわかりやすく説明することができれば、安心感を与えることができるとあります。
どちらも、不断に勉強していく必要がありますね。医療だけではなく、教育でも行政でも企業などでもこの姿勢は必要では。

2004年11月21日
老化先送り 肉も忘れず
これは本日の日経健康面の見出しです。
高齢になっても元気に暮らすためにはどのようにしたら良いのでしょうか。
東京都老人総合研究所の専門家によると、「食事は一四のポイントに注意し毎日軽い運動に心がけると老化を先送りできる」ということだそうです。
@三食のバランスをよくとり、欠食は絶対さける。
A動物性たんぱく質を十分に取る。
B魚と肉の摂取は1:1の割合に
などあります。詳しくは新聞を。
当然、牛乳も入っています。野菜も十分にとること。等々です。高齢になると、不足することが多くなるようですね。
「しっかり食べ 毎日体を動かす」、人間は動物ですから運動するのが当たり前です。
趣味のある人とない人では、ない人の方が老化しやすいといういうことです。
できるだけ、老化を遅らせることのできる生活を送りましょう。

2004年11月19日
路上禁煙地区
今年の11月1日より名古屋市で条例が施行されました。
私が疎いのかもしれませんが、東京都千代田区に次いで2番目かな。
伏流煙被害を防止するために屋内での禁煙、分煙の処置は当然されるべきです。
昨年、健康増進法が施行されたにもかかわらず、取り組みの遅い市町村があるようですね。政府や都道府県は積極的に指導すべきです。
今回の名古屋市の条例については、他の地方公共団体および国は追従して欲しいですし、追従してしかるべきでは。
路上での喫煙も周りに対していろいろと被害を与えることがあります。特に繁華街など人通りの多いところでは、人と人の間隔が狭いため煙もなのですが煙草の火自体も危険です。歩き煙草は。
路上禁煙地区をもうける意味は十分にあると思います。

名古屋市条例第49号

   安心・安全で快適なまちづくりなごや条例

2004年11月16日
加齢による筋肉の痛みについて
一昨日の日経健康面にこのテーマの記事がありました。
五十肩、腰痛、ひざの痛み、尿漏れについてです。
プチ体操でこれらの悩みを解決できることが多いようですね。多くの場合、筋肉を使わないというかそれなりに鍛えることを怠っていたため、起こるとのことです。
筋肉は使わないと衰えます。ついでに骨も。
現在は、「楽」であるということを優先しすぎて筋肉を使わない人が多いですね。人間は筋肉を使って活動する「動物」です。それが、使わないとどうなるのか。「衰える」ということですね。
そうすると、少しの負荷にも耐えられなくなって筋肉のあげる悲鳴が「腰痛」「五十肩」などで表れるわけですね。「無茶」はダメですが、しっかりと筋肉を鍛えることが「予防」になるということですね。
たばこは、息切れなどを起こしやすくして運動の妨げになりますから止めましょう。

2004年11月15日
味覚を保つ
昨日の日経の健康面「はつらつ養生訓」のテーマでした。
貝原益軒は「養生訓」で「淡薄(たんぱく)なる物を好むべし」と論じている。脂っこいものや味の濃いものは避けて、薄味を守るべきであるということです。
「薄味」は、もともと食べ物の持つ味も引き出し食事がより一層おいしく食べられます。薄味の微妙な味わいを感じるのには「鋭敏な味覚」が必要になります。味覚が衰えると濃い味を好むようになる。たばこは味覚をダメにします。
味覚は、加齢とともに機能が衰えます。たばこはその追い打ちをかけることになります。
加齢とともに唾液が減少するそうです。これも味覚の衰えに関係があるそうです。義歯の影響も。たばこは歯も悪くし、義歯になる割合が高いです。
味覚を感じる細胞も加齢とともに萎縮します。ですから、萎縮しないようにしましょうね。
それと亜鉛欠乏も味覚障害の原因として注目されています。亜鉛を多く含む食品(魚介類、ノリ、抹茶、玄米など)摂取量が食生活の欧米化で減少しており、摂取量も少なくなってきているそうです。
亜鉛欠乏による味覚障害は1年以内に治療しないと直らないことがあるそうです。
食事の欧米化は、高脂血症や糖尿病などになりやすくなりますね。
薄味は塩分控えめにもなり、胃ガンや高血圧になりにくくなるかな。

2004年11月14日
在宅ホスピス 往診医探しから
本日の日経医療面にありました。
がんなどで「最期の時を家族と過ごす」ことですね。
この記事の中で、在宅ホスピス医選びで最も重要なのが「往診する医師が24時間365日往診できる体制を整えているかどうか」だそうです。
そのほかの条件として@モルヒネなどによる疼痛(とうつう)緩和ケアをしているかA容態が急変した場合、入院できる病院との連携があるかB治療方針を患者、家族に十分説明できるか  などが重要なポイントだそうです。
まあ、この条件の@が不十分なところが日本では病院でも多いようですね。欧米に比べてモルヒネの使用量が格段に少ないそうです。がんなどの疼痛に対する適切な投与のときは「習慣性」は起こらないとアメリカで医師になられた赤津氏の著書にありました。WHOも20年ほど前にレポートを出してます。患者が痛みに苦しんでいたらその主治医は「藪医者」の可能性が高いです。
そのほかに、費用の問題、心の準備などがあります。
以下に新聞に出ていた在宅ホスピスに関係する情報提供窓口のリンクを載せました。
日本ホスピス・在宅ケア研究会(神戸市)
在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク(東京都千代田区)
勇美記念財団(東京都千代田区)
末期がんの方の在宅ケアデータベース
どんぐりの会(東京都日野市)
広島・ホスピスケアをすすめる会(広島市)
ほほえみネットワーク(東京都新宿区)

2004年11月9日
がんと向き合う 抗がん剤最新事情
一昨日の日経医療面にある2回連載のです。については11月3日を読んでください。
日本は国際的な標準治療が受けられない例が珍しくないそうです。
欧米では次々に優れた抗がん剤が続々と臨床現場に導入され効果を上げているのに日本では使えない。
この理由の一つは、制度の硬直性、一度決めたものを変更したがらない官僚の体質ですかな。抗がん剤の承認でも遅れがちですね。
この制度とは半世紀前の省令が足かせになっているそうです。欧米では、臨床で効果が認められると、承認した症状以外でも柔軟に保険で使用できるのです。ところが、日本では「ダメ」。この省令では、「一剤一効果」でのみ保険適応でそれ以外に使うと医療費すべてが自己負担になるというもの。
新薬の審査でもアメリカと日本では大きな差があるそうです。人口比で2倍強のアメリカの審査官の数は、日本の20倍の約3000人。特に臨床試験の科学的評価に欠かせない生物統計の専門家に至ってはアメリカの百数十人に日本は3人。これでは、薬害が多くなります。予算配分の硬直性によっていると思います。
臨床試験に対する補償の問題もあって日本では進まない。
そのほかにも、いろいろあります。
そして専門医(腫瘍内科医)の数も日本(アメリカ9500人に対して日本は500人)は少ないです。ですから、効果も副作用も抗がん剤を使うとよく薬害がでるのでは。

2004年11月8日
肺の生活習慣病、早期発見を
昨日の日経健康面の「一分間人間ドック」の題です。 肺ガンも早期発見が必要ですが、今回は肺の生活習慣病とよばれる「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」についてです。 これは肺の機能が徐々に低下していき、最終的には呼吸困難になり、年間数万人の方が亡くなっています。(COPDについてのHPより) 国内の患者数は500万人以上にものぼるという研究結果がでています。 このCOPDは、回復は非常に難しく進行を抑えることしかできない。だから、予防が大切です。 予防の第一は、「禁煙」です。たばこが最大の危険因子です。 その他の危険因子もあると思いますが、書いていません。それだけ、たばこが危険だと言うことですね。 詳しくはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を見てください。肺の写真も見てください。

2004年11月7日
アメリカ産牛肉の輸入再開について
アメリカの狂牛病研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士は「全頭検査で防ぐ狂牛病」という題で日経サイエンスに寄稿されています。
狂牛病を「感染」ということだけにしている今の考え方に疑問を投げかけています。狂牛病の原因タンパク質の「変性プリオン」は突然変異的にいつでも発生する可能性があると指摘されています。
人間のクロイチェブヤコブ病は感染ではなく、弧発です。牛にも可能性があるわけです。
さらに検査法は年々改良され簡便で感度が高くなっていきます。もっと若い牛でも検出可能になっていくでしょう。
検査されていない牛肉の不買運動をしましょう。

2004年11月2日
がんと向き合う 抗がん剤最新事情
一昨日の日経医療面の連載の題です。
「最新科学に基づいたがん治療薬が次々と登場して、切らずに治す時代も夢ではなくなろうとしている。」と最初にあります。
白血病の治療薬の例が載っていました。インターフェロンではうまくいかなかったのを、2年前登場したばかりの抗がん剤「グリベック」に変えたところ、異常染色体が消えたそうです。
問題は、薬代です。これは、健康保険が利用で切るみたいですが3割負担で月額約12万円にもなるそうです。異常染色体が消えた後、飲み続ける必要があるかどうかが解っていないそうです。
この薬は、今のところ大きな副作用はでていないように書いてありました。「イレッサ」でしたか、使用を拡大しすぎて副作用が多く出ましたね。最近のはできるだけ副作用を少なくするように作っているとのことですが生涯飲み続けた場合の副作用は解っていないそうです。
再発予防にも抗がん剤が効果を上げているそうです。
日本もアメリカみたいに医師が患者にいくつかの治療法を説明(効果と副作用などリスク)して、患者が治療法を選ぶ時代になってほしいですね。

2004年11月1日
寝たきり防止は転ばぬことから
昨日の日経健康面にありました。
昨日の脳卒中も寝たきりの大きな要因ですが、高齢になると「骨」が弱くなるので若いときに比べて骨折しやすくなります。
骨折の原因に「転倒」転ぶというのが大きな割合を占めるようになります。この背景には筋力の低下の他、関節の柔らかさやバランス感覚など全身の衰えがあるとのことですが、普段の心がけ次第で衰えを防げるそうです。
筋肉を伸ばしたりするストレッチやバランス鍛錬などをすると良いとのことです。
ダンベル等で無理のないところから筋肉を鍛えていくと「骨」の弱くなるのを遅らせることができます。「骨」は筋肉を使わなくなると簡単にやせ衰えるそうです。寝たきりになると筋肉がやせ衰えるだけではなく骨もやせます。まあ、悪循環に陥るわけですね。
鍛えるとともに転ばぬようにも鍛錬しましょう。

2004年10月31日
中風は年四十を過て・・・
これは、本日の日経健康面「はつらつ養生訓」の題です。
脳卒中は死につながる怖い病気です。毎年十三万人以上が亡くなっています。また、助かってもまひや言語障害などの後遺症が残ることが多い。(昔はこの障害の場所などから脳でどの部分がどのような働きかを調べていました。今もかな)
痴ほう症状が表れることもあります。
予防の第一は高血圧を治すこと。不整脈も引き金になることがあるそうです。糖尿病の場合も危険が高まります。糖尿病は血管を弱らせます。
肥満は、高血圧と糖尿病の原因です。適切な体重を保つように努めましょう。
「喫煙は禁物。たばこを吸っている人は禁煙すること。」たばこの害について癌以外のほんの一例です。ニコチンの作用が大きいようです。
少量のお酒なら健康にいいのですが、日本酒なら一合以上を毎日飲んでいると、血圧上昇につながり、脳卒中の危険を高めてしまうそうです。塩分、脂肪分の取り過ぎも脳卒中の要因になります。脂肪の取りすぎは糖尿病の要因でもあります。
十分な水分補給、適度な運動を心がけ、過労、ストレスを避けたいですね。

2004年10月20日
喫煙率 3割切る
これはJTの調査による喫煙率についての新聞記事の見出しです。
9年連続して低下しています。減少してきているのはよい傾向だと思います。
ただ、問題はまだ、20〜40才代の男性が50%を超えていることです。
それと、「からだの科学」の最新号にあった医療関係者の喫煙率ですね。
一般の方より少ないはずの医療関係者の喫煙率が結構高いのです。からだの健康について学んできているはずですね。それでも、吸っているというのはどのような教育を受けてきたのか。
前の日曜日にNHKスペシャルで慈恵会の青戸病院の医療事故(患者さんや遺族からみたら殺人ですね。)で、状況判断が全くできていないようでしたね。出血で患部が見えないのに内視鏡による手術を続けていることなどです。
これも、こうなったらああなるということが結びつかないのですね。全てに於いて状況からの予測通りになるわけではないのですが、最悪の事態が予測できないのですね。
喫煙も、確実に肺の機能を低下させます。確実に味覚、嗅覚も低下させます。がんもありますが、運動機能なども低下させるということからどのようになるのか医療関係者ぐらいは予測できて、体に悪いこと(喫煙)は止めるべきです。
これができないのは、教育にも大きな責任があると思います。

2004年10月17日
久しく安坐すべからず
今日の日経健康面の「はつらつ養生訓」の見出しです。もう一つ「運動し筋肉増やす」というのもあります。
今は体脂肪計なるものがありますので、それで測定している方が多いですね。測定する時刻や飲食後の状態などで測定値が大きく異なることがあるので注意が必要だそうです。
それでも、まあ体脂肪率がでますね。「かくれ肥満」とか「肥満」とかでてきます。この時のダイエット方法に問題があると、あとで色々問題が出てきます。
絶食ダイエット、単品ダイエットみたいなエネルギーを制限するだけのダイエットですね。脂肪と一緒に筋肉や骨のダイエットをしてしまうのです。さらに、からだが「省エネ型」にもなります。
ダイエットが終わってからのリバウンドが凄いし、筋肉の減少は運動能力などに影響するし、骨の減少は骨折などをしやすくなります。特に女性は閉経後に深刻になりやすいです。
以前から書いていますように、筋肉を鍛えて骨を維持しながらのダイエットは、継続してこそよい効果がたくさんあります。
人間は動物ですから、運動し続ける必要があるのです。

2004年10月13日
抗生物質 万能にあらず
これは、10日の日経医療面にありました。
ウイルスは抗生物質を取り込まないので、効果がない。いわゆる「風邪」の8〜9割はウイルス性上気道炎で比較的軽く済むそうです。
抗生物質が必要なのは、症状が細菌によるものであると診断されてからでよいとありました。
抗生物質の使いすぎが「耐性菌」を増やしているわけですね。
日本呼吸器学会は「成人気道感染症診療の基本的考え方」というガイドラインを作成して、「ウイルス性上気道炎に基本的に抗菌薬の適応ではない。」と明記して、国内で初めて統一した見解を示しています。
必要に応じて使い分けると言うことは難しいようですね。

2004年10月12日
食生活でがん予防
これは、一昨日の日経健康面「はつらつ養生訓」の見出しです。もう一つは「胃の気ある人」です。貝原益軒は「胃の気ある人は生く。胃の気なきは死す」と言われています。
胃ガンの原因と予防についてありました。
原因として、喫煙、高濃度の塩分を含む食品などです。そして、胃に生息するヘリコバクター・ピロリ菌という細菌がかかわるようですね。
そのほか、胃の中でアミンと亜硝酸が反応してできるニトロソアミンも発ガンで疑われています。ただ、ビタミンCや同Eでアミンと亜硝酸の反応が抑えられ、生じにくくなるそうです。
また、食後の緑茶もビタミンCだけでなく、大量のタンニンがニトロソアミンの生成が抑えられると考えられています。
まあ、いろいろな野菜などもたくさん食べましょう。

2004年10月11日
脳梗塞、危険信号見逃さず
これは昨日の日経健康面「1分間人間ドック」の見出しです。
脳梗塞になると、脳の血管が詰まって神経細胞が死にます。その結果、患部によって、死に至る場合や言語障害や半身麻痺などの後遺症がでます。
早期に治療できれば後遺症などを軽くできるが、発症を予防することが何より大切である。
まず注意すべきは、喫煙習慣・高血圧・糖尿病・高脂血症などの「危険因子」を持つ人。禁煙、適度な運動や食事内容の見直しなど生活習慣の改善を図る必要がある。
脳梗塞の前触れとして一時的に表れやすい主な症状は次のようなものだそうです。
・片方の目が見えなくなる。
・視野の半分が欠ける。
・言葉が出てこない。
・ろれつが回らない。
・手足をうまく動かせない。
・体の半分がしびれる。
などがあるそうです。
「すぐに症状がなくなったからと安心して放置してはいけない。」と東京女子医科大学の内山真一郎教授が言われています。

2004年10月10日
味覚を磨く
これは、本日の日経健康面の一番の見出しです。
「味覚は視覚や聴覚と違って年を取っても衰えにくいとされるが、中高年の場合、油断は禁物。」だそうです。
そして、「色々なものをよくかんで食べると機能が保たれ、いつまでもおいしさを楽しめるという。」ことです。
最近は、若い人の味覚の低下という問題があるそうです。「味の微妙な違いが分からなくなってきている」と料理研究家の服部校長が嘆かれています。
味覚を鈍らせる最大の犯人は「喫煙」ですが、これのほかに「ばっかり食」「ばらばら食」といった食事スタイルを挙げられています。
同じものばかり続けて食べると口の中で単調な味が続くと鈍りやすいということですね。家族などとの食事のとき、品目がバラバラだとおいしいとかを同じ食品で言えなくなることが大きいようです。
栄養の偏りも味覚障害につながることがあります。亜鉛の不足に注意しましょう。
良く噛むこと。これが基本だそうです。食べ物と唾液が良く混じり味細胞が味覚情報をとらえやすくなるとのことです。
生きている間、食べ続けるのですから「おいしく」食べ続けたいですね。

2004年10月4日
脳 鍛えて防ごう 物忘れ
昨日の日経健康面の記事の見出しです。
歳をとると記憶力が衰えて物忘れが進みます。これは、致し方の内面がありますが、毎日の暮らし方に注意すると、この度合いは違ってくるとのことです。
どのようにすればいいのででしょうか。
脳には、痴呆になり始めたときに衰える働きが3つある。物事を実行する順番を考える「計画力」、出来事を覚える「エピソード記憶」、同時に複数のことに気を配る「注意分割力」です。痴呆予防には、これらの働きを保つことが大切だそうです。
そのために有効なのが人との会話だそうです。東京都立老人研究所の白澤研究部長によると「外出することが大事」とも強調されています。
鍛錬する際のポイントは、やはり老人研の矢富研究員によると「少し努力が必要な程度の難しさに設定すること」とアドバイスされています。
新たな挑戦も役に立ちます。
鍛錬では「脳の血流を良くすることが大切で、継続して運動することが効果的」とありました。
食事にも注意が必要ですね。
それから、たばこは血流を悪くします。

2004年10月3日
禁煙、9万人を救う
これは、本日の日経サイエンス面の記事の見出しです。
厚生労働省の研究班が10年がかりの大掛かりな疫学調査を実施し、タバコをやめれば年間約9万人ががんにならずに済むとの結果が出たとのことです。
この数は、国内だけで年間50万人近くが発症してがんになっています。(年間約30万人ががんで亡くなっています。)
詳しくは、日経を読んでください。
タバコによって危険性が高まるがんは、肺ガンの他にも口腔がん、咽頭がん、鼻腔がん、副鼻腔がん、咽頭がん、膵臓がん、肝臓がん、食道がん、胃ガン、腎臓がん、膀胱がん、骨髄性白血病、腸のがんなど多数に及びます。
肺ガン検査だけで安心しないでね。
そのほか、肺機能が低下して起こる慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがあります。疫学調査によると、40歳以上の日本人の約530万人が罹患していると考えられています。こちらでも多くの方が亡くなられています。このCOPDの予防は、「禁煙」または「吸い始めない」ということです。
不思議なのは、これだけたがこの害が言われているのに医療関係者の喫煙率がなかなか低下しないことです。
「からだの科学」No239(2004年11月号)でもありました追跡ルポ「お寒い、医療者のたばこ事情」です。酷いですね。これは、教育の問題も大きいですね。学んだことが「行動」に結びつかないですね。
「知行一致」が学習行動の目標では。また、「君子豹変」、良いことであればすぐに行動を変える ということができないのですね。
これは、他の分野でもいえることですが。

2004年9月29日
医療関係者の喫煙率
最新号の「からだの科学」にありました。欧米諸国に比べて高いそうです。医師の喫煙率もですが、医師以外の医療関係者の喫煙率は、あちらの医療関係者とは比べることが恥ずかしいぐらいたかいそうです。
どうして、このようになるになるの考察されていましたが、医療関係の学校での禁煙教育が不徹底であるとか、厚生労働省の取り組みが及び腰であるなどの理由もあげられていました。
タバコ規制条約を批准して関係法令を制定してきているのですが、本気でタバコ対策をする気があるのかとか書かれていました。
まあ、教育の問題が大きいですね。一つが問題点の認識の程度です。タバコの害をどう認識しているかと言うことです。例として、ある県の成人病センターでしたか、そこの呼吸器関係の医師が、そのホームページに「年1回のがん検査で安心して吸える」などとありました。タバコは、吸うごとに確実に肺の機能が低下します。がん以外の呼吸器疾患で多くの方がなくなられたり、運動制限を受けたり、酸素ボンベを常に持ち運ぶ事態は想像もつかないようですね。大学でどのような教育を受けてきたのでしょう。
看護学校等にもこの問題があります。すると、普通の学校(大学を含む)では想像するだけで怖いです。
帝国陸軍が戦争に突入していったのと同じような体質ですね。
そうそう、がん検診、年1回ではCTなどを使ってもタイミングが悪ければ進行がんになってしまうことがありますよ。

2004年9月28日
入れ歯、がん危険因子に
一昨日の日経、社会面にあった記事です。
歯の治療を受けた人は、上皮がんになりやすいとのことです。
そして、入れ歯があると、上皮がんなどで3倍の再発率などとありました。
喫煙は、歯を痛めますね。入れ歯に早くなりやすいです。
歯を傷めたら、やはり治療ですね。そして、入れ歯、がん一直線の様相を示しますね。
入れ歯は、やはり不自由のようですね。手入れも昔より楽になったかもしれませんが面倒だと思います。
喫煙者の方が非喫煙者より早く入れ歯のようですね。
歯を大切しましょう。

2004年9月27日
抜け毛、生活の乱れの一因
これは、昨日の日経健康面の「1分間人間ドック」の見出しです。
まあ、遺伝的、年齢的なのがあります。
でも、「体に悪いことは髪にも良くない」ということだそうです。やっぱりという感じですね。
生活習慣の乱れや暴飲暴食などは急な脱毛の原因になりやすい。
女性では過酷なダイエットの要注意です。
髪を染めることも痛める原因となる。
抜け毛の主な要因の表が載せてありました。
喫煙、栄養の偏り、染めたりパーマをかけている、運動をほとんどしない、寝不足気味、夏に紫外線をたくさん浴びた などです。
複数当てはまるとそれだけ抜け毛の危険性が高まるとのことです。
喫煙は、ここでも出ていますね。

2004年9月24日
13例目のBSE(狂牛病)
奈良県の乳牛で確認されました。でも、「感染」ということをニュースでいってますが、本当でしょうか。「弧発性(突然変異等による自然発生)」の可能性は全くないのでしょうか。
何日か前にも書きましたが、このBSEの原因タンパク質の変性プリオンの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士が日経サイエンス10月号で「感染」以外の危険性について述べられています。
そして、全頭検査の導入を呼びかけられています。今より感度の高い方法が開発されれば20ヶ月未満でも発見される可能性があるということのようです。
BSE発見の21ヶ月というのは、今の検査法による限界であって、安全かどうかとは関係ないと思います。
皆さん、検査された肉のみ購入するようにしましょう。
アメリカの検査法は日本の方法より感度が悪く時間がかかるそうです。

2004年9月20日
光にうまく当たって快眠
これは、昨日の日経健康面の一番主な記事の見出しです。
朝、ある程度以上の強さの光に当たることによって体内時計がリセットされて一日が体の始まります。
人間もしっかり体内時計が働いているので時差ボケなどがあるわけですね。この時計は、多くの場合、25時間ぐらいで一日を刻みます。
それを、朝日でリセットしているのです。では、時差ボケはどのようにして起こるのか。簡単にいうと一日で調整できる時間のズレの範囲が限られていると言うことです。
それで、体内時計と普通の時計のズレが大きくなると、日常生活に支障をきたすことがあるというわけです。
それに、体の内部は、体内時計で制御されています。時間にズレがおこると体に良くないですね。規則正しい生活というのはこちらの方からきているのです。自分の体のためですよ。
HP巡りをしていたら「プロ野球選手会のストでオーナー側が損害賠償を請求した場合、その会社の製品などの不買運動をしよう」というのがありました。できる範囲で協力するつもりです。

2004年9月19日
「食すくなきに宜し」?
これは、今日の日経健康面の「はつらつ養生訓」の見出しです。
今回は、高齢者のことを主に考えて書かれています。
栄養の吸収効率が悪くなるので、ビタミンやタンパク質などを多めに摂取する必要があるとかです。
そして、75歳以上では、乳製品や肉を多く取ると長生きできる確率が高くなるとの報告もあります。
歳を取ったら栄養のあるものを積極的に食べよう。痩せすぎに注意。少しは太り気味の方が良いようです。
太りすぎには注意。どちらにせよほどほどにのようです。

2004年9月16日
よくかんで元気になる
12日付の日経健康面にあった記事の見出しです。
運動不足になると、脳の活動水準が低下します。脳は骨格筋の収縮による刺激がないと発達しないそうです。運動しすぎると「過興奮」どちらもよくないですね。「よくかんで」ですが、顎の運動は、脳を活性化する降下が他より大きいのかな。眠気覚ましに「ガム」という手がありますからね。
味覚も、噛まずに飲み込むと味わうことができませんね。
顎の発達が悪いと発音もよくないかな。
よく噛むと、消化されやすくなり、そして、吸収が速くなるので満腹感が出やすいですね。食べ過ぎの予防にも。
いろいろとありますね。もともと、人間は結構堅いものをよく噛んで食べていたと思われます。
だから、よく噛むということがよいのでしょう。

2004年9月15日
便秘解消、生活から
12日付の日経健康面の「はつらつ養生訓」の見出しです。
まあ、昔からの通り、植物性繊維質の多い食事をして、運動に心がける。このようにするのがよいようです。私もある運動を始めてから、毎朝、お通じがあります。
便秘が長く続いたり、便が細くなったりしたら大腸がんも疑う必要があるようです。血便はあれば、検査だそうです。
大腸がんは、動物性脂肪やたんぱく質の取りすぎが原因とされ、特に赤身肉の摂取が多いとなりやすいといわれ、肥満やアルコールの飲み過ぎもよくない。
これって、糖尿病の原因とよく似ていますね。
塩分控えめの日本食(ご飯、みそ汁、魚、野菜、漬け物など 塩分控えめにね)がよいようですね。

2004年9月12日
プリオンは自然発生する
これは、日経サイエンス2004年10月号にある論文「BSE阻止の決め手 発病前にプリオンをつかめ」の中の囲み記事のタイトルです。
著者は、プリオン(狂牛病の原因タンパク質)の研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士です。
人のクロイツフェルト・ヤコブ病は、毎年100万人に1人の割合で自然発生するが、牛の場合も同様ではないかと考えておられます。
人間が牧場でウシを飼い始めてから、群れの中には時々病気にかかったウシが現れたが、気づかずにいたのかもしれないと述べられています。
検査法ですが、現在、より簡便で感度の高い方法が開発されつつあります。
日本が今使用している方法より簡便で感度の高い方法がヨーロッパでは承認されています。アメリカの採用している方法は非常に手間のかかる検査法です。
このヨーロッパで承認されている方法で全頭検査をさせ、我々は、検査済みの肉のみ消費しましょう。

2004年9月8日
またまたBSE対策
異常プリオン(狂牛病の原因タンパク質)の研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士は、全頭検査を行うべきであると日経サイエンス紙上で書いています。原文は、英語でアメリカのサイエンスです。日本語に翻訳されていますが。
感染ばかり注目をしているけれども、弧発性(感染ではない)の危険は常にあるということだそうです。もともとこの異常プリオンは、遺伝子異常でできたはずです。初めは、感染ではなかった。それを草食動物に共食いみたいに骨肉粉を与えたから、「感染」で急速に広まったというようです。
骨肉粉を与えなくてもBSEになる可能性があるので「全頭検査」ということだそうです。
検査を受けていない牛肉を買わないようにしましょう。

2004年9月6日
セサミン
これ何だと思いますか。すでにご存じの方も多いと思います。
胡麻に含まれる成分ですね。
昨日の日経健康面にでていました。効能がたくさん書いてあるのですが、これがはたらくためには、健康的な生活というのが必要なのでしょうね。
基礎的な生活習慣が悪いと効能も低下すると思います。食事もバランスよく適量を食べていることが前提なのでしょうね。
そのあたりを理解せずに「健康食品」などを食べているだけで「健康」になれると勘違いしている人が多いように思います。

2004年9月5日
朝晩運動すれば病なし
これは、今日の日経健康面の「はつらつ養生訓」の見出しです。
若いときにスポーツで鍛えていても中年を過ぎると激しい運動は、大きな負担となり、健康を害する結果になることがあるとあります。
もう一つの見出しに「無理なく適度に」というものです。
この「無理なく適度に」というのは、各個人によって違ってきますね。各自が見極めることになると思います。
最近は、体力をつけるために筋肉を鍛える運動が必要であるとあります。このことについては、以前から書いています。探してみてください。
ダンベル体操など筋肉に筋肉に無理のない適度は負荷をかける運動が好ましいだろうともあります。
筋肉は、適度な負荷をかけないとやせます。そうすると、骨もやせます。それにつれて食事量が同じなら脂肪は増加してきます。
生活習慣病に近づく早道の一つが筋肉を鍛えないことです。ですから、持久力のある筋肉を鍛えて増やしましょう。
大腿部の筋肉を鍛えると心臓の負担を軽くします。これについても以前に書きました。探してみましょう。

2004年9月4日
狂牛病対策
今日の新聞によりますと、BSE検査を生後20ヶ月以下は除外と言うことでまとめようとしています。
何日か前に書いたようにアメリカのBSE研究でノーベル賞をもらったブルシナー博士によると「全頭検査」検査が必要であると日経サイエンスに書いてありました。
要するに、突然変異ということがあり、弧発性のがいつ起こるか判らないからだそうです。
今、簡便で感度の高い検査法を開発中とのことです。少なくとも、この新しい検査法が実用化されたら全頭検査にする必要があると思います。
日本向けだけでも全頭検査させることはできるのでは。輸入元が要求すれば良いのですから。我々は、全頭検査した肉を輸入しているところだけ利用するようにしようではありませんか。

2004年8月30日
BSE
狂牛病ですが、変性プリオン(原因タンパク質)の研究でノーベル賞をもらった学者が、日経サイエンス10月号で「全頭検査」の必要性を強調していました。
BSEは、なぜか(肉骨粉による)伝染性が強調されていますが、肉骨粉などとは関係のない弧発性については議論されていないのでは。とも指摘していました。
もともとは、弧発性ですね。人間のクロイチェルヤコブ病も孤立して100万人にひとりぐらいの割合で発生しています。
牛にも、肉骨粉が関係していない発病もあるはずというのです。もっともだと思います。
現在、簡便でもっと感度の良い検査法の研究が進んでいるとのことです。「人間のクールー病も最初の患者は自然発生では」ということです。

2004年8月25日
脳卒中の予防 禁煙が第一
これは、本日の日経社会面にあった記事の見出しです。
『喫煙者は、非喫煙者に比べて「くも膜下出血」の危険性が3.6倍になる』ということが見出しででていました。
厚生労働省研究班の大規模疫学調査の結果です。本数が少ない方が危険性はやはり少し低くなります。血管が詰まる「梗塞」の危険性も2倍以上高くなるようです。本数が増えると、危険性はさらに高くなります。
これらは、症状が現れた分による疫学的調査結果でしょうね。「隠れ梗塞」とか「隠れ出血」を考えるともっともっと危険性が高いのでは。
これは、喫煙により「ニコチン」が取り込まれ、血管を収縮させたり、内皮細胞を傷つけたりするためでしょう。
「隠れ梗塞」とか「隠れ出血」は、微少な症状が積み重なっていくため、なかなか変化がわからないのではと思います。
新聞では、禁煙に加えて血圧等のコントロールも重要とありますが、血管を守る意味から考えると糖尿病(名前が誤解を招いている。血管が弱っていきます。)などにならないようにする必要もありますね。
糖尿病になってから血糖値があがると考えてください。例えば、インフルエンザですが、熱が出てから感染するのですか。違うでしょ。感染してから発熱でしょ。血糖値の上昇は、調節できなくなってきたから上昇し始める。正常に調節できているのなら、上昇しませんよ。

2004年8月23日
がんと向き合う
これは、本日の日経科学面の連載の題名です。3回目です。
副題に「米国最新事情」とあり、「病院掛け持ち 当たり前」という見出しもありますが、これは、患者が「セカンドオピニオン」を求めて、別の病院に行っているという話です。
日本でも、「セカンドオピニオン」が大分増えてきましたが、まだまだ、嫌う医師も多いようですね。でも、この時代の流れに逆らう医師は、早めに引退して欲しいですね。
どうして、日本ではいやがる医師が多いのかだが、これは医師の養成の仕組みの問題が大きいのでは。今年の研修医の制度で漸く、出身大学とは関係なく病院を選ぶことができる部分が増えたようですね。
どこの医学部でも最低限のレベルが同じかというとその保証は無かったのです。研修で他大学系統に行く。他大学出身者を受け入れる。これで、蛸壺みたいな医局に閉じこもっていたのから解放され始めることを期待します。全国どこでも、標準的治療を受けられることを。
そして、アメリカでは、治療法を選ぶのは患者ですね。いろいろな治療法の利点、欠点を正直に説明しています。日本では、未だに説明不足ですね。こさらに、勉強不足の医師もいますので、患者が選択なんて何時のなるのやら。(一部の病院を除いて)
私も標準的検査をしてもらえなかった経験があります。その後の経過では、検査をしなかった不利益は今のところありません。これは、単なる偶然だと思います。

2004年8月22日
夏バテ
皆さん、この夏はいかがでしたか。暑い日が続きましたね。予報では、残暑も厳しそうですね。でも、秋の気配が感じられるようになってきてます。
夏バテをしないようにするはどうしたらよいのでしょうか。来年の参考にしてください。
「夏バテの大きな原因は体の中の水分不足」と今日の日経の健康面にありました。そうでしょうね。人間の体重の6割以上は「水」ですものね。動物は、「水の詰まった皮袋」ですから。
ビタミンB群の不足も夏バテの原因になるそうです。
まあ、私は、この他に「汗をかく」というのも夏バテ予防に必要だと思います。体温調節能力を維持することが大事なのでは。冷房は、「汗」がでません。ところが皮膚からの水分蒸発だけはさせているのかな。からだに良くないですね。ですから、冷房なしで過ごせる建物を造る必要があります。今のビルなどで冷房なしは「地獄」同様ですね。茅葺きの農家は涼しかったですね。夏バテとは関係ないですね。
「夏は汗をかく」を前提に生活してますので、夏バテとは無縁に近いです。冷房のあるところに長時間おりますと体に「夏バテ」症状が出てきます。ただ、直射日光は駄目です。あくまでも日陰で風通しの良いところです。

2004年8月9日
死を見つめない現代社会
これは、昨日の日経医療面の「医師の目」の見出しです。
「日本のがん治療医は、初回治療での成功(治癒)率を高めることに専念してきたと言ってよい。」と著者の中川氏は書かれています。
さらに、「欧米では治癒できないがんを持つ患者さん、痛みなどの症状を持つ患者さんの、全人的な苦しみを和らげることを主眼として、緩和医療あるいはホスピスケアの考え方が確立している。」とも書かれており、日本はこの分野で大きく遅れているとのこのとです。
例として、「モルヒネ」の使用量の話が出ています。これについては1985年にWHOから、がん患者への使用について、適切な量であれば「習慣性」がでないと報告されていたはずです。
中川氏は、日本の使用量が欧米に対して少なすぎると指摘しています。中川氏も「適量を口から飲む分には、安全だ」と書かれています。
多くの医師が、勉強していないことになるのかな。教育の問題ですね。大学のとき、教えられたことしかできないのかな。
「がん患者が痛みに苦しんでいるのを放置している(適切な処置をしない)医師は藪医者である。」
人間の死亡率は、100%ですね。不死はないですね。そうすると、「死」を見つめる必要が絶対にあります。生き返らせることはできないですね。
人間、死は避けれない。

2004年8月8日
煙の消えたパブの風景
本日の日経、社会面の「世界 いまを刻む」の大見出しです。
アイルランドでこの3月29日から実施された「職場全面禁煙」の施策です。
この職場には、「店舗、事務所や工場などの他飲食店も含まれる。」というものです。ヨーロッパでは、飲食店では、分煙が進んでいたのですが、さらに進んで「分煙には意味がない。あらゆる職場の従業員の健康が守られるべきだ。」とアイルランドのたばこ規制局(OTC)のバレリエ・ロビンソンさんがいわれています。
スウェーデン、オランダでは2005年にも実施されるそうです。アメリカも大都市から地方に広まっていますね。
これに関してEUは、たばこ価格の引き上げ、「死を招く」などたばこの箱に貼る警告文の拡大を推進する。ということです。
喫煙者の味覚と臭覚は鈍っているので関係ないことですが、同じ頁に「脂の味 感じる受容体確認」という記事が出ていました。
これで、霜降り牛肉やトロなどのおいしさの感覚が相当理解できますね。
そうそう、喫煙は内臓脂肪を付けますよ。ビヤ樽型の体型になりたい方は、他の人に煙の影響が全くない状態のところで喫煙をね。
パブの店頭でたばこを吸う人の体型、ビヤ樽が写っていました。

2004年8月2日
肉を多く食ふべからず
昨日の日経の健康面「はつらつ養生訓」の題です。
肉を多く食べると、特に赤みの肉を多く食べると鉄分の摂取過剰になるおそれがあるそうです。
鉄分が過剰にあると、触媒のような役割を果たし、活性酸素ができるのを促すそうです。活性酸素が老化に関わっているとのことです。
過剰になると、臓器の細胞に障害を与え、さらに糖尿病や動脈硬化の進行を早めて心筋梗塞を起こすそうです。
貧血でない人は鉄分を補う必要はない。サプリメントなどで不必要に取りすぎるとむしろ老化を早めるおそれがあるそうです。
かといって、脂身の多いのは糖尿病や動脈硬化などを促進します。どちらにしろ、肉は過剰に食べない。ということですね。

2004年7月26日
正しく歩いて老化防止
昨日の日経健康面にありました。
歩行運動はジョギングより身体にかかる負担が軽く、中高年が老化を防ぐために無理なく取り組める運動だそうです。確かにそう思います。
でも、漫然と歩くだけでは効果は期待できないということです。
歩幅の目安は身長の半分ぐらいです。
体力増強につなげるには「ややきつい」と感じる状態を作り出すことが大切だそうです。歩く速度を上げると心拍数も速くなりますね。心拍数は「220−自分の年齢」を1分あたりの最大心拍数として、その60〜75%になるように歩く速さを調節するようにということです。
歩行運動ですけれども、整理運動を念入りにしてください。
『完全マニュアル健康ウオーキング』(日本ウオーキング協会編、実業之日本社)という本を読んでみてください。
水分補給も忘れずにね。

2004年7月25日
広がる院内禁煙
本日の日経医療面に出ていました。まあ、以前から他の施設に比べて禁煙率が高かったですがね。ここにきて、分煙ではなく、全面禁煙ですね。
これは、昨年の健康増進法の施行で加速されているそうです。
さらに、第三者の立場で医療機関を審査している「日本医療機能評価機構」は来年7月から審査基準に「全館禁煙の方針が明確」という項目を盛り扱くことで検討してしているそうです。
これは、「今後は院内で少しでも喫煙できるようなら、機構の認定はでないということ」と理事の方が明言されています。この機構の認定は医療報酬にも影響するとのことです。
いろいろあって、全面禁煙が増加中なのですね。
ところで、医師の喫煙率ですが肺ガンなどに係わる診療科の医師で男女とも13〜14%らしいですね。どのような教育を受けてきたのでしょうか。これは、女性看護師の喫煙率24%ぐらいでもいえます。
患者への指導も課題ですが、このような医療従事者に対する対策も重要課題だと思います。

2004年7月21日
夏の暑さ
暑さの厳しい日が続きますね。昨年は9月が暑かったですね。
夏は「暑い」ものなのですが、都市部ではさらに暑さが厳しくなりますね。どうしてでしょうか。
アスファルトやコンクリートだらけになってしまったこと。風通しなどを考えない造りが建物が増えて「冷房」の廃熱でさらに気温アップです。
今の都市部では、冷房は必需品かも。でも、それでさらに気温アップ。悪循環ですね。
この手の話はこのくらいにして、「汗」の話にします。
汗は、どこから出るのか。体表の「汗腺」からです。この汗腺の数や働きは使わないと落ちていくそうですね。これって筋肉などとよく似ていますね。
日経の5月にでていた記事に、毎年、5月頃でしたか、汗をかく練習をいうのがありました。練習しないと汗腺の働きが悪くなるのですね。
適度にいい汗をかき続けるというのが重要なようです。汗がでないと体温調節できません。暑さに弱くなるということかな。
汗を書くためには水分摂取が必要ですね。水分摂取不足のままですと「脱水症状」になると思います。
大都市部(海や山などが近いとか)でなく、海や山などが近いとか日陰の風通しが良いところで十分水分を摂取できて汗が出る体になっていると極端な日以外は、冷房なしで結構涼しく過ごせますよ。
茅葺きの農家は涼しかったです。
ビルの屋上に「緑地」を造るというのは暑さ対策にもなります。
冷房は「冷房病」に気をつけてくださいね。

2004年7月14日
災害のときの避難所について
最近、思い始めたのに「禁煙」になっているのかと言うことです。どなたか教えてください。
避難したは良いけれど、副流煙で健康被害を受けたらたまりませんからね。
災害救助法等の関係だと思いますが、食事等はでるとのことなのですね。でも、「禁煙」でなければ死ににいくみたいなものですからね。
幸い、私は避難所に行くような災害に遭ったことがないのでわからないのです。
健康増進法も施行されたので禁煙でしょうね。
一昨日、受動喫煙での管理者側の賠償責任の判決も出たことだしね。

2004年7月13日
「受動喫煙で賠償命令」の判決
雇用者に対して賠償命令がでました。私としてはもっと高額の賠償命令でも良いとは思うのですがね。公共機関でしょ。健康に対して積極的に住民に働きかけなければならないところですよ。
被害を放置すると賠償命令が出るというのは、受動喫煙の被害者には朗報ですね。
それにしても、日本での健康に関わる仕事に就いている人の喫煙率の高さが気になります。医師は激減しているようですが、それ以外の職種ですね。
健康に関わっている人の喫煙率が高ければ、他の人のタバコの害に関する意識たるや低いでしょうね。それを高めるのか、医療機関であり、役所であり、学校でありと思うのです。学校で禁煙教育に携わっている教科はなぜか喫煙率が高いようです。
大学でどのような教育をしているのでしょうか。大学の使命を全うしていないと思います。スポーツや健康を広める大学はびわこ成蹊大学のようにあって欲しいですね。

2004年7月2日
よい病院とは
日経ビジネスの2004年7月5日号に「良い病院」ランキングがありました。
「良い病院」の条件ですが、患者は「患者への説明が丁寧である」をトップにあげている人が最多でした。私もそう思います。
次は「優秀な医師がいる」です。その他色々条件があって各人それぞれ「良い病院」があるわけですね。
このランキングの中に私に対して「誤診」をした病院が入っているのですね。「誤診」など重大なミスは減点対象にして欲しいですね。
普通の標準的な検査もせずに決めつけたわけです。転勤で医師が変わってきているので「誤診」の犯人の医師が今もいるかどうかは不明です。
良い医師もいるのですが、良い病院=良い医師ではないことは確かです。ただ、良い病院の方が良い医師が多いのも確かです。今の日本の医師に対する情報の出し方では「運」にものすごく左右されますね。
「誤診」の病院ですが、私にとってそれ以外の部分は「良い病院」です。
患者は、自分で勉強もして身を守りましょう。藪医者を見分けるために。

2004年6月28日
体の知識について
昨日の日経、医療面の「医師の目」を読んでいて、体についての正しい知識、そして治療や検査などの方法や意味、質などを調べて考える力というものの重要性が述べられていました。
見出しに「知識得れば生きる力に」とあるのです。解らなければ「不安」が先立ちますね。そうすると「生きる」ということに対する執着が弱くなるようです。
それでアメリカでは、医師は患者に、病名、その病名に至った経過、複数の治療法、それぞれの良い点、悪い点を説明に患者に選択させる方向になっているそうです。
ところが、日本では「説明と同意」とかいいながら「説明と強制」みたいにとなっているところが多いのでは。
これは、両者とも「勉強不足」ということからきているのでは。大学の医学教育は、漸く「覚えさせる」から脱却を目指しているところが増えてきましたね。
多くの国民にとって「健康」に係わる勉強は、高校で終わりですね。そこでは、タバコを吸っている教師が「禁煙」について教えていたりします。生徒はどう思いますか。これで「喫煙しない決意」などできますか。
その他、現実味が無いように教えている教師が多いですね。肝心の基礎教育がなっていないのです。これで、何らかの健康についての調べものができるでしょうか。できるようになる人の割合は多くないと思います。
その結果が、例えば「絶食ダイエット」などに出てくるわけですね。

2004年6月23日
日本の医療体制(一昨日の日経社会面より)
日本放射線腫瘍学会などの調査によると、放射線治療をおこなっている病院のうち、専任の放射線治療医がいるのは施設の3割に止まるそうです。
そして、専任の放射線技師の半数程度だそうです。
最近、全国で照射ミスが発覚していますが、これは医療技術や機器の進歩に日本の体制が追いついていないことによるのではとおもいます。大学教育でも放射線診断の講座は多いのですが、治療のためのは少ないとある本(国立札幌病院の放射線科医著)で読んだことがあります。
以前、認定医でも神奈川県におられる心臓外科で実際の手術を多く手がけておられる方が外れることになったようです。研究論文を書いていないという理由です。学会は「認定医」を医師の「箔付け」に使っているようなのです。
官僚も変化を嫌いますね。でも、現実にあわせて体制を変えていかないといけないと思います。

2004年6月22日
転ばぬ先の筋トレ(一昨日の日経 健康面より)
人間は動物です。動物とは「動く物」なのですが、自分自身で動きますね。何を使うのか。
「筋肉」を使ってですね。この筋肉、作り溜ができないのですね。使わないと減少していきます。まあ、それと一緒に骨も減少します。
老後を元気に過ごすためには、この筋肉が欠かせません。常にトレーニングをして鍛えておく必要があります。毎日でなくてもいいのです。ただ、定期的にする必要があります。無理は禁物です。事故があったら元も子も無いですからね。
骨も筋肉同様、運動によって維持されます。3年くらいで作り替えられていますが、骨牙細胞は、筋肉を使うことによって活性化されます。骨粗鬆症の予防にもなります。使うことによって蓄えられる筋肉と骨。筋トレをしましょう。
汗腺も使うことによって上手に汗をかけるように、体温調節能力を高めることができます。エアコンの使用はほどほどにね。

久野筑波大学助教授の健康作り事業について
つくばウエルネスリサーチ
http://www.twr.jp/

加圧筋力トレーニングのことなら
http://www.kaatsu.com/home/index.html

加圧のスポーツウエアを知るには
フェニックス
http://www.phenix.co.jp/kaats/

2004年6月21日
晩食は、朝食より少なくすべし(昨日の日経、「はつらつ養生訓」より)
「やせる」ためには「食事の回数」を減らせば良いと考える人が多くいるようですね。実際は、減らすと太りやすい体質になってしまいます。
動物実験でも、一日に食べる量が同じ場合、「かため食べ」の方が脂肪が蓄積されやすい。これは、絶食の時間が長いと、体はこの「飢餓状態」に備えてエネルギー消費量をできるだけ少なくして、エネルギーを脂肪で蓄えようとするとのことです。
やせるためには欠食をせず、きちんと食べることが大切です。自律神経のうち、脂肪をエネルギーに変えようとする交感神経は、昼間に優位になります。夜間は、栄養(脂肪)を蓄積させようとする副交感神経が優位になります。
同じメニューでも、夜に食べれば脂肪になりやすいわけですね。
1日のエネルギー摂取量の半分以上を夜に取る場合を「夜間摂食症候群」というそうです。特に、肥満者に多いとのことです。これにたばこ(内臓脂肪を付ける)を吸えば、完全な「ビア樽」型体型のできあがりですね。
朝、昼、晩と三食バランス良く取り、夕食以降は口にしない生活が、健康を守るために重要なことを強調されています。

2004年6月20日
糖尿病「日経、1分間人間ドックより」
糖尿病患者の数が、この50年で50倍になっているそうです。
血液中のグルコース濃度の調節ができなくなって、高い濃度の状態が持続する病気です。
放置すると、網膜症や腎不全、神経障害、心筋梗塞などを引き起こす。
50年前と今の食事の内容を比べてみると、炭水化物の割合及び絶対量の減少に気がつくはずです。全体の摂取カロリーも減少してるはずです。
そして、増加したのがタンパク質および脂肪です。これらには繊維質は無いか大豆の繊維質ぐらいで非常に少ないですね。さらに、絶え間なく間食し、大酒(繊維質ゼロ)を飲み、運動不足が続くと、肥満や脂肪肝になる。
タンパク質や脂肪もインスリンの分泌を促進(からだの科学 糖尿病2001より)します。炭水化物を摂取していないと血糖値が下がりすぎる。血糖値を上昇させるホルモンがインスリンと同時に分泌されることになるのでは。肝臓などはどちらの指令を聞けばいいのでしょうか。血糖値を上昇させるホルモンの種類の方が多いのでインスリンの負けかな。
炭水化物を含めたバランスの良い食事、植物性繊維質の多い食事、食べ過ぎない、適度の運動ですね。
糖尿病に早くなりたければ、脂肪分を多く含む肉食を主体にして、植物性の食品を減らして見たら良いのでは。
なりたくなければ、植物性を主体にカロリー控えめにバランスの良い食事を。

2004年6月15日
尿酸値の話
一昨日のSUNDAY NIKKEI αの健康面に「尿酸値は生活の鏡」というのがありました。高いと痛風になることがあるほか、心臓病などを招く恐れもあるとのことです。
この記事によりますと、尿酸の多くは、エネルギー代謝や新陳代謝によるものとあります。まあ、プリン体の多い食品はいくらかは関係しているようです。
尿酸値の増える仕組みは、代謝を活発化する要因(大食い・早飯・短時間での飲酒・激しい運動・ストレス発散など)でエネルギー代謝や新陳代謝が盛んになり、体内で合成されるプリン体による分が大きいようです。食事からもね。
肉や魚などでは、安い部類の方がプリン体が少ないようですね。まあ、昔ながらの日本食から塩分を少なくした方向が健康には良いようです。このあたりからも、世界的に見て「日本食」が見直されている理由でしょう。

2004年6月14日
豆腐で長生き
昨日の日経のSUNDAY NIKKEI αの「はつらつ養生訓」で、豆腐が取り上げられていました。
日本は大豆を使った食品が多数あり、豆腐もその中の一つです。良質なタンパク質、脂質、植物繊維が多く含まれています。肉にはタンパク質、脂質はありますが、大切な植物繊維は全くないですね。
大豆を使った食品の中で「豆腐」は、子どもからお年寄りまで食べやすく消化吸収がよい食品であり、体によいと考えられる成分が多数含まれている。
ところが、最近は豆腐の摂取が少ないらしい。特に若い女性の摂取量が少ないとのこと。健康を守るため、1日100gは摂取した方がよいとありました。
大豆製品は肉などに比べて繊維質もあり、良いのですが、醤油を使ったり、味噌にしたときの塩分などの塩分の取りすぎに注意しましょうね。
日本人は、肉食を本格的に再開してから糖尿病が増加してきたそうです。実際、アメリカへの移民した日系人は、その出身地の罹患率より高い率を示しています。もっと、大豆を有効に利用しましょう。


2004年6月12日
一昨日(6月10日)「時の記念日」によせて
「規則正しい生活」と良くいわれますね。どうしてでしょうか。
「早起きは三文の得」、これも昔はよく言われていました。どうしてでしょうか。
これは、生物全般にいえることです。生物にとっては、生命誕生以来「地球の自転」による一日周期で進化してきました。その結果、体内にその変化を予測する仕組みを持ったのです。体内時計です。
例えば、起床時間ですが、ぼちぼちの長さの睡眠時間をとり、暫く同じ時間に起床しているとその時間頃に一旦起きられる状態になることが多いですね。これなど体内時計によります。睡眠時間が短すぎるとだめです。
普通は、朝、体温が一番低くなるとか。成長ホルモンは、午前2時頃でしたか、一の中で一番多く分泌されるとか。毎日、同じ時間に食事をしていると消化吸収が良くなるとか。このようなものは、すべて体内時計と関係しています。時差ボケも体内時計と現地の時間のズレによって生じます。
生物は、誕生以来40億年近く地球の自転とともに生活してきました。この一日の周期は規則正しかったです。人間も「生物」です。規則正しい生活、できるだけ毎日同じリズムで、朝起きて3食して夜ふかしせずに寝る。といのが一番良いように思われます。ですから、夜勤などが辛いわけです。

2004年6月8日
健康について
多くの生物では、生殖年齢というか子孫を残せるあたりまでは、元気なことが多いですね。人間の場合、これは何歳ぐらいまでのことでしょうか。30〜40歳ぐらいまでかな。
ですから、30歳ぐらいまではそこそこ、ぼちぼちでもあまり病気などにならないのですね。
ところが、最近、体を痛めつけている話をよく聞きます。例えば、絶食ダイエット。後の悪影響が大きいですね。どうして、そのようなことをするのか。教育が悪いのか。原因と結果とかの関係などがわからないとか。より正確な予測ができないなどでは。ものすごく単純な思考法になってしまっているのが大きな原因でしょう。
この同類は、医療関係者の煙草もね。それと、煙草の害を教えていて吸っているというものですね。これも普通の想像力があれば、気が付くと思うのですけどね。
教育を何とかしたいですね。

2004年6月4日
世界禁煙デーによせてE
分煙について。喫煙場所の外で臭いがするということは、煙が漏れている証拠でしょう。そして、喫煙コーナーのような形は、全く意味がないと思います。やはり、喫煙室というのがよいですね。そして、集塵機と換気扇(煙突を付けて、有害成分除去機能付き)が欲しいですね。他に漏れないようにね。
屋外に設置でも通路部分に煙が流れてきたらたまりません。出入り口の側などは止めて欲しいですね。
飲食店等ですが、ドトールコーヒーの店などは階で分けていますね。ほかもそうして欲しいですね。デニーズジャパンは、ガラスで仕切ってはずです。少なくと仕切は入れて欲しいですね。それができないなら、吉野屋みたいに全面禁煙がよろしいようで。
最近は、禁煙席の多い店も増えつつあるので良い傾向かと。
たばこは、味覚、臭覚を麻痺させますので食事の味や香りがわからなくなります。飲食店は、本来、禁煙であるべき場所だと思っています。

2004年6月3日
世界禁煙デーによせてD
詳しくは「からだの科学」の最新号の特別企画「最新たばこの医学」(No237)を読んでください。
前と重なりますが、運動能力との関係です。運動能力を決めるのは筋力とともに筋肉への酸素の供給力というのも関係しますね。
酸素は、筋肉へは赤血球の中のヘモグロビンによって運ばれます。このヘモグロビンは酸素より一酸化炭素の方が大好きなのです。
タバコを吸うと肺には一酸化炭素が入ってきます。そしてヘモグロビンとは酸素を押しのけて結合してしまいます。禁煙すると徐々に一酸化炭素とヘモグロビンの複合体が減少することからもタバコの影響は出ていますね。
酸素を運ぶべきヘモグロビンがその分減るわけですから、筋肉は「酸欠」になり、働けませんね。この一酸化炭素はニコチンなどと違って本数に比例します。
ニコチンの少ないタバコに変えたら本数が増えたとかいう人とがいますね。その場合は、ニコチン量などは減少せず、一酸化炭素は本数に比例して増えているわけです。心臓に負担を余分にかけることになります。
脳に送られる酸素も減少していることになります。体にとって良くないと思うのですがいかがなものでしょう。

2004年6月2日
世界禁煙デーによせてC
喫煙防止対策についてです。詳しくは「からだの科学」の最新号の特別企画「最新たばこの医学」(No237)を読んでください。
元々、たばこを吸わなければその害に悩ませることもなく、周りの人に迷惑をかけることもないわけですね。
そうすると、青少年への対策が非常に重要になると考えます。多くの中学生が吸い始めるきっかけは家庭内にあるたばこであるといわれています。親の責任というのも重大です。
それと、学校ですね。実際、教職員、外来者も含め敷地内全面禁煙にしたところの生徒の喫煙率は低くなるとの報告があります。
世界的には、たばこ関係の産業の他業種への転換を進めつつあるわけです。自動販売機の撤去というのも選択肢の一つですね。子どもが買いにくくするという為にも「対面販売」にしてほしいですね。
医療関係や公共関係のところは当然、敷地内全面禁煙、健康を広めるはずのスポーツ関係のところも敷地内全面禁煙にしてほしいです。子どもに「たばこはダサイ」というような印象も与える必要があります。
子どもの喫煙を防ぐことが将来の被害を防ぐことになります。
少子化対策をしてこなかったツケが年金に出ていますね。将来のためにも「子どもへの対策」を徹底しましょう。

2004年6月1日
昨日の世界禁煙デーによせて
昨日に続き、たばこの害について、癌以外をあげてみたいと思います。詳しくは「からだの科学」の最新号の特別企画「最新たばこの医学」(No237)を読んでください。
タールですが、発ガン性は有名ですね。ところで、タール、見たことがありますか。ヤニもタール系統かな。喫煙は、主流煙のタールなどの物質を肺で浄化して少なくして外に出すわけですね。肺に入ったタール等はどうなるのでしょうか。肺に溜まることになります。非喫煙者と喫煙者の肺の写真を見比べてください。違いが歴然としていますね。外見だけでなく、働きの差も大きくなります。
そして他の要因も絡んで慢性閉塞性肺疾患などになっていくのでは。初期でも肺機能は低下してきているので、酸素と一酸化炭素の交換能率は低下してきます。酸欠に徐々になっていくわけですね。体のもつ能力を発揮できなくなります。
慢性閉塞性肺疾患での年間死亡数は10万人前後と推定されているらしいです。患者は530万人と推定されています。肺ガンより多いですね。
タール等で汚れた肺の浄化法はないのです。汚れたらそれまでです。喘息もですが自然気胸も喫煙でリスクが高まるということです。

2004年5月31日
世界禁煙デーによせて
たばこの害について、癌以外をあげてみたいと思います。詳しくは「からだの科学」の最新号の特別企画「最新たばこの医学」(No237)を読んでください。
ニコチンの作用ですが、習慣性を持っていますね。これが切れてくることによってイライラ等が起こるわけです。ですから、吸わなければ起こりません。血管に対する作用ですね。毛細血管等を収縮させる作用があります。その結果、心臓には余計な負担をかけることになります。普通、心臓はその人の握り拳程度の大きさといわれています。生きている限り、休息無しに拍動を続けているわけですね。余計な負担をかけない方が良いですね。
血管収縮は、栄養分の輸送も妨げますね。体の各部に行き渡りにくくなります。老化が早くなる。血管を痛める。動脈硬化を促進する。そのほかもあると思います。
一酸化炭素ですが、これは赤血球のヘモグロビンに酸素を押しのけて結合します。酸素の200倍の結合力があるそうです。たばこの一酸化炭素濃度は、ある本によりますと最大50000ppm(5%)になるそうです。部屋の中での危険濃度はたしか0.1%だったと思います。吸ったときに肺にきた赤血球は酸素ではなく一酸化炭素を運ぶことになります。体の各部で酸欠が起こることになりますね。この代償処置が赤血球数の増加ですが、その程度では補い切れません。その結果、心臓に負担をかけますね。心臓は、何時止まるか判りませんね。癌より、怖かったりして。
常に酸欠等になるので、本来持っている能力が出せなくなります。この損失は大きいと思います。

2004年5月30日
明日の世界禁煙デーによせて
明日は、今年の禁煙デーです。それにあわせてかどうか判りませんが、「からだの科学」の最新号の特別企画は「最新たばこの医学」(No237)です。
たばこと癌の関係について記事があるのは当然で、美容、癌以外の肺疾患、血管系への影響、ストレス、等々があります。
美容に関してでは、吸い続けると「スモーカーズフェイス」といわれる特有の顔貌と、スモーカーズボイスというガラガラ声になる。詳しくは「からだの科学」の最新号の特別企画は「最新たばこの医学」を読んでください。
美しく保ちたいのなら吸わないことです。そしてバランスのよい食事、適度の運動かな。兎に角、副流煙でも悪影響があります。彼女や妻を長く美しい状態でいてほしいのなら、男も吸わないことです。
女性の喫煙は、妊娠のとき胎児に多大な影響を与えます。夫の副流煙も影響を与えます。胎児は、胎盤や臍帯の血流障害(主にニコチンの作用)と一酸化炭素による低酸素状態(おとなでもたばこを吸うと必ず起こっています。)により、成長が阻害され、流産などの危険が高くなり、生まれても低体重となりやすいは、出生児の心臓や四肢の奇形、兎唇、口蓋裂などの発生率が高まり、さらに子どものの将来の発ガンやIQの低下などを考えると、妊婦や夫の喫煙は赤ちゃんに対して虐待をしているといっても過言ではないと書いてあります。
SIDS(乳幼児突然死症候群)などにも周囲の者の喫煙が影響を与え、危険を高めるとあります。
これに高血圧が加わると血管が障害を受ける確率はさらに高まります。心臓病、脳卒中の危険がたかるなるわけですね。
さらに、糖尿病が加わると大変なことになるのでは。糖尿病で、最初にやられるのは大抵、血管ですから。
話は変わりますが、子育て支援の一つとして子育てしている親の国民年金保険料相当額の国庫負担を始めてほしいです。将来の年金保険料負担者を育てているわけですからね。少子化が年金財政破綻への道でしょうが。現役世代を増やす方法は、子育て支援と移民の二つがありますが、移民に関しては日本人の感覚というか民族性というかその方面から増やすのは無理でしょう。そうすると、自力で増やすほかないはずです。

2004年5月27日
ダイエット
以前にも書きましたが、体の中でのエネルギー消費については普通、骨格筋が一番多いようですね。脂肪組織は省エネ型です。
単品や減食、絶食などのダイエットをすると筋肉もそげ落ちます。体の中のエネルギー消費が減るわけですね。減量ができて食事量を元に戻すと、基礎代謝は減少したままですのでカロリーオーバーになってリバウンドで太る。このとき、増えるのは省エネ型の脂肪組織です。
筋肉は減ったまま、体は省エネになって、且つ、ダイエット時の影響でため込むことに生き甲斐を感じるような生理状態になる。そのような状態になっているのにさらに減食などのダイエットを繰り返すと、ますます太りやすくなります。
筋肉が減るだけではなく、骨も減少します。骨も筋肉も常に作り替えられています。作る時には運動刺激が必要です。絶食等のダイエットは運動も減りますね。だから、ますます太りやすい体になるということです。
ダイエットは、適度な運動をしてエネルギーの消費量を増やすことでしましょう。でも、食べ過ぎはだめです。骨格筋を増やすとエネルギーの消費量が増えますよ。骨も丈夫になりますよ。よけいな脂肪が付きにくくなり、そしてゆっくりですが脂肪組織を減らすことができるはずです。
私は、ウエストが数センチ細くなりました。大分長い年月がかかりましたがね。

2004年5月23日
ダイエットについて
本日の日経、健康面の「はつらつ養生訓」は、ダイエットについてです。但し、方法論ではありません。
「無理な減量、逆効果」と見出しがあります。リバウンドに対する注意です。
まあ、筋肉を鍛えずにダイエットをすると、大抵脂肪とともに筋肉も減量してるとのことです。
脂肪組織と筋組織ではエネルギー消費量が違います。筋組織の方が圧倒的に多いのです。それを減らしてしまうため、ダイエット達成で食事量を元(同じカロリー)に戻すと筋組織が減少している分、過剰になり太るということです。
さらに、体重が減ると蓄積の効率を高めるように防御機構が働くとのこと。蓄積の効率が高まり、減量前に比べ脂肪がつきやすくなっている。
急激に体重が減ると、エネルギー効率のよい脂肪を好むようになるとのこと。それで炭水化物の摂取が減れば、糖尿病にも近くなるかな。正しいダイエット、筋肉を鍛えつつ、食事量を急激に減少させずに徐々に体重を減少させ、ぼちぼち食べながらリバウンドの起こりにくいようにしよう。

2004年5月16日
夏になってきましたね
気温で夏日(最高気温25℃以上)が多くなってきましたね。
ところで、夏ばてをする人の割合が増えてきているかも。どうしてでしょうか。
冷房が普及する前は、夏→汗をかくでした。汗をかきなれているかいないかで体温調節能力に差が出てきます。
中には、体質的に体温調節能力が少し低い方もおられますが、多くは生活習慣からきていると思います。
本日の日経の健康面に「爽快に汗をかく」そして「汗腺鍛えて夏バテ予防」とあります。汗腺の鍛え方の出ています。詳しくは日経のほうで読んでください。
冷房の効いた場所で赤ん坊を育てると、機能する汗腺の数が増えず、気温の変化に対応するのが苦手な子供に育つそうです。ただ、極端に暑いときなどは適切な環境にしてやらないと熱射病を起こしますけど。
大人でも同じことが言えるのではないかということです。だから、「汗腺鍛えて夏バテ予防」ということがいえるのですね。汗腺も含めて体の機能は使わないと衰えていくことになります。
冷房で汗腺を使わなくなったから必要なときに働かない。体温調節ができない。熱射病になりやすい。ということかな。
学校の運動部の指導者の中にはこのあたりの変化に気がついていないのがいるのでは。昔はどうてことのない運動量でも熱射病が起こってしまっているような気がします。
一部の大都市部ではヒートアイランド現象等もあり、外気では人間の住める環境ではないようなところもあります。何日かの猛烈に暑い日を除いて、そうでないところでは、風通しさえ気を付ければ、冷房無しで過ごせますよ。
特に田園地帯の茅葺きの家は涼しいです。これは、実際に体験しました。元々、日本の家屋(北の方は除きます)は夏用に作られていたような気がします。
省エネのこともありますので、夏の過ごし方を考えてみましょう。元気に暮らすために。

2004年5月10日
昨日の日経、健康面「ふくらはぎは 第二の心臓」より
血液循環に於いて、直立二足歩行の人間は足に回った血液を心臓まで回収していますね。そのとき、静脈についている弁も働きますが、それと心臓の拍動や呼吸運動だけでは戻ってこないそうです。
でも、普通は足に血液は溜まりませんね。これは、ふくらはぎの筋肉がポンプとして働き、心臓まで送り返しているからです。
ふくらはぎの筋肉を鍛えておく必要があります。
簡単なトレーニング法が出ていました。
1日30分から1時間歩く。その時、着地はかがとから。それと、体重をかけてつま先で立ち続ける。
人間は「動物」ということを体を動かすことが必要だということですね。血液は、心臓の拍動だけでは全身を回らないのです。鍛えましょう。
ダイエットのもつながります。但し、食べ過ぎるとダメですがね。

2004年5月9日
本日の日経、健康面「かすむ目 食生活に注意」より
年齢とともに体の各部分に衰えが見られるようになりますね。
最近、急増している失明につながる病気に「加齢黄斑変性」というのがあるとのことです。
主に50代から発症し、視力の低下や、物がゆがんだり、中心がぼやけて見えるといった症状が現れる。
黄斑は、色を識別する細胞が集まっている場所で、この部分で加齢により視細胞(色など光を感じることのできる細胞)が萎縮したり、血管から出血したりして起こる。
1970年代まではほとんど見られなかったが、現在は増加の一途である。
食生活の変化や喫煙などか関係していると考えられている。
予防には「禁煙とバランスのとれた食事」。緑黄野菜や果物を多くとるよう心がけるとよいらしい。
失明したくないのなら、禁煙ですね。
喫煙は、内臓脂肪を増やしますよ。ウエストラインを気にするのなら、禁煙ですね。

2004年4月26日
昨日の日経、健康面「糖は脳の元気の素」より
糖についてです。細胞にとって一番効率的なエネルギー源は「グルコース(ブドウ糖)」です。そして、神経細胞はグルコースのみをエネルギー源にしています。
他の細胞は脂肪酸を使うこともあります。特に骨格筋は安静時には「脂肪酸」を利用しています。運動時は効率のよいグルコースを使います。消耗性の運動は、筋肉や大事な骨をも消耗しますので注意してくださいね。
炭水化物を摂取しないとどうなるか。仕方がないので肝臓でタンパク質よりグルコースを作っています。からだの科学の「糖尿病2001」によりますといくつかの種類のアミノ酸(これが繋がったのがタンパク質)は単独でもインスリンの分泌を開始させる力があるそうです。グルコース量がぼちぼちでも血液中のアミノ酸量が増加するとインスリンが増加して血液中のグルコース量が減少する。するとグルコース量を増やすように命令するホルモンが分泌される。肝臓はたまったものではないですね。肝臓がインスリンに対して鈍くなる(インスリン抵抗性)可能性が高いですね。
脂肪も血液中にグルコースがあるとアミノ酸と同様にインスリン分泌を促進するそうです。
糖尿病患者が日本で増加し始めたのは「肉食」が多くなってきた時期と合致するそうです。酒飲みに糖尿病患者が多いですね。
肥満は、脂肪細胞が血液中のインスリン量を感知して、量が多いときは脂肪を盛んに合成し出口をしめ、少ないと合成を控え脂肪酸を血液中に出すそうです。「水を飲んでも」という人は脂肪細胞の感受性が高いためらしいです。
日本人は、炭水化物主体の食事で運動と組み合わせるとよい遺伝子を多く持つ民族かなと思います。アメリカに移住した日系人の糖尿病患者の割合はその出身地域の2倍にもなっています。
但し、どのような食事も多すぎたり少なすぎたりするのは体によくありませんけどね。
細胞に活力を与えるには「グルコース」が一番のようです。ですから、ストレス緩和、疲労回復にも役に立つわけですね。

2004年4月25日
本日の日経、健康面「はつらつ養生訓」より
「わかきときより」と「心掛けは早くから」の2つの見出しがありました。
その例を3つ挙げられていました。
まず、骨です。これは普通は40歳頃がピークになりその後は密度が減少していきます。特に女性では骨量を維持する作用を持つ女性ホルモンが閉経以後急激に減少するのでそれに合わせて骨量も減少する。若いときから運動に心がけ、カルシウムなどの十分に取り増やす努力をしていれば、骨粗鬆症までは悪くはならないとことです。
いま、巷で流行っているダイエットは、骨量、筋肉ともに減少させるものが多いですね。リバンドの大きいダイエットは、骨量は確実に減少しているはずです。骨を作るためには筋肉をうまく鍛える必要があります。消耗性の運動では骨は痛みます。
次が未成年の喫煙、これは習慣性がありますし、先週の日曜のところに書かせていただいたのを見てください。
塩分の取りすぎ、これも子供の頃より薄味にならすとよいのです。まあ、大体喫煙者は味覚が麻痺するので濃い味が好きみたいですね。食べ物はそれぞれ味を持っています。調味料はそれを引き立てるためのはずですね。濃い味付けは調味料の味で食事していて本来の食べ物の味ではないと思います。
あるところに聞いた話ですが、味覚は小学生ぐらいまでに基礎が作られるらしいですね。

2004年4月23日
諸々の言いたいこと、お休み
済みません。今日は北京オリンピックの「禁煙」のことについて書こうかと思いましたが野暮用があったので休ませていただきます。
現在の状況がわからないのでどの程度かについては見当がつかないです。分煙程度であったのならという前提です。オリンピックは漸く全面禁煙になるようです。遅すぎやしませんかね。

2004年4月20日
本日の日経、社会面の『「痴呆」呼称を変更』より
この「痴呆」という漢字はどちらも蔑視的な意味合いをふくむので変更の方向で厚生労働相も指示を出したとありました。
「成人病」→「生活習慣病」などいくつかありましたね。より良い表現に変えるのは良いことだと思います。
そこで「糖尿病」も名称の変更を考えて欲しいですね。日本人では、肉食を多くする人のほうが良くなっています。ところが一般の人はその名称から「誤解」をしてしまっている場合が非常に多いですね。
このほかにも「誤解」を生むような表現があれば、長年使われていようが内容のわかる適切な表現に改めるべきだと思います。
多くの人にわかる適切な名称を考えて欲しいですね。

2004年4月18日
本日の日経、健康面「はつらつ養生訓」より
『たばこ「損多し」』とあります。がんの要因であることは知られているのですが、そのほかについても書かれています。
喫煙は心拍数を増加(ニコチンや一酸化炭素などの作用)させ、不整脈を誘発するとか。末梢血管を収縮(ニコチンの作用)させて心臓の負担を増加させ、心臓病の要因になるとか。
その他も書いてありました。喫煙は老化にもかかわっています。皮膚の老化を促進し、顔のしわが増える。老化に伴う脳の萎縮も促進することも報告されている。
喫煙でやせることで女性の喫煙率が高まっているそうです。ところが、たばこによって体重は減るものの、男性ホルモンを優位にさせ、おなかに脂肪がたまるようになるとのこと。ウエストラインが崩れますね。そこで無理なダイエットをすると体を壊します。
骨粗鬆症も要注意。こちらも他にもあります。
以上は喫煙者だけの話ですが、煙が出ますね。それで、周りに重大な被害を与えていることを喫煙者は忘れないでほしいですね。どこに受動喫煙で被害を受けた者がいるか判らないはずです。非喫煙者のいる場合は当然ですが、不特定者がいる可能性のあるところでは吸わないようにしてください。

2004年4月17日
養老孟司氏の本より2004年4月18日
本日の日経、健康面「はつらつ養生訓」より
『たばこ「損多し」』とあります。がんの要因であることは知られているのですが、そのほかについても書かれています。
喫煙は心拍数を増加(ニコチンや一酸化炭素などの作用)させ、不整脈を誘発するとか。末梢血管を収縮(ニコチンの作用)させて心臓の負担を増加させ、心臓病の要因になるとか。
その他も書いてありました。喫煙は老化にもかかわっています。皮膚の老化を促進し、顔のしわが増える。老化に伴う脳の萎縮も促進することも報告されている。
喫煙でやせることで女性の喫煙率が高まっているそうです。ところが、たばこによって体重は減るものの、男性ホルモンを優位にさせ、おなかに脂肪がたまるようになるとのこと。ウエストラインが崩れますね。そこで無理なダイエットをすると体を壊します。
骨粗鬆症も要注意。こちらも他にもあります。
以上は喫煙者だけの話ですが、煙が出ますね。それで、周りに重大な被害を与えていることを喫煙者は忘れないでほしいですね。どこに受動喫煙で被害を受けた者がいるか判らないはずです。非喫煙者のいる場合は当然ですが、不特定者がいる可能性のあるところでは吸わないようにしてください。

今日、「死の壁」という本を買いました。その冒頭に「バカの壁」について書かれていました。
取材がたくさんあったそうです。養老氏が「身体を使え」と書かれていたので、「どのようにしたらよいか」とかいう質問がたくさんあったそうです。
「身体」は各人少しづつ違いがありますね。だから、共通の「これ」というのはないのです。各自で少しづつ違った「答」を見つけるしかないのですが、どこかに共通の「答」があると思いこんでいるのでしょうね。
これなど、学校教育で、「答」を丸暗記させてきた報いかな。世の中、共通の「答」のないことがたくさんありますね。「子育て」など、その筆頭では。
進学でも、いろいろ調べても入学してみないと解らない部分というものがあります。「よい」と思っていてもよくなかったり、その逆であったり、思っていたとおりのこともあったりですね。
だから、「自分でいろいろな情報を集め、自分でその価値判断をして、自分でそれらを総合的に考えて結論を下す。」ということが必要なのですね。そのためには、どのようなことをすれば良いのか、各自で考えましょう。

2004年4月3日
学校の禁煙化
県全域では、2年前に和歌山県で実施され、和歌山大学も校内禁煙にしましたね。それから、市内や町内などの単位で学校敷地内禁煙を実施するところが増えてきましたが、県単位ではなかったですね。
今年になって漸く静岡県が今年度から、茨城県が来年度からというように都道府県単位に広がって来ました。
中には、県内教育機関全て(私学も、大学にも要請)で実施しようという動きが出ています。これに、スポーツ施設や文化施設なども加えてほしいですね。
びわこ成蹊大学の森学長の言葉(トップページにあります)の意味するところは、大学以外のところにも適用できるはずです。
アイルランドでは、居酒屋でも禁煙です。その点から考えても学校全面禁煙の一日でも早い達成を希望します。
小中高校で禁煙になって困るのは教師などの大人です。だいたい、吸っているのがおかしいのですが。