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主に健康医療などについてです。
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2006年12月31日
長寿のための10ヵ条

日本経済新聞で連載されている「食と長生き」12月31日分の見出しです。この中のその9で「長生きは勝ち取る」というのがありましたがその通りだともいます。
簡単にいくつかを挙げさせていただくと、その1「食塩を控えめに」、例としてマサイ族は元気だとありました。その2、「脂肪、特に動物性の取りすぎはよくない」日本人も穀物食から欧米風に移るにつれて生活習慣病が激増していますからね。
その5,「魚や大豆で良質なタンパク質を」、短命な地域はどこも魚を食べない。というのです。その7「食材をバランス良く」当然でしょうね。人間、単品食事では作れませんからね。健康情報を鵜呑みにして特定の健康食品に走って「健康障害」を被っている例が多発しているようですね。長い人生を乗り切るにはバランスの良い食事を。
その10「前向きに明るく楽しく」長寿地域はどこでもそうだそうです。後ろ向きでは寿命を縮めますからね。辛ければストレスで寿命を縮めますしね。
詳しくは日本経済新聞を読んでみてください。
この1年間、ありがとうございました。今日、書きました「長寿のための10ヵ条」を出来るだけ多く守って「健康」で来年も書き続けたいと思います。来年もよろしくお願いします。

2006年12月29日
米牛肉出荷施設、一部マニュアルの不備指摘・農水省

これは12月29日に日経いきいき健康のホームページにあったBSE特集で見つけた記事の見出しです。
昨年、輸入を再開して、そして直ぐに危険部位混入(あの写真では混入ではない。その気がなかっただけという感じでした。)で中断しましたね。
7月に輸入再再開ですね。それで、一部施設でマニュアルの不備、どうなっているのか。他の処理施設は適切だったようですね。というと、また、あの「背骨つき」に近いような事態が起こる可能性が否定できないですね。
BSEは、現在、当たれば「死」を意味しますからね。
今後、指摘された施設がどう対処するのか、表面的にはマニュアルを訂正すると思うのです。しかし、気のゆるみも締め直してくれるでしょうか。
吉野家ですが、牛丼効果で増収になったそうですね。今は、他のメニューもあるので牛丼を食べなくても食事が出来るはずですが、足が遠のいてしまいました。全店禁煙というところは非常に良いのですげどね。残念です。

2006年12月28日
喫煙率の数値目標見送り・厚労省専門部会

これは12月26日の日本経済新聞の社会面にあった記事の見出しです。
どうして、見送りになったかというとある業界の反対だというのです。健康被害を何とも思っていない業界のね。
健康被害のうちにはいるかもしれませんが、「味覚障害」、「嗅覚障害」は喫煙中続きます。そして、毎日、欠かさず食べる必要のある食事を不味くしているのです。周りの人にも影響を与えています。
当然、健康被害、日本もぼちぼちアメリカみたいに「たばこ産業」を訴えて裁判を起こせるような状況になりつつあるのではと思います。
世界の趨勢は「禁煙」、喫煙歴のない人には初めから喫煙をさせない、そして、喫煙中の人には「禁煙」させるという方向です。
煙草の社会的費用を賄うためには、もっとたばこ税を引き上げる必要があると思います。20本入りで1000円以上でも社会的費用を賄っているとは思えないですね。
2004年に朝日新聞にでていた「ノルウェー、2004年を目処にレストラン、酒場、全面禁煙へ」という記事がありました。その中で「人口約440万人のノルウェーでは、年間約350人から550人ぐらいが間接喫煙(とばっちり)で死亡していると考えられています。」というのですね。
喫煙率が高い日本では単純人口比でと間接喫煙(ばっちり)死亡数が1万3000人ぐらい、喫煙率や分煙状況の悪さを考えると、もっと多いでしょうね。
このような社会的費用をたばこ産業に負担させましょう。

2006年12月25日
医薬品、個人輸入に注意・未承認品などで被害も

医薬品の使用ですが、「医薬品の個人輸入を巡るトラブルが増え、国や製薬会社が対応に乗り出した。」と12月25日の日経にあった記事のみだしです。ここで見られるのは「無知」の怖さですね。偽造品も多数掴まされているということです。
医薬品というのは、薬効と副作用のバランスで服用対象とか用量とかが決まってくるというのです。副作用のない薬などまず内というのです。
それを使える知識のない個人で輸入して使うというは問題が多いですね。知っているというだけの知識と、意味とかを理解しており正しく使える知識との違いが分かっていないことからも起こるのでは。ここでも、教育の問題が出てきますね。役に立つ教育というのは「職業教育」だけのことではないということが理解されていないという問題点ですね。
ところで、海外では承認されているが、日本国内では未承認のため使えないという医薬品が多数あるというのです。最近でこそ、緊急性とかで承認要件の緩和が幾分かあったようですが、患者さんで海外の医薬品を使えば効果が期待できるが承認されていないので処方してもらえないと事例もありますね。
これなども個人輸入に走らす一因になっているかも。こちらは厚生労働省で何とかしてほしいですね。

2006年12月24日
メタボリック新健診、専業主婦など窓口負担・厚労省案

これは12月24日の日経の3ページに出ていた記事の見出しです。
『厚生労働省はメタボリック(内臓脂肪)症候群の予防のため、40歳以上の人を対象に2008年度から新たに始める健康診断の費用負担案をまとめた。原則として健康保険から拠出するが、専業主婦など会社員の被扶養家族と、自営業者ら国民健康保険の加入者からは健診時に窓口で費用の一部を自己負担として求める。負担率は健康保険側などと協議して詰め、一定の上限額を決める方向だ。』というのが記事の初めの部分です。
国および地方公共団体は以前から基本健康診査、癌検診などの住民検診をしてきましたね。それを拡充することになるのが「メタボリック」症候群の検診ですかな。
これで後いくつの項目を加えることになるのかな。あるホームページでは「血圧、血糖値、体重」などがあります。
これらがあるのなら、あと自己測定のウエストとかデータを持ってくるだけでも、簡単な「メタボリック」検診になってしまうと思うのです。体脂肪計も安くなりましたし、どうして個人負担が発生してくるのかよく分からないです。
以前NHKの放送で住民検診の後の指導の取り組みの様子がありました。「メタボリック」の範囲の「糖尿病・高脂血症・痛風・動脈硬化など」の予防や治療への取り組みを保健師が促すことなどをしていたと記憶しています。
基本健康診査をもとにして、余分に費用を負担させる必要はないのではないでしょうか。

2006年12月19日
リハビリの日数制限「最長180日」についてのアンケート結果から思うこと

この4月からリハビリの日数制限が始まりました。目的は「医療費削減」ですかな。
『日本リハビリテーション医学会が会員のリハビリ医らにアンケートしたところ、半数以上が「適切でない」と答えていたことが分かった。』という内容の記事が朝日新聞に出ていました。ホームページでは12月18日に。詳しくは新聞かホームページでね。
人間の機能ですが、基本的には使うことによって維持されています。それが、病気等で機能が低下したとき、回復させるためには普通の医療の他に「リハビリテーション」が必要になリますね。
怪我では、外科治療のあとの機能回復訓練がこれにあたります。若くて、程度が軽い場合は簡単に回復しますが、重度の場合や高齢者の場合は時間がかかります。日数で制限できるものか疑問です。
それでなくても、年齢と共に機能は衰えていきやすいですね。そうすると、現状維持だけでも「リハビリ」が必要な場合も多く出てくるはずです。リハビリを続けることで介護されなくても、あるいはわずかな介護で生活できることも考えられるわけですね。
日数制限は「寝たきり」を増やす原因になっていくでしょうね。厚生労働省の目論見に反して社会保障関係費の合計では増えてしまう可能性が高いと思います。

2006年12月16日
ホテルなどの宿泊施設で禁煙客室増加中

12月16日の日経消費面に東京全日空ホテル「客室の過半 禁煙に」というきじがありました。
2007年4月に「ANAインターコンチネンタルホテル東京」になるのを機に10フロアの禁煙客室を15フロアに拡大するというものです。
これで、客室の半分以上が「禁煙客室」となるというのです。理由は簡単、「禁煙客室の希望者が増加してる」ということです。
他のホテルでも禁煙客室を設置していたり、その数を増やしつつあるようなので、泊まりの際には問い合わせているとよいのでは。そして、禁煙客室がないときは別のところを探しましょう。
「禁煙客室」とは一時的にではなく恒久的に禁煙としている客室のことです。そこで喫煙が判明した場合、罰金または損害賠償金などが科せられるホテルや国、地域などがあります。

2006年12月15日
米大学調査によると「カロリー制限による減量で骨密度が減少」

日経HP「いきいき健康」で見つけた12月13日(日経産業新聞)の記事です。
米ワシントン大学の研究グループの調査による女性30人と男性18人(平均年齢57歳)を対象にした調査と、カロリー制限をしたグループは減量できたが骨密度も減少し、カロリー制限をせずに運動によるグループは減量しても骨密度の減少はなかったというのです。
以前から書いているように「骨密度」の維持には運動が必要なのですね。筋肉と骨は使うことによって維持されているということを図らずも証明したみたいな調査だと思います。
骨粗鬆症にならないためにも「絶食ダイエット」などは絶対にしてはいけないと思います。単品ダイエットもね。
骨を造る骨芽細胞は骨格筋の収縮を刺激として活性化する面があるようです。刺激がないと「お休み」状態になったりして。
年を取ってからの骨折は寝たきりに繋がりやすいです。若いうちから筋肉と骨を鍛えておきましょう。
「カロリー制限をした食事」をすると多くの場合、節約遺伝子が目覚めて「省エネ」型の体になる危険があります。そうなると「リバウンド」が凄いですよ。
ダイエットは運動でね。

2006年12月11日
大学内での禁煙、岐阜大学で『学内喫煙に「イエロー」』カード

12月10日の日経「SUNDAY NIKKEIα」の医療面で岐阜大学の取り組みが紹介されていました。『 』内が見出しです。
岐阜大学では、昨年4月から学長の提唱で「学内禁煙」が始まったというのです。高校との違いは学生には20歳以上もいるということですね。高校みたいに「特別指導」とか出来ないので編み出されたのがサッカーに倣って「カード」を渡すというものです。
サッカーの場合、イエローカード2枚で退場でしたか。こちらのイエローカードには退場とかないのですが、意識の向上を目指すということだそうです。
でもね、大学にもなって「喫煙」するような学生は何を勉強してきたのでしょうか。
「勉強」と「現実」との乖離があるのでしょうね。それと「受験のため」のみの勉強、後々、役に立つかもしれないという意識すらない。
多くの大学で手を焼いているようです。キャンパス外まで行って喫煙するスポーツ関係学部や医療関係学部の学生などがまだいるようなので前途多難だと思いますが、各大学、頑張ってほしいですね。

2006年12月10日
「お墨付き」制度伸び悩み 病院の安全性や質を評価

これは朝日新聞のホームページで12月9日に見つけた記事の見出しです。
財団法人・日本医療機能評価機構が行っている「病院機能評価」の認定を申請する医療機関が減ってきているというのです。
まあ、意欲的な病院はもうすでに認定を申請し、認定証の交付を受けたところが多いのでは。体制が整うのをまって申請と考えているところもあるかもしれませんが、この件に関しては、期限を切って院内で体制を整備しないといけないのでは。
手続きや審査を受けやすくする方向というのですね。基準を下げるのではなく、審査をして改善すべき点を指摘して最終結果の前に改善できれば良いということらしいです。
私の感覚では、この認定は病院としての最低基準と考えてほしいですね。最終目標ではなく、第一歩であるとね。
日本医療機能評価機構のホームページにもあるように、「ランク」はつけていない。基準をクリアしたかどうかの認定です。昨日の書きました日本技術者教育認定機構(JABEE)ともども広まってほしいです。

2006年12月6日
ヘビースモーカーの遺伝子解明?大阪大グループ

これは12月6日に日経の「いきいき健康」の最新ニュースで見つけた記事の見出しです。
「ヘビースモーカーとそうでない人では、特定の遺伝子の働き方が微妙に違うこと」を大阪大学の研究グループが突き止めたというのです。この違いで「たばこに含まれるニコチンへの依存度が変わってくる」可能性が高いというのです。
人間というものが「工場製品」ではないという証拠ですね。
でも、喫煙ということが本人や周りに悪影響を与えているわけですから、強度のニコチン依存症になりにくいからといって喫煙する理由にはならないですね。
ただ、この遺伝子を調べることで禁煙指導を各個人に対応したものにすることには役に立ちそうですね。「吸わない」というのが小学校からの禁煙指導の基本ですので、非喫煙者については当然のごとく「調べる必要なし」ですね。
ほかの病気でも各個人の遺伝子の状況でかかりやすさなどに差が見られる場合がありますので、「個人情報保護」の観点から慎重に扱ってほしいですね。
今の保険業界が使い始めると「生命保険」などに加入できない人が続出する恐れがあり、また、企業などの雇用拒否などの行為とかあったりする可能性があるので、不法行為に使わなれないようにしてほしいです。

2006年12月5日
「超耐性」結核菌が国内で確認される

日経の「いきいき健康」の最新ニュースで見つけた共同通信社の記事によると、『既存の治療薬がほとんど効かず、世界保健機関(WHO)が警戒を呼び掛けている「超多剤耐性」の結核菌が、国内でも入院患者の0.5%から検出されたことが、結核研究所の調査で5日までに分かった。』というのです。
耐性菌は薬の不適切な使用で生じやすいのです。薬の服用を途中で勝手に止めるとか、いくつかの薬を組み合わせるべき時に一つの薬とかで服用させるなど謝った治療が原因の多くを占めます。まあ、薬としてあまり使われなくなった抗生物質を家畜のえさに混ぜるなどという非常識的なことも行われてますがね。この場合、構造のよく似た抗生物質に対する耐性菌が出来やすくなる可能性が高いですね。
今回は結核菌ですが、バンコマイシン耐性の菌とか、耐性菌による院内感染も時々報道されていますね。
エイズウイルスにも耐性株があるというのです。耐性菌感染の場合、薬が効かないので体力が弱っていたり、高齢の方などが亡くなられることがありますね。「超耐性」結核菌や耐性エイズウイルスなどに感染してしまうと体力があっても心許ないです。
対策の一つは、新しい耐性菌を出現させないことですが、このためには医師や薬剤師が患者に薬について分かりやすく説明して用法を理解してもえらうことですね。これが、新規耐性菌の出現を減らすために必要なのですが、医師や薬剤師の説明を全ての患者さんに本当に分かって貰うのは大変ですね。
日本では、抗生物質の過剰使用が問題になったりしていますね。
出てしまった耐性菌については新しい薬を造るしかないと思いますが、こちらは困難でしょう。
まあ、体を鍛えて免疫力を高めて薬の世話になる機会を減らすように努めましょう。、

2006年12月4日
慢性閉塞性肺疾患、「タバコが原因」の理解進まず・ファイザーなど調査

12月4日に日経ホームページのいきいき健康にあった「慢性閉塞性肺疾患、「タバコが原因」の理解進まず・ファイザーなど調査」です。
調査結果は「慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)は知っているけれど、深刻には考えていない」となるようです。詳しくはホームページで。
慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)で年間どのくらいなくなっているのでしょうか。「COPD(慢性閉塞性肺疾患)は煙草病 呼吸不全で死なない為に禁煙を!」をご覧ください。
ある調査によると40歳以上の日本人の12人に1人、約500万人の患者がいるというのです。そして毎年多数の患者さんが亡くなっています。
肺は一旦なにかものが入ってしまうと取り出せないのですね。水溶性なら血液に溶けますが、そうでないものは肺にたまり続けます。塵肺は塵ですね。そして、煙草では「タール」などが貯まり続けることになります。喫煙するということは、1本目からタールなどが肺に沈着し、その機能を失わせていくのです。
予防法は「禁煙」であり、初めから「煙草を吸わない」ということにつきます。
がんは治る場合がありますが、こちらは進行を遅らせることしかできない病気です。直らないです。ある意味、がんと同様に怖い病気であるといえます。
肺の中を汚すと洗浄する方法はありません。

2006年12月3日
お米はヘルシー

始めに断っておきますが、「人間の食料で食べ過ぎても良いものは一切ありません。ビタミンも過剰症が見られたりします。」というものです。
12月3日の日経「SUNDAY NIKKEIα」の健康面にある「食と長生き」で「米は長寿の源」そして「野菜混ぜヘルシー」との見出しで記事がありました。
「中国新彊ウイグル自治区のシルクロード沿いの町トルファンに特に元気なお年寄りが多い」とありました。中国の中でももともと中国新彊ウイグル自治区は高齢者の割合の高いところだそうです。
その食事を見ると「米」をうまく利用しているというのです。少量の米に、焼いて脂肪分を落とした羊肉、タマネギとにんじんを入れて1時間ほど煮込む。味付けは少量の岩塩だけだそうです。
他に干しぶどうやプルーンなどもよく食べるそうです。シsカバブーという肉料理と合わせると理想的な食事になるというのです。
日本は米の消費量が減少してきましたね。長じた大国日本を支えてきた米の消費量が減っているのです。野菜や果物も沢山食べながら、米も食べるというのはどうでしょうか。
近年、日本人の摂取カロリーは減少しています。その大部分が炭水化物です。脂肪やタンパク質の摂取割合は増加しており、生活習慣病などのリスクが高まってます。
日本人がアメリカなどで現地の食生活を続けると糖尿病発症率が国内の約2倍になるそうです。
脳の神経細胞の活動源は炭水化物のグルコースだけです。炭水化物を見直しましょう。

2006年11月28日
医療ミスについてアメリカのハーバード大学の手引

11月:26日日経社会面に出ていました。医療事故が起きたとき、医師らが患者や家族にどう対応するかをまとめたマニュアルだそうです。
「マニュアルはハーバード大学関連16病院が使っているもので、同大公衆衛生大学院のルシアン・リープ教授が中心となり、医師や弁護士、患者らの声を加えて今年3月、正式に発刊された。」ものです。
そのなかで『「これまで、損害賠償への恐れと悪い知らせを伝達する難しさ、因果関係と責任の混同があった」と指摘。医療事故が起きた時は「通常は24時間以内に患者に伝えなければならない。早く知らせることが信頼を維持するために最も重要」とした。』とされているとのことです。
詳細は医療事故;真実説明・謝罪普及プロジェクトのホームページを見てください。
「隠すな」ということですね。
日本では「隠す」ということが医療以外にも実に多いですね。それも「行政」で。という感じがします。
医療ミスとは違いますが、「行政のミス」国民に謝罪しませんね。
過去に「失敗」を隠し、ごまかし、遂には「現実」と「誤魔化し」の世界が区別できなくなって戦争に突入していった勢力がありましたね。
ミスをミスと認めることが改善への第一歩になると考えます。
「いじめ」で文部科学大臣が「ゼロ報告」はおかしいというようなことを言いましたね。医療ミスもゼロが目標ですね。でも、おこる。
ハーバード大学も医療ミスを減少させるために努力をしていて。それでも、ミスが起こったときのマニュアルです。

2006年11月24日
JTの調査で「喫煙率、11年連続で最低更新」判明

これは毎年JTの行っている喫煙率調査の結果からです。JTにとって喫煙率調査は「市場調査」の意味合いもあります。
JTには早く多角化を成功させてタバコ部門を縮小してほしいですね。
喫煙率ですが、昨年比2.9ポイント減の26.3%になったということです。日本はまだ女性の喫煙率が低いので男性だけ見るとまだまだ高率で41.3%もあります。それでも、15年連続の減少ということですの、関係機関の取り組みの成果も含まれていると思いますので、さらなる取り組みをお願いしたいです。
例えば「歩行喫煙禁止」の全国展開、「飲食店での全面禁煙)こちらは健康被害の他に料理が不味くなるという被害も)」などです。
千代田区を皮切りに「歩行喫煙禁止」で罰則規定を設けていますね。飲食店でも同様にしてほしいです。これは。店に対してもね。
全面禁煙の店の方が大抵売り上げが増加しているとのことです。ある居酒屋チェーンで一部店舗を全面禁煙にしたら女性客が増加したという例もあります。
日本はもともと「たばこ」なしの国でした。だから、なくても支障がないのです。

2006年11月15日
厚生労働省の調査によるとがんで死亡した男性の4割はタバコが原因

11月15日日経のホームページで見つけました。厚生労働省の研究班主任研究者・祖父江友孝国立がんセンターがん情報・統計部長)の報告によります。
がんと喫煙に関する3つの調査を詳しく分析し、人口統計データと照らし合わせると約9万人が毎年、喫煙が原因のがんで死亡している計算になるそうです。
ところで、これはがんの直接原因としての喫煙分だけですね。間接分は? ガン以外の喫煙による死亡数はどうなのでしょうか。COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)はどうでしょうか。喫煙者の15〜20%がなるというのです。死亡数は年間5万人以上とか。こちらは回復はないということです。進行を遅らせることしかできないのです。結局、禁煙でしか遅らせることができない。肺は1本目の喫煙から呼吸機能が低下し始めます。回復しません。
血管系の疾患は? 引き金になります。脳血管の損傷では、死亡や機能障害、脳血管性認知症などになりやすいですね。心筋梗塞の引き金にもね。
周りに誰かおれば、被害を与えることにもなります。
火災原因にも煙草の火の不始末が結構あります。
喫煙開始から始まる「味覚」「嗅覚」などの低下。食事が美味しく食べられなくなります。周りの味覚などにも影響を与えます。味自慢の飲食店などは禁煙が普通だと思うのですが、日本は本当の意味の味自慢の飲食店は少ないようですね。

2006年11月11日
大阪市も歩きタバコ禁止へ、なぜ続く運動部の喫煙

11月11日の朝日新聞によると、大阪市は「路上での歩きたばこや自転車に乗りながらの喫煙を禁止し、違反すれば1000円の過料(違反金)を徴収する条例案を、来年2月の市議会に提出する。」と発表したというのです。
キタやミナミ、御堂筋など人通りの多いところを「路上喫煙禁止地区」に指定するとのことです。
周知徹底などのため、来年秋スタートさせる予定です。禁煙への取り組みが広がってきています。
その割に、運動部の生徒の喫煙がなかなか減りませんね。11月11日の朝日新聞のホームページに「駒大苫小牧野球部、3年生が寮で喫煙」というのがありました。
全国的に有名な野球部だったため、全国ニュースになったのだと思います。そうでない運動部の生徒の喫煙は普通なのかもしれませんね。
「運動に喫煙は大敵」です。喫煙による一酸化炭素で赤血球が占拠され、筋肉に十分な酸素が送られなくなります。当然、脳にもね。
タールなどが肺に沈着して呼吸機能が低下します。こちらは禁煙しても元には戻りません。
こうも多いのは、部指導者に「喫煙者」が多いのも影響しているはずです。
ある体育学部では学生に喫煙対策に悩まされているし、別のところでは大学敷地内禁煙なので外にまで行って喫煙している学生がいるというのです。
何の勉強をしているのか自覚がないですね。そのようなのが指導者になると「子どもは大人の背中を見て育つ」ですからね。
医療関係や体育健康関係の関係者で禁煙している人はどのような教育を受けてきたのでしょうか。

2006年11月5日
万病の元? 風邪 風邪と間違いやすいCOPD(慢性閉塞性肺疾患ータバコ病)

日経ビジネス2006.11.6日号の「心と体」にある「診察室」のテーマは「避けたい風邪の自己診断」でした。記事は日経ビジネスを読んでください。
「風邪は万病の元」とよく言われていますが、記事によると「万病の症状が風邪と似ている」ということです。
実際、風邪かどうかはやはり診察を受けた方が良いようです。
「今、もっとも深刻化しているのが、COPDだ。・・・。原因に・・・。しかし、何と言っても。主要な原因になっているのはたばこであり、喫煙者の15%、さらに70歳以上の喫煙者では、実に50%に達する人がCOPDにかかっているというデータがある。」とありました。
COPDについてはCOPD情報ネット:COPD-info.netCOPD(慢性閉塞性肺疾患)は煙草病 呼吸不全で死なない為に禁煙を! - [家庭の医学]All Aboutをご覧ください。
予防は「たばこを吸わない」、これに尽きるみたいな病気です。徐々に進行するため、気がついたときは重症化しているともいわれています。年々、死亡数も増加してきています。死ななくくても「運動制限」されることになり、生活の質を著しく低下させる病気です。
肺はタバコなどで機能が低下すると回復しません。活動的な人生を送るためには「禁煙」ですね。まだ、吸ったことのない方は絶対に吸わないことです。

2006年11月1日
ハワイ州、喫煙制限の州法を施行へ

11月1日のNHKニュースでありました。「周りの喫煙しない人の受動喫煙を防ぐのが目的」です。大勢の人の集まるところでの喫煙を禁止しています。今回の施行で喫煙できる場所が大幅に減ることになるというのです。いっそのことなら、全面禁煙に踏み切って貰いたかったですね。
ところで、グアム島では一足先に同様の法律が施行されています。国レベルでは鈍いですが州レベルや市などでは以前から禁煙になっているところが結構あります。それに引き替え、日本は鈍いですね。
海外のホテルでは全面禁煙になっているところもあるのです。日本でもあるかもしれませんがよく分からないですね。
料理旅館などと看板を挙げていて朝食場所を禁煙にしていないところだらけですね。夕食時は各団体別部屋のことがほとんどですが、少人数の時の扱いはどうなのでしょうか。分煙にもしてない恐れが大きいですね。そのようなところは料理を味合わせる気もないようです。
路上禁煙については日本では東京など大都市部の取り組みが進んでいます。全体的に見ると欧米より見劣りしそうですね。どうして、取り組みが遅れるのでしょうか。教育にも問題がありそうです。「医療関係者の喫煙が多い」ということからもね。

2006年10月31日
アメリカのケンタッキー・フライド・チキンがトランス脂肪酸の使用取り止め

10月31日に日経のホームページにある「いきいき健康」の最新ニュースに出ていました。
トランス脂肪酸については以前にもその有害性について書いています。利点は何もないというのです。
不飽和脂肪酸にはシス型とトランス型があって、トランス型は人間にとって有害というのです。「トランス型脂肪酸」でYahooなどで検索していただければ、その有害性について書かれたサイトが多数出てきます。詳しくはそちらで調べてください。
その有害脂肪酸をアメリカのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は使用と取り止めると決定したとの報道です。
日本のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)はどうするのでしょうか。ハンバーガー・チェーンの米ウェンディーズも取り止めるというのです。マクドナルドは?
欧米では禁止または制限されるようになってきているのですが日本では胴なのでしょうか。
日本でも規制または禁止されるべきでしょうね。私は以前に書いたときからマーガリンの使用を止めました。

2006年10月29日
病院前の客待ちタクシー、禁煙車限定病院じわり増加

10月29日に朝日新聞ホームページで「病院前の客待ちタクシー、禁煙車限定じわり進む」という記事を見かけました。
昨日の書き込みは自動車での喫煙の有害粒子状物質についてでした。窓を全開しても有害物質濃度が高くなるのですね。
タクシーは密室状態に近いです。すると有害物質の量は一人喫煙で12倍、二人喫煙すると32倍にもなるのです。
通院しているということは、健康状態ではないですね。普通より害を受けやすい状態になっているのです。一般の人でも健康に悪い状態が病人によいわけはないですね。
こういうことで、病院が客待ちタクシーを「禁煙車(新車時から喫煙なし)」のみの配車を求めたり、禁煙車でないタクシーは「お引き取り」をお願いしているわけです。
タクシーの運転手の健康も心配ですね。多くの公共交通機関が「全面禁煙」に向かっている現代、タクシーも禁煙車を増加させる取り組みが必要でしょうね。
ところで、飲食店では「禁煙→売り上げ増加」というのが一般的のようです。居酒屋で全面禁煙にしたら女性客が増加して喫煙者の減少分を上回ったという例もあります。
禁煙車でない限りタクシーには乗る気はしないですね。友人の車に乗るときも「禁煙」させますからね。

2006年10月28日
自動車中での喫煙は窓を開けても有害

アメリカのハーバード大学公衆衛生学部のVaughan Rees氏らによる今回の研究で明らかにされた。詳しくはNIKKEI NETの「車中での喫煙は窓を開けても有害」をお読みください。
全開しても粒子状有害物質の量が健康にリスクを及ぼす量になるというのです。少し窓を開けただけの場合は当然、誰にとっても有害状態になるということでした。
閉め切った状態はもっとひどいですね。
時速で64kmでの走行で測定したということです。日本の場合、これより低速になることが多く空気がよどみやすいので有害物質の量はさらに多い状態でしょうね。
「アメリカの一部の州では、小児を受動喫煙から保護するため、乗用車内での喫煙を禁じている。」ということです。日本でも対策が必要ですね。
ところで、2日間続けて書かせていただいた「未履修問題」、あるブログのコメントで「公立高校の場合、公文書の書き換えに当たり、・・・・そのものを起こしたことになります。」ありました。私立学校でも有印私文書・・・にあたるのではと思います。

2006年10月13日
「生活習慣」喫煙・肥満を避ける

これはNIKKEI.comのいきいき健康にあった「心臓病治療実力病院調査:心臓病にならないために・生活改め動脈硬化防ぐ」にあった日大板橋病院循環器内科部長のお話の題「「生活習慣」喫煙・肥満を避ける」です。
「心筋梗塞の原因となる悪玉悪玉コレステロール(LDL)の値を下げて、活性酸素による酸化ストレスを避ける生活を心がけることが大切だ。喫煙や肥満は危険因子なので、タバコはやめ、肥満を解消する食生活を心がけよう。」と話されています。詳しくはリンクをクリックして読んでください。
ここでも、喫煙が出ていますね。血管には肥満や糖尿病とともに非常に悪影響を与えているということです。ストレスですが、喫煙者のストレスは恒常的に非喫煙者より高く変動が激しいというのです。ニコチン切れによるストレスは非常に強いのでニコチン補給で緩和されますが、ニコチンはしばらくすると減少していき強いストレスに晒される。それで、喫煙、しばらくは和らぎますがニコチン切れとともに強いストレスというパターンの繰り返しです。そして、ニコチン補給したときの非喫煙者よつよいりストレス状態であるというのです。
血管によくないですね。ニコチンも血管収縮などでよくないですね。心臓自体にもこの血管収縮による負担、一酸化炭素による酸素運搬力低下による負担と大きな負担を与え続けます。
肥満は、特に内臓脂肪による肥満はよくないですね。喫煙では内臓脂肪が増えるというのです。喫煙は二人三脚で心臓や血管を痛め続けているようなものですね。
脳の血管にも当然、悪いですね。脳血管性認知症にもなりやすいですね。

2006年10月12日
酸素を十分に吸入できると記憶力向上

10月12日の日経のホームページ内の「いきいき健康」にあった記事よりです。
高濃度の酸素を吸入することで記憶力が向上することを、松下電器産業は、代々木ゼミナール、名古屋工業大学との共同実験で確認したというのです。
詳しくはいきいき健康記事を読んでください。
この結果から逆に考えると脳に送られる酸素量が減ると記憶力が低下するとことになりますね。酸素量が不足すると脳での代謝が低下しますね。そして、不足の度合いが大きい場合、生命の危機のもなるわけですね。
喫煙すると赤血球にあるヘモグロビンに一酸化炭素が強固に結合します。一酸化炭素は室内濃度が0.1%ほどで生命に危険をする毒性の高い気体です。理由はヘモグロビンとの結合力かなを考えます。
喫煙も一酸化炭素を発生させ、肺に送り込むわけですね。血液の酸素運搬力が低下します。それが、喫煙すると息切れなどになりやすい原因です。当然、脳にもよいはずはないですね。
仕事の能率も低下します。日本禁煙学会での禁煙体験文のコンクールでの入選者の作品に仕事のことについて書いてありました。結論は「喫煙は時間の無駄」だったというものです。
脳の働きを保つためには常に脳に酸素の豊富な血液が循環するような生活習慣を身につけましょう。

2006年10月11日
厚生労働省の研究班の報告によると家族に肺がん、本人の発症リスク2倍に

これは10月10日の新聞各紙に出ていたようです。結局は一つ屋根の下で暮らしているのですから、環境が同じというか似ていますね。
親が煙草を吸っていると子どもも喫煙を始める度合いが高いですね。少し前にも似たようなことを書きましたね。
胃ガンでも食生活も大きな大きな影響を与えていたようですね。「お袋の味」ということばがありますね。習慣づけでしょうか。親子は同じような習慣になりやすいことが同じ病気になりやすいということにつながっている感じがしますね。
俗にいう「学力」についても過程の醸し出す要素が多いようです。「親がよく勉強している(現在形)」場合、子どもも「よく勉強する」というつながりが起こりやすいのでは。
親が喫煙してると子も喫煙者になりやすいし、第一に副流煙の被害ですからね。ダブルで発症リスクを高くしているのですね。過程の環境というのも大切ですね。

2006年10月6日
薬害エイズ被害者、9割がC型肝炎にも感染

10月6日の日経朝刊にあった記事の見出しです。朝のNHKニュースでも報じられていました。
血液製剤による感染ですね。感染の危険性が見つかり始めた段階で適切に対応しておけばどちらもここまで感染者が増えていなかったでしょうし、企業や国の負担も少なくなっていたのわずかな利益を優先した結果ですね。水俣病もですね。それで、国などは難癖を付けて該当者を減らそうとしているとしか思えないですね。
現時点での問題はエイズの方は「死の病」ではなくなりつつあり、糖尿病と同じような感じになりつつあるというのです。エイズは適切に薬を飲み続ければ発病しなくできるようになっているというのです。糖尿病も適切に血糖値の管理をすれば合併症が防げます。そして、どちらも生きている間、治療を続ける必要があるという点ですね。
ところが、C型肝炎の場合、インターフェロン療法でウイルスが排除できなければ、現状ではエイズより危険かも。
それで、C型肝炎ウイルスの血液製剤による感染や昔の予防接種時の注射針の使い回しによる感染などが問題になっているのですね。
10月6日の朝日新聞のホームページで「C型肝炎ウイルス(HCV)が細胞内の特定のたんぱく質と結びついて増殖する仕組みを大阪大学微生物病研究所の松浦善治教授(分子ウイルス学)らが解明した。」というのを見つけています。有効な治療法が開発される可能背が高くなったとありました。
早急に国と製薬会社はC型肝炎もエイズも両方のより有効な治療法を開発する義務を負っていると思います。

2006年10月4日
後発医薬品

後発医薬品とは物質特許の期限が切れた薬品を開発メーカー以外がしたものです。価格は安くなります。日本ジェネリック研究会の作っているかんじゃさんの薬箱というホームページで調べてみてください。安いということは医療費の個人負担額も少なくなるということですね。
アメリカにはFDA(食品医薬品局)が発医薬品と後発医薬品の生物学的同等性の判定を行い(生物学的同等性試験)、 その治療上の同等性についての評価を掲載したものを載せている本があるのです。これは後発医薬品の販売促進も目的の一つだというのです。
販売促進も目的の一つということは薬効や安全性について同等ということでしょう。医薬品の使用量の欧米では半分以上を占めているというのです。
日本にもオレンジブック総合版ホームページというのが作られています。
ひょっとして日本の方がこの点に関しては欧米に比べてブランド志向が強いのかな。医師、患者とも認識不足という面がまだまだ大きいみたいです。
物質特許は切れたけど製法特許が残っている場合、薬品を吸収しやすくや安定させたりする成分を違える必要があるそうです。この点を注意する必要とする薬品も少しあるようです。これは医師の側、処方する側の問題ですけどね。
医療費の自己負担が増えてきていますので、同じ薬効で安い薬を処方して貰いましょう。

2006年10月3日
スローピング 元気への階段

10月2日日経健康面にあった記事の見出しです。詳しくは新聞か後に上げています厚生労働省のホームページでお願いします。
階段利用による運動についてです。階段利用はよい運動になります。
階段を登ると平地を歩くより疲れますね。どうしてでしょうか。それは地球の重力に逆らった運動かどうかということだと考えます。
地球の重力加速度は約9.8m/s(sは秒でこの場合は2乗です)になります。物を落としたときの加速度ですね。1秒後には約9.8m/sに2秒後は約19.6m/sになります。
時速に直すと1秒後で約34km/h、2秒後には69km/hになるのです。登るというのはこれに逆らうことになるのですから力を使うことになります。
ですから、トレーニングによいのですね。そして、ゆっくりでも地球は常に引っ張ってくれています。ゆっくりトレーニングですね。以前書きました「スロートレーニング」とどこか通じるものを感じます。
下るときでも地球の重力そのままは「落ちる」ということになるのでやはり力を使って減速しているのでということのようです。
詳しくは厚生労働省のホームページの「健康」をクリックし、次に最近のトピックスの『「健康づくりのための運動基準2006」及び「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」について』をクリックすると「運動施策の推進」のページになりますので、健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)などのpdfファイルを読んでみてください。

2006年10月2日
コレステロールの過不足

10月2日日経健康面「食と長生き」はこのテーマでした。そして、フィンランドでの研究が取り上げられていました。
フィンランドは気候条件などの関係もあり動物性のコレステロールの摂取が多いというのです。その結果、心臓疾患での死亡率が高いのですね。
それで、コレステロール摂取で2グループ作り追跡調査をしています。片方では動物性脂肪の変わりに積極的に植物性油を摂って貰うというものです。
どうもコレステロール値をものすごく下げたようなのですね。そうすると、死亡率は高いし、心筋梗塞も減少しなかったというのです。
不足させてしまったようです。多いと心筋梗塞などが多発し、少なすぎると細胞がもろくなって障害が出てきたというのです。
コレステロールも細胞膜の構成成分です。ですから、摂取しないというのは「血管がもろくなる」ということが起こります。多すぎると動脈硬化などが起こりますね。
ぼちぼち中庸がよいようです。これは、全ての食べ物に当てはまると思います。バカ食いしてよい食べ物などないのです。栄養のバランスを考えて脂肪なども動物性も含めてボチボチの量を摂取する必要があるということですね。
ただ、糖尿病ですが、日本では肉食の増加に比例して増加してようですね。肉食もボチボチにね。

2006年9月29日
がん治療費、75%が説明不足・東北大調査

9月28日にnikkei.comで見つけた記事の見出しです。私の肺がんの時は今から7年ほど前になりますので治療費の説明一切なしです。でも、健康保険の範囲内でおまりました。
手術月は30万円弱を一旦自己負担で払った記憶があります。後で高額医療費の部分が戻ってきました。それまでは、立て替えですね。
もし、保健以外の治療法となると非常に高くついたのではと思います。早期発見、早期治療できたからの額でしょうね。ですから、治療費用についての説明も十分におこなってほしいと思います。
費用の状況によっては家計や仕事への影響も大きくなると思います。また、費用の関係で十分な治療が受けられない恐れもありますので説明だけではなく、国等の対策も必要ではと思います。
本日は休もうかもと思いましたが、短いですが書かせていただきました。

2006年9月27日
糖尿、がんになりやすく・男1.27、女1.21倍、厚労省調査

9月26日付け各紙に出ていた記事です。
糖尿病になると肝臓がんなど各種のがんになりやすくなるということが厚生労働省の実施した大規模疫学調査で分かったというのです。
13年間かけて約10万人を対象としているのでこの傾向が見られるというのは確実でしょう。
ところで、日本には糖尿病患者と見られる人が約700万人、疑いのある人も同じくらいいると推定されています。人口の一割強、でも、患者は40歳以上が多いのでこの年齢以上の層でみれば割合はもっと高いでしょう。
で、糖尿病の原因ですが、一部の方を除き「生活習慣の悪さ」から来ています。食生活の悪さ。喫煙。運動不足などです。ということは、「喫煙」は喫煙自体で発ガン性を高め、糖尿病のリスクを高めることで上乗せでがんリスクを高めているのですね。
「食生活」ですが、日本では牛肉などの肉類消費の増加と糖尿病の増加と相関があるのですね。炭水化物の消費割合が年々減っているのに糖尿病が増加しているのです。さらに運動不足、健康志向が強くなってきていますが「正しくない知識」に振り回されている人が多数おられます。これなどは「学校教育」の要因も大きいでしょうね。「学校での勉強は役に立たない」とか「受験科目のみ勉強すれば」とか「「その時々のテストのためだけ」とかですね。その結果、自分で考えられなくなっているのでしょうか。だれかの話を鵜呑みにしてしまうようです。
糖尿病の怖さ、予防について、治療とかの意味が国民全体に理解されるように厚生労働省は取り組むべきでしょうね。
喫煙対策では、「たくさんある喫煙による害」を国民全体に理解されるように厚生労働省は取り組みもさらに積極的に行う必要があると考えます。

2006年9月14日
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因

9月14日日経社会面に「原因はタバコとビタミン不足」という見出しで出ていました。 東京都老人総合研究所と順天堂大学の研究チームが、13日に「慢性閉塞性肺疾患(COPD)がビタミンC不足と喫煙で起こる。」と発表しました。 これまでも「タバコ」が原因の一つといわれていたのですが、今回、ネズミで確認できたことになります。 喫煙ですが、以前からビタミンCを消費するというか減少させることが報告されていますね。そうすると、喫煙でビタミンC不足も生じるはずですから、慢性閉塞性肺疾患(COPD)はタバコが主犯と考えることもできますね。 極端な栄養の偏りがあれば普通の人でもいろいろ病気なります。ビタミンCの不足で壊血病が起こりますね。血管の細胞がボロボロになる病気ですね。肺も血管がたくさんありますね。肺で同様なことが起こっても不思議ではないですね。 喫煙するとビタミンCが減少し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)をこの面でも促進するわけですね。 やはり、喫煙が最大の原因でしょうね。そうそう、日本には推定で500万人ほどの患者がいるというのです。 COPD(慢性閉塞性肺疾患)関係ホームページです。こちらもご覧ください。

2006年9月13日
梅干しについて

9月9日日経プラスワンに梅干しについて出ていました。
こちらも以前の酢についてと同じようにいろいろ効能があるのですね。
抗菌作用というか感染を予防する効果も確認されていたり、疲労回復についても仕組みが解明されているのですね。
マクロファージなどの免疫細胞を活性化もするというのですね。
血圧を下げる作用を持つ物質が含まれていたり、血管を収縮させるホルモンの作用を押さえ、動脈硬化や肩こりを予防する可能性もあるというのです。
このほかにも科学的にわかってくる効能があると思いますが、昔から経験的に語り継がれていた効能が証明されつつあるということですね。
梅干しを日に1個は食べる方がよいようですね。玄米黒酢は対日飲んでいるのですが、梅干しはこの域は達していません。目標としたいです。
牛肉とかを沢山食べるより日本古来の食品を大切にしましょう。但し、塩分控えめで。

2006年9月10日
スロートレーニング

9月10日日経健康面で「スロートレーニング」が取り上げられていました。
読んで見ますと、「これいけそう」という感じです。紹介されていたのは道具などをしようしないでできる方法でした。
詳しくは日経を読むかスロートレーニングに関する本を読んでみてください。紹介されていたのは『スロトレ』(高橋書店、石井直方・谷本道哉著)と『スロートレーニングで体脂肪を燃やす(最新版部位別編)』(学研ムック、大川達也監修)です。
医学的な意味合いもありましたので、効果が期待できそうですね。
有酸素運動と組み合わせればさらに効果的とのことです。
「軽い負担、心臓にも優しく」がいいですね。皆さんも試して見てはいかがですか。

2006年9月9日
大豆で内臓脂肪を減らす実験で効果確認

「京都大学の鬼頭誠名誉教授と住友病院(大阪市)の松沢佑次院長らは、大豆のたんぱく質に生活習慣病を悪化させる内臓脂肪を減らす効果があることを突き止めた。」と9月9日の日経夕刊に出ていました。
手法は対照群も設けているので確実ですね。
ところで、大豆をよく食べる民族は日本人ぐらいかな。他は大豆油の利用かな。特に豆腐、納豆、味噌、醤油、おからなどは日本独特かな。
聞いた話ですので確信はないのですが、台湾から日本の人と結婚して日本に来た娘さんのところに両親が来られ、「幸せ」と娘さんからいわれたのですが、台湾に帰って両親が泣いたという話です。原因は「納豆」、腐った大豆を食べなければならないほど「貧乏」と勘違いされたというのです。この話が間違いないのなら、「納豆」はまだまだ世界に知られていないということです。
そのような日本食がたくさんあると思います。
大豆を使った食品を多く食べることのできる日本食を塩分控えめで食べましょう。牛肉より大豆を。それでも牛肉をといわれる方はBSEの危険の高いアメリカ差を避けて他の国の肉を。

2006年8月31日
がんの痛み緩和治療

朝日新聞のホームページで7月20日に「がんの痛み抑える薬の知識、医師の半数知らず」という記事が、8月28日に「がんの痛み緩和治療に重点 医師に薬物処方研修」というのがあるのを今頃見つけました。
日本の医師は医学部を卒業後、研修機会が少ないようですね。政府はもっと気楽に研修できる機会を作るべきです。そうしてこなかったからではないでしょうか。
がんの痛みには「モルヒネ」が一番効果があるというのです。欧米では、もうズーと以前から必要量が投与されているというのですね。このことは、アメリカの医師免許を取得された赤津氏の書かれたアメリカの医学教育事情の本にもでていました。
WHOのこの件へのレポートは20年ほど前に出ているはずです。ここにも、厚生労働省や関係者の鈍さがでているとおもいます。
そして、患者は痛みに苦しんでいるのです。赤津氏によると「患者が痛みによって苦しむのは医師の怠慢」とかいうようなことも書かれていました。
別に、このようなことは医学関係だけではないですね。教育関係でも見られます。アメリカで見つけられた子供のこと、多動性注意欠損とか学習障害などでも教育関係者への広がりはイマイチですね。これは、子どもとの対応の仕方を工夫する必要があるのです。無理解のままですと、単に落ち着きのないことか勉強のできない子というような判断で潰されていくことになります。
まあ、無知による被害者が出ないようになることを国がもっと予算をつけて早急に対策をおこなってほしいですね。

2006年8月30日
ニコチンが肺癌(がん)の成長を促進

8月29日に日経ホームページにある「いきいき健康」のアメリカ健康最前線で見つけました。
ネットへのアップは7月27日で、アメリカでは7月21日でした。
米サウスフロリダ大学(フロリダ州)H. Lee Moffitt癌センター研究所のSrikumar P. Chellappan博士は、「非小細胞肺癌の患者より採取した癌細胞および隣接する気管支細胞を、試験管内で喫煙者の血液中の量に相当するニコチンに曝露。すでに知られているニコチン性アセチルコリン受容体との結合がみられたほか、ニコチンに癌細胞の成長サイクルを促すシグナル伝達経路の形成を助ける働きのあることが認められた」というのです。
ということは、喫煙者は喫煙により肺がんなどのがんを引き起こす物質を吸収するだけではなく、中毒の原因物質のニコチンによってがんの成長が促進されているということですね。
がんになった場合、非喫煙者よりより簡単にがんが成長してしまうということですね。
ニコチンの作用にこのようなことが認められたということは肺がん患者の禁煙指導にニコチンを使えないという問題点を投げかけることになるのでは。
ですから、禁煙しておく、あるいは一切たばことは無縁の生活を送ることが必要では。
肺がんはアメリカでは男女とも死因のトップとのことです。

2006年8月29日
ストレスにより脳が萎縮→ニコチン切れのストレスは凄いですね。

8月29日に日経ホームページにある「いきいき健康」のアメリカ健康最前線で見つけました。
ネットへのアップは8月17日で、アメリカでは8月11日でした。
内容は「ストレスにより脳細胞が萎縮し、免疫システムの老化が早まるということを示した研究が、ニューオーリンズで開催の米国精神医学会(APA)年次集会で報告された。」という記事です。
これと関係付ける必要があるのが、たばこによるストレスですね。
喫煙を行うと「ニコチン切れ」による強いストレスに晒されることになります。この「ニコチン切れ」ストレスを解消するためにニコチン補給をする必要があるのですが、ニコチンは必ず血液中から減少していきます。だから、繰り返し「強いストレス」が繰り返されるわけです。
この記事では「ストレスを繰り返しラットに与えると、脳の神経細胞んp萎縮を示す兆候が認められた。」というのです。喫煙によるストレスと似ているかな。
喫煙によるストレスは低いときでも非喫煙者のレベルより高いというのです。
この記事の中に「過去の研究で、ストレスによって脳海馬の神経細胞が萎縮し記憶力が障害されること、意思決定や注意力に関わる前頭前皮質と呼ばれる部位でも萎縮が起きることが明らかにされていた。」ともありました。
喫煙というのはこのように脳を痛めつけることになると考えられます。
知的能力を低下させないためにも禁煙、まだ吸ったことにない人は絶対に喫煙しないということです。

2006年8月27日
母譲り?女子中高生の喫煙、吸わぬ親と1・8倍の差

yahooで見つけた読売新聞記事の見出しです。
両親が喫煙の習慣があると子も喫煙する比率が高いというものです。
女子の場合は父親より母親の影響を強く受けているということが厚生労働省の研究班(主任研究者・林謙治国立保健医療科学院次長)の調査でわかったというのです。
飲酒でもです。
これで言えることは「子供は大人を見て育つ」で、特に身近な人物の影響が強いと言うことですね。
行動パターンとしては女子の場合、母親の影響を強く受けるのが普通でしょうね。
高校野球で「喫煙」が絶えないのは、未だに喫煙している顧問、監督、コーチがいるからでしょうね。
学校も多くのところで「敷地内全面禁煙」になってきています。これで、学校内喫煙は以前より減少しています。理由は「教師が喫煙できない」ということでしょう。
いかように大人の影響というものは大きいのですね。
8月27日の日曜喫茶室で、子供がそこらにゴミを捨てるのは「大人が捨てている」ということが理由ではといってました。
大人の行動を子供は見ているのですね。特に学校等においてはこの点を自覚しておく必要があると思います。
無自覚な教師が結構います。困りものです。

2006年8月26日
禁煙の効用→「私はこうしてタバコをやめられたコンテスト」より

8月26日日経社会面の「窓」というコラムにありました。
日本禁煙学会が行った「私はこうしてタバコをやめられたコンテスト」で、吸い始めから禁煙した結果得られたものなどについての作文での審査結果が出ていました。
多くの方が応募されていたのですね。1位の方は「(禁煙で)これから先なんだってできる気がしてくる」と書かれているのです。もう一人の1位の方は「台本の執筆時間が早くなり、机の周りが清潔になった」というのです。
最初の方の作文の中で「シンプルな食べ物がおいしかった。」と禁煙で感じられるようになったとありました。喫煙中においしく感じたのは「化学調味料」などの調味料漬けの食品だったというのです。
「喫煙中、おいしく感じていた缶コーヒーの味が、禁煙で砂糖水の味しかしなくなった」このことも忘れないようにしようというのです。
まあ、日本禁煙学会のホームページで私はこうしてタバコをやめられたコンテストの受賞作品を読んでみてください。
その方が私がいろいろ書くより良いのではと思います。

2006年8月23日
脳卒中ピーク、2020年に288万人 厚労省研究班

これは朝日新聞ホームページで8月23日に見つけた8月19日の記事の見出しです。
現在より15万人増加するというのです。ということは現在は273万人ということですね。死亡数より多いですね。10倍はあるでしょう。
ということは、後遺障害を持つに至った方が多数毎年出ているということになるようですね。
軽度の場合はすぐに復帰できますが症状によっては介護が必要になったり、人工呼吸器がはずせない状況もあるはずです。
脳卒中ですが、脳の血管が動脈硬化などで痛んできたり、高血圧などがあったりして、詰まったり、出血したりすることによって引き起こされる病気ですね。
動脈硬化は血管が老化するにつれて起こりやすくなります。コレステロールの取り過ぎなどで促進されますが、喫煙も症状の悪化に重要な役目をしています。
高脂血症になっている場合はより動脈硬化になりやすいということです。
高血圧も血管に負担をかけますね。良くないですね。喫煙も血圧を上昇させますので、出血や梗塞の引き金になりますね。
糖尿病はじっくりと細胞を痛めていきます。そして、その人の弱い部分から合併症が発症するのです。動脈硬化を促進する要素であることは確かです。
網膜症や糖尿生腎症は、血管の細胞が高血糖で働きをなくしていくことからおこります。で、喫煙ですが、糖尿病にも悪影響をあたえます。
血管を若々しく保つためには、禁煙して(吸っていない人はそのまま吸わないで)食生活を栄養のバランスを考えた日本食に、適切な運動習慣を保つ必要があるのでは。
これでも、加齢によって徐々に血管も老化していっていることを自覚しておく必要があると思います。
血管を大切にして、できるだけ血管系疾患にならないようにしましょう。

2006年8月20日
暑い夏ですね

今年の夏は暑いですね。アメリカもヨーロッパも中国も。ヨーロッパやアメリカでは熱波による死者の報道もありましたね。
ところで、中国の重慶方面も凄い暑さに干ばつということです。で、8月20日のNHKの報道を見ていても死者については触れていなかったと思います。
これって、元々ある程度暑くて冷房が普及していないからかなと思います。
暑いからといって冷房に頼っていると体温調節機構がうまく働かなくなるためかな。ヨーロッパは普通、冷房なしで生活できていたところなので、働く汗腺の数が少なかったりするためのようです。
日本では、冷房で汗腺の働く能力を低下させているのでは。また、冷房を使いすぎると「冷房病」になることが指摘されていますね。
人間の体の機能は使わないと衰えます。できるだけ。冷房を控えめに使うということや歩く機会を増やすとかして、温暖化対策にも協力しつつボチボチ体を鍛えましょう。

2006年8月19日
たばこは美容の敵 若い女性に国が禁煙キャンペーン

これは、8月19日の朝日新聞ホームページで見つけた記事の見出しです。
「たばこは美容の敵」ということが知られていないために喫煙している人もいると厚生労働省は見ているのですね。
この記事では、喫煙者の方がシミやくすみの原因になるメラニン色素が5歳分早く増えるとありました。それと歯茎関係ですね。
控えめな書き方ですね。喫煙でビタミンなどが消費されてしまい、こちらの方からもお肌の老化が進むのですよ。血管が収縮するのも影響するかな。
歯については、「歯周病」を促進しますね。口がガタガタになっていくのです。口元がガタガタで美しいなどあり得ないですね。入れ歯への早道、喫煙。
喫煙は「加齢」を促進します。若く美しい状態を長く続けたいのなら全く吸わない(または禁煙して)食生活を含む良い生活習慣を確立する必要がありますね。
だから、喫煙して不規則な生活で栄養のバランスの崩れた食事を続けると素早く老化しますよ。
「若さと美しさを保つための第一歩がたばこを吸わない」です。受動喫煙もお肌の敵ですよ。

2006年8月16日
子供いる時 吸わないで

8月15日付日経社会面にあった記事の見出しです。
この記事は家庭内とか路上など子供がいる可能性の高いところを想定しています。
結論的には「自分の子供であっても子供のいるところでは吸わないで」というものです。
日本小児科学会、日本小児科医会、日本証小児保健協会がそのためのロゴマークを作成しました。
受動強制喫煙による害には小児特有の害もありますね。乳幼児突然死症候群などですね。発生率が極端に上昇するというのです。
知能の発達が悪くなるというのもあります。これは、成人では知能の低下かな。ニコチンの影響でよくなっているように錯覚している喫煙者が多いですね。
その他の害も多数あるということです。子供のいるところですから、路上とか公園などもですね。
ですから、特定の閉鎖された空間で喫煙者のみがいるところだけで喫煙してほしいという意味だと考えます。

2006年8月13日
早食いは肥満のもと

8月13日の朝日新聞のホームページで見つけました。
名古屋大学のグループの調査です。調査では食事量の影響を統計的に出ないようにし、また、運動量についても影響しないようにして、食べる速さだけの影響をみれるようにしたということです。
結果として、男女とも早食いグループは、そうでないグループより肥満であった。一番スリムなのは食事が遅いグループであったということです。
よく噛んで食べるということが肥満防止にもつながるということが証明されたことになりますね。よく噛むということは食べ物が口に長時間あるということですので、次をすぐには送り込めないですね。必然的に早食いではなくなりますね。どちらかというと食事の遅いグループにあると思います。
脂肪細胞を活躍させるのなら、高濃度のインスリンに晒せばよいのです。早食いが効果的ですね。一時にどっと吸収されますからね。
食事の速度が遅いとインスリンを分泌させる物質の濃度がそれほど高くならないですね。どうしてかというと、栄養分が分散されて吸収されるからでしょう。
そうそう、インスリンの分泌促進物質はグルコースの他、何種類かのアミノ酸や脂肪酸もあると「からだの科学」の特集号「糖尿病2001」に出ていました。日本人の糖尿病の増加と肉類の消費の増加とに相関があるというのです。
近年、糖尿病患者が増えていますが、日本人の摂取カロリーは減少傾向にあり、その中では炭水化物が特に減少しています。ところが、タンパク質、脂肪の割合が増加しています。
ですから、早食いは生活習慣病になりやすいからだをつくる可能性か高いわけですね。よく噛んで時間をかけて食事をしましょう。

2006年8月12日
運動指導士」取得容易に・厚労省

8月12日の日経に出ていたニュースの見出しです。「メタボリック症候群」(内臓脂肪症候群)の対策には運動が有効ですね。でも、効果的にできればさらにいいですね。
それで運動指導士」というのがあるというのです。この資格、歴史が結構あるようです。現行制度では「誰でも、期間3カ月(148.5時間)の講習会を受講すれば認定試験の受験資格を得られる。」ということです。
今回の新制度では、「体育系大学の学生の場合、心臓病など生活習慣病発症のメカニズムや健康管理の講義など財団の講習内容と同じ授業を大学で受けていれば、講習会なしで受験資格を与えられる。」ということにするというのです。
ところで、大学で全面禁煙をしたのはびわこ成蹊スポーツ大学が最初でしたか。すぐ和歌山大学だったかな。
このびわこ成蹊スポーツ大学の森学長が開学当初から「地域、社会にスポーツや健康を広める大学に、たばこはいらない」ということで禁煙です。ところが、当時、他の大学の体育学部では学生の禁煙についての通知がホームページに出ていました。手を焼いていたのでしょう。
学校関係でも、なぜか運動部の指導者に喫煙者が多いですね。そして、学校全面禁煙であわてた体育教師も結構いたようです。
もっとも、薬剤師などは厳しくなっていっているのですから、喫煙している医師や歯科医師、医療関係者でも結構まだいるような現状では教育の実質を吟味してから基準をゆるめてほしいですね。

2006年8月8日
若い女性のダイエット

8月6日付の日経健康面の「食と長生き」でこのことについて取り上げられていました。
筆者が勤めている大学の女子学生を対象に調査されたのです。イソフラボン量やタウリン量を調べることで大豆や魚の摂取量がある程度判るのです。
若い世代の食卓から大豆や納豆、豆腐、焼き魚や煮魚などといった日本人の長寿を支えた伝統食が消え去りつつあるというのです。
そして、ダイエット志向が行き過ぎて「痩せすぎ」の状態になっているのが結構な割合でいるというのです。
「痩せすぎ」は妊娠した場合、「低体重児」を生む可能性が高く、低体重・低栄養で生まれると将来、心臓病などの血管系の病気に萎えいやすいというのです。
行き過ぎたダイエットはこどもを生活習慣病になりやすくするのですね。
健康的で肥満にならないという「究極のダイエット食」は日本食であるといわれています。特に大切なのが「ごはん」であると。
炭水化物のごはんの接種で余分な脂肪摂取を押さえているというのです。パンなどに比べて吸収に時間がかかるため、肥満や糖尿病予防になると書かれています。
減食でスリムになることができればヘルシーという間違った考えを捨ててほしいですね。

2006年8月7日
生活習慣病リスク低減

これは8月6日付の日経健康面にあった見出しです。
「『体を動かす』日常生活を」ともありました。生活習慣病のリスクを下げるのに手軽にできるのが「運動」なのですね。
日常生活のなかで、歩く距離を少し伸ばすだけでも「運動」にあるのです。階段を上るというのも運動になります。普通の家庭のゴミの量ならゴミ集積所まで持って行くのも「運動」になりますね。なのに、近いのに自動車を使っている人がいる。運動の機会を失っているのですね。
生活活動の時にいかに「筋肉」を使うかということを考え、「運動」するだけでも結構な量になることがあります。
また、筋肉は使わないと衰えます。これは、避けがたい事実です。筋肉量を維持するだけで基礎代謝量の減少をある程度防ぐことができるはずです。また、骨の状態もね。筋肉の収縮刺激があって初めて骨芽細胞が活発に働くようになるというのです。
人間の体は使い続けることによって、機能が維持されたりします。運動するというのは「生活習慣病リスク低減」だけではなく、体の機能うぃいじするという役目ももっています。
でも、「無茶苦茶」なことはだめですよ。新聞によると、まあ、歩くだけでみると1週間に22〜23時間ぐらいの運動量をいろいろな運動でするのがお勧めのようです。詳しくは、日経または「医師がすすめるウォーキング」泉嗣彦著、集英社などをご覧ください。
8月7日にアメリカから牛肉が到着しましたね。ところで、8月6日の報道特集で劣化ウラン弾の話がありました。ヨーロッパも含めてその有害性(放射性物質として)を指摘し、禁止を求めているのにアメリカはその有害性を認めようとしていないのです。
どこか、BSEと通ずるものがあると思いませんか。

2006年7月31日
よく噛むことの効用

食べ物を美味しく味わえるようになることが第一の効用かな。噛まないということは食物の表面の味だけですね。それも短時間のみ。よく噛むと内部の味も感じることができ。噛んでる間味わえる。
骨格筋を大脳運動中津宇の命令で収縮させるので、脳が適度に刺激され認知症の予防につながるようです。まあ、ガムを噛むと眠気覚ましになるというのもこの作用かな。
よく噛むことによって消化液と食べ物とがよく混ざり、消化吸収がよくなる。よく噛むということは呑み込むまでに時間がかかり、「ゆっくり食べる」ということに通じるので、脳の満腹中枢が刺激されやすくなり、内臓脂肪の分解が促進されるというのです。
また、食事の量を抑える効果も期待できます。
「メタボリック・シンドロームの予防にもなる。」斉藤滋・元神奈川歯科大学教授が指摘されています。
噛むことを止めると、顎が細くなるようですね。そして、顎がなくなるかも。
よく噛んで丈夫な顎を、美味しい食事を、そして、健康な生活ができるだけ長く送れるようにしましょう。

2006年7月28日
たばこの煙に含まれる有害物質

いろいろと数え切れないぐらい多くありますね。発ガン性物質も多数含まれてます。
ところで27日にYahooで見つけた読売新聞の記事に「ダイオキシン類似物質、たばこの煙に“たっぷり」というのがありました。
ダイオキシンだけですと「1日20本吸ってもダイオキシンの摂取量は基準値を超えないとされる。」とあるのですが、「複合汚染」状態になり効果が凄く増幅されてしまうというのです。
この記事の通りだと考えます。ダイオキシンと同様の作用を示す物質がたばこの煙に大量に含まれている可能性が高いということが確認された。これらの物質も考慮に入れると肺がんなどのリスクを大いに高めているのですね。
繰り返しますが、たばこの害は肺がん、喉頭がんなど「がん」以外にも多数あります。血管を傷つけますね。動脈硬化を促進します。脳卒中や心筋梗塞などの引き金になります。
吸い始めから、呼吸機能の低下が起こりますね。慢性閉塞性呼吸器疾患でも多数の方が亡くなられています。呼吸機能は回復しません。禁煙だけが進行を遅らせる唯一の手段です。
その他、多くの有害作用があり、早老、早入れ歯などになりたければ「たばこ」かな。
本日は意外と早く帰れたので書かせていただきました。

2006年7月27日
米産牛肉の輸入再開を決定

遂に再開を決定しましたね。アメリカの圧力に負けてですかな。
アメリカも価値観の押しつけが多いですね。それが、テロを誘発している面があるように感じられます。
まあ、キューバが共産化したのはアメリカがカストロ革命を「共産革命」と決めつけたからと考えられるのです。
教育現場でも、児童生徒を不良行動に追いやる方法では「決めつけ」がもっとも手っ取り早いですね。ブッシュ大統領、この方法を屈指しているように感じます。
それで、本来の牛肉の件ですが、このような検査なしなので、危険部位除去(之も当たり前)、月齢20ヶ月までとかの程度では「不買」が妥当ですね。
死にたくなかったら、牛肉を食べなくても死なないのですから、アメリカ産牛肉を「買わない、食べない、貰わない」の「3ない運動」をしませんか。
申し訳ないのですが、明日、遅くなりそうなので休ませていただくと思います。よろしくお願いします。先日は意外と早かったのです。明日もそうなればと期待してます。

2006年7月21日
メタボリックシンドロームの衝撃

これは7月19日放送のクローズアップ現代のテーマです。厚生労働省が生活習慣病対策に「メタボリックシンドローム」を採用して予備軍として予防などをしてもらおうとしているというのです。
その基準とは、ウエストが男性が85cm以上、女性が90cmとしたのです。判りやすいといえば判りやすいのですが、人間には大きな「個人差」があります。それを無視しているとしかいいようがないですね。隠れ肥満を助長する危険性があると考えます。
見かけは「スマート」、内実は「内臓脂肪肥満」というタイプをです。そして、がっしり型は内臓脂肪が少ない場合でも引っかかるということになります。結局は体重の推移、各種検査とCTによる内臓脂肪の面積を出すことが必要ではないでしょうか。
健康に対する正しい認識をもてるように啓蒙し、実践させる指導というのが大事ですね。尼崎市では、検診結果による個別指導で成果を上げているというのです。一律での指導では無理なようです。
以前の放送でもあったのですが、血糖値の検査では「空腹時」のみでは正常でも、三点検査(空腹時に75gブドウ糖溶液を飲み、直後、一時間後、2時間後に採決して調べる方法です、)が必要であるというのもありました。
血圧でも、検査や病院での測定だけで判断しなくなりましたね。家庭での測定も含めて判断する方向ですね。まあ、中性脂肪、コレステロールなどはそれほど大きな変化はないかもしれませんが、時間による変化が起こっているはずです。
日本内科学会は、「目安」としてつくった基準を単純に取り入れたのが厚生労働省です。内科学会も迷惑でしょうね。隠れ肥満を見逃すことがないようにしてほしいですね。

2006年7月18日
禁煙支援

禁煙支援および禁煙専門外来のホームページを見つけました。兵庫県洲本市です。
内容は多岐にわたっているのでホームページを訪問してみてください。役に立ちますよ。
そのトップページに「衝撃のオーストラリア禁煙CMとその解説」や「衝撃の用事の喫煙ホームページ」、リンク集があります。他も非常に役に立ちますよ。
この「衝撃のオーストラリア禁煙CMとその解説」とクリックすると日本語での説明がされていますので読んでから、あちらのHP(オーストラリア)で見てください。
日本での感覚からすると「衝撃的」かな。是非、ご覧ください。
ところで、飲食店などの状況ですが、日本もアメリカなどと同じように「禁煙」にすると業績好調です。私自身も禁煙のところや分煙がしっかりしているところにのみ行くことにしています。このような人が増加してきているのですね。全席禁煙→繁盛の構図ができているようです。
まあ、この洲本市のホームページを訪問してじっくり読みましょう。

2006年7月16日
トランス脂肪酸の有害性

7月16日付け日経健康面にこの「トランス脂肪酸」について出ていました。日本製勝井協同組合連合会のホームページにある「トランス脂肪酸(不飽和脂肪酸・食品原料)問題についてのQ&A」も読んでいただければと思います。
欧米では、規制がすでに始まっていますが日本では「野放し」の状況ですね。多くの研究でこの「トランス脂肪酸」の有害性が指摘されています。なにか、薬害エイズなどの二の舞みたいな感じもしてます。
トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸に水素添加してつくられたりしています。植物油は通常では液体なのですね。それの融点を上げるためなどです。それとフライドポテトなどがこのトランス脂肪酸を多く含む油で揚げると萎びにくくなるというのです。比較的長い時間「パリッとしている」フライドポテトはこのトランス脂肪酸を多く含む油で揚げているのです。
マクドナルドでは、アメリカにおいてはトランス脂肪酸を含まない油に変えたというのですが、日本ではどうなのでしょうか。トランス脂肪酸というホームページを見てください。
ここには、必須脂肪酸というのもありました。
その害ですが、心筋梗塞の発生率を高くするというものです。アメリカの調査では、トランス脂肪酸の総カロリーに占める割合が1.3%に対して2.8%になると3〜4割増加するというのです。
日本では、喫煙や高血圧、糖尿病などのリスクをもっている場合発病の危険度が男性で3〜5倍、女性で5〜8倍になると日経にかいてありました。
日本でも欧米みたいな表示義務づけをしてほしいですね。それと食品を「見かけ」だけで購入するのは止めましょう。キュウリでも「コフキキュウリ」が見かけのよい今のキュウリに負けてしまいました。味は「コフキキュウリ」のほうがよかったです。

2006年7月15日
猛暑

7月15日も38℃を超えたところが出ましたね。体温より高いですから、自然の風、日陰で水分補給を十分にしてしのげる人は今の日本では少ないでしょうね。
汗のかきかたを知らない、あるいは忘れた人が多くなってきましたから。
この暑さでは、体温調節能力の高い人でも日なたは厳しいですね。でも、クーラーを使う場合でも「控えめ」にしておかないと体温調節能力が低下してしまったり、いわゆる「冷房病」になって様々な症状が後になって現れることがあります。
また、冷房病のあるタイプは発病に約10年ほどかかるというのです。これでも、最近は冷房が強くなったため発病まで早くなったといいます。
基本は「夏は暑いもの」と割り切ってできる限り冷房を使わない。また、冷房がきついと思うときは「厚着」をするなどして身を守る必要があります。まあ、体温より気温が高いような場合は控えめに冷房を使う方が良い場合もあるかとは思いますが、原則冷房は使わない。
これで、大学を卒業して過rというもの、「夏バテしらず」で過ごしてます。
7月15日付の日経「プラス1」での夏バテ対策にも冷房を弱い目にするとか、早く寝るというのがありました。
そうそう、以前にもかきましたが「汗腺」は毎年使いましょうね。でないと、働きが鈍り、臭いもきつくなるようです。
よい汗をかくために夏は毎日、汗をかきましょう。それも相当多量にね。

2006年7月13日
国際対がん連合のまとめによると喫煙で今世紀10億人死亡も

7月11日にYahooで見つけた共同通信の記事からです。この死亡数の中には、喫煙が引き金にはなるが、死因の直接原因にはならないのは含まれないでしょうね。そういうのまで丹念に推計すればもっと多いのではと思います。
日本での喫煙率ですが、男性は発展途上国並みですね。でも、わずかですが低下傾向にあります。女性は上昇傾向にあるのが気がかりです。
たばこの害はガン以外にもたくさんあるということを認識して貰いたいですね。場合によるとガン以外での死因のほうが大きい可能性もあるかも。
紙巻きたばこで低タールとか低ニコチンはできたとしても一酸化炭素の濃度を下げるのは無理でしょうね。火をつけて吸うという行為を止めることぐらいしか低下させる方法はないのでは。
一酸化炭素ですが、赤血球に含まれるヘモグロビンへの結合力は酸素の約200倍です。だから、危険濃度が0.1%なのですね。喫煙するとヘモグロビンは酸素と結合できなくなり、脳を始め体中が酸欠状態になるのですね。
このようなこともあるということも忘れないようにしましょう。

2006年7月9日
夏バテの原因

夏バテの原因は人それぞれあると思います。でも、冷房の普及に伴う「夏バテ」というのが出てきていますね。
人間というのは、暑いときには「汗」をかいたりして体温を下げようとしますね。冷房はこの働きの調子を狂わすのです。
いくつかのクーラー病や冷房病についてのサイトを見てみると、冷やしすぎないようにとありました。外気と室内温の差が大きいと体温調節機構が狂いやすいというのです。
それが、体調不良につながり、そして、夏バテかな。夜はクーラーをつけたまま寝てはいけないともありました。夏バテの原因にもなり、風邪を引くこともあるというのです。
その他、最近、熱中症が結構多発していますね。その原因も「冷房」ではと思います。汗腺が働かないのですね。
日陰で風通しのよいところにいるのなら、自然の風邪で涼しいですよ。暑いといっても36℃前後でしょ。もっと、高くなれば少し冷やすことが必要になる場合もあると思いますが、大抵、この程度で済みますので冷房なしで過ごせると思います。冷房のない時代は工夫して過ごしていましたからね。
今は、家の造りなどがよくない場合がありますので仕方がない面もあると思いますが、冷房なしのほうが夏バテしないと思います。もっとも、「早寝、早起き、朝ご飯」で適度に運動も行い、ほかの食事もしっかり食べるということが夏バテ防止の基礎的条件になると思います。

2006年6月25日
歯と健康

6月25日の日経健康面に「口の中から健康管理」というのがありました。
以前にも「歯周病と糖尿病とたばこ」(2006年1月31日)というのを書きました。内容的には重なる部分もあります。
「口臭や歯周病」を軽くみていると糖尿病などの生活習慣病になったり悪化させる原因になりかねないというのです。
また、高齢者では口中に雑菌などが多い(歯周病など)とこの雑菌が肺に入って「誤嚥性肺炎」を引き起こすことがあるというのです。
口臭の原因となる歯周病は30歳以上のおよそ8割が罹っているというのです。歯磨き不足で歯周病菌が増加し、放っておくと最後には歯が抜けてしまうことになります。食事も美味しく食べられませんね。
口の健康を維持するのに「たばこは大敵」です。「喫煙で血管が収縮(ニコチンの作用)すると唾液が少なくなり、炎症も起こしやすい。何年も吸い続けていると、ニコチンやタールの刺激で口の粘膜が過敏になり、歯ブラシを口に入れると反射的に吐き出したくなることが増える。どうしても歯磨きがおろそかになる。」とありました。それで、喫煙者は早く「入れ歯」になるのですね。そうすると、自前の歯の時より食事もしにくくなりますね。
基本的には、「たばこは吸わない」「食後に歯磨き」「朝は2回、起きてすぐと食後」「歯間歯ブラシ活用」などで歯の手入れをすることですね。

2006年6月24日
学校の禁煙

学校の禁煙化を提唱しているホームページに学校の禁煙というのがあります。一度は訪問してみてください。
現在の各地での禁煙化の状況も掲載されています。 ところで、学校禁煙の対象者は大人ですね。そして、大抵、教師ですね。
昨年、日本医学会は「喫煙は病気」として医師に対して喫煙者には「禁煙治療」を受けるように勧めるという勧告を出しています。
教師は医師ではないのですが、この日本医学会の勧告を受けて喫煙している教師は「禁煙治療」をうけるのが教養のある者の努めでは。
健康保険も使えるようになっており、ニコチン中毒対策の処方も保険対象ですね。
これだけよくニュースになっているのにもかかわらず、禁煙しないというのは教育上よろしくないと思うのですがいかがなものでしょうか。
「子供は大人のマネ」をします。特に「禁止」されていることについては、より「マネ」をしたいみたいですね。
特に「保健」という科目を教えていて「喫煙」している教師は何とかならないでしょうか。悪影響が大きすぎます。
くどいですが「喫煙は病気」であって、嗜好ではありません

2006年6月21日
薬害C型肝炎訴訟で国と製薬会社に賠償責任ありと大阪地裁判決

6月21日に大阪地裁で「薬害C型肝炎訴訟で国と製薬会社に賠償責任」との判決がでましたね。先日のB型肝炎ウイルスの注射器使い回し予防接種に対する判決が最高裁で国敗訴との判断がしめされました。
薬害エイズの時と同様に危険性が何らかで示された場合、原因が特定されていない段階でも対策を取る必要があるのにそれを怠ったことへの指摘もされていますね。
このニュースで気になったのは安部官房長官の記者会見です。官僚の言い方そのものなのです。今まで、さんざん報道されB型肝炎では最高裁判決で国が敗訴しているにもかかわらず、「被害者救済」の意識が全くないような内容だったですね。
国民より官僚を大事にしてるとの印象を受けました。もし、代弁しただけなら小泉内閣の本性かもしれません。
先の最高裁判決もあるので控訴審でも「国敗訴」の可能性は非常に高いと思います。被害者救済のため、控訴を止めさせるとかに政治力を発揮してほしいですね。
この対応が小泉内閣が国民の方を向いているかどうかを判断材料になると思います。

2006年6月20日
牛肉輸入再開条件を政府が決定 20日夜にも日米合意へ

遂に輸入再開ですね。でも、外交日程が優先された節が出てます。朝日新聞のホームページの記事によると「来週以降に日米両政府間では、28日にジュネーブで日米農相会談、29日に米国で日米首脳会談が相次いで開かれる予定。こうした重要会合を前に合意に向けた手続きを急ぐことにした。」とありました。
ここで感じられるのは、国民の安全より対米関係を優先させている政府の姿勢ですね。当初の「日米両政府の局長級や専門家レベルが集まって会合を開き、条件の細部について改めて協議すべきだ、」との意見が葬り去られたということですね。まあ、今は昔と違って映像付きの電話も使えますけど、やはり、直接会って協議してほしいですね。
この電話会議で変異型ヤコブ病が多発しているところがあるということについて厳しく追及してくれるのでしょうか。してくれないでしょうね。
ですから、身を守る方法が「アメリカ産牛肉を買わない。貰わない。食べない。」の「3ない運動」をするほかないでしょう。
この「3ない運動」の環が広がることを期待します。

2006年6月18日
がんを予防しよう

6月18日付けの日経健康面に「がん予防」について記事があり、見出しに「発症リスク正しく知って」とありました。
がんの発症ですが、危険因子を除くことでリスクを低下させることができるのですね。
一番の危険因子は「たばこ」です。肺がんでは非喫煙者の4倍程度、咽頭がんでは30倍にも発症リスクが高くなるのですね。肺についてはがんだけではなく、呼吸機能の低下も起こりますし、咽頭もがん以外にいろいろあって発声が悪くなったりとか。
煙は食道を通って胃にもいきますね。肺などからは血液に有害成分が溶け込み、全身を行き交います。それで、呼吸器以外のがんの発症率が高くなるのですね。
良性腫瘍でも腫瘍のできやすい方はさらに気をつけてくださいね。遺伝子の修復機構が十分に働いていない可能性があります。
がんは遺伝子が傷ついて変異を起こすことで、発ガン遺伝子が活性化したり、がんの抑制遺伝子が働かなくなることが積み重なって起こるとされています。
紫外線については、直射を浴びると皮膚がんのリスクが高くなるのですが、日光を避けすぎると消化器系のがんの発症リスクが適度に日光を浴びている人に比べて高くなるというのです。四国や九州の人のほうが東北などの人より消化器系のがんお発症率が低いということだそうです。
運動も大切です。日に一時間は運動しましょうとありました。通勤時などの徒歩をうまく取り入れれば達成しやすいかな。週に一度は汗もね。
「たばこ」が最大の危険因子です。厚生労働省の〜たばこと健康に関する情報ページ〜も見てください。

2006年6月17日
米国産の牛肉輸入再開について来週にも正式合意

6月16日にasahi.comで見つけました。
政府は部内での決定通り、合意するつもりのようですね。公聴会でしたか、あれな何だったのかな。
また、アメリカ産牛肉が入ってくるわけですね。TBSの報道特集でけったいな病気(ほぼ変異型ヤコブ病らしい)がアメリカで集団発生しているというがありました。この小さな町で10名以上です。みな、この町の競馬場のレストランで食事をしていたというらしいです。
それがどのような病気か調べようとしないアメリカから牛肉の輸入を許可するということですね。
「ヤコブ病は、一旦発症すると、現代の医学では治療法はなく短期のうちに確実に死に至る恐ろしい病です。」とヤコブ病サポートネットワークというホ−ムページにありました。
身を守るため、アメリカ産牛肉は購入しないようにしましょう。

2006年6月16日
予防接種によるB型肝炎訴訟、原告勝訴・最高裁判決

6月16日のニュースで最高裁が1951年から1983年にツベルクリンなどの予防接種を受け、未発症のキャリアや肝炎を発症したB型肝炎感染者5名が起こしていた国家賠償請求で国の責任を認め、国に対して原告への賠償を命じる判決を出した。
1951年頃にすでに注射器の使い回しによるB型肝炎などの疾患の伝染の危険が指摘されていたにもかかわらず、国が対策を取らずに放置してきた責任を最高裁が明確に認めたと言うことです。
この手の対策取らずにとかハンセン病みたいに時代遅れの非人間的法律を放置したりして、多数の国民を苦しめてきたのが厚生労働省ですね。このような教訓が生かされる官庁になってほしいのですが、官僚は変化を嫌うようですね。それでは国民が困るのです。国会議員がもっとしっかりしないといつまでたっても官僚の天下が続くのでは。行政改革の骨抜きを食い止め、実行のあるものにできるのも国会議員ですね。そして、世論。
この頃の最高裁は国民の立場に立っているような感じの判決が増えているような気がします。この傾向を確かなものにするために国民はもっと関心を持っていく必要があるのでは。

2006年6月15日
各国産牛肉のBSEリスクを審査へ

この見出しは6月15日にasahi.comで見つけたものです。詳しくはasahi.comで読んでください。
アメリカ産とカナダ産がBSE問題で輸入が停止されたあとの牛肉の輸入量はオーストラリア産が最も多く、ついでニュージーランド産です。それで全体の97.4%を占めるそうです。
メキシコ産や中国産などが大きく伸びてきているというのです。まあ、これらの国ではBSEの発生は報告されていないということですが、国際獣疫事務局のBSE「清浄国」の認定には入っていないそうです。
それで、食品安全委員会が「BSEリスク」を審査する方向で検討を始めたということのようです。
もう、ついでのことなのでオーストラリアとニュージーランドも全頭検査をしてもらい、日本国内での牛肉は全て検査済みという方向にしてほしいですね。

2006年6月13日
妊娠後の喫煙8%が日常的に

6月12日のNHKニュースでこのことについての報道がありました。
厚生労働省の研究班がことし2月に全国の医療機関で妊娠した女性を対象に喫煙の実態を調べた結果です。
この8%は日常的ということは毎日ということですね。日常的でない(毎日でない)のも結構いる可能性があるのでは。喫煙がわかれば「喫煙は病気」と禁煙治療を受けるように産婦人科医も勧めていると思うのでが、それでもこの高率という感じですね。
さらに受動喫煙も半数以上にのぼるようですね。特に「夫」が多いですね。さらに職場の無理解、少子化対策もあるので職場は禁煙であることが望ましいですね。ですから、アイルランドやノルウェーなどは酒場やレストランも「職場」という面があるので「禁煙」ですね。
喫煙する妊婦や受動喫煙させられた妊婦の胎児への悪影響が心配ですね。実際、流産や心臓の機能が発達しないなどの率が2倍にもなるようです。脳の発達にも影響があるという報告もあります。胎児の全身に悪影響があると考えてもよいようですね。
胎児のことも考えると妊婦の禁煙は当然であり、周りの者も禁煙などで過ごす必要があると思います。

2006年6月11日
がん予防と野菜

6月11日付日経の健康面にこのことについてありました。
結論からいうと「野菜や果物 毎日400グラム以上」かな。そうすると予防効果が期待できると。
さらにどれか特定の食材や栄養素だけでの予防は科学的な確証が得られていないというのです。
結局、いろいろな種類の野菜や果物を毎日食べましょう。野菜は毎食ごとがいいですよ。ということです。
植物繊維も効果があるのですが、ビタミンなども効果があるというのです。でも、特定の栄養素を過剰になるように摂取したときは予防効果どころか発ガン性を増すものもあるというのです。
この記事で紹介されていた本は『わかりやすいEBNと栄養学』(佐々木敏著、同文書院)です。ホームページは国立がんセンターのがんに関する情報です。

2006年6月8日
中皮腫の8割が石綿原因、労災病院が調査

朝日新聞のホームページで見つけた記事です。
海外でのアスベストと中皮腫との関係の調査で8割がアスベストが原因とされてきているというのです。日本でも同様の傾向があるというのを労働者健康福祉機構の研究班が中皮腫患者を分析して確認したとのことです。
8割であれば、他の原因もるかもしれませんがアスベストを使う仕事や使われたところ、アスベスト工場の側に住んでいた方などの中皮腫は「アスベストが原因」と考えていいと思います。
発病者の平均曝露期間が30年とかあるのですが、ここに出ているのはあくまでも「平均」であって、各個人の年数ではないので、最短の人は猛烈に短い可能性もありますね。
だから、クボタは1年以上でしたか、その程度の期間にしたのではと思います。こういう病気は「癌」と同じで大抵は長い年数を必要とするのですが、何割かはごく短い期間であるいは少量の曝露で発病する可能性をもっているのです。
患者にとっては危険率100%だったということになります。ですから、少しでも危険率を下げることができる方法があれば、その方法による対策を考えるべきだったのに国などが怠っていたわけですね。
話がそれるようですがBSEも変性プリオン検査によって感染の可能性を下げることができますね。アメリカでは変異型ヤコブ病と見られる患者が結構出ているようです。
危険を回避できる可能性があればその方法を取り入れるべきですね。狂牛病予防に全頭検査を。

2006年6月6日
JR東日本で新幹線も全面禁煙へ

6月6日のニュースによると、JR東日本は2007年春から東北、上滅新幹線や在来線特急を原則として全面禁煙にすると発表したということです。
在来線ではJR北海道が、新幹線では九州新幹線と長野新幹線が全面禁煙になっています。そして、JR東日本管内の新幹線と在来線特急もということですね。
日本医学会などが「喫煙は病気」として積極的に治療を勧めるように会員の医師に勧告いていますね。その流れともかみ合っているよい決定だと思います。
喫煙者から禁煙車などへ煙が漏れるということで非喫煙者に被害を与えていましたが、これも解消されることになるのでよいことだと思います。
他のJR各社もこれに倣って「全面禁煙」を増やしてください。また、不特定者の集まるところも「禁煙」を徹底してほしいです。危なくておちおちと外出もできませんからね。

2006年6月5日
睡眠について

睡眠についてどう思いますか。「質」と「量」ですね。
以前は睡眠時間8時間とかいわれましたが、今はほとんどいわれませんね。
結局は、日中に「眠気」が生じるのなら、不十分な睡眠であるということになるというのです。
以前、新幹線運転手の「居眠り」がありましたね。診察の結果、「睡眠時無呼吸症候群」とかで「質」が悪いため、時間ではぼちぼちであるにもかかわらず「居眠り」です。この場合、聞くところによると「猛烈な睡魔」らしいですね。新幹線だから事故にならなかったのですね。この病気、睡眠中に死ぬこともあるようですね。可能性のある方は専門医の診察を受けた方がよいですね。
病的でなく、問題がある場合はどうすればよいのでしょうか。
よい睡眠にするための方法はいろいろあると思います。
まず、毎朝、決まった時間に起床する。寝る時刻にはこだわらずにと6月4日の日経健康面にありました。結局。規則正しい生活をということですね。
人間も「体内時計」をもっています。その刻む時刻で生活することになるのですが、不規則な生活をすると時を刻めなくなるようです。
時差ぼけというのもこの体内時計のなせる技です。規則正しい生活というのは、この時計によって体のいろいろな仕組みが制御されているためです。食事時間を一定にすると消化器官などの働きが円滑になるといいます。
その人にとって、昼間眠気を催さない睡眠時間を見つけ出し、規則正しくというのが健康で長生きに通じるようです。
アメリカの研究では、6〜7時間ぐらいの睡眠時間の人が一番よい結果であったともでていました。
できることなら、朝、6時前後に起きて朝食を食べていうのが結構健康的な生活ではと思います。
ただ、現代は労働条件によっては普通は寝ている時間に働かなければならない方々がいます。ご苦労様です。

2006年6月4日
食事における野菜について

6月4日の日経健康面「食と長生き」でグルジア(長寿で有名)の食事についてありました。先週は肉食の多さについてでした。今週は「野菜」や「果物」の量と使い方です。
とにかく、量が多いというのです。大皿一杯食べているというのです。
アッテンボローの「生き物たちの挑戦」という番組でチンパンジーが捕まえた猿を食べているシーンがあるのですが、その時チンパンジーたちは木の葉も食べていました。やはり、野菜が必要なのですね。
刺身につく大根を切ってつくる「けん」を食べない人が結構いるようですが、以上の例から考えると体に良くないということですね。
肉も脂肪分の抜けるようんさ料理法で調理し、野菜と一緒に食べているというのです。また、食塩を使わないようしているとありました。食塩と脂肪の取りすぎが良くない。
ブドウもよく食べるそうですが、食べ方です。皮も種も一緒にそのまま食べているというのです。「皮」の成分が健康に有用なので合理的な食べ方だと指摘されていました。
私はスイカのときは種も食べるのですが、なぜかブドウでは種を出します。そして、どちらも「皮」は食べません。
ライオンなども獲物の腸から食べるといわれています。これも「野菜」を食べるという意味があるのでしょう。
動物は大抵植物繊維を取り込むことが健康につながるようにできているのではと思います。

2006年6月1日
5月31日は「世界禁煙デー」その10  煙草の害まとめ

ニュースネタが出なければ「世界禁煙デー」については今回で一旦終わりにします。
「煙草の害」で認識不足になりやすい原因に大人に対しての猛烈な急性毒性がないことが上げられるのではと思います。
ニコチン依存症には簡単になってしまうようですね。それで、喫煙初期の感じ(私自身は分かりません。吸ったことががないので。)悪いらしいですね。でも、依存症になってしまって止められないというのが多くの喫煙者の辿る道のようですね。
例えば、ふぐ毒、少しぴりぴりする方が・・・とかいう人もいますが、肝臓や卵巣は食べませんね。命が惜しいからです。
幼児などは吸い殻を飲み込むだけで死ぬことがあります。大人も飲み込んでみればと思うのですが、皆さんしませんね。煙だけにしていますね。害が緩慢なのでその変化に気がつかないだけでしょう。
だから、禁煙教育というのが必要であり、大切であるということになるのです。
そして、子供は大人を見て育ちます。最近は「学校敷地内禁煙」のところが増えてきました。教師の喫煙、特に煙草の害を教えている教師の喫煙ほど悪影響なものは他にはないのではとおもいます。それが、学校で子供の目の前で吸えなくなったということは良いことだと思います。
煙草の害は慢性的なものが多いようですが、その結果、重大なこと(死に至る場合も)にあるということを認識させ、喫煙は「ニコチン依存症」という病気であることを的確に理解させる教育というのが今後とも継続的にされる必要があると思います。

2006年5月31日
5月31日は「世界禁煙デー」その9 肺ガンなど

本日が「世界禁煙デー」ですね。結構早くからいわれていた害「癌」についてです。
喫煙によるがんの部位別の死亡におよぼす寄与率、咽頭がんで65%ぐらい、 肺がんで75%ぐらい、喉頭がんで95%ぐらい、口腔がんで60%ぐらい、食道がんで半分ぐらい、膀胱がんで30%ぐらい、肝臓がんも30%ぐらい、すい臓がんも30%ぐらい、胃がんで25%ぐらい、脳腫瘍も25%ぐらい、直腸がんで15%ぐらいです。  「からだの科学」No183 たばこの医学 より
いろいろな癌がありますね。ほぼ全身といってもいいぐらいの種類の癌ですね。
他の要因もあると増幅されて寄与率が向上するでしょうね。せめて自身で発ガン性物質を発生させたり、取り込んだりするのを喫煙者は止めた方が良いと思いますがいかがなものでしょう。
非喫煙者にとっては迷惑至極で癌や昨日のバージャー病、COPDなどにもとばっちりでなる可能性があるわけですね。
癌になって手術で摘出できても肺ガンなら肺はその分減りますよ。喫煙者は呼吸機能が喫煙によって低下しているのですから、運動制限などになりやすいですね。発見が遅れればあの世行きの可能性が高いですね。
初期の癌は痛みやその他の自覚症状はないですよ。だから、手遅れになりやすいですから気をつけてくださいね。よって、「煙草はすわない」が一番ですね。

2006年5月30日
5月31日は「世界禁煙デー」その8 バージャー病

聞き慣れない病名ですね。動脈の病気だそうです。
詳しくは「血液が行かずに最悪は腐った手足の切断手術! 喫煙男性要注意!"バージャー病"」をご覧ください。具体的症状や原因などが掲載されています。
この病気の進行を止めるのはCOPDと同様に禁煙しかないというのです。
そして、受動喫煙でも進行してしまうというのです。ということは、普通の人においても受動喫煙は動脈も痛めるということですね。
COPDは比較的中高年に多かったのですが、こちらは20〜40歳ぐらいに多いというのです。そして、男女比は10:1で男性優位です。
動脈硬化による他の病気との大きな違いです。
まあ、喫煙すると喫煙し始めた時からいろいろな害を自ら受け、周りにも害を与えているということです。ガン以外にもいろいろな害があることを理解して禁煙しましょう。非喫煙の方はそのまま無煙生活を続けましょう。

2006年5月29日
5月31日は「世界禁煙デー」その7 動脈硬化

このシリーズでも少し触れていますね。
タバコ病あれこれ第3回:動脈硬化」に説明があります。
心筋梗塞、狭心症などの虚血性心臓病、脳血管障害の発症は動脈硬化が関係しており、死亡率も高いですね。
癌も恐ろしいですが、こちらのほうは何時重大事態になるか予測ができませんね。そう考えると、癌より怖いかも。
助かっても脳への血流の具合によっては体に障害を残すことが多いですね。
ニコチンと一酸化炭素で作用の仕方が違うようですね。共同で動脈硬化を促進しています。ニコチンは低ニコチンの品目に変えれば少
なくなるかもしれませんが一日あたりの総量を同程度になるように喫煙すれば、結局ニコチンは減らずに、一酸化炭素は本数比例で増
加します。タールについてもですね。
この動脈硬化への作用は受動喫煙でも起こると報告されています。一酸化炭素は部屋に充満しますからね。
さらに糖尿病でも患っておれば、動脈のダメージが大きいですね。網膜症や腎症などにもさらになりやすくなりというのです。禁煙す
ることですね。成人の失明原因のトップは糖尿病性網膜症だそうです。人工透析もね。こちらは死亡率が他の原因より高いですよ。

2006年5月28日
5月31日は「世界禁煙デー」その6 慢性閉塞性呼吸器疾患

本日は「慢性閉塞性呼吸器疾患」についてです。
まず喫煙した肺とそうでない肺を比べてみてください。これは肺ガンのときの写真です。喫煙者でもそれほどひどくはない写真のようですね。どこかで、もっと黒くなった写真もありました。
主にタールで汚れたのではと思います。肺胞にタールがベットリとついてしまっているのです。タールだけを取り出すことはできません。
結局、酸素と二酸化炭素の交換を妨げることになるのです。吸い始めたときから起こるのです。そして、逆戻りすることなく、悪化のするだけです。
禁煙するなら、早くすることをお勧めします。味覚みたいには回復しないので。禁煙すると非喫煙者と同年配なら呼吸機能の差は大体そのぐらいで進行するのですが、喫煙を続けると非喫煙者に比べたら急速に呼吸機能が低下して多くの場合、「COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)」になる。もしくはその予備軍に入ってしまいます。
COPDについてのホームページをご覧ください。このホームページによると約530万人の患者がいると推定されています。死者数も毎年伸びています。
予防は「煙草を吸わない」です。喫煙者は慢性閉塞性呼吸器疾患になるのを遅らせるのは「禁煙」が一番、というか禁煙しかないようです。
酸素ボンベを持ち運ぶようなことにならないためにも禁煙しましょう。非喫煙者はそのまま非喫煙で過ごしましょう。

2006年5月27日
5月31日は「世界禁煙デー」その5 喫煙と脱毛

今回は「脱毛」にします。
喫煙とどう関係があるのでしょうか。遺伝的に脱毛しやすい人もいるようですね。
そうでない人ではどうでしょうか。
あるホームページによると「血行や栄養障害によって脱毛がおこる」とありました。そうだろうと思います。
喫煙をするとニコチンで血管が収縮しますね。そうすると栄養の運搬量が減少したり、一酸化炭素とあわせて酸素の供給も減少することになります。
毛髪まめ知識」というホームページにも同様のことが述べられています。そして、「禁煙」しましょうとあります。「喫煙は百害あって一利なし」とも書かれていました。

2006年5月26日
5月31日は「世界禁煙デー」その4

今日で4回目になります。本日は「喫煙とお肌」でいこうかなと思います。
日経ヘルスのホームページのページの中に「たばこを吸うと肌が荒れる原因がわかった」というのがありました。
研究を行ったのは、ロンドンにある「男・王・聖ト−マス医科大学」アンソニ−・ヤング博士らの研究チ−ムで、「肌が老けるのは、喫煙によって、皮膚のコラ−ゲンを破壊するたんぱく質が増えるからだという。」
もともとは、紫外線と皮膚のコラーゲンを破壊する酵素「MMP−1」の量の関係を調べていたそうです。紫外線を受け続けるとこの酵素の量が増えることを見つけるとともに「喫煙」でも著しく増加することに気がついたというのです。
この酵素が増加するとコラーゲンが分解されるためにお肌が荒れて老化が早くなるというのです。その度合いは結構高いというのです。
この酵素、お肌以外のところでも活躍しているようですね。喫煙をするというのは体の各所でこの酵素を活性化させ、大事な繊維性タンパク質のコラーゲンを分解してくれるようですね。
人間の体は繊維性タンパク質がないとバラバラになってしまうと思います。コラーゲンを大切にするために「禁煙」を。まだ喫煙していない方は、そのまま、煙草には手を出さない方が非常に良いと思います。

2006年5月25日
5月31日は「世界禁煙デー」その3

この3回目は一酸化炭素についてします。
ニコチンは、ニコチン含有量の少ない製品に変更することでいくらかは減らせる可能性があります。でも、大抵の場合、一日のニコチン量を維持しようとして喫煙本数を増やしてしまっているのが現状のようですね。
喫煙本数にほぼ正比例で増加するのが一酸化炭素です。これは「紙巻き煙草」である限り本数比例です。
一酸化炭素の危険濃度は0.1%です。注意濃度が0,01%ですね。この頃、ネットで知り合って集団自殺というのが時々ありますね。自殺するために「練炭火鉢」を車に持ち込んでいる例がありまた。目的は一酸化炭素発生です。
昔の都市ガスでよくガス中毒を起こしていましたが、原因物質は一酸化炭素です。今の都市ガスは多くの会社で「天然ガス(メタンガス)」ですので昔みたいには死ねませんよ。
煙草を吸うとこの一酸化炭素を吸うことになるのです。それも本数比例でね。
一酸化炭素は赤血球中のヘモグロビン(酸素を結合して運搬します。)に酸素の200倍以上の強さで結合します。一酸化炭素中毒の治療は確か「高圧酸素」だったと思います。普通の状態ではなかなか分離してくれないのです。
ですから、血液の酸素運搬量が減少することになります。喫煙すると息切れなどが多くなる理由の一つですね。心臓に負担をかけることになります。それでも、非喫煙者より酸素運搬量が少ないことになるのです。
赤血球数を数えると喫煙者は多めになることがあると思いますが、代償的であって健康的ではないのです。全身の細胞が常に酸欠に近い状態に置かれるのが喫煙であるということになります。
心筋梗塞などで死なないためにも、体の持つ能力をフルに発揮させるためにも「禁煙」されることを、まだ、吸ったことない方は吸わないことをお勧めします。喫煙は病気です。嗜好ではありません。
筋細胞内・外脂肪についてのホームページ「1H−MRSを用いたヒト骨格筋における筋細胞内・外の脂肪量と加齢変化」に以下のようなのがありました。
1. 骨格筋のおける細胞内・外の脂肪量の研究

近年、プロトン MRS の発展によって筋細胞内・外脂肪量について非浸襲的に直接定量することができるようになった。筋細胞内脂肪(IMCL)は、ミトコンドリア内で直接エネルギーとして利用されて、筋細胞外脂肪(EMCL)は筋線維間に霜降り状に貯蔵される。IMCL量は最大酸素摂取量と正の相関関係が認められており、持久選手のIMCL量は一般人に比較して高い。すなわち、マラソン選手の体脂肪率は低いが、エネルギーになる脂肪が骨格筋には豊富に蓄えられている。我々は、このことを証明しスポーツ能力のパフォーマンス向上に寄与する研究を発展させている。一方、筋細胞内・外脂肪は糖尿病や高脂血症などの生活習慣病と密接な関係にある。生活習慣病予防と運動、加齢や肥満との解明の研究にあたっている。

2006年5月24日
5月31日は「世界禁煙デー」その2

今年も禁煙デーが近づいてきましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。
今日はその2回目です。
5月24日のニュースによりますと「ニコチンパッチの保険適応」が認められたというこよです。
タバコ以外の形でニコチンを吸収すれば、煙草を吸わなくても済むということで禁煙治療に使われています。これからでも「喫煙はニコチン中毒」であって、味覚や香りは関係ないということかな。まあ、煙草を吸えば、味覚や嗅覚がマヒします。
そういうことで、喫煙を始めると「味覚」が鈍ります。禁煙すればしばらくするともとのように味覚を感じることができるということです。
ですから、喫煙者が禁煙すると食事が美味しくなり、つい食べ過ぎて太るということになる場合が多いようです。でも、「喫煙の害」より低リスクです。
周りの人への悪影響として、煙草の煙により味覚と嗅覚の低下というのがあります。喫煙者だけの問題ではないのです。ですから、レストランなど飲食店は禁煙か適正な分煙を実施する必要があるのでが、対策を怠っているところが多くありますね。アイルランドやノルウェーなどでは居酒屋まで禁煙だというのにね。
副流煙による害はこのほかにもあります。でも、本日はここまでにしておきます。

2006年5月23日
5月31日は「世界禁煙デー」

今年も禁煙デーが近づいてきましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。
まずは「ニコチン」についてです。
あるホームページによりますと、
たばこの三悪、ニコチン、タール、一酸化炭素を見るとニコチンについて次のようになりました。
「ニコチンは青酸に匹敵する毒性を持ち、極めて短時間に吸収されます。」、また、「ニコチンには、中枢神経興奮・抑制作用や、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用などがあり、現在では依存性薬物と認められています。」もありました。
依存性薬物であるから禁煙が辛いのです。
血管収縮作用がありますね。ニコチンの場合は全身で起こるのでしょうね。そうすると、脳への血流も減少することに、でも、減少すると困るところへは心臓を酷使して維持しようとするようですね。
心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの引き金になるというのです。これは吸い始めたとたん始まり、吸い続けている限り心臓への負担の増加は続くのですね。
そのほか、血管に対しての影響は収縮だけではないそうです。特に動脈硬化などがあるとさらに体に良くないですね。
精神面での作用についてはいろいろあるので控えておきますが、「ニコチンなし」の状態で問題は一切起こらないですね。

2006年5月21日
熱中症対策

また、熱中症が多発する季節になってきましたね。
最近、思うことは「今の学校運動部は水分補給を考えるようになり、実際水分などの補給をさせている」ようですね。
その昔は「水を飲んだら鈍る」などと非科学的なことがまかり通っていましたが、今ほど熱中症は多発していなかったような気がします。当時の教育学部や体育学部ではどのような指導をしていたのでしょうか。製鉄所などでは塩分と水分の補給処置が取られていたはずです。どちらが人間的だったのかな。
この熱中症の多くなった理由はいくつかあると思うのですが、「汗腺」が十分に機能していないことも一つかなと思います。
汗腺は、2〜3歳ぐらいまでに汗を出させることによって機能するようになるというのです。そして、毎年、訓練して汗を出させ続けるということが必要だというのです。
最近は「クーラー」で汗をかかなくなりましたね。これは「汗腺」の機能を低下させるというのです。
ですから、乳幼児期に汗腺を使えるようにしてもらっていないと大きくなってからも使えないというのです。その結果、体温調節のうち、体温を低下させる能力が健全に機能していないので、少しの運動でも体温が上昇したままになりやすく、簡単に熱中症になるようですね。
省エネの立場からではなく人間のもつ機能を維持するためにクーラーは余程のことがない限り使わないとするのが熱中症対策になると思います。夏バテ防止にもよいのでは。
私は仕事柄クーラーのところから逃れることができるので夏バテ知らずです。もっとも、年に数回はクーラーが必要な気温になることもあると思いますが、そのときだけは使おうかなと思っていますがここ10年ほど使うようなことはなかったです。
ある医療系のホームページでクーラーの設定温度は気温より少し低めの温度で28℃とかよりは高めにする方がよいというのがありました。これは。外気温との差が少ない方が良いということですね。
クーラーなしの前提として「風通しがよい」というのがあります。

2006年5月20日
米の食肉処理35施設、6月にも査察・牛肉輸入再開へ

この見出しはNIKKEI.NETで見つけました。昨日、ほかの分野のテーマを考えてみるとしましたが、今回は「狂牛病」です。
前回のこのテーマで書いたとき、アメリカでの変異型クロイチェル・ヤコブ病の広がりについての報道やホームページを紹介しましたね。
今回の会合での日本側の姿勢は「結論ありき」という得意型みたいですね。
日本の審議会などで揉めるのは政府諮問とは異なる方向に審議が向かったときですね。でも、ほとんどいってそのようなことはない。どうしてか、政府のお気に入りの面々が審議会等の委員に指名されているからでしょうね。自分で委員会、審議会等をつくってそこに諮問する。反対されるわけないですね。
行政手続き的には、このまま、輸入再開に進みそうですね。変異型ヤコブ病にできるだけ罹りたくないのなら、「検査済み牛肉」を購入しましょう。
変異型ヤコブ病に罹っても、日本政府はもちろん、アメリカも賠償などしてくれないのではと思います。「罹り損」にならないために「検査済み牛肉」にしましょう。

2006年5月14日
治療法やクスリ 患者の立場に立って説明

これは5月14日日経医療面にあった見出しです。今日は、米下院のハイド外交委員長(82)=共和党=が小泉首相の米議会での演説に向け「靖国不参拝表明を」ということを含むようにとする書簡を下院議長に提出していたことにしようと思いましたが、こちら、医療にしました。
私が肺ガンの手術を受けたときは「説明と強要」みたいな感じでしたね。標準的手術の説明しかなかったですね。それに比べると今は相当患者よりになっている医療機関が増えてきているということですね。
「医療コーディネーター」という認定を受けたスタッフのいる病院も出てきているのですね。日本医療コーディネーター協会のホームページもご覧ください。
私の場合、煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろうのホームページの内容から見てもらえば分かるように「からだの科学」という医療関係者向けの本も理解できますから、また、必要に応じて専門の医学書も読みますので、医師の説明していることは大抵理解できます。または、本の程度しか説明していないと思うこともありますし、明らかに説明不足であると断定できたこともあります。
ところが、ほとんどの患者さんは予備知識がないに等しいですね。この現実になかなか気がつかない医師がまだ多いのかな。大学でも工夫が始まっているので患者にとって分かりやすく正確で適切に治療が判断でき治療法が選択できるようになってほしいですね。
そのためには、「教育」についての意識も多くの人では変える必要があるのでは。人間は、「学習」をして人間になれるのです。「勉強」とはより良い人間になるためにするものであるということで、試験に出るからするというのはおまけでしかないと思います。より良い人間の条件の一つが自分お体に対して、そして、病気に対して正しい知識を持っており、または、より新しくより正しい知識を理解できることも必要でしょうね。
病気になってから勉強するのではなく、日頃から体や病気のことについて気配りしておくことがいざというとき役に立つのでは。また、医師の方は患者は何も知らない場合でも理解できるように説明できる能力を身につけてほしいですね。
「クスリ」反対から読むと「リスク」語呂が面白いですね。

2006年5月13日
禁煙パッチ保険適用へ

5月13日付日経社会面に「ニコチンパッチの健康保険適用の検討」という記事よりです。
この4月から禁煙指導に関してだけ保険適用になっていましたが、ニコチンパッチを処方してもらうとこちらが保険外だったので禁煙指導のほうも保険外になっていたのです。
それで、パッチも保険適用にして標準的な禁煙治療が保険診療でできるようにしようというものです。厚生労働省がこのための検討を始めたというのです。早ければ月内に実施したいようです。
禁煙治療を保険対象として増加する経費と喫煙減少による税収減を合わせた額より「喫煙による健康被害」による損失額のほうが圧倒的に多いからでしょうね。
この結果、昨日書きました増税による煙草の価格上昇を考えると1日20本ぐらいの喫煙者の禁煙指導の自己負担分は煙草代の半値ぐらいで済むようです。さらに、禁煙に成功すれば、以後の煙草支出がなくなりますので、経済的にも禁煙治療を受けて禁煙する方がお得ですね。
この機会に喫煙者の方、禁煙治療を受けられることをお勧めします。

2006年5月12日
たばこ値上げ

昨日は体調不良で早く寝ました。それで、書き込み等お休みさせていただきました。
5月12日付の日経の社会面にたばこの値上げについて出ていました。ほかの各紙も出ていたのではと思います。
もっと、値上げしてイギリスなどと同程度にすれば未成年者の喫煙が減少するのではと思うのですが。成人の喫煙も減少してほしいですね。
1本あたり1円ですが、マイルドセブンなどは20本入りでさらに10円値上げするというのです。自動販売機での未成年者か成年者かの識別ができるようにするための経費だというのです。なぜ、もっと早くからこの識別に取り組まなかったのでしょうか。
自動販売機が未成年者の喫煙を助長してきたのは明らかだと思います。
まあ、今回の値上げを機会に喫煙者(ニコチン中毒症)の方は「禁煙」に取り組まれてはと思います。
「禁煙」すると、食事が美味しくなりますよ。体が軽くなる(酸素の運搬力が回復する)。心筋梗塞等血管損傷に関わる発病確率が減少する。呼吸器の機能低下が非喫煙者と同程度の低下速度になる。など、多くの利点がありますよ。あ、そうそう癌の発病確率も喫煙時より低くなりますよ。

2006年5月9日
メタボリック症候群1300万人

これは5月9日の日経社会面にあった記事の見出しです。
「メタボリック症候群」とは「内臓脂肪症候群」です。肥満に加えて、血中脂質、血圧、血糖が高い状態をいうのだそうです。
ここの数値がそれほど悪くなくても、重なれば心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病に危険性が高いというのです。
それが、男性では40歳以上で2人に1人、女性でも5人に1人が有病者か予備軍だそうです。多いですね。
これが週に一度でも運動する習慣のある人になると男性で30%ぐらいになるというのです。でも、まだ高いと思います。明らかに運動不足の栄養の取りすぎでしょうね。だから、少しぐらい運動してもなかなかという感じかな。でも、運動しない人よりよほどましですね。ですから、運動しない人は50%より高いということになりますね。
男性ではウエストが85cm以上でBMI(体重を身長の二乗で割った数字)が25以上を肥満型が29%もいるのですね。
私など「目指せウエスト76cm」を実行中です。現在79cmのズボンが楽々です。
大きな原因は、「筋肉は使わなければ衰える」ということの意味を理解できていない人が多いことにもよるのでは。骨格筋は体内でのエネルギー消費に大きな役割を果たしています。それが衰えるということはエネルギー消費も減少するということでしょうね。摂取量が同じままなら、「肥満」ですね。それも内臓脂肪型のね。
適切な運動と摂取カロリーのバランスを考えていく必要がありますね。健康で寝たきりなどにならないようにするために。

2006年5月8日
元気な生活のコツ

5月7日(日)日経健康面にあった記事です。昨日、同じ紙面から「食と長生き」について欠かさせていただきましたが、その中に「長寿は与えられるものではなく勝ち取るものである」とありました。
元気な生活も同様のことがいえますね。
今回は「雑穀」「運動」「サプリメント」についてその利用のコツを知ったほうがいいですよという記事でした。
「雑穀」も症状とかで種類と分量を調節したほうが効果的であるとのことです。日本雑穀協会のホームページをご覧になられたよいと思います。
「運動」ですが、日常で少し工夫するだけでも運動にあることが多いですね。例えば、「歩く」ですね。これ、少し早足にするだけでもと思います。少しの距離は歩くことを心がける。いちいち乗り物に乗りに行くことを考えると歩くほうが早く目的地に着きますよ。歩幅を少し広げるとかです。
「階段」を使いましょう。特に登りをね。一段飛ばしのほうが鍛える効果は大きいそうです。これも、なれるとエレベーターなどを待つのが億劫になりますよ。結局、楽すると筋肉によくないということです。私など手術後10日ほどで2階から9階まで階段をゆっくりですけど登ってました。後の回復が速かったと思います。
「サプリメント」についても専門家の助言を受けながら、重複等が起こらないようにしたほうがいいですね、記事で取り上げられてた本は「日本サプリメント協会著、サプリメント健康バイブル」小学館SAPIOムック です。

2006年5月7日
食と長生き

5月7日の日経健康面にある連載です。
今回は、沖縄県のことが取り上げられていました。長らく、長寿日本一の座を沖縄県が占めていましたが、男性において1995年の4位から26位に凋落したそうです。女性は首位を守っているというのです。
問題点は、高齢者ではなく中高年の死亡率の上昇によるというのです。「45〜49歳の沖縄男性の死亡率は疾患別に見ると脳血管疾患、脳出血、肝疾患、糖尿病でどれも全国のワースト10に入る。」とありました。
肥満も高率だそうです。この原因として、著者は「食の欧米化と運動不足」をあげています。
健康診断の受診率がほかの都道府県に比べて低いともありました。糖尿病や高血圧を患いながら治療を受けていない人も多いというのです。
「長寿は与えられるものではなく勝ち取るものである」といわれています。
食生活と運動の両面から考えてみましょう。

2006年5月4日
補完代替医療

5月4日の朝日新聞に載っていましたね。
四国がんセンター」のホームページ「四国がんの情報提供」のところをクリックすると情報提供ページになりますので、そこの「がんの補完代替療法ガイドブック:民間療法とうまくつきあうために」をクリックするとpdfファイルで表示されます。
詳しくは、読んでいただければと思います。
まあ、新聞広告などに出ているような劇的な効果というのはないようですね。でも、個人によりいろいろありますのでがんセンターの資料をよく読まれて利用されるかどうかを検討されるとよいと思います。
そのためには、人間についての正しい科学的基礎知識をお持ちになられる方のほうがよく理解できると思います。

2006年5月2日
闘病記の効用

4月30日(日)の日経医療面に闘病記の話が出ていました。今、闘病記を書棚に取りやすく置いたり、目録の改良したり、本の帯をそのまま活用するなどしている図書館が増えているというのです。
病気になった場合、同じ病気の方の話が聞けるということがよい影響を与えることが多いようです。でも、身近にいつもいるとは限りませんね。
そこで、「闘病記」が活用されるようになってきたというのです。闘病記は患者の立場で書かれています。そこがよいのですね。
国立国会図書館も昨年から闘病記をネットで調べられるようにしているそうです。医学部生にも効用があるとのことです。
日経の出ていた図書館などは次の通りです。
江別市情報図書館
北海道立図書館(ここは企画展示)
群馬大図書館医学分館
古書店「パラメディカ」(ネットを通じて販売)
東京都立中央図書館
静岡がんセンター
静岡県立短期大学付属図書館
大阪厚生年金病院
愛媛大学図書館医学部分館

2006年4月30日
患者の権利

4月30日の日経「家族会議」面に「家庭六法」というのがあります。ここに書かれていたことからです。
日本の法律には「患者の権利」は明記されていないのですね。
日本医療機能評価機構の自己評価調査票にありますね。新聞にあった世界医師会総会の宣言に準拠しているようにも思えます。
どのようなものがあるのかというと、「選択の自由の権利」があるというのです。これは、病院の変更やセカンドオピニオンが含まれるというのです。
「患者の自己決定の権利」として「患者は自分自身にかかわる自由な決定をおこなうための自己決定の権利を有する。医師は、患者に対してそのもたらす結果を知らせるものとする」とあるのです。
「情報を得る権利」も当然あるのです。患者は十分な説明を受ける権利を持っているのです。
患者が説明を求めたときに説明しないような医師、いくつかの治療法があるのに言わない医師などは「患者の権利」について研修を受ける必要があるのでは。
日本医療機能評価機構の認定病院で、患者の権利が無視されたと思われたときは日本医療機能評価機構への通告も「患者の権利」を守るための方法の一つになるかもしれませんね。

2006年4月25日
ヤコブ病 アメリカで集団発生か

4月23日TBS「報道特集」でアメリカでのヤコブ病の集団発生が取り上げられていました。
ある町(人工1万人ほどだったかな)で10人以上がヤコブ病になり、その多くが競馬場の同じレストランで食事をしていたというのです。
そのほかにも結構多数発生している地域もあるようです。
ところでヤコブ病ですが、普通は人口100万人ぐらいに1名発生するかどうかです。異常に高い発生率となるのです。
考えられるのは「感染」ということでしょうか。
これほどの人数の発生となると、対策を考える必要があるはずなのに、医師に対する患者発生報告を義務つけていない州が多数あるというのです。
現実のヤコブ病の発生数はもっと多いと考えるのが普通でしょうね。
厳密に病理検査すれば、狂牛病のプリオンによる変異型ヤコブ病の診断が下る可能性があるのですが許可していないらしいです。
牛の検査を認めないのも認めれば多数の感染牛が見つかる可能性があるからでしょうね。そうなると、アメリカのことですから、ヤコブ病の患者、家族および遺族からの訴訟を恐れているとしか思えないのです。
ブルシナー博士やアメリカのある食肉処理業者が出張しているように「全頭検査」しか方法はないと思います。
このヤコブ病に関して見つけたサイトのいくつかを紹介します。内容の信憑性はご自身で確かめてください。まあ、私は信頼してます。

「アルツハイマーや若年性痴呆の中に変異型ヤコブ病患者が」・・米国牛輸入再開に京大医学部教授衝撃的指摘
これの終わりの方に牛肉発症説あり

アイダホ・ヤコブ病集団発生8人へ 「診断には解剖が必要」

ニューヨーク郊外でついに狂牛病発症か

2006年4月20日
健康を維持するには

健康を維持するための方法に絶対的これだけでよいというものがあるのでしょうか。
私はいくつもの方法の組み合わせだと思います。
煙草を吸わないというのは必要条件ですね。喫煙は「病気」ですから、これだけでも「不健康」です。でも、食事が悪ければ健康ではなくなっていきますね。
食事に注意するというのも必要条件ですね。食べ過ぎれば、肥満症や糖尿病、心疾患やその他多くの病気になりやすいですね。喫煙すれば、さらに効果的に「不健康」になり、「病気」になっていけます。食事量が少なすぎるというのも大きな問題です。最悪、「餓死」というのも起こりえます。
「運動」するというのも必要ですね。筋肉は力を込めた就職をすることで維持されたり、増強できます。そうでない場合、筋肉がやせるということ後懲ります。絶食ダイエットなどでは筋肉が痩せ、リバウンドが大きくなったりしますね。筋肉を使うことで骨も維持されます。
運動にはエネルギーが必要ですね。
とかなんとかで、いろいろなことを組み合わせて健康というものは維持していくものです。「簡単にこれだけで・・・」というのはどこかに無理があり。将来的には不健康のもとになることを覚悟する必要があると思います。

2006年4月19日
たばこの害や禁煙推進について

久しぶりに日本循環器学会日本呼吸器学会日本肺癌学会などのホームページを巡ってみました。
上記の中で煙草に関しては日本循環器学会のホームページが一番よくできていたと思います。
日本循環器学会のトップページで「禁煙推進委員会」をクリックすると「社団法人 日本循環器学会 禁煙推進委員会」のページになります。
そこにいろいろなデータ、公開講座、セミナーや啓蒙用冊子やDVDの案内もありました。
一度、じっくりと訪問されることをおすすめします。そこでビジュアル教材のサンプルをご覧になられることをおすすめします。喫煙によって肺がどれだけ痛めつけられているか分かると思います。喫煙1本目から肺は痛めつけられているのです。

2006年4月16日
有酸素運動をおこなう前に

有酸素運動もおこなわないのはもってのほかですが、もっと大事な運動があるというのです。
日経ビジネス2006.4.17号の69ページにもこのことについて書いてあります。
以前から書いてきているように「レジスタンス運動」というのが必要であるということです。
力を込めて筋肉を収縮させる運動です。この日経の号では1kg前後の重さのダンベルでも有効ですよとありました。
筋肉は使わないと衰えます。そして、筋肉が衰えるだけではなく骨も弱くなります。
ダンベルなどを利用して筋力を増強しながら、有酸素運動をするとより効果があるでしょう。
ところで、骨格筋は安静時、脂肪酸をエネルギー源にしています。そして、基礎代謝量も多いというのです。
中年太りの原因は、骨格筋の減少によるところが多いといわれています。
ダイエットでは筋肉を増やすという方法がもっともよいのではと思います。ボディービルのような筋肉ムキムキになるためにはジムに通ってトレーニングを積み、プロテインを飲むとかする必要があるようです。
5kg程度のダンベル運動では、言わない限りばれませんよ。筋肉は確かにしっかりしてきます。でも、筋肉の見かけは変わらないですね。
私は10kgで1日おきに励んでいます。ここ6年間で寝込んだのは1日だけになりました。
階段を利用しましょうね。できれば、登りは1段飛ばしで。近くは徒歩ですませましょう。

2006年4月15日
よい汗をかきましょう

4月15日日経「Plus 1」で汗のことが出ていました。
以前から日経でもたびたび取り上げられていたことですが、「汗腺は使わないと使えなくなる」ということです。
汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の2種類あるそうです。
普通に全身に分布してるのがエクリン腺で、脇の下などに局在しているのがアポクリン腺だそうです。
「ワキガ」の正体はアポクリン腺が分泌する汗に多く含まれる脂質が皮膚の常在菌によって分解されるからだそうです。
現在の日本人はエクリン腺の汗も臭う可能性が高いというのです。理由はエアコンの普及で汗をかく機会が減少して汗腺の働きが悪くなり、活動できる汗腺が減少するだそうです。
汗をかく必要に迫られたとき、残された汗腺がフル稼働して十分に濾過されていない汗をかくからだというのです。そうすると「臭い」の強い汗になるというのです。
上手に汗をかくためには「汗腺トレーニング」が必要です。いくつか方法はあるみたいです。
高温手足浴(43〜44℃のお湯にひざ下とひじからしただけ入れる)を10〜15分して、微温浴(ぬるいお湯をたして36℃ぐらい)で全身または半身浴するというのが載っていました。
もっとも、子供のときから汗腺を訓練していないとよい汗をかくのが難しくなるようです。子供に適度に汗をかかす必要もあるようです。でも、脱水症状には気をつけてくださいね。
上手に汗をかける人は夏バテ知らずです。エアコンもほどほどにね。

2006年4月12日
喫煙者と非喫煙者の心筋梗塞になる度合いの違い

4月12日のニュースで喫煙者の心筋梗塞についての厚生労働省研究班の調査結果が放送されていました。
「たばこを吸う人は吸わない人に比べて、3倍ほど心筋梗塞(こうそく)になりやすい。」というものです。これは4万人規模で11年間に及ぶ追跡調査の結果です。
男で喫煙本数でみると、1本から14本で3.2倍、これ以上になると3.6倍、4.4倍と増加しています。1本目からで3.2倍というのが凄いですね。煙草の効果は絶大のようですね。
ところで、禁煙をした場合どうなるかも調査しているですね。この心筋梗塞については2年以内に危険率が低下するようです。
しかし、これは心筋梗塞など心臓関係だけですね。脳血管を含めたらどうなるのでしょうか。脳の血管も傷ついているはずですからね。さらに危険率が高いでしょうね。
それと、禁煙しても元に戻らないものがあります。例えば肺の呼吸機能です。これは1本数毎に確実に低下します。慢性閉塞性肺疾患の予防法は禁煙しかないのです。治療法もなく、禁煙によって進行を食い止める程度しかできないそうです。患者数は500万人以上、毎年、5万人以上この疾患で亡くなられているというのです。
歯も入れ歯になってしまえば、元に戻せませんね。早く入れ歯になりたければ喫煙。早く年寄りの肌になりたければ喫煙。これらは本質的に元に戻りません。
吸わないというのが一番です。

2006年4月6日
予防医療

4月6日のNHKクローズアップ現代で「予防医療」について取り上げられていました。
北海道の旧瀬棚町の取り組みが紹介されていました。医療費が現実に「予防医療」の効果で削減されていました。医師による取り組みや保健師による取り組みですね。これらが効果を発揮したわけです。
ところが、合併でできた新しいせたな町では、予防医療から後退してしまい、町民と町との激しい議論の様子が放送されていました。
合併で統合した他の町の反対で予算の縮小を余儀なくされたようです。その結果、旧瀬棚町の診療所の医師3人の辞任という騒ぎになったようです。医療に責任が持てなくなったからでしょうね。国も予防医療に力を入れようとしているのにね。
まあ、他の町の旧町長や担当者は予防の効果の見極め方が理解できていないのでしょうね。
これは、煙草の害を教えつつ喫煙している教師と同様の感覚かもね。
確かに「予防医療」は効果が出るのに時間がかかると思うのですが、じわりと効果が出て一人あたりの医療費は予防をしない場合より確実に低額になっていることが、他の都市の取り組みでも明らかにされています。
目先のことだけを考えていると「予防医療」は経費がかかるように感じるのでしょうね。
明日は遅くなる予定ですので書き込みをお休みされていただくかもしれません。ご了承ください。

2006年4月4日
牛肉輸入再開を決めた食品安全委員会の委員の辞任

4月4日の朝のニュースによると、12人の委員のうち半数の6人が辞任したというのです。
その理由が、「審議は政府の方針を認める」方向にはじめから・・・されているということにあるというのです。
今までも、国の設置する審議会などは「御用学者」で構成して省庁の方針に合致する答申を出させているとよく言われていました。
委員の辞任理由がこれであれば、ゆゆしき問題です。はじめに「再開」ありきだったのでしょうね。
ですから、未検査牛肉のボイコットを。アメリカでも全頭検査の動きがありますね。
アメリカ農務省の怖がっているのは、狂牛病の牛が多数見つかるかもしれないということでは。
日本では、きっちり検査しているので狂牛病の牛がちょくちょく見つかってますが、さんら騒ぎは起こっていないですね。
そのあたりが判っていないのでしょうね。アメリカは。

2006年4月2日
医療機関で使う薬の値段

4月2日の日経SUNDAY NIKKEI αも安心生活面で取り上げられていました。
今回は同じ成分、効果の医薬品の値段の話です。
開発製薬会社の出す薬と特許の切れた後で別のメーカーの出す薬です。成分はどちらも同じ、ということは効果も同じというものです。実例の書かれていました。品質につては厚生労働省も「先発薬と変わらない」と太鼓判を押しているそうです。
値段が別のメーカー(後発医薬品メーカー)の医薬品の方が安いです。
ある調剤薬局での試算が載せられていました。生活習慣病など長期に渡って服用する薬になろほど、患者の自己負担金の差が大きくなるようです。ただ、短期しか服用しない場合は大したことがない場合もあるようですね。
先月までは、処方箋で指定があるとき、または薬局が医師の許可を取ったときだけ後発品を利用できたのが、今月からは処方箋に「後発医薬品への変更可」という記載があれば、薬局で変更できることになったというのです。
自己負担金を少しでも少なくするために「後発医薬品を利用できないものか」患者が医師や薬局に聞いてみてもよいのではとありました。
かんじゃさんの薬箱」というホームページをご覧になってみてください。
日本ジェネリック研究会」もご覧ください。

2006年3月28日
慢性または緩慢な進行の害に対する認識

喫煙者が減りにくい理由がここにあると思います。また、糖尿病の合併症で失明や人工透析、その他に多くの人がなっていきますね。
例として、2つあげましたがほかにも沢山あります。
私は喫煙したことがないので、始めて吸ったときの感じなどは全く判りません。聞くところによると、少し苦しい感じがするとからしいですね。すぐにニコチン中毒でやめれなくなるようです。で、害は。急性毒性が強くないし、ニコチンの誘惑の方が勝って何とも思わなくなるようです。
実際の害は「煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう」にあるように実に多種多様にあるのです。でも、認識できないみたいですね。
多くの非喫煙者も似たような感覚の人がいくらかはいます。害の実像が認識できないのですね。
糖尿病もすぐに合併症がでる病気ではないようです。普通は、5年から10年ぐらいはかかるようですね。その結果、血糖値管理がおろそかになって重大な合併症がでてからあわてることになるのですね。
私は、日頃から禁煙席とかを選んでいたにもかかわらず、肺ガンになってしまったということなので非常にがんになりやすい可能性を常に意識して生活しています。健康で生きていくために。
死にかけた者だけがわかる感覚かもしれませんね。
明日はお休みさせていただくかもしれません。すみません。

2006年3月26日
禁煙サポート

26日付日経医療面のテーマです。
喫煙を嗜好の問題ではなく、病気として治療を勧めていこうというものです。
2005年10月に日本循環器学会など九学会は一般意志向けの診療指針「禁煙ガイドライン」を作成したときに明確に「喫煙は病気」と位置づけたのです。
禁煙外来を利用しやすくするために2006年4月より、一定以上の喫煙歴がある場合などに禁煙指導に健康保険が適用されます。ニコチンパッチ台などは自己負担だそうですが、全部自己負担時より診療を受けやすくなるのは確かですね。
「タバコの葉より歯を選んで」という歯科医師の取り組みです。
喫煙者は非喫煙者に比べて虫歯や歯周病が多いのです。私は、歯の手入れが得によいとは思わないのですが、非喫煙でしたので今でも全て自前の歯です。歯周病の指摘をされたこともありません。喫煙していた友人には入れ歯の者もいます。
歯周病になると糖尿病などの罹患率が高くなり、悪化しやすくなるそうです。
煙草の害は、がんのほかにも多数あります。「心筋梗塞」などの心臓病、こちらは即死の鹿瀬委もありますね。心臓がやばいのなら、脳の血管もね。どちらも中途半な状態になると、寝たきりやマヒが残ることになります。
頭の毛の減少速度を上げます。お肌はぼろぼろになりますね。早く年寄りのお肌になりたいのなら喫煙かな。
味覚のマヒ。だから、喫煙者が禁煙すると食事が美味しくなって太る場合が多いのです。肥満の方が喫煙よりリスクは低いのです。味覚がだめになるのだから。嗅覚もね。鈍感になります。
そのほか、一酸化炭素による害やニコチンの害、などたくさんあって書ききれません。このホームページを見てください。

2006年3月24日
米の牛肉加工会社が全頭検査容認求め米農務省を提訴

カンザス州の中堅加工会社クリークストーン・ファームズが自主的にBSE検査をできるように求め米農務省を提訴したというニュースがありました。
米農務省が検査を認めないのはアメリカの業界の意向を受けてのようです。コスト高を理由にしていますが、BSEが多数確認されるかもしれないという不安感からでしょうか。
科学的根拠ですが、以前にもたびたび書いていますように、BSE研究の第一人者の論文で「全頭検査で防ぐ、狂牛病」に述べられています。
このノーベル賞受賞学者の警告に耳を貸そうとしないのが、アメリカの業界であり、農務省ということになるのでしょう。
このような現状では身を守る方法は未検査牛肉は食べない、買わないことですね。これには、加工食品も含まれることになります。
農務省などが以上のような検査否定の方向なので1月の危険部位を除去していない肉を平気で出荷するのだと思います。
身を守るためにアメリカ産牛肉が輸入されても購入しないようにしましょう。但し、BSE全頭検査実施業者からの肉は国内と同様に対応しましょう。

2006年3月20日
人間の活動リズム

人間の活動リズムですが、基本的には「昼行性」ではと思います。「夜行性」にしたら感覚器が貧弱かなと思います。
夜行性の動物は、網膜の後ろの膜(人間でいう脈絡膜)が光を反射するというのです。だから、猫などに暗闇で光を当てると目が光るということです。
どの生物も「体内時計」という時計をもっています。この時計のリズムで生活しているのです。ただ、この時計、多くの動物で「25時間」を1日としているようです。
人間も約25時間です。夜更かしは楽にできるのに、いつもより早く起きるのがつらいのはこの時計と関係があるのです。
外界の情報(時刻情報も含む)から完全に隔離して生活してもらうと1日が約25時間になるのです。
この時計のズレを訂正するのが朝、光を浴びるということで行われます。そして、人間の体の中の代謝も朝、光を浴びて活動を始め、夜は寝るという前提でリズムをもって行われています。
成長ホルモンの分泌は深夜に多いとか、脳卒中はある特定の時間に多発する傾向があるとかです。
健康で生きていくためには、仕事の都合でやむをえない場合を除き、朝起きて活動を始めるのがよいのですが、最近宵っ張り生活の者が増加していますね。
そして、いざ朝型に戻そうとしても戻らない人もいます。例えば、受験勉強を深夜帯にしていて、大学入学後どうしても朝寝坊が続き、日中眠気にさいなまれる状況が続くとかいうものです。「睡眠相後退症候群」というのがあります。睡眠外来などで相談されるとよいでしょう。
19日の日経健康面に「眠りの総合サイト☆快眠推進倶楽部☆」というホームページがありました。一度、覗いてみてください。

2006年3月19日
健康情報の活用

19日の日経健康面「なるほど予防学」で、「がんのリスク下げる方法」(見出しの一つ)として「情報取り入れ賢く応用」(これも見出し)とありました。
この健康情報ですが、何がよい情報なのか、見分ける力があって始めて賢く応用できると思います。
活用するためには少なくとも「基礎的知識」というのが必要ですね。
「基礎的知識」例えば、たばこの害。この害を教えていて喫煙している人が未だにいます。「知行不一致」という問題も抱えていますね。
日本での情報教育というと相変わらず「IT関係」の活用と思っている人が多いのでは。
日常、新聞もテレビもラジオもインターネットもいろいろな手段で情報を得ることができますね。
その情報の価値判断の訓練というのがおろそかにされてきているように感じるのです。
最近、大学で「ゼミ活動」の低学年かが進んでいます。この「ゼミ活動」というのは情報教育で大きな役割を果たしていると思います。
結局、情報の利用価値を見極める力がないと、「噂」や「デマ」などで騙されることになり不利益を被ることになります。
だから、健康食品というレッテルだけで信じ込んでしまう人が出るわけですね。

2006年3月18日
肉牛で初の狂牛病

全頭検査をしている日本だから見つけることができたのでしょう。この結果、消費者には影響が出ませんでした。よかった。
肉牛は代用乳などで育てられることがないらしいです。ですから、感染経路の確認を急ぐというのですが、感染ではなく「弧発」の可能性はどうなのでしょうか。
人間で同様の病気としてクロイチェル・ヤコブ病がありますが、何万人かに一人ぐらいは「弧発」、感染でなはく発病するというのです。
牛も沢山飼育されているわけですから、感染ではなく「弧発」的に発病ということが考えられるわけです。
BSEの研究でノーベル賞を受賞されたブルシナー博士も2004年の日経サイエンスで「全頭検査で防ぐ狂牛病」という論文を出されています。
アメリカの発症数が少ないのは検査をしていないだけではと思うのです。まあ、イギリスで多発したときは「感染」でしたがね。今は対策が取られています。
他の国でも老齢牛を中心に「孤立」的に発症しているのが少しはあると思われます。人間の病気も基本的にはある程度年齢を重ねてからですからね。
アメリカは、ワールドベースボールクラシックの球審の信じられないような判定が見られるようなこともありますし、輸出条件を農務省の検査官が理解していないという信じられないようなことがある国ですから、「全頭検査」をしてほしいですね。

2006年3月13日
男性型脱毛症

大きな原因は、男性ホルモンの一種ジヒドロテストステロンだそうです。このホルモンが毛の根元の細胞に作用すると毛の伸びる成長期間が短くなったり、抜けて再び生えるまでの休止期間が長くなるというのです。
この男性型脱毛症の治療薬「フィナステリド(製品名プロペシア」が登場したそうです。テストステロンをジヒドロテストステロンに変える酵素を阻害するというのです。詳しくは「「育毛剤【aga】-抜け毛、薄毛(うす毛)、男性型脱毛症対策」をご覧ください。
治療薬が合ったとしても日頃の手入れが大切ですね。抜け毛を予防するには禁煙やバランスのよい食生活を心がける必要があるというのです。
シャンプーは適度にする必要があるというのです。少なくとも2日に1回は洗髪した方がよいのです。
血行をよくするのも必要ですね。ところが、喫煙は血管を収縮させますので髪にはよくないのです。血管を収縮させるというのは体の至る所でよくないですね。
喫煙をして「抜け毛」を増やそう。→禁煙したら抜け毛の程度が少なくなるということですね。

2006年3月12日
健康に関する情報

12日付日経健康面の「なるほど予防学」の見出しです。
健康に関する研究成果が新聞などでよく報道されていますが、それに対する考え方が述べられていました。
ニュースネタとなる医学情報は、大抵新しい発見である。この多くがその後の追試で確認されないことが多いそうです。
どこか、研究に無理があったのか、たまたまだったのか、とかいろいろな理由があると思います。
信頼性の高い研究方法も書かれていました。人間集団を対象にした疫学研究では「無作為化比較試験」だそうです。次が「コホート研究、その次が症例対照研究とかあるそうです。まあ、どれも症例数が少ない場合は価値が低くなりますがね。だから、これらの研究は大変だお思いマス。
医学情報では、確実性を高めるためにどのようなことがなされたのか。症例数はどのくらいか、その抽出に作為性はないのか、などの考えていく必要があるのですね。
不確かな情報に振り回されないようにする必要がありますね。
予防医学の専門家は、一つの研究成果だけではなく、複数の成果、その研究法に無作為化比較試験」などが含まれており、その作用メカニズムも生物学的に説明できる場合に限り、要望効果を「確実」と評価するそうです。
雑誌、本やテレビでの健康番組、怪しげなのも結構ありますので注意しましょう。

2006年3月8日
スポーツ選手の喫煙

以前に書き込んだのをまたまた取り出してきました。徐々にですが学校が敷地内全面禁煙になってきていますね。意外と運動部の顧問の喫煙率が高いですね。このからもスポーツ選手の喫煙というのが起こるのかも。
喫煙はスポーツの大敵ですね。まずは、煙に含まれる成分は非常に多くあり有害ですね。
一酸化炭素は赤血球にあるヘモグロビンと非常に結合しやすいです。これにより赤血球の酸素運搬能力が低下します。運動には酸素が必要なのですが十分には供給されないことになります。運動能力の低下が起こることになります。
ニコチンは毛細血管を収縮させ血流を悪くします。その結果、これも酸素運搬能力が低下しますね。
タールなどの物質は肺に沈着していき、呼吸能力を低下させます。こちらは回復しません。これも酸素の取り込みが落ちる。筋肉などへの酸素の量が減少するわけですね。
運動選手としての能力が発揮できなくなったり寿命を縮めたりすることになります。
では、どうして吸い始めるのでしょうか。原因の一つとして考えられるのが指導者が吸っている場合ですね。生徒はまねをします。
さらにこの指導者には「喫煙の害」を教えている教師も結構います。余計、始末が悪いですね。
家庭環境も影響するでしょう。
「学校での勉強が日常生活と関係がない」という間違った考え方もね。
「文武両道」の意味の取り違えもね。この「武」は学習したこと(文)を行動に移すとかいうような意味です。これができるようになると「喫煙の害」を理解できればたばこを吸わないとか、吸っていても禁煙ができるということになるはずです。

2006年3月3日
高校運動部員の喫煙

駒大苫小牧高校の卒業生で運動部所属の14名が居酒屋で喫煙、飲酒をして報道されたということですね。
飲酒は別にして「喫煙」は運動の大敵ですね。どのような教育を受けていたのかなと思いました。
3年前の新聞記事に新設のびわこ成蹊スポーツ大学の森学長が「地域、社会にスポーツや健康を広める大学に、たばこはいらない」と話しているというのがありました。
高校で運動部指導をしている教師などはこの「地域、社会にスポーツや健康を広める者に、たばこはいらない」を実践してほしいわけです。
単に禁止するだけではなく、煙草の持つ多種多様な害についても理解して指導してほしいのです。そうすることで、このような運動部員の喫煙が減少すると思うのですが、現実は運動部顧問の喫煙率は文化部顧問より高いのでは。
まあ、どちらもすわないのがよいのですが、「健康やスポーツ」を広める方が高いというのは教員養成を含めた教育の大きな問題点でしょうね。
高校生の喫煙がゼロになるのが一番望ましいのですが、教師などの指導者が全面禁煙することで生徒の喫煙率は確実に低下するのです。
大学を含めて教育の場は敷地内全面禁煙を全国で達成してほしいです。

2006年2月28日
たばこ規制枠組み条約 第9回

副流煙(受動喫煙)

昨日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりました。本日でたばこの害は一旦終了とします。
今まで書いてきました害をほぼ受けるというのです。「肺ガン」の場合、喫煙者は扁平上皮ガンが多く、非喫煙者は腺ガンが多いとかの少しの違いはありますが、ほぼ同様の害らしいです。発ガン性物質は副流煙の方が多く含まれていたりするのでより危険です。
ですから、非喫煙者のいるところでの喫煙は禁止されるべきです。そして、多くのところで「禁煙」化が進んできましたが、日本の取り組みはまだまだだと思います。
本来、病院と学校はもう完全禁煙でもよいと思うのですがまだのところが見受けられ、「煙草の害」を教えている教師でまだ喫煙している者がいます。医療関係者の喫煙もしかりですね。
飲食店も禁煙または気流を考えた分煙にする必要があるのに、対策がおくれているところが多いですね。美味しい食事を提供する気がないのでしょう。美味しく食べてもらいたいと思っているところは全面禁煙や分煙をしていますね。居酒屋などでも禁煙にしているところがあります。客の入りがよくなったそうです。
副流煙の害はガン以外にも多くのことがルことを分かってほしいです。

2006年2月27日
たばこ規制枠組み条約 第8回

ガン

本日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりました。たばこの害でしばらく続けます。
煙草の害といえば、「肺ガン」「喉頭ガン」などのガンが有名ですね。実際、COPDとともに多くの方が亡くなられています。
進行の早いガンのタイプですと年1回の検診では手遅れになることもあるそうです。ガンで亡くなられるということは手遅れだったということですかな。
影響ですが、肺ガンだけではなく、肝臓ガン、大腸ガンなど直接煙とは関係なさそうな全身に及んでいます。
治療法が大分進んできましたが、肺ガンで外科的方法ですと、肺を一部切除するわけですね。喫煙者の場合、喫煙によって呼吸機能が低下していますので、運動制限や酸素ボンベのお世話になる場合が考えられます。また、手術すらできない場合もあるわけですね。
喫煙をしているというと、治療の幅を狭めてしまうということも起こることになります。QOLも低下させてしまうことになります。

2006年2月26日
たばこ規制枠組み条約 第7回

感覚に対する喫煙の影響

2月27日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりますので、たばこの害でしばらく続けます。
煙草の害ですが、「聴力」に関してがあります。それ以前に、味覚や臭覚に対しても害があるのです。血管障害が起こりやすくなることなどで目に対してもや皮膚感覚に対しても害はある。
血行等の関係で「第六勘」にも影響があったりして。まあ、感覚すべてが鈍たり、永久に劣化していっているのではと思います。人生を豊かに暮らすためには感覚器が健全であるということが大事であると思うのですがいかがなものでしょう。
味覚については喫煙者が禁煙すると太り始める場合が多いのですが、その理由は「味覚の回復」です。食事は生きている間、続きます。美味しく食べるためにも煙草には手を出さないように。また、禁煙するようにしましょう。

2006年2月25日
たばこ規制枠組み条約 第6回

美容への悪影響

2月27日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりますので、たばこの害でしばらく続けます。
2004年12月4日より再掲です。
美容への悪影響があります。そばで吸われるだけでも影響があるそうです。健康なお肌を維持するためには煙草は禁物です。
歯に対する影響も大きいです。歯周病などで歯が抜け、「入れ歯」に非常になりやすくなります。そうすると、食事をおいしく食べれなくなるわけですね。お肌へも栄養の過不足で影響が出るでしょうね。やはり、自前の歯による健康美というのが一番ですね。
煙草を止められるかどうかは、ニコチンなどの禁煙補助の製品が多数出ていますので「本人の考え、意志」次第ですね。普通、学習の効果があれば、「吸い始めない。」または「禁煙できる」はずです。要は「学習の意味」や「学習に対する考え方」にも行き着くと思います。
「知行一致」であれば、禁煙できますよ。「文武両道(文は知識など。武はその知識による行動)」でもね。

2006年2月24日
たばこ規制枠組み条約 第5回

タールの害

2月27日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりますので、たばこの害でしばらく続けます。
2004年12月3日より再掲です。
今日はタールについて考えてみましょう。
発ガン性はタールや他の物質で認められています。発ガン性以外ではどのようなものがあるのでしょうか。
タールが手などに付いたとき、どうなりますか。なかなか落とせませんね。肺のなかで排除できると思いますか。まず無理でしょう。その結果、肺に貯まっていくわけですね。
タールが水などを通しませんね。当然、酸素も。そうすると、肺の機能が低下していくことになるのでは。実際、COPD(慢性閉塞性肺疾患)になっていくわけですね。その他、多くの病気もありますのでご注意を。
「COPDの潜在患者は530万人。死亡者数も年々増加しています」とのことです。ガンより怖いかも。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は煙草病 呼吸不全で死なない為に禁煙を!

2006年2月23日
たばこ規制枠組み条約 第4回

一酸化炭素の害について

2月27日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりますので、たばこの害でしばらく続けます。
2004年12月2日より再掲です。
一酸化炭素。これは、酸素の200倍の結合力でヘモグロビン(赤血球にあって酸素を運ぶ)と結合します。一旦、結合しますとなかなか離れません。酸素の運搬能力が低下します。これでは、運動や思考その他の障害になります。当然、心臓に負担がかかります。
こちらは、煙草の本数に比例して増加します。ニコチンなどが少ない銘柄に変えて本数が増えてしまうと確実に増加していきます。
ある本によると「最大50000ppm」だそうです。普通に言うと5%かな。部屋に0.1%で死ぬという話です。練炭などを締め切った部屋で使うと発生しやすいです。最近の集団自殺で使われましたね。
昨日のニコチン(血管を収縮させる)と合わせて考えると心臓に大きな負担がかかりますね。血管の損傷の可能性が大きくなり、心筋梗塞や脳出血などの引き金になります。

2006年2月22日
たばこ規制枠組み条約 第3回

ニコチンの害について

2月27日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりますので、たばこの害でしばらく続けます。
2004年12月2日より再掲です。
昨日に続き、たばこの害についてです。もっとも「タバコをなくそう」や「煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう」をご覧頂ければ大体書いてあります。
ニコチンの害についてです。本当に詳しくお知りなられたい場合は薬理書や医学書などでお願いします。
習慣性があります。煙草が止められない最大の理由がこれによるようですね。そして、ニコチンの作用によって「煙草を美化」してしまうことになってしまいます。
血管収縮作用ですね。全身で起こるようですね。血の巡りが悪くなるので心臓に負担がかかりますね。血管の損傷の可能性が大きくなり、心筋梗塞や脳出血などの引き金になります。
運動の時にも負担が増します。
などなど。
こういうことですので、日本医学会は「喫煙は治療する必要のある病気」としたわけですね。医師に対して、「何らかの病気で診察にきた患者」が喫煙している場合、禁煙治療を受診するように勧めることを勧告しています。

2006年2月21日
たばこ規制枠組み条約 第2回

再掲(2006年1月31日です。)
歯周病と糖尿病とたばこ

日経ビジネス2006年1月30日号にこの話が出ていました。但し、たばこは私が付け加えました。
歯周病と糖尿病は凄く関係があるのですね。どちらも相手方の原因になるようなのです。そして、歯周病が改善されると糖尿病も改善されるという具合だそうです。
ところで、歯の健康とたばことの相性はよくないですね。歯周病の一大原因ですね。現に日本歯周病学会のホームページに「禁煙宣言」が出ていました。読んでみてください。ということは、喫煙は糖尿病の原因にもなるということかな。
歯周病については以下のホームページを見てください。喫煙をすると非常に歯周病になりやすく、そして入れ歯ですね。入れ歯になると食事が美味しくないらしいですね。私は全て自前の歯です。食事は美味しく頂いています。
歯周病になると糖尿病になりやすく、重くなりやすいですね。その他、高血圧などの生活習慣病にもね。喫煙で血管を痛めつけ、糖尿病でも血管を弱らせると心筋梗塞や脳梗塞などになるやすくなrちますね。こちらは、がんと違って「突然死」が多いですね。
助かっても、マヒが残ったりするかも。
まあ、「歯の手入れをしっかりとする。たばこは吸わない」に限りますね。寝たきりにならないためにもね。

日本歯周病学会  歯周治療情報センター

2006年2月20日
たばこ規制枠組み条約 第1回

2月27日で「たばこ規制枠組み条約」が発効して1年になりますので、たばこの害でしばらく続けます。 がんの要因であることは知られているのですが、そのほかについてです。 喫煙は心拍数を増加(ニコチンや一酸化炭素などの作用)させ、不整脈を誘発するとか。末梢血管を収縮(ニコチンの作用)させて心臓の負担を増加させ、心臓病の要因になるとか。 その他も書いてありました。喫煙は老化にもかかわっています。皮膚の老化を促進し、顔のしわが増える。老化に伴う脳の萎縮も促進することも報告されている。 喫煙でやせることで女性の喫煙率が高まっているそうです。ところが、たばこによって体重は減るものの、男性ホルモンを優位にさせ、おなかに脂肪がたまるようになるとのこと。ウエストラインが崩れますね。そこで無理なダイエットをすると体を壊します。 骨粗鬆症も要注意。こちらも他にもあります。 以上は喫煙者だけの話ですが、煙が出ますね。それで、周りに重大な被害を与えていることを喫煙者は忘れないでほしいですね。どこに受動喫煙で被害を受けた者がいるか判らないはずです。非喫煙者のいる場合は当然ですが、不特定者がいる可能性のあるところでは吸わないようにしてください。

2006年2月18日
アメリカ農務省の調査結果と対策の報告書

まあ、いい加減だなという感じです。農務省の検査担当者が十分認識していなかったというのですね。政府のお役人ですよ。それに徹底できていなかったというのです。再発防止のためには単に現状の対策の徹底では不十分です。
食肉会社の方も、日本向けがどうして止まっていたかについて関心がなかったようですね。
この2つの点でアメリカの現状が出ているように思います。自国に基準の押しつけですね。それで、アメリカ国内のいろいろな産業の衰退にも繋がっていることをね。柔軟性が亡くなってきているのですね。ブッシュ大統領になってから、この感じが酷くなってきているように思います。
多様な価値観を認めようとしない。これはどこかの国とも通ずるところがあります。
日本もある価値観に凝り固まったときに無謀な戦争に突入していき、大事な大日本帝国憲法を改定せざる状況に落ち込みましたね。
ソ連の崩壊も、ヒトラーの時のドイツも、いろいろなところで、また、企業でも倒産したりしていますね。そして北朝鮮もこの道をたどっているのかな。
前にも書きましたが、アメリカで原因不明の歩行困難な牛がそのまま食肉処理されたという報告もありますね。
狂牛病の治療法はないのです。BSE検査で未然に防ぐしかないのです。
未検査牛肉の購入しないようにしましょう。これを消費者が徹底すれば、「全頭検査」をするようになるでしょう。
アメリカが全頭検査を拒否するのは、検査すればBSEが結構多数見つかる可能性があるからでしょうね。

2006年2月15日
アメリカのBSE対策

先月の脊髄付き肉を平気で送ってますね。そして、昨年中ですか、歩行困難な牛のうち原因不明が20頭もいたそうです。
それを、そのまま食肉処理しているのですね。まあ、その感覚からだと日本の対応が異様に見えるのでしょうね。
ども、アメリカのBSE研究で第一人者のブルシナー博士は「全頭検査」を主張されています。
それでも、検査をしない。勘ぐると、全頭検査をすればゾロゾロ出てくる恐れがあるためかもしれませんね。
日本向けだけの検査でもいいのですが、今回の件で見られるように「未検査」のが混じる恐れは十分にありますね。
アメリカで「変異型ヤコブ病」が確認されない限り、ブッシュ大統領である限り、全頭検査は無理かな。
外交政策とかの温暖化対策などで「誤り」を全く認める気がないようですから、この件も同様でしょう。
「自分の身は自分で守る」という心がけが必要ですね。

2006年2月14日
セカンドオピニオン

12日(日)の日経安心生活面の特集でした。近年、セカンドオピニオンが言われるようになり、規制緩和で2002年4月からはセカンドオピニオン外来の広告ができるようになりました。
記事では実例として会員制サービスが取り上げられていました。これらは庶民から見ると高いですね。年間顧問料126万円なんてのもありました。安かったのは月会費8400円、これらのほかにもあると思うのですが。
医療保険のが一つありまして、年齢で保険料が変わります。既往症によってもかな。35歳で月1850円らしいです。
市民団体などが行っているところも出ていたので、そのサイトを紹介します。費用については各サイトで確認してください。セカンドオピニオンを認めないような主治医は替えましょう。
セカンドオピニオンネットワーク
国立病院機構セカンドオピニオン
骨髄移植推進財団患者問い合わせ窓口セカンドオピニオン医師のリスト
日本心臓財団セカンドオピニオン(第二診断)

2006年2月13日
健康的な食材 魚の効能

これは12日(日)の日経健康面「なるほど予防学」の見出しです。
魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)とよばれる不飽和脂肪酸によって心筋梗塞などが予防される効果があるとされている。
魚をたくさん食べるほど効果があるというのです。少しでも食べないよりよいというのです。
これも、食べ過ぎには注意が必要です。というのは、魚の種類によっては有機水銀やPCBがある程度蓄積されているというのです。まあ、大衆魚は高級魚より蓄積される量は少ないと考えられます。詳しくは高校の生物Uの教科書や文献で調べてみてください。
ですから、狂牛病の危険のあるアメリカ産牛肉を止めて、心筋梗塞の予防効果のある魚にしましょう。

2006年2月8日
喫煙による死者、6.5秒に1人

7日の日経のホームページにあった記事です。
「たばこ規制枠組み条約」の第1回締約国会議が 6日開幕したいうことです。
世界保健機関(WHO)の李鍾郁事務局長によると、「喫煙による死者数は「たばこ規制枠組み条約」交渉を始めた6年前の8秒に1人から、6.5秒に1人へと加速しているというのです。被害拡大に歯止めをかけるため規制強化が必要であると訴えられています。
たばこに関する害の認識が低い国とか教育者やスポーツ関係者がいるということが障害になっているのではと思います。この死者ですが、ガン以外にも多くの疾病がsることに注意を向けていない向きが多すぎると思います。
それが、対策の遅れを助長しているのでは。もっとも、日本では医療関係者や教育、スポーツ関係者の喫煙が多すぎると思います。そうすると、特に青少年は「マネ」をして喫煙を始めるケースが非常に多いと考えられます。
ですから、医療機関、教育施設、スポーツ施設は早急に全ての施設での全面禁煙が必要です。それに対して商業施設の禁煙化のほうが進んでいる気配もあるのですね。矛盾も甚だしいですね。

2006年2月6日
植物繊維の大腸ガンへの効果

昨日(5日)の日経健康面「なるほど予防学」のテーマでした。
いろいろな研究で抑制効果については疑問視されたのですが2003年のヨーロッパで52万人を対象にした研究で、植物繊維の摂取量が多いほど大腸ガンのリスクが低くなり最大で25%抑えられたという報告があるというのです。
昨年末のヨーロッパの73万人を対象にした調査では、予防効果は認められなかったが、1日10g未満しか摂取していない場合、リスクが上昇したことが示されたそうです。
もっとも、植物繊維は心臓病や糖尿病予防によいとされているのですから、摂取量が少ないとこれらのリスクも上昇するわけですね。
ですから、便秘解消にもなり、美容にもよいのですから植物繊維をある程度以上摂取し続けることがよいのでは。植物繊維を多く摂取しても喫煙したら台無しですがね。
早く年寄り同様のお肌になりたいのなら、喫煙して植物繊維は少なめに栄養のバランスを崩せばと思います。
喫煙は大腸ガンのリスクも上昇させます。

2006年2月4日
公立病院、初の明細書

医療費に関して、大阪の枚方市民病院が明細書をこの4月から発行するという記事が昨日(3日)の日経社会面に出ていました。
厚生労働省は明細書発行を義務化する方向のようです。医師会は明細書発行のための機器の整備などで費用がかかるというので有料化したいようです。でもね、支払い明細を支払い側が求めれば受け取り側が無料で発行するのが筋だと思います。
まあ、不正請求みたいな事例に私自身が経験したことがあります。その医院にはそれ以来行ってません。不正請求は結構身近なところでもあるものだと思いました。
明細書を発行するようになれば、不正請求や不要な検査治療が減ると思います。困るのは不正を行っている医師ですね。
多くの善良な医師にとっては手間が少し増えるという程度でしょうね。医師会はどちらの味方なのかな。
以前、ある本で書いてあったのですが領収書の発行を渋る歯科医院で値切って、税務署には実際の支払額より多く申告する方法があるというのです。
領収書を書かないというのは「脱税」するつもりなのでしょうね。だから、このような申告をしてもばれないというのです。
医療の透明性を高めるためにも明細書の発行を義務づけるべきです。

2006年1月31日
歯周病と糖尿病とたばこ

日経ビジネス2006年1月30日号にこの話が出ていました。但し、たばこは私が付け加えました。
歯周病と糖尿病は凄く関係があるのですね。どちらも相手方の原因になるようなのです。そして、歯周病が改善されると糖尿病も改善されるという具合だそうです。
ところで、歯の健康とたばことの相性はよくないですね。歯周病の一大原因ですね。現に日本歯周病学会のホームページに「禁煙宣言」が出ていました。読んでみてください。ということは、喫煙は糖尿病の原因にもなるということかな。
歯周病については以下のホームページを見てください。喫煙をすると非常に歯周病になりやすく、そして入れ歯ですね。入れ歯になると食事が美味しくないらしいですね。私は全て自前の歯です。食事は美味しく頂いています。
歯周病になると糖尿病になりやすく、重くなりやすいですね。その他、高血圧などの生活習慣病にもね。喫煙で血管を痛めつけ、糖尿病でも血管を弱らせると心筋梗塞や脳梗塞などになるやすくなrちますね。こちらは、がんと違って「突然死」が多いですね。
助かっても、マヒが残ったりするかも。
まあ、「歯の手入れをしっかりとする。たばこは吸わない」に限りますね。寝たきりにならないためにもね。

日本歯周病学会  歯周治療情報センター

2006年1月30日
脂肪細胞を太らせると

脂肪細胞の太りやすいのはやはり夜、それも深夜帯だそうです。夜食をすると同じ量を食べても昼間食べるより太りやすい。
脂肪細胞が太ると、今月22日に書きましたアディポネクチンの合成量が減少するのです。脂肪細胞を除去してしまうとアディポネクチンが合成されなくなるのでは。
太ることによっていろいろな危険因子も産生されるようになるというのです。この両方の結果によって動脈硬化、それに伴う心筋梗塞や脳血管障害の発生率が高くなります。
太らせる脂肪細胞の所在として危険性を高めやすいのが内臓脂肪ですね。人間の細胞で飢餓状態になって最後まで残るのが脳組織と脂肪細胞だそうです。脂肪細胞は多くの場合、子どもの時期に数を増やします。脂肪細胞の数の多い肥満は減量が難しいそうですね。親は気をつける必要がありますね。
日本人は欧米人に比べて節約遺伝子の働きがよいというのです。これも、摂取量が消費量を上回りやすく肥満に繋がりやすいということになります。
欧米風の食事をすると糖尿病になりやすいのはこの遺伝子も関わっているようです。脂肪細胞が太るとインスリンへの感受性を抑制する物質が分泌されたりして血糖値の調節がうまくできなくなったりします。糖尿病の合併症で多くの方が亡くなられたり、失明したり、人工透析を受けられたり、などされています。
内臓脂肪のほうの脂肪細胞を太らせるのに効果があるものの一つに喫煙があります。ビヤ樽型体型になりたくなければ、喫煙しないこと。喫煙している場合は「禁煙」すること。
これが、体型の悪化を防いだり、遅らせたりする方法の一つですね。非喫煙者でも食べ過ぎたり、運動不足になれば太りますよ。節制と運動をね。

2006年1月29日
たばこの煙は大気汚染物質

これは昨日の日経社会面にあった記事の見出しです。
カリフォルニア州大気資源局がアメリカの州で初めてたばこの煙を「有害大気汚染物質」に指定したというものです。
間接喫煙によるたばこの害を認めたもので、今後規制の強化の検討にはいるそうです。
公園やビーチといった公共の場所や子供が同乗する自動車内が禁煙になる可能性があるというのです。副流煙の被害者としては、もっと、規制をと思うのですがね。
日本では、そでに一部自治体で歩行喫煙禁止や海水浴場禁煙が実施されています。
たばこ規制では、アメリカの先頭を行くカリフォルニア州の今回の処置がアメリカ全土に広がっていき、日本も先進地域から全土に広まることを期待しています。
喫煙者自身の害も大きいのですが、間接喫煙の害も甚大です。

2006年1月27日
成人喫煙率に目標値

24日の日経社会面に厚生労働省が生活習慣病対策で喫煙の規制を強化するために、成人の喫煙率に目標値を設定する方向で検討に入ったという記事がありました。
2010年には半減させるという案もあるそうです。
まあ、結論から言うと「生ぬるい」ですね。私みたいな被害者を減らすためにも、喫煙者の自覚を促すためにも、日本医学会のように「喫煙は嗜好ではなく病気である」とはっきり打ち出すべきです。
「喫煙は病気」なのだから、根絶を目指す必要がありますね。そのため、医療関係、教育やスポーツ関係などでの関係者の喫煙をゼロに早急にする必要があるのでは。
びわこ成蹊大学開学の時の森学長のことば「健康やスポーツを広める大学にたばこはいらない。」というのがありました。
これを少し拡大させると、医療や教育関係者がこの中にはいるはずです。子供への影響が大きいだけに早急な禁煙対策が必要です。
それと飲食関係、鈍いところがまだ多いですね。禁煙化で客数を増やしているところが多いというのにね。
喫煙者が禁煙して太るのは食事が美味しくなるからです。太る害と喫煙の害では喫煙の害の方が大きいですね。
ガン以外に多くのいろいろな害があり、COPD(慢性閉塞性肺疾患)だけでも年間5万人以上が亡くなっています。この病気は治療法はないそうです。予防のみだそうです。禁煙が一番の予防です。

2006年1月26日
JR九州が喫煙席廃止へ 07年めど、JRで2番目

今月の13日にyahooでしたか、そこのホームページで見つけました。共同通信の配信です。
JR北海道について2番目だそうですね。すると、本州3社や四国はどうするのでしょうね。
理由の一つに特急のスピードアップでほとんどが3時間以内で目的地まで到着できるようになるからとあります。
航空機の国際線はどうなのでしょうか。先進的なところは時間にかかわらず全面禁煙ですね。
ここらにも日本の取り組みの遅れが出ていますね。その中でJR九州は早い方となります。ほかも早くしてほしいですね。
どこでも私みたいな副流煙の被害者となる人がいるのです。このようなことは全面禁煙でなくなるのです。
喫煙者を少しでも少なくする取り組みとして有効性があるのが「学校全面禁煙」というのがあります。
確実に生徒の喫煙率が低下するとのことです。病院全面禁煙もですね。
遅れているのが飲食関係では。喫煙は本人の味覚や嗅覚を麻痺させるだけではなく、周りの者の味覚や嗅覚も損ないます。
おいしい食事を提供する気があるのなら、全面禁煙か気流も考えた分煙をしてほしいですね。

2006年1月24日
BSE危険部位混入

先週の金曜日のニュースでアメリから輸入された牛肉に危険部位の脊柱がついていたと発表があり、輸入が停止されました。
翌土曜日のニュースでの写真を見た感じは「混入」ではなく「脊柱」そのものという感じですね。
あちらの検査官にこの程度も理解できていないのがいるということはゆゆしき問題ですね。
BSE研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士が日経サイエンスで書かれていた「全頭検査で防ぐ狂牛病」でするほかないのでは。
これは日本向けだけではなくアメリカ産すべてで検査してみる必要があると思います。
検査法があるのですから、危険率が低くとも「当たり」の人にとっては100%であるということを忘れないようにしたいですね。
BSEは治療法がありません。そのことを忘れないことも必要ですね。

2006年1月23日
知事が全館禁煙の病院で喫煙

これは先週19日にyahooのホームページで見つけました。共同通信の配信です。
喫煙した知事も知事ですが、灰皿は「病院が用意」したとありました。この病院の意識も非常に問題ですね。
喫煙した日は昨年11月24日です。この日は日本医学会が「喫煙は病気」として医師は喫煙者に対して禁煙治療を受けるように勧めるとのガイドラインを制定したあとですね。
ここの医師は喫煙がどのような害があるのか認識できていない可能性がありますね。ガンだけと思いこんでいる可能性です。
COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)やその他多くの病気や味覚や嗅覚の障害などですね。
喫煙は非常に多くの病気の原因になります。昨日のコレステロールの話にも出しましたね。
心筋梗塞や脳梗塞などの引き金にもなります。そのようなことをわかっていないのでしょうね。この病院はと思いました。

2006年1月22日
コレステロールとあるタンパク質について

先週水曜日(18日)のNHK「ためしてガッテン」でコレステロールと動脈硬化などについての番組がありました。
そのなかで、コレステロールの分類が善玉と悪玉から善玉、悪玉と超悪玉の分けられるといってました。コレステロール値や血糖値、血圧が正常範囲でも危険が潜んでいると。
中性脂肪の多さを問題にしていました。中性脂肪が多いと超悪玉コレステロールが増えて動脈硬化が起こりやすくなるというのです。
そして、この超悪玉を減らす効果のあるタンパク質としてアディポネクチンが見つけられたそうです。
このタンパク質を作っているのは内臓脂肪をためる脂肪細胞のようです。でも、脂肪が貯まり出すとこのタンパク質を作らなくなるという話です。
結局、内臓脂肪を付けないような生活習慣が必要になるということですね。
そうそう、喫煙は内臓脂肪を増やすそうです。ということは、喫煙によってアディポネクチンの合成量が減少するということになりますね。
そして、超悪玉コレステロールが増加する。動脈硬化がおこる。それでなくても、喫煙によって血管が痛んでいますね。脳梗塞、心筋梗塞などが非常に起こりやすくなるということですね。
禁煙して、ダイエットが健康に生活する道のようですね。
このタンパク質、血圧の低下にも効果があるそうです。血糖値を正常範囲にすることにもね。

2006年1月17日
「スポーツ選手の喫煙」について

喫煙はスポーツの大敵ですね。まずは、煙に含まれる成分は非常に多くあり有害ですね。
一酸化炭素は赤血球にあるヘモグロビンと非常に結合しやすいです。これにより赤血球の酸素運搬能力が低下します。運動には酸素が必要なのですが十分には供給されないことになります。運動能力の低下が起こることになります。
ニコチンは毛細血管を収縮させ血流を悪くします。その結果、これも酸素運搬能力が低下しますね。
タールなどの物質は肺に沈着していき、呼吸能力を低下させます。こちらは回復しません。これも酸素の取り込みが落ちる。筋肉などへの酸素の量が減少するわけですね。
運動選手としての能力が発揮できなくなったり寿命を縮めたりすることになります。
では、どうして吸い始めるのでしょうか。原因の一つとして考えられるのが指導者が吸っている場合ですね。生徒はまねをします。
さらにこの指導者には「喫煙の害」を教えている教師も結構います。余計、始末が悪いですね。
家庭環境も影響するでしょう。
「学校での勉強が日常生活と関係がない」という間違った考え方もね。
「文武両道」の意味の取り違えもね。この「武」は学習したこと(文)を行動に移すとかいうような意味です。これができるようになると「喫煙の害」を理解できればたばこを吸わないとか、吸っていても禁煙ができるということになるはずです。
昨年、高校卒の新人投手のことや高知の高校でのことが報道されましたが、スポーツ関係者はよく考えて欲しいです。

2006年1月16日
医療関係者の喫煙率

以前(1年3ヶ月ほど)の「からだの科学」にありました。欧米諸国に比べて高いそうです。医師の喫煙率もですが、医師以外の医療関係者の喫煙率は、あちらの医療関係者とは比べることが恥ずかしいぐらいたかいそうです。
どうして、このようになるになるの考察されていましたが、医療関係の学校での禁煙教育が不徹底であるとか、厚生労働省の取り組みが及び腰であるなどの理由もあげられていました。
タバコ規制条約を批准して関係法令を制定してきているのですが、本気でタバコ対策をする気があるのかとか書かれていました。
まあ、教育の問題が大きいですね。一つが問題点の認識の程度です。タバコの害をどう認識しているかと言うことです。例として、ある県の成人病センターでしたか、そこの呼吸器関係の医師が、そのホームページに「年1回のがん検査で安心して吸える」などとありました(さすがに今は削除されています)。タバコは、吸うごとに確実に肺の機能が低下します。がん以外の呼吸器疾患で多くの方がなくなられたり、運動制限を受けたり、酸素ボンベを常に持ち運ぶ事態は想像もつかないようですね。大学でどのような教育を受けてきたのでしょう。
看護学校等にもこの問題があります。すると、普通の学校(大学を含む)では想像するだけで怖いです。
帝国陸軍が戦争に突入していったのと同じような体質ですね。
そうそう、がん検診、年1回ではCTなどを使ってもタイミングが悪ければ進行がんになってしまうことがありますよ。

2006年1月15日
「たばこ病」について

yahooやgoogleなどで「たばこ病」で検索してみました。 いくつかを載せてみますので暇なおりにでも回ってみてください。
連載第1回 女性の喫煙率(このページは喫煙者と非喫煙者の肺の写真があります。まゆみ先生の禁煙外来より
煙草と歯のどちらを取りますか?[家庭の医学]All About Japan
喫煙男性要注意!"バージャー病"[家庭の医学]All About Japan
呼吸不全で死なない為に禁煙を![家庭の医学]All About Japan
医療のページ肺癌
【healthクリック】禁煙ライブラリ
【healthクリック】複合性たばこ病
第8話 たばこ病あれこれ(上)
第9話 たばこ病あれこれ(下)
インフォシーク健康 > 健康ライブラリ > たばこ > たばこの害
最新たばこ情報
COPDは今日も載せておきます。 肺気腫などのタバコ病

2006年1月9日
COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

喫煙によって肺機能が徐々に失われていき、最終的には呼吸困難に陥る病気です。年間5万人以上が亡くなっていると考えられているそうです。
この病気、進行がゆっくりしているので気が付いて診察を受けたときには「重症」になっている場合が少なくないとのことです。
「治らない」「元に戻らない」病気です。進行を遅らせることしかできないそうです。
非喫煙者にとっても周りで喫煙されるとガンなど被害とともにこの「COPD」にも喫煙者同等かそれ以上に有害物質を吸い込むことになるので、同等の弊害があることを覚えておいてください。
ガンだけではないのです。 COPD(慢性閉塞性肺疾患)に詳しくありますので見てくださいね。
たばこは呼吸機能を着実に低下させます。それでなくても人間は加齢とともに呼吸機能が低下しますが、これを促進することになります。
上にも書きましたように進行がゆっくりしているので気づかないだけです。喫煙1本目から低下が起こっています。
私は副流煙によるガン被害だけですんだみたいです。

2006年1月8日
糖尿病を防ぐために

糖尿病患者は約740万人、同予備軍が約880万人に上るそうです。それも主に40歳以上です。40歳以上の日本の総人口は約6800万人(2004年版 国民衛生の動向 より計算)みたいです。5人に1人ぐらいですね。
血糖値を上手に管理するためには、食事と運動に気配りをするのがよいとのことです。
国立健康・栄養研究所の理事長さんは、食後の血糖値を測定して、高いときは運動で下げられているそうです。糖尿病の詳しい説明は専門の本がありますのでそちらでね。
筋肉をよく使う活動をしている人は、そうでない人より糖尿病になりにくいという調査結果もあります。 これは、インスリン(血液中のブドウ糖を肝臓、筋肉、脂肪細胞に取り込ませるホルモン)の助けを借りずに筋肉にブドウ糖を取り込ませることができることが可能になることによるためだとのことです。普通、肝臓、筋肉、脂肪細胞はブドウ糖の取り込みにはインスリンの指令がいるのですが筋肉は鍛えることでインスリンなしでというのです。どのような運動がよいのかは調べましょう。
脂肪細胞もインスリンが必要ということなので、糖尿病になるとブドウ糖を取り込めなくなって脂肪の合成が減少して痩せるのかな。でも、この痩せは病気です。
食事ですが、炭水化物(55〜60%)、脂肪(20〜25%)、タンパク質(15〜20%)の割合がよいようですね。炭水化物、もう少し多くてもという気もします。 日本人のカロリーの摂取量は減少傾向にあるのですが、炭水化物の減少の方が大きくて、タンパク質や脂肪の割合が増加しています。タンパクなどの増加に比例して糖尿病が増加しているとのことです。 まあ、年齢が高くなるほど、良質のタンパク質、良質の脂肪もしっかり摂取する必要があるそうです。どうしてか、年をとっても体は常に作り替えられているためです。
植物繊維を多くとりましょう。間食や過食は慎みましょう。朝昼晩の食事前にはきちんと血糖値を下げましょう。
和食を再認識しましょう。糖尿病は食事の欧風化とともに増加してしています。ただし、塩分控え目にね。

2006年1月7日
お酒の断り方→お酒を勧める方に問題があるのでは。

これは、昨年12月の日本経済新聞の土曜日の別刷り「プラス1」の「マナー入門」にありました。
内容は宴会等でのお酒の断り方でした。読んでみると、この著者の固定観念は、宴会等では「酒を飲むべし」とあるようですね。
日本人は遺伝子的に見て約10%はお酒を分解できないのです。ようは全く飲めない。例外的存在ではないのです。
さらに約40%の方はアルコールの代謝産物のアルデヒドが分解できなくて悪酔い、そして飲み続ければガンになるおそれもあるのです。
そのような者にお酒を飲まそうとする方が非常識では。けんか腰にしなくても断れる、無理強いしないということこそ、お酒を勧める側のマナーを心得ている人間ではないでしょうか。
日本は、未だに「酒強要社会」の面が残っています。それを何とかする方が先決ですね。
どうして、このような「酒強要社会」かというと、「皆と一緒」という村型社会の名残がきついのでしょう。これでは、「個性化」もあったものではないですね。
「個性」を認めるというのは、このような違いを認めて尊重することにあるのではと思います。
私は、最初から「ジュース」です。これに限ります。ジュースのコップを示すと大抵は引き下がります。
もっとも、私の所属する集団の程度がある水準以上だからかもしれません。

2006年1月6日
アメリカ産牛肉輸入再開→未検査牛肉の不買運動をしよう

食品安全委員会で輸入再開の答申を受けて、昨年12月中旬頃から輸入が再開されました。
外食産業では、使用している牛肉の産地表示を徹底する動きがありますね。牛肉以外の材料についてもですが。
仙台のある牛タン店では、オーストラリア産とアメリカ産のどちらかを選べるようにしているとのことですね。
ファミリーレストランなどやこの店のように産地表示をしっかりとしてほしいですね。
加工食品でも、同様な取り組みが求められるはずです。材料名だけではなく産地もね。
BSEの原因タンパク質の変性プリオンは、名前の通り「変性」しているのでそれ以上の変性をしないということです。
ですから、加熱しても変わらない。タンパク分解酵素にも強くて分解できないのです。
ですから、アメリカのBSE研究者で11年ほど前にノーベル生理医学賞を受賞したブルシナー博士によると
「BSEを防ぐためには全頭検査が必要」だといわれています。
これは、日経サイエンス2004年10月号に博士が寄稿された論文でいわれていることです。>
食品安全委員会で一般からの意見が約8800通あって、その半分以上が再開反対であったそうです。
でも、「無視」して答申、そして、輸入再開です。
日本の国では、自分の身を守るためには自ら行動を起こす必要が多いですね。
政府は当てにできないとね。アメリカ産牛肉を食べなくてもタンパク源は他にもたくさんあります。
そして、日本人は牛肉を少なめにした方が健康にも良いのです。一般的な健康のためにも少量でよいのですから、
日本産の牛肉(こちらも怪しい雲行きですが)などのおいしい方を食べたらと思います。
実際、日本人での糖尿病の発症率と牛肉との消費と結構関連があるとのことです。
日本人がアメリカなどで長期にわたって生活すると日本にいるときの約2倍の糖尿病の発症になるとのことです。
これは、肉類の摂取の増加が原因と考えられています。