メルマガ登録・解除 ID: 0000180983
諸々も言いたいこと
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

ほぼ週刊にての追加にします。
煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る)  諸々の言いたいこと(目次)へ  

2013年12月29日
文明度は低いのかな。自己検証のできない面々が多い日本

 安倍首相が靖国神社に参拝しましたね。よく天皇陛下を殺そうとした人物のいる神社に参拝するものだと思います。先の大戦で「1億玉砕」を実行しかけた面々をです。大戦の時、勝利の見込みや撤退の見込みもないところに兵員を送り込み、「後は知らん。最後の一兵まで戦え。生きて戻るな。」を内地でのうのうと言って実行させた面々ですね。「1億玉砕」はスローガンではなく行う気だった面ですよ。当然、天皇陛下も死ぬことになるわけですが、陛下の英断で「1億玉砕」は免れたわけです。
 それなりの先進国で特定の宗教に選挙で選ばれた首相や大統領がこのような参拝をしていますか。イギリスの国王はちょっと別ね。権限なしのイギリス国教会の長ですからね。戦没者については各国とも宗教の配慮をしているはずです。だから、普通は無宗教施設をつくっているはずだよ。宗教戦争や言語戦争などの怖さを身にしみていると思うのでね。中国国民をユダヤ民族に置き換えるとメルケル首相がヒトラーを・・・と同じような事でしょうね。だから、メルケル首相は戦没者は追悼してもナチスは許さないですよ。
 国内的にも国際的にも問題だらけですよ。どこに問題点があるかを認識できないから優秀なはずの軍事官僚が戦争に突入ね。優秀なはずの東京電力幹部が・・というのも同梱かも。スリーマイルの原発事故の時、「日本では起こらない」と豪語したのはどこのだれ? 何も考えずに突き進むというのは集団となったときの日本人の体質なのかな。
 「歴史認識」というものの大切さは自国を滅ぼさないために必要なことです。この認識の時に都合の悪いことに蓋をしてはだめです。自衛官でキリスト教信者の方が殉職されたときに靖国神社合祀で裁判になりましたね。キリスト教やイスラム教、その他多くの宗教は一神教です。それらの宗教の方に多神教を押しつける日本の風習、人権侵害ですよ。首相がは本来伊勢神宮も参拝するべきではないのです。特定の宗教護持に当たると思います。日本だから、問題にされないだけですよ。首相から退任したら御自由にね。天皇家は伊勢神宮に参拝されて当然ね。
 日本は大陸諸国民みたいな言語紛争や宗教戦争の経験がないのでさらに鈍感になっているのでしょうね。民族の言語が否定されたことの恨みも日本人には解らないかも。

2013年12月22日
アマチュアでは困ります、政治家は。政治家だけかな。

 猪瀬東京都元知事が辞任会見で「アマチュアで云々」とうことをいっていましたが、政治家ですね、地方公共団体の議会議員や首長も国会銀同様アマチュアでは国民、住民が非常に困るのです。アマチュアなら、常にブレーンを連れて歩き回りなさいよ。ようは、最低限の議員や首長としての素養を持ってから立候補してほしいですね。最近、東国原氏は離党した際に「比例区選出だから」と離党しましたね。比例区選出では当然の行動でしょうね。選挙では政党に対する投票で選ばれたのが比例区選出ね。国会法を改正して「比例区選手議員はその選出母体から離れるときは辞任すること」を入れてほしいです。
 これ、どちらも「仲間内」の行動であって、東国原氏のような政治家の行動ではないですね。だから、官僚をコントロールできないのですよ。
 程度の差はあっても、「発想が単純思い込み」の迷惑至極のアマチュアが日本では多いような気がします。「薬害大国日本」の根源は副作用に対する鈍感さからきていますよ。だから、アメリカのFDAの注意喚起のお触れを日本よりよく見ます。なぜ?
 登校拒否の意味合いでも「甘えている」として無理矢理投稿させようとして悪化させていましたね。幼少期の成長過程での「甘える」という部分を学齢期になって取り返す手段としての登校拒否、甘えさせれば良いものを逆効果になることを連発し続けた日本。いつまでも体罰依存から抜けられない日本。ブラック企業も経営者がアマチュアだからな。日本郵便の年賀状ノルマも経営を知らない統計が判らないアマチュアの経営者だからだと考えます。
 もっと、いろいろな部分でエキスパートの要請を。ストーカー対策で加害者は加害者ですが、この加害者は多くの場合「親による犠牲者」であると思うのですが、今頃になって漸くね。ストーカー対策法は対処対策であって抜本対策ではないですね。これほどのプロがいない日本がよくここまで発展できたと思います。

2013年12月15日
内部の敵

 北朝鮮でNo2といわれる人物が「反逆」かな、粛正されましたね。そして、先代の葬儀の時に棺に寄り添っていた人8人のうち、5人が消えたみたいです。政権運営や団体や会社などで「内部の敵」の摘発が増えているときは「内部矛盾」をおこして、政権維持だけが目的になっているようなのです。
 そして、訳のわからない施策や方針が喧伝されることになるのかな。日本赤軍の崩壊も「内部の敵」、カンボジアのポルポト政権も「内部の敵」で自滅ね。
 ただ、北朝鮮の自滅の時、「自爆」というはた迷惑なことが起こる危険性があると思います。怖い、怖い。
 企業でも、日本郵便の「年賀状ノルマ」ですが、達成しないのは「内部の敵」と見なされるのかな。年賀状の販売枚数は販促しても増えないですよ。前年の投函数より少し減少するのが今の社会的には常識かも。従業員いじめのブラック企業そのものね。チケット屋に流れて、郵便局での販売枚数が減少ね。我々としては従業員のため、せっせとチケット屋で購入しましょう。
 効果のある対策かどうかね。ヤマダ電機がまたいわれていますが、家電の販売額は地域でみると増えないですよ。そして、ある程度シェアをとると「頭打ち」が普通だよ。画期的な消費を呼び起こす商品を仕入れることだよ。頭を使いなさいよ。プロなら。達成できないのは「内部の敵」?

2013年12月8日
特定秘密保護法運用での問題点

 法案成立しましたね。自由民主党に官僚を制御する能力があるのかな。少し前に反対運動の意思表示をテロとかブログに投稿して訂正とかで自由民主党の幹事長が本音をさらけ出しましたが、愛嬌かな。その程度の人物とみました。制御できるのかな。問題点ですが、過去の例、大戦まででよく見られたのが「秘密」は大事にしまっておいて、その秘密にしたことを隠蔽だけで秘密指定した者が、その秘密にする必要のあったやばい事項を秘密にしたということで安心して何も対策をしないといういうことかな。
 ノモンハン事件ですと、ぼろ負けね。当時の軍部にしたら「絶対の最高機密」ね。戦闘の後、何食わぬ顔で兵器の近代化でもしていたらよいものを全く何もしなかった。元亀天正のころの信長軍に毛の生えた程度の装備でアメリカと戦い始めたのです。正気の沙汰ではないですね。このようなことが当時は頻発していたみたい。
 「秘密は大事にしまっておくものでこっそり活用してはいけない」とでも思っていたみたい。この伝統がそのまま生きているような気がします。「国民のために活用するが、現時点では秘密の方がよい」という利用法ができないのでいつまでたっても公開できない。活用していないのだから、責任問題になりますからね。だから、恥の上塗りを続けることになるのかな。
 優秀な軍事官僚であったはずの参謀本部のしてきたことなどを検証して「秘密」に対する取り組みを考え直さないと法の施行後、さらに場当たりてきな政策になる危険性が非常に高いと考えます。「秘密はお蔵入りでため込むもの」ではないですよ。時の政府が国民のために活用するもので単にそのとき公表できないものであることを認識してください。

2013年12月1日
参議院選挙で高裁で無効判決

 広島高等裁判所岡山支部で今年7月の参議院選挙について「選挙無効」の判決が出ましたね。まあ、国会の怠慢というより、「決められない」という日本の事情ですかな。裁判所が漸く「決める」ことができてきたというのもありますが、日本はなかなかですね。先の大戦でも「宣戦布告」でも、「ポツダム宣言受諾」でもすったもんだのようでした。選挙制度では余計「決められない」。TPP交渉参加ということでも、「交渉」するかどうかも決められない国だよ。「外圧」で仕方がなくという感じね。中国はあほなことをしている感じが。そう、外圧利用の再軍備ですね。
 もとの題の選挙ね。「人口比例」に拘るのなら「一院制」ね。地域代表という意味に「面積」とか、昔の国とかほかの要素を加えることができないのなら「一院制」もしくは「全国区」のみにするかですね。人口比例ばかりになると人口の多い地域が有利になってしまいます。ドイツとかみたいに分散していたらそうでもないですが、「花の都」に人口が集中している現状ではね。東京のまねをしたら発展すると思い込んでいる首長もいるようですが、地方分権をすれば地方の活性化の可能性は高くなります。でもね、分権ができていないから、民間企業の本社の東京集中が止まらないのです。
 アメリカやドイツのように大都市もあるが、全国に分散しているような感じね。それでも、人口比例の部分の国会があります。日本はどちらもおかしいし、人口比例のみにしたら一院制で良いのですが、そうすることでの弊害を阻止できるような人口比例ではない全く別の枠組みの国会も持つ必要はあると思います。参議院は今の地方区を止めて別の制度を考えるべきでしょうね。できないのなら、とりあえず全国区だけにすることかなお。

2013年11月24日
TPP交渉でのお笑い

 TPP交渉で関税100%撤廃を要求されているということのようですね。それも、多くの国かららしいです。「仲間」(適度に国内産業保護の国もあるはず)をつくってこなかった付けですかな。この仲間は交渉での仲間ね。後で入ってきて「ごちゃごちゃ言っている」と思われたのかも。交渉なので、交渉からの脱退もあり得るとは思うのですが、そうすると、どうなるのかな。
 「決断が遅い」ということですね。「優柔不断」か「慎重」、どちらなのかな。でもね、交渉は「締結」のための準備段階で、交渉して内容を決めるのですから、さっさと交渉参加しておけば良いのにとは思いました。政府や全農や諸々の団体ならアメリカとの交渉スタイルを知っているのでは。兎も角、まず「主張」かな。ただね、「妥結」の時は国内で納得させておく必要があるかも。妥結していない間は「交渉中」でしょうね。決まっていない。ところが、「交渉参加=受諾」みたいな論調でしたね。日本って「交渉力がない」のですね。
 太平洋戦争突入時も宣言受諾時も交渉なんてしていないは決断もしていない。受諾時は「陛下の裁断」という憲法違反までさせている。優秀なはずの人々がいて、体たらくね。
 ところで、敗戦後、一時「日本語を止めてフランス語に」だったか、こんな話がくすぶるような日本人には感じないことですが、民族が長年使ってきた言語を否定されて別の言語を押しつけられた民族はどう思うのでしょうね。考えたことがありますか。インドでイギリスは現地語を否定していないようです。カンボジアでは学校で最初はカンボジア語を教えて、学年が進むにつれてフランス語という時期があったようです。カンボジア語の否定はしていないフランスね。

2013年11月17日
特定機密保護法案で深まる日本の問題点

 機密に関することで日本の「機密」は?というところがね。どうも国際的には30年経過で公表が多いみたい。アメリカの公文書館で公開されて、ぼろぼろと漏れてきていますね。それと、「事後の自己解剖」、自身での点検ね。まあ、自己反省も含むかな。日露戦争は非常に多くの教訓を残したにもかかわらず、「自己犠牲」と「突撃」とだけを後世に残しましたが、原因は「情報の隠蔽」ですかな。旅順攻略戦は打って付けの教材だったのが「突撃賞賛教材」にされたみたい。情報のすり替えもかな。
 ノモンハン事件での教訓も生かされることなく、極秘扱い。秘密でも中枢部が教訓として、その後に活用すればまだしも、ぼんやりと極秘ね。いろいろな多面的に資料を集めてみたら判るはずのことを「極秘」にして目をそらしたのですね。第二次世界大戦部分でも、未だに直視ない人々がいますね。天皇制をつぶしかけたのは誰なのか。ヒトラーみたいな人物が入っていないはずの優秀なはずの軍事官僚が「国体護持」と叫びながら「大日本帝国憲法」体制をつぶしたのですよ。よく拝みにいけるなと思います。
 後々、後世に生かせることのできるはずの情報を平気で無視できる神経の持ち主が「機密」を指定するということに大きな危惧を感じています。当然、公開と口先でいっていますが信用していないです。今までの機密文書を年数とか立っているものから全面公開してから作る法案みたいにも感じています。天皇制を維持するためにも、過去の直視を、過去の自己解剖を。

2013年11月10日
レストラン等での虚偽表示で思うこと

 阪急阪神ホテルシステムが最初で、広がりを見せている虚偽表示ね。私は誤表示とは思っていないです。でもね、味はそれなりの評価を受けていたから、今までと言うか、会見で公表するまでばれなかったと言うことでもあると思うのです。相当数の後出しのレストランなどは「阪急め」と思っているかも。
 味覚は、概略は生まれつきでわかると思いますが、ある水準以上では、「トレーニング」を積まないと微妙な味はわからないとも言われています。そのトレーニングとは「食べてみること」です。長年のトレーニングの成果が「お袋の味」であり、海外などでの日本の味であったりします。織田信長にとって、京料理は不味かったそうです。理由は薄味だから。
 起こるのが「レッテルによる安心感」ね。その昔、ラガービールしかなかった頃に「銘柄当て」をしたら、確率論的程度にしか当てることができなかったとか。そして、ラベル付きビール瓶からついだビールを飲んで、「やはり・・・は旨い」ね。一流のシェフや一流の板前などは「トレーニング」を積むことで「味」を見分けているのです。
 普通の凡人の我々は、表示の食材とかではなく、じっくり味わって「自分にとって美味しくて安い」ということで食べるほかないですね。でも、「お袋の味」タイプの条件付けされた味覚は訂正しましょうね。
 今回の虚偽表示での一番の問題は「アレルギー」ね。アレルゲンになり得る物質が表示から抜け落ちているということね。
 虚偽表示の安い食材を美味しくする秘技を教えてほしいですね。ミシュランは訂正しないそうですね。味は自分の舌で味わうもので「レッテル」じゃないといいたいのかも。
 払った金額に似合わない味であったどうか、もし、似合わないのなら「どう不味かったか」を中傷ではない口コミかな。

記憶が嘘をつく

 2103年10月29日の日本経済新聞「私の履歴書」でノーベル賞受賞者の利根川進氏の「記憶の曖昧さを証明」がありました。詳しくは新聞や論文でね。過去の出来事と現在の出来事とかが結合して、新しい記憶がつくられているとか、などで「間違いの記憶」が形成されることがあるというものです。アメリカで長期投獄者の再捜査で多数の冤罪が出てきたとか。そのときの証人は嘘を意図的についたわけではなく、「間違いの記憶」が形成された結果でしょうね。
 日本の警察、検察での評判の悪い取り調べはこの「間違いの記憶」を多数つくってきているのでは。証人の事情聴取の訊き方によっては「間違いの記憶」形成に威力を発揮していたのかも。最近はいろいろな犯罪で防犯カメラが威力を発揮していますが、これでも思い込みによる捜査で災難に遭われた方がいますね。警察官の増員を。今までの「しょっ引く」捜査からの脱却を。
 ということは、人間の記憶には「非常に正確」という面と「ほぼ間違い」という面と「曖昧」という面などが混在していることになるようです。本人が意図した嘘は「偽証」で犯罪行為ですね。そうではなく本人は「正確な記憶」と思っているのが、本人の意図とはかけ離れて「嘘の記憶」となってしまう場合もあるということに常に注意を払う必要があると考えます。

2013年10月27日
福島原発の汚染水処理のゴタゴタから見えてくるもの

 相変わらず、ゴタゴタしていますね。甘い見通し、その場しのぎ、単線的な対策、外部の情報の無視等々ですね。なにか太平洋戦争の頃を再現しているような感じがしないでもないですね。まだ、太平洋戦争時には世界で初めてというような技術革新もありましたが、今回は海外の技術を導入する方がよいのではというのを無視するというおまけ付きですね。その上、お金のかけ方がしみったれ。ドゲチ。で、必要なところにお金を使っていない感じね。汚染水漏れは必然ですね。
 太平洋戦争の時、日本はいくつかの分野で世界最先端だったか。ただ、陸軍は織田信長の装備に毛が生えた程度ともいわれていますよ、日露戦争当時の兵器と大して変わらないとか。技術的な面ですと、例えば、零戦ね、登場当時は世界一かも。アメリカのグラマンF4は零戦と遭遇したら、「急降下して逃げろ」だったようです。それにあぐらをかいていた日本。今回は原子力村かな。アメリカの新鋭機グラマンF6とかが登場してきました。零戦の操縦士が「命中しているのに墜落しない」と報告したら、上官は「腕が悪いからだ」と無視ね。実際は少々20mm機関砲の砲弾が命中しても墜落しないように防御されていたのに新しい技術革新の可能性を無視して、過去の遺物にしがみついていたとか。開戦当初、マニラにいたマッカーサーは空爆にあってびっくりしたというのです。900kmのバーシー海峡を無給油で台湾からの往復はできないと思っていたためといいますが、その後のアメリカの航空機は航続距離が長くなりました。ヨーロッパではドーバー海峡程度を挟んだロンドン上空での空中戦のできる時間はドイツの場合、10分程度だったと。
 イ号潜水艦でしたか、大戦中にドイツまで往復しましたね。ただ、暗号解読されているのに「帝国海軍の暗号が解読されるはずはない」と無視して撃沈された時もあったとか。国内技術でつくった「ALPS(汚染水濾過装置)は世界最高」とでも思っているのでしょうか。常に海外の情報に目を光らせ、良いところは吸収しながらという発想はないのかな。ノモンハン事件での戦車戦でもぼろ負けでしたが、箝口令ね。誰かが、そのしていることに都合の悪いことをいっても無視するのは同じかな。これ、ソ連の兵器についてね。まあ、サブプライムローンでのアメリカのバブル破裂もよく似ていますが。こっちは、断ったところに他社が融資してしまったと今も営業している業者がいっていたという記事を読んだことがあります。原子力村は外部を無視して内部だけでかな。国とか会社とかでこのようなことをされると問題ですよ。会社は普通倒産ですが、肝っ玉の小さい日本では東京電力の解体はできないかも。アメリカでも前大統領の時に起因すると思われる財政危機をあたかも現政権のことみたいにいうドゲチ政党があったりしますので海外の情報にも注意しましょう。

2013年10月20日
伊豆大島の災害でふと思ったこと

 伊豆大島の災害で被災された方々にはお見舞い申し上げます。
 今回の災害で行政担当がどう判断したのかですね。ただ、ここ10年というか最近ですね、記録を塗り替える気象現象が次々に起こっています。1900年代ですと、50年に一度みたいな豪雨が山口県では1ヶ月ほどで2回起こりました。そう、特別警報に該当するような豪雨は1900年代なんかで50年に1回であって、2000年代では頻発していますね。
 それでも、「特別警報」が新設されたため、「特別警報ではないから」という感覚のずれが起こっていたのかも。「大雨警報と土砂災害警戒情報と記録的短時間大雨情報」のセットが地域的に広がりがあるときだけ「特別警報」ということだったようです。そうすると、狭い範囲ですと「大雨警報と土砂災害警戒情報と記録的短時間大雨情報」のセットで「特別警報」と同様に考えてもよかったのでは。
 台風接近中の深夜の避難は災害の元かもね。もっと早く避難を勧める方法とかを見つけるしかないのかも。地盤が丈夫なところでは場合によっては、浸水だけだから避難酢より2階とかの方が安全な場合もありますが、土石流などの激流や浸水したときに水没してしまうような地域での避難対策ですね。これらの策定が必要でしょうね。
 温暖化で今までの常識が通用しない気象現象が頻発しているのです。短時間記録的大雨の多いこと、多いこと、このことを考えただけでも今までの判断基準が通用しない可能性があるということでしょうね。

2013年10月13日
認知症の人による鉄道事故の損害賠償判決から思うこと

 少し前に愛知県の裁判所でしょね、認知症による俳諧で起こした事故に対して、損害賠償裁判をJR東海がおこし、その判決が報道されていました。いくつか疑問に思ったことをあげてみたいと思います。
 一つは、熱心に介護していた遺族にのみ賠償責任がおわされたこと。なら、介護しないでおくか、「閉じ込め」のどちらかの推奨判決であるということです。苦労して介護する方が損であるということね。「閉じ込め」ね、これ虐待ですよね。でも、何かあれば賠償ですと、介護するなら「閉じ込め」に限りますよね。介護を社会全体でしていこうという傾向を逆戻りさせる効果満点の判決ね。介護者の生活無視の判決ね。姨捨山が復活?
 二つ目は、踏切以外のところですと、簡単には線路に近づけないようにしているのが今の状況ですよね。俳諧は普通、道をうろうろかな。科学技術が進歩してきているので踏み切り及びその近傍での確認ができるようになってきているご時世だと思います。東京のあるタクシー会社では座席に置き忘れたスマートフォン程度の物でも検知できるシステムを開発したということですね。踏切の風景の基本部分は変化しないですね。年単位でもね。その中に不自然な物体を検知するようなシステムね。今までの障害物検知システムは赤外線ビーム利用でしたが、技術進歩で面での検知ができるようになってきています。横浜市でのJR東日本踏切での事故も、タクシーと同様のシステムがあれば防げた可能性が。
 なにせ、多人数の通行人の顔確認とかもできる時代ですよ。いくつかの映像での少しの違いが検知する技術が開発されているのですよ。この技術は、駅でのホームから線路への転落事故の時の検知にも使えますよ。ホーム上の人の位置は変化がすごいですが、線路上は列車か線路のみね、電車や電気機関車、その他の車両の種類はたいしたことはないはずですね。ホームドアの設置ができないなら、映像による検知ができるだけでも何割かは事故を減らすことができると思います。
 安全対策も頭を柔軟に使って、「これ?」とひらめいたものを試してみるのはどの業界でも必要かも。

2013年10月6日
安倍首相が「消費税8%」を決断

 10月1日に2014年4月1日より消費税を8%にすると記者会見で発表しました。この税収増を無駄遣いできると思う輩がいそうなので心配です。若者世代の将来の負担が増えないようにするために使ってほしいです。今の仕組みは負担先送りですからね。
 で、賃上げがどうのこうのという話がうるさいですね。賃上げをさせるには、国内での雇用の場を増やせばよいのですが、減少させてきたのがこのデフレを招いたと思うのです。工場の海外流失を放置してきたのはどこの国かな。まあ、アメリカに自動車の現地工場を作る羽目になったのはどうしてか。アメリカ国内での雇用を増やさせようという圧力ですね。日本でも同様に輸入によって失われた雇用という部分もありますが、海外製造業が日本で操業しやすかったでしょうか。
 また、工場立地で海外に負けない条件を提示できたのでしょうか。日本ではこの手の決断をして企業に補助金を出したら、訴えられましたからね。なぜ、工場誘致に海外は血眼になっているのか。多人数の雇用はやはり製造業の大規模工場が一番かな。雇用が増えれば、治安がよくなり、警察経費を減らせる。失業者が減れば、関係経費を減らせる。勤め人が増えれば、消費が増える。いろいろ景気によい影響があるからですよ。
 だから、海外企業も国内企業も日本に工場を作りたくなるような制度が必要なのです。日本は輸入が止まると国がこけます。輸出を一方的にできない国際情勢になってきています。輸入を減らす方法は外国企業にも国内企業も国内で製造してもらうことかな。輸出入のバランスとかありますが。
 鎖国時代の発想では今の国際社会では生きていけないですね。鎖国時代みたいな発想で国民を締め付けようとしているいくつかの国や集団がありますが、そのまねをしたら、日本はこけるよ。
 そして、若者世代が希望を持てる社会をつくるにはどうすればよいかを先送りしないでください。先送りしないためには「財政均衡」は最低限の条件の一つだと思います。

2013年9月29日
福島原発事故の真相?

 最近の地下水による汚染水問題の報道を見聞きしていると、事故の真相が浮かび上がってきているような感じがするのです。まあ、津波の想定とかもそうですが、貞観地震などからの指摘に対する対応とかも汚染水問題での対応とそっくりだと。「ケチ」、採算だけ考えているようで採算も考えていない。
 採算は「リスク」込みのはずだよね。「リスク」無視していることね。汚染水問題でも2011年には対策を考えていたが「先送り」。勝手に類推した理由は「地下水はそのうち涸れるかな」と思うのです。地下水や地質の専門家にも問い合わせていない感じ。地下水が涸れるのはどのようになったらかを全く考えずに「そのうち、止まるだろう」と「ケチ」で対策先送り。その結果、費用はうなぎ登りね。
 地下水対策をしていたら、地下水量はということは汚染水量は確実に減少していたと思います。汚染水貯蔵タンクの増設もぼちぼちで済み、溶接型にする余裕もできたかも。
 もっとも、事故すると、アメリカやソ連でどのような事態になったかから類推できなかったみたいですものね。以前にも書いたアメリカの事故の時に「日本人は現場従業員が優秀だから大丈夫」とかいっていましたが、帝国陸軍などと同様、上層部が足を引っ張った感じ。廃炉費用と事故による賠償や対策費の比較とかができないのかな。事故までいくと廃炉費用も急増することに気がつかなかったのかな。
 「計算ができる」というのと「量の感覚」とは違います。両方できる人もおれば、「量的感覚での類推比較」ができる人はそう多くはないと思うのです。フランス等で発展してきた数学は「量的感覚」が必要だと思います。日本の和算は計算力が大きな比重を占めていると思います。経営者や国会議員や官僚とかは「量的感覚」絶対必要だと思います。
 真相、勝手に思うことは「ケチ」で「量的感覚なし」で目先の費用ばかり気にしていたためかな。

2013年9月22日
1億玉砕の意味のわからない面々とそれを拝みにいく面々

 いつもはニュースなどから書き始めますが、今回は時期外れ?かな。あの大戦の時に「1億玉砕」とかほざいていたのは誰なのかな。国民に対しては少し出世し損なったあたりかも。でも、大本は当時の中枢でしょうね。特に硫黄島の玉砕などを考えるとね。そう、硫黄島、アッツ島、サイパン島、などなど。実質玉砕をあげるときりがないですね。ノモンハンも入るかも。沖縄も玉砕の同等ですね。
 あげくが「1億玉砕」、なにを守るといって始めた戦争なのかな。「1億玉砕」になると、単に戦争したいから戦争を始めたとしか考えられないですよ。「国体護持」が最大目的みたいにいっていましたが、1億の国民が居ての「国体」ですね。その国民がすべて死んでしまうことが「玉砕」ですよね。???です。単に日本を破壊したとしか思えないです。
 その連中を拝みに行くということは「1億玉砕」の意味がわかっていない面々を思います。硫黄島などの玉砕がなく「降伏」で多くの将兵が生存していたら、まだ、「スローガン」的といえるのですが、実際は「全滅」ですよね。そうすると、「1億玉砕」はスローガンではなく・・・と思ってしまいます。
 実際に行っている行動と言動のずれに気がつかない面々、東京電力や原子力村にも多数居るようです。そして、その場しのぎで事を済ませようとする。根底がドケチ。だから、失敗の上塗りをしている。もう、庶民は面倒見切れなくなってきています。
 アメリカでの原発事故の時、「日本では起こらない。係員が優秀だし・・・」といってましたよね。実際、事故が起こってしまった後の緊急対応はアメリカの方がよかったみたい。まあ、「1億玉砕」の意味もわからない面々より、トップの質が違うからかな。ソ連の原発事故もあったのに、原発事故が起こったら、後始末費用が天文学的になるということが想像できなかあのでしょうね。未だに原発事故の被災者の感情を逆撫でしても気がつかないですね。

2013年9月15日
オリンピックとノーベル賞、似ているところがありますね

 2020年に開催予定のオリンピックに東京が選ばれましたね。いろいろいっている人がごちゃごちゃいますが、つつがなくできるようにできればと思います。オリンピックに来られた方に日本体験、「関東大震災」などがないことを。住み続けるものにとって、日本では地震は逃げられないものと思います。
 本題ね。国際連合は第二次世界大戦の時の連合国が相談して「国際条約」として設立されたものですね。国際連盟の失敗を教訓にしてですね。武力行使もできる国際機関としてです。そのほか、多くの国際機関が条約として設立されていますね。
 ところで、オリンピックというのは国際連合みたいなはっきりした国際条約ではなく、どちらかというと「私的」という感じがします。でも、ナチスのベルリン大会等ですでに「国家威信」に利用されていますね。IOC委員数の国家間のアンバランスは設立の経緯が影響しているようですね。後は「外交力」かな。
 だから、ロサンゼルス大会の頃は開催引き受けがなくなってきていました。「アマプロ」の垣根の低下と企業からの資金を取り込んだユベロス氏の手腕とかで「儲かる」になったのかな。で、今回のような招致合戦が起こるようになったようですね。
 ノーベル賞はその通り、アルフレッド。ノーベルの遺言による学術賞ですね。本来はスエーデンとは関係ないはずですが、授賞式等で政府や市当局が積極的に関与しているみたいです。もともとは、国や国際機関とは無関係に始まったもので、国や国際機関が受賞者選考には関与していないし、できないようになっていることです。
 似ているのは、設立に国とかが関わらずに世界的な価値を持ってきたということかな。ノーベル賞はノーベル財団の価値観で受賞者を決めています。ですから、平和賞や文学賞でちょいちょいごちゃごちゃしていますね。国家間のしがらみがないからですね。
 日本もオリンピックやノーベル賞みたいな世界に通用して、独創的で価値あるといわれる制度というか仕組みや行事や大会とかを創造できるようになるといいですね。

2013年9月8日
福島原発での汚染水問題から見えてくるもの  想像力の欠如

 汚染水タンクからの汚染水漏洩とかがあったのですが、汚染水の発生源は冷却用に使用した分も含まれるかもとは思うのですが、大部分が地下水だったとは。このことについては部外者にはわからないですね。報道であったのかもしれないですが、地下水と言い始めたのは最近になってからかな。地下水は水脈があれば、雨が降るたびに止めどもなく流れ続けるのが普通だと思うのですけどね。
 普通の感覚だったら、流入を、総敷地内への流入をいかに防ぐべきかをもっと前から考えて取り組むものみたいな気がします。その昔、地下水の水脈を地下鉄(阪急京都線)工事で切断されて、苔が枯れた寺院があったとか。地下水も長い年月同じところを流れ続けるようですね。ナイル川ですと、見えている流れの水量の何倍もが地下水になっているともいわれています。
 冷却用に注入した水量と比較したら、初期に気がついてしかるべきだと思うのです。そして、大外での流入防止策をね。ただ、水脈の厚さが大きいと今回考えている方法ですと、下をくぐり抜けてきそうです。汚染水処理対策も大切ですが、地下水が流入して汚染水になっていると確認できたときから、どうして、地下水対策をしていなかったのかな。確認がもし最近なら、今まで何をしていたのかな。
 巨大地震についての指摘があり、スマトラ沖の巨大地震があっても、考えが回らなかったのか。単に「ケチ」なことを考えたのか。汚染水対策でも同時にできることは可能な限り同時にしておけばと思うのですが、そこまでは思いつかなかったのでしょうね。地下水は流れ続けるということをね。想像力の欠如ですよ。
 「風が吹けば桶屋が儲かる」というたとえ話的想像力も欠如しているのでしょうね。

2013年9月1日
学力テストの順位競争で失うもの、学力

 文部科学省の全国一斉学力テストの結果が出ましたね。その巷の反応をニュースでみていると、あの昭和の大失敗させられた学力テストの失敗させた方の亡霊を見る思いを抱きました。はっきり言って「順位で何があるの?」。まあ、よい方がちょっとだけましかなとも思いたいのですが・・・。
 世界的に見ても、ある程度豊かになってくると、競争というか順位付けでは学習から逃げてしまうのがでやすくなるようですね。それと、この順位には人間性の評価が全く出てこないですよ。どこかの国の金の亡者みたいにあっちが儲かりそうだと思うと雪崩を打って向かい、こっちと思えばドドッとね。それと同じでじっくり育てるとかがなくなって「ともかく得点がとれればよい」だけの人間を育てることになりませんか。
 あの昭和の学力テストの時、優秀だった県から人材が輩出したという話は聞きませんね。並でしょうね。普通の児童生徒は「順位で評価」が普通と思い込むかも。評価してから並べてみたら順位はでますが、そのときの基準は? 価値観は? という大切な部分が抜け落ちたまま比べることになるのでは。
 ノーベル賞の価値観は「人類の幸せにどう貢献したか」だとノベール賞受賞者の野依良治氏が母校での講演で述べられたいました。受賞理由のなかに「優秀」とかの言葉は全くないとね。中国や韓国からノーベル賞受賞者が出にくい理由かも。日本もでが科挙の伝統、暗記試験の順位での評価の伝統とはほど遠いと思います。ということは、日本で暗記による順位付けから抜けていたところがあったのかも。
 小柴氏は東大理学部物理学科をビリ卒らしいですね。田中耕一氏は東北大学で留年したらしいですね。下村博士は俗にいう秀才ではないですね。益川氏も逸話を持っていますね。そして、どなたも、俗にいう順位競争はせずに自分の信ずる道をというか、努力されてきたということだと思います。いかに自身の力を伸ばしてきたかということです。そして、「これだけしたら十分」というのはないでしょうね。各自いろいろだと思います。学力テストの範囲は、ある意味必要最小限かも。順位や平均点とかが簡単にでるのは、よくて必要最小限のことだけかも。真の学力評価なんてできないのでは。
  だから、学力テストの順位は学力テストの順位であって、その人の能力の一面しか評価していないのと同様に都道府県の順位も学校順位も単に一面だけね。児童生徒の学力全般や諸能力の向上に取り組んで、よかったら儲けもの程度でしょうね。それより、生涯を通して活躍できる力をつけさせるため、その一部を担う学力についての全国調査が目的であって、順位付けはおまけでもなく、完全に目的外のはず。アメリカでは学校間競争、イギリスもかな、で、学力が低下したという報告もあります。

2013年8月25日
どこか抜けている日本

 TPP交渉も本格的に交渉参加できましたが、出遅れは取り戻せないかも。なぜ、最初の頃から参加して自国の主張をしなかったか。もう国際交渉を何回してきたのでしょうね。いつまでも、引きこもりでは通用しないと思うのです。
 消費税ですが、これ欧米が先行導入ですね。理由は直接税中心だと金持ちが逃げ出すからかな。ヨーロッパではスイスが有名ですね。ハリー・ポッターの翻訳者はスイスにいってましたが、税が理由かな。寝ぼけたことをいう政治家が多い日本。どうして、企業が海外進出するのかな。税も原因の一つでは。
 消費税導入の時、「送り状」を導入するのを見送らせたのはどこの誰かな。これ、事務が繁雑と言うより、脱税がやりにくくなるためでは。私はこのように思っています。「送り状」ですが、これだけコンピューター化が進んだ現在ですと、たいした手間ではないはずです。これを使って増税前後での納入価格の比較など容易いはずですから、中小零細いじめを見つけやすくなると思います。前後の期間は場合によったら4〜5年程度でも見れると思います。ビッグデータ解析とか言っている時代ですよ。できないはずはないと、行う気があるかどうかです。脱税しているところが導入反対でしょうね。
 国会議員定数とかでも、今の不勉強議員でしたら、衆議院100人でも多いですよ。でもね、文殊の知恵とかがあるので、人口比で数百人以上は必要かな。少なすぎると少数意見が無視される。全会一致は物事が決まらない。原発事故はいくつかの要因が重なったのだと思いますが、決断すべき時に他者の顔色をうかがうということになったのかな。物事が決まらない原因に「空気を読む」とかがあるのかな。時には雰囲気を無視してでもいうときもあるはずね。昭和天皇の玉音放送も時の軍部の顔色を無視することでできたのだと思います。
 今の衆議院小選挙区議員選挙、首長選挙などで必要な改革は「決選投票」の導入ね。または、有権者数過半数以上とかを当選条件にすることです。消極的選択であっても当選には有効投票の過半数の得票はほしいですよ。この矛盾、「投票数の半数も獲得していないのに当選」を少しは和らげる働きがあった比例区を減らしている日本。死票大量生産でも何とも思わない無神経。そりゃ、官僚に使われますよ。全予算に占める割合から考えると議員数削減より、質の向上を。

2013年8月18日
太平洋戦争開始決定とTPP交渉参加についてのゴタゴタに見る類似点

 私の考える類似点の一つは「情報収集と分析力のなさ」と「想像力の欠如」と「決断力のなさ」などかな。個人の優柔不断は責任はその個人にいきますので、そうたいしたことではないかもしれないですが、国家としては、重大なことになります。組織としても、東京電力みたいなことになるわけですね。はい、決めつけています。ポツダム宣言受諾においてイタリアが負け、ドイツはベルリンまで地上軍が進出してしまっていても、沖縄戦のことがあっても、「国体が」とか喚いて決断できなかったですね。ドイツは狂信者集団が支配していました。だから、戦後、あのような状況にならないように徹底して取り組んできているのです。
 日本はエリート官僚が支配していましたね。軍事官僚もエリートで狂信者でなかったはずなのに情勢を考えることができなかった。それは開戦の時にもいえるのでは。その延長線上に「TPP交渉参加」を巡るゴタゴタでもいえるのでは。ニュース解説者にもね。狭い身内だけの情報と論理で行動しているというのね。どうも、御近所の国もやばそうね。この点でなかが良さそうなのです。村の水争いみたいなことをしていますね。
 そして、昭和天皇に死の覚悟をさせた者を拝みにいく者どもの意識がよく解らないです。天皇は企画、実行を指示はしていないですよ。大日本帝国憲法上出来ないことになっていたと。すべて当時の軍事官僚などの責任なのに責任を背負おうとした昭和天皇、そのお気持ちを理解できない輩が多い日本かな。責任の所在や交渉状況などから判断できない日本。TPPは今は交渉ですね。でも、妥結後の参加は交渉ではないですよ。あちらのできている枠組みを飲むかどうかにあるということをね。EPA(経済連携協定)などでの世界の方向性を考えたら、交渉に早いこと参加しておけばと思います。それと同じこと。外国は最初は吹っかけてくるはずだよ。
 政府官僚はそのプロのはずですけどね。東京地区の国際空港で、成田のつくった大きな理由がこの地区の航空管制権の問題だったはず。最近、相当日本側に管制権が返還されたはずだよ。で、羽田からの発着に余裕ができたので、国際線を羽田からとね。国際交渉がまともにできない伝統かな。
 アメリカではアップルのスマホなど全く新しい分野への開発力もあるのですが、フォードなどは「開発力をなくした」からね。だから、軽四規格でいちゃもんをつけるわけですよ。開発すりゃよいのに開発力なくしたからね、いちゃもん。アメ車のおおきなのを購入できるように国土を広げようとしたのを潰したのはアメリカですね。でも、近隣諸国民には耐えられないことですが。近隣諸国での日本軍の行為での問題は日本は日本の意思で止めることもできましたが、近隣諸国の意思では被害を防ぐことはできなかったですね。空襲被害も早期におさめることは当時の政府の決断でできたはずです。決断できなかったのですね。
 総合的に判断するということがほとんどできていないのが日本かな。これだけできない国も珍しいと思います。 

2013年8月11日
気象庁の緊急地震警報誤報事件から思うケチな政府の体質

 8月8日夕刻に緊急地震警報が出ましたが地震なしに近い状態でしたね。二つの地震計が反応してということだったのですが、この二つ、結構遠距離ですね。南海地震や東南海地震がいわれている地域ですのにです。もう少し密に配置するべき地域だと思うのですが、予算がないのでしょうね。
 少ない予算でやり繰りしている圧力団体を持たない省庁の悲劇かな。間に一つあれば出なかった地震警報ですよ。運も悪すぎましたが、逆に片一方が故障していれば見逃しですよ。実際、片方はデータ送信が中断していて再開したときのノイズだったとね。もし、この中断中に地震が起こっていたら、大惨事ですね。もう一つあれば、緊急警報が出せて、被害の相当部分を防げる可能性が高くなると思うのです。
 気象庁を応援するような圧力団体は聞かないですね。厚生労働省の中では、感染症予防の研究機関もかな。アメリカに比べて貧弱ですね。研究者や職員の頑張りでなんとか持っているのかな。文部科学省も圧力団体の支援のない部門が多いみたい。スパコンで表面化しましたね。
 なにか必要なところに予算が回らず、スリムにでき、且つ、運用とかで経費節減ができるようなところが放置されているのが日本かな。場合によると、「無駄」そのものに予算をつけているのかも。だから、必要なところに予算が回らない。

2013年8月4日
歴史の検証のためには価値観の再検証を

 「歴史の検証」とかありますけど、誰がするのでしょうか。そして、一番の問題はどのような価値観でもってするのでしょうか。そのほかでも、何かの問題について判断するときも「価値観の問題」というのに突き当たります。
 教育の世界では、やはり「科挙」の歴史を誇る国々では「記憶力」に重きを置いているようですね。「記憶力」を適当に扱っていると思えるある国の入試は東アジア諸国から見たら「杜撰」かも。
 過去の出来事でもどう見るのか。日本の天皇制を潰しかけた戦争を起こした大悪人と見るのか、国を守ろうとしたと見るのか。当時の状況を考えると、勝手に「戦争」「戦争」と叫んで、自滅に突っ込んで行ったと思える戦争を「祖国防衛」と考える人もいるようです。天皇の顔をゆがめるような式典を平気でおこなう人々ね。
 伊藤博文暗殺でも、あれで日本の右翼が思う存分活動できるようになったと見るか、伊藤も右翼の一人と見るかでその評価が変わってきます。
 TPP交渉参加とかで農業分野ですけど、参加以前に潰されてきていると見るのか、まだ持っていると見るのかですね。でも、「後継者が出ないということ」で自滅してきていると考えるのは妥当では。「農業はしたくない」の表明が「後を継がない」かな。だれが、このような農業にしたのか、全農と農林水産省はよ〜く考えてね。後を継いでいるようでも、「兼業できるから」も実質「後を継がない」と同じかな。兼業の働き先をどう確保するの、TPP参加が必要かも。
 一つの価値観を押しつけようとして、テロだらけの国が結構ありますね。その価値観から見ると、他の価値観での歴史の検証は受け入れないでしょうね。
 「4000年賄賂の歴史」の国も苦労しているようですが、日本が助け船をまた出すことになりそうです。 

2013年7月28日
伊藤博文が暗殺されて被った東アジアの被害

 伊藤博文は積極的には行動していないようですが、日本の右翼急進派を押さえる方向であったと思うのです。関東大震災の時、デマを流して朝鮮の方々を虐殺した帝国陸軍の某将校はうやむやのうちに満州に、そして満州事変の原因をつくっていったらしいのです。伊藤博文が生きていたら、このアホを別の処遇にしていたかも。朝鮮併合も暗殺されてすぐですね。右翼は切っ掛けを待っていたのかな。伊藤博文が生きていたら、併合できないとも思っていたかも。数少ない海外事情もわかった元老であった伊藤博文。後の日本を見れば、状況はわかると思うのですけどね。大久保や木戸、伊藤などが苦心して育てた日本を潰していっている状況がね。その自滅での過程で韓国併合や満州国などが出てきたと思うのです。
 今回の参議院選挙で多数を当選させた政党の論調もこれらと同様に恐ろしいものを感じています。日本を自滅に導きながら、素知らぬ顔の面々。それと同類の面々の一つが東京電力かな。したことの反省ができないと言うこと。それは日露戦争の戦後処理の時にすでにあらわれています。このときは伊藤博文は生きてましたか。でも、軍関係には影響力は限られますよね。軍が勇ましいことばかり言うようになっていって自滅ですよ。今の日本も改革には目を瞑ったままになりそうな政党が与党ですからね。どうして、日本の農業は産業としての魅力を失い、後継者が出なくなったのかという問いかけがないですね。
 あの当時と同じような感じで対外交渉をせずに「ああだ、こうだ」とか言って国内で議論もせず、何となくその時の空気で押し流されるように決断することなく、ずるずる決まっていきそうですね。朝鮮併合は伊藤博文が暗殺されたことを切っ掛けにずるずると進んだのかも。そして、「創氏改名」「韓国朝鮮語禁止」「皇民化教育」も対して日本国内では効果とか考えることなく、実行に移されたという感じもするのです。どちらがそのついでかはわかりませんが、「戦争」「戦争」「戦争」と敵愾心を煽る勢力がさらに日本国内を席巻していった感じですね。「なにも考えない」という悪習は今も健在です。
 普通に育てられた女性がるんるんで売春婦になりますか。特に儒教教育に埋没していた韓国でも、日本同様普通の家庭の娘さんがです。経済的事情で親のため、家のためとか、などです。「サンダカン八番娼館望郷」では兄に騙されてですよ。そして、実家には戻れなかったですよ。軍を背景にしたら、脅迫的な脅しをしなくても、当時の状況では「自発的」は考えられないですよ。一種の脅迫状態でおとしめられていたと考えても間違っていないと思います。日本の政治家はど助平が多いのですね。
 大体から「離婚後300日規定」、女性は離婚後300日は婚姻届が出せないというのも、同様かな。離婚間際まで子作りに励みますか。助平男は離婚まではしたいでしょうからね。今の国会議員も同様なのか助平が多いということかな。大体から、他人も自分と同じ発想だと思い込みやすいのかな。ところが、違う考え方には耳も貸さない。どっかの宗教で違う価値観否定に躍起になっているのがありますね。

2013年7月21日
参議院選挙運動について

 参議院選挙からネット利用が解禁されましたね。解禁されたといっても政党や候補者が自身のホームページやブログなどで更新ができるとか、いろいろできるようになったけどキツイ制限付きでした。ついぞ、ネット上で見て回らなかったです。
 その理由は、今までの政党や候補者、議員などの発言や過去の行状、討論会や国会などでの論戦でピント外れで適度にごねて時間を空費させて、適度なとこで適当に採決させてきた実績がものをいっていると思っています。
 「討論ができない」というのは酷いですね。まずは「話を聞かない」、聞いていないから「わかるように発言しない」とか。国会などでは質問は事前が普通らしいので議場で「聞かない」「見ない」「言わない」でもできるのかな。
 それはそうと、TPPで農業生産が3兆円ほど減少しそうだと農林水産省が試算しましたね。ところが、TPP交渉以前の開放とは関係ないときに日本の農業は3兆円ほど生産額が減少していたというのです。この原因は既得権益を守るための農業規制によって、意欲ある農業後継者が出てこなくなり、農家が自主廃業していったためでしょうね。
 自主廃業はあっても良いのですが、「発展的廃業」他の産業に従事し、農地は意欲ある農家が引き継いで利用するのなら非常によいのですが、現実は休耕田や放棄農地ですね。どうしておこるのかというと、「議論できない→考えない→調べるわけないだろうが→惰性が楽→他の産業に就業する方が働きがいがある」で子に農業を継がせる気なしで、同居さえしてくれればと、米なら兼業もできるしかな。ところが、親元を離れるということで、農村集落の高齢化ですよね。
 TPP反対とか叫んでいても、TPP以前に農村集落崩壊が起こっているのに具体的対策なし。全国は広いので活性化しようとしているところの事例をあげながら、具体策をいくつか示して欲しいですが、だるい選挙戦でしたね。結果の報道機関の予測通りにかな。

2013年7月14日
箱物安全神話

 最近の原子力発電所の安全規制とかの報道を見聞きしていると「箱物安全神話」という言葉をつくりました。「箱物行政」ね、文化会館は作るけど運営については考えていないなどね。緊急時司令所があったらよいのですかね。福島の最大の原因は、事故検証報告書で触れていない「安全のための装置が使えなかった」というのと「何時どのように使うかが判らなかった」というのと「廃炉もったいない」でしょうね。
 安全訓練が「図上訓練」程度であったというのが問題かな。鉄道は止めれたら、取り敢えずよし。ただ、昔の北陸トンネルでの列車火災では逆効果に、その後、あのようなときはトンネルを抜けろ。飛行機は着陸しかないですね。自動車もともかく停止が。まあ、止めてたらセーフというのは多いので、ATSとかの有効性が高くなるのでしょう。
 ところが、原子炉は最終的に安全というのは「核燃料を取り出した後」だけですよね。だから、最悪時訓練をどこまで実際に近い状態で継続的におこなうかということ、惰性ではなく真剣にね。していたら、福島の事故はなかったのではと思います。40年ほど前にできた原子炉でしたが、報道から推定すると安全装置は十分あったような気がします。結局、使えなかった。どうしてか。「想定外の今回のような地震はない。」と思い込んでまじめに訓練をしていなかったからか。チリやスマトラ沖での巨大地震があったのに想定できなかった「貧困なる精神」が問題でしょうね。
 各所でおこなわれる避難訓練の骨抜きなこと。津波避難訓練は今は参加された方は真剣ですが、いつまで続くのか。継続させるためにはまずは学校での避難訓練で児童生徒への意識を高めることからが必要で、成功していた学校の児童生徒は高台に素早く避難していましたね。あと10年もしたら、ふぬけになっているかもしれないです。箱物安全神話はこのような危険性をはらんでいると思います。
 福島第一原発の所長だった吉田氏が亡くなりましたね。洗いざらい話をしてからにしてほしかったです。もっと長生きして欲しかったと思います。上司とかのことを思ってしゃべらずに亡くなっていく方の多い社会日本かな。
 選挙ですから、各政党を集めた討論会形式みたいな番組が多いですね。政党を代表して出てきているのに「統計とは何か」や「政策の実行方法というか手順」とか「海外の事例」とかがわかって議論しているとは思えないのです。議員の皆さん、「身を切る」思いで勉強して下さい。「歴史認識」もです。「陛下万歳」とかいいながら陛下の顔をゆがめさせていた会合もありましたからね。
 統計ですけど、「統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 ...」という良い本がありますので入門書として議員さん方はもう読んでいらっしゃるでしょうね。「物価上昇率」なんてサンプルの取り方で大きく変わりますよ。全数調査しない限り統計は「サンプル調査」なので設定次第で嘘ばっかりにできることを頭のどこかに残しておいて下さい。「全数調査」でも調査項目設定次第ですよ。

2013年7月7日
農産物、鉱物資源などや日本以外の国の消費財などは結構消費地生産のようですね。

 農産物は生産に農地が必要ですから、農地のあるところで生産されますね。オランダは凄いですね、輸出額世界一。小さな国ですよ。どのように農地を使っているのでしょうね。日本みたいに惰性的にはしていないのでは。惰性に慣れた人に対して「改革派」は邪魔でしかないですからね。妨害する対象かな。抵抗勢力ね。「皆で潰れれば怖くない」とかね。ここの「皆」は世界ではなく日本だけね。鉱物資源は資源のあるところでしか採掘できないですね。
 消費財ですが、衣料、家電など適地生産もありますが、自動車などは消費地生産に代わってきつつありますね。あるいは自由貿易協定を結んでいる地域内からかな。ドイツの小型車生産はEU内の東ヨーロッパに移ったようです。ドイツはEUの中心的存在として、「貿易」を使ってマルク高、ユーロ高対策を日本より上手にしていたようです。日本は閉鎖社会のまま、きてしまったようですが、ここに来て「開国」、意識の開国を迫られているようです。
 外資企業をどう受け入れるかですかな。価値観が違うのは当たり前、どの程度で妥協していくか、これは外資企業側にも日本側も考えることでしょうね。しっかり、日本に根付いている企業もあるのですからできないということはないと思います。それをもっと広げて日本で消費する分は日本で生産にできれば、雇用も増えるでしょうね。今の世界の情勢は適地生産、消費地生産とかになっていくのかな。加工貿易で国を支えるには非常に高い技術力とかの要素がないとできない時代に突入していくのかも。

2013年7月2日
日本の農業の問題点

 Yahooにニュースを読んでいて、北海道十勝地方の畜産(乳牛の方ね)農家についてが出ていました。北海道最大級の経営規模だそうです。ところが、小さな島国のニュージーランドと比べると不利というのか、乳価で負けるとか。これがアメリカの大規模乳牛農家との比較なら、そうとも思うのですが、相手は小さな島国。どうしてでしょうか。
 この格差はどこからくるのでしょうか。そこに日本の農業の問題点の縮図があるような気がしました。農業輸出額トップはアメリカではなくオランダというのです。そばにはフランスという農業大国もあります。日本はある意味、アジアの爆食地域のそばにあるのに、高コストで高品質にもかかわらず輸出もしない引きこもりの農業。若者に引きこもり傾向が出てきているのも農業政策による影響かな。
 TPPで何かつべこべ言っている全農さん、ここまで引きこもり農業にしてきたツケが、近隣の爆食地域への輸出とかも目指さない現状さえ維持できればという後ろ向きの農業者の集団になってしまったことへの反省と今後への指針とかを示して欲しいですね。国内の元気な農家や農業法人がどうして、農協抜きで農業をしていこうとしているのか。その要因を探って、農協を通す方が有利になるような組織改革をする必要があると思います。でないと、農業鎖国でも日本の農業は潰れますよ。

2013年6月25日
ブラック企業で思うこと

 ブラック企業はいろいろあると思います。しっかり調べてください。で、ブラック企業の中に「長時間労働」というのも含まれていると思います。労働法とかが意味をなしていない国では酷いところが多いですね。日本は?
 発想を変えて、長時間労働と決別をして、業績を上げている企業は沢山ありますね。「長時間労働」というのは「同一的発想による競争」の場合に起こるのでは。中にはそうでない企業もあるみたいですけど、「競業企業」の多いところで起こりやすいみたいですね。
 ただ、日本の場合は競業がなくても起こる危険性を秘めていると思います。学校スポーツでの意味のない長時間練習、特に「非行防止のための部活」かな。朝から晩まで拘束して疲れさせてというパターン。目的は競技能力の向上ではなく「拘束」。そして、村社会の「世間の目」、これは野良に出て作業をしているというのを「働いている」とし、雨戸を閉めて、遅くまで寝ているのを「サボっている」と非難していた感覚ですね。
 「皆と同じ」というのですけど、この「皆」というのも問題ですね。自分と同じような発想の企業かな。固定観念(思い込み)に縛られて、労働効率を低下させているのがブラック企業かも。
 東京都議会議員選挙、開票の結果は自民公明の完勝みたいなものですね。あれだけ、民主党が「完全野党」に成り下がった様子が見せつけられ、維新の会は橋下代表の時期をわきまえない発言などがあれば、自民公明か共産党でしょうね。国会議員の数より「国会議員にふさわしい」候補を選べることができるように各政党は頑張ってください。国会議員にふさわしい人物でなかったら、税金の無駄遣いそのものになると思います。

2013年6月16日
大学入試用の新テスト構想で思うこと

 なにか大学入試センター試験に代わる新しい試験を導入しようかという話が出てきていますね。で、今の大学入試センター試験での一番の問題点は得点を「基準点方式」ではなく、「普通の競争試験扱い」にしたことにあると思います。そして、1月に1回だけとか、などなどがありますけど、問題としては「良問」のやまですね、択一式にしてはです。新しいのは「到達度」方式とかいっていますが、すべての大学に守らせることができるのか。「競争試験的」には使わせないこと。それ以前に「高校卒業レベル」とはどの程度なのでしょうね。ですから、当然「大学卒業レベル」とかですね。最低水準をどう設定できるかが、回り回って入試に大きく影響すると思います。
 「教育とは何か」、他の子と競争して1点でも多く取れればよいですか。では、筑波大学付属駒場高等学校や灘高等学校などの生徒と単純に競争して上回れる生徒はそう多くはないでしょうね。校内でのこの手の競争は「諦め」と「手抜き」で意味のない競争になってますよ。「平均点あったもの」とかテスト後、堂々と言っているのは「その学校での平均点程度までしか勉強しないよ」と宣言しているようなものではないでしょうか。後追いがこのような状態では上位者は楽ですよね。多くの学校で意味のある学習がなくなってきているようです。
 日本経済新聞に一橋大学も「就活」や「学習指導」で手を焼くようになった様子が、東京大学での「指示待ち族」増加の話もありますね。まあ、「様子見」は必要なことがあると思いますが、どのくらいの期間、どの程度まで様子見するかの決断もできないような感じを受けました。「自発的に」考え、熱心にいろいろな活動に取り組んでいる学生の割合が減ったきたから問題になるのでしょう。
 入試制度を「より精密に」や「より正確に」とかするより、少々アバウトでも「入学後」鍛える方式の方がよいのでは。当然、「留年」とか出てもよいではないですか。それより、「何もできないまま卒業」させるより、よいと思います。優秀な学生を育てるには「優秀な親」(この優秀というのはどのような意味でしょうね。)が必要ですよ。子どもの足を引っ張らない優秀な親がね。
 「親の思うとおりにさせる」は「見えない虐待」かな。見えない虐待被害に遭っている子どもは多いですよ。もう、「アバウト、アバウト」でね。ただ、子どもは大人の背中を見て育ちますので、このことを踏まえた「アバウト」ね。単純バカ的アバウトは子どもにとっては悲劇だと思います。

2013年6月9日
寝ぼけた成長戦略

 最近、またかという感じばかりですみません。第二次世界大戦前夜のやばい状況とだんだん感じが似てきているように感じています。「日本滅亡」への道かな。
 先週、5日に安倍首相が寝ぼけた成長戦略を講演会でしたか、発表しましたね。直後からの株価大暴落、塩漬けの漬け物が発生しました。抵抗勢力の問題でしょうが、「自滅」を目指しているのでしょうか。
 ジリ貧の筆頭格の農業。後継者がなかなか出ないですね。農協もジリジリでは。今までの農政の悪さとかも含めての改革に触れていたら変わっていたかも。自分で自分の首を絞めているような規制も沢山あるようですね、農業は。
 医薬品のネット販売の問題でも日本の薬害の根本を考えると別の規制が必要と思われるのです。対面販売や処方箋による販売での取り組みですね。また、副作用が全くないという医薬品はないはずです。食物アレルギーでのことなどから考えると「避ける」というのと「もし副作用で害が出たとき」の取り組みができていないのが日本の実状では。このあたりの規制緩和と対策の強化もなし。
 企業誘致での補助金や法人税減税とかは海外では早くから実施されていましたね。周回遅れどころかもう一周ぐらい遅れているのが日本かな。そのあたりの対策をいくつか、ひとつでも触れていたら変わっていたでしょうね。過去の政権と変わりなしと思われ出したのかもしれないですね。
 来月の参議院選挙で抵抗勢力の顔色ばかりを窺うような政策をしていると、前回の二の舞、「参議院過半数割れのまま。」という事態も考えられなくないですね。
 円は、財政健全化先送りが鮮明になったと取られたら、国債暴落を切っ掛けに円暴落というシナリオに行くかも。皆さん、円高のうちに外貨に切り替えましょうね。あるいは少しは外貨を持ちましょう。ギリシャは財政破綻しましたが、ドイツのお陰でユーロの価値は保たれました。日本は?

2013年6月4日
構造改革を阻むもの

 安倍内閣の成長戦略の概要とかがぼちぼち出てきているみたい。日本経済新聞系のテレビで「規制緩和」かな、それの一例として「医薬品のネット販売」が取り上げられていました。薬害ですが、「薬害エイズ」ネット販売じゃないです。「血液凝固製剤薬害」ネット販売じゃないです。「・・薬害」とかで裁判沙汰になっているのは大抵「薬害大国日本」の通例の医薬品使用パターンです。ネットがこれらより危険という証明は全くないです。日本とは無知による不安の増幅が諸外国より異様に増幅されるようです。また、予防接種とかの副作用などへの対策がなっていないのも同根かも。
 農業でも「後継者不足」は保護政策下で起こっています。「成長性」を摘んできた既存勢力があるのです。他の産業より魅力ある産業にするのではなく、現状維持の縮小均衡を目指しているとしか思えない既存勢力、町の商店街もジリ貧の理由はいろいろあるようですが、その昔、ある市の商店街で「駐車場無料サービス」を提案した店主をよってたかって・・・して、認めなかったとか。郊外のショッピングセンター(いまより小規模ね)に客を取られたようです。「道の駅」は駐車場からできているようなもので、地域活性化に役にたっているところが沢山あるというのです。「その昔・・・」の時の既存勢力、新しいことへの挑戦をしたがらない抵抗勢力が問題なのでは。
 学校教育でも、スポーツの指導でも「経験」したことからはみ出ていこうとしない、考えない、調べない指導者は多いですよ。抵抗勢力になります。子どもを勉強好きにすればよいのですが、その「勉強好き」の中身が問題になります。「調べていない」例は政治家でもごろごろしていますので安部さん大変ですね。例えば、「だれが昭和天皇に死を覚悟させたのか。」、「どうして、昭和天皇に大日本帝国憲法違反の玉音放送をするところまで追い込まれたのか。」、このような状況に追い込んでしまっているのですから、陛下のことを思っていたのでしょうか、当時の指導者は。「織田信長は配下の略奪暴行を禁止していた。」というのです。当時の感覚では売春なんて認めていないのと同様です。それで、天下が取れたというのです。などなど、多面的に調べてみたほしい面々がたくさんいます。そのあたりが抵抗勢力になりやすいと思います。

2013年5月26日
植民地支配の方法からの考察

 詳しくは述べませんが、イギリスによるインドの支配ですが、どうも間接支配、インドの王族などを間に入れて、支配していたというのです。カーストやその他、インドの民衆を分断したりを近世になるほど強めたみたいですね。それで、現在の公用語がインドだけでも11だったかな。パキスタン、バングラデシュを含むとさらに多くなると思います。支配層に入れた部分には英語を使わせて・・・。で、今のインドで一番言語間の問題が起こりにくいのが皮肉なことに英語だと思います。言語紛争を日本は体験したことがないのと同じようなので判らないかも。ベルギーも言語紛争で苦労している国です。ある意味、国が大きすぎて、まとまっていなかったため植民地になってしまったのがインドという気がします。
 大分前になりますが、どこかの放送でカンボジアのことがありました。カンボジアでは小学校の低学年はカンボジアの言葉で、その後はフランス語もとだというのだったと思います。アフリカのフランス植民地での言葉についても「現地語」での教育もありますが、出世コースはフランス語ですかな。無知で慣習等での行き違いはあっても、民族性の否定はしていないですね、欧米は。
 日本の支配方法はどうもすべての面で「皇民化政策」ですかな。朝鮮・韓国語の否定、創氏改名などで民族を否定してきていたわけですね。故司馬遼太郎氏が「雑談 昭和への道」でいわれていた「1000年経ても忘れない」ことをしてきているのです。ですから、少々社会資本投資をしてこようが、日本でいう「天皇制廃止」を強制したのと同様のことをされてきたということを韓国・朝鮮の人々は1000年たっても忘れないと思います。
 アメリカがあの時、日本語廃止、天皇制廃止、靖国神社等国家神道禁止政策をもし実行していたら、どのように思われますか。すぐ、強い者にしっぽを振りやすい国民性の日本ですから、受け入れていたかも。その割に、こちらが強いと思ったら、図に乗りやすい国でもあったのです。
 国会議員、大臣、政党関係者などは変なことを口走らないでください。世界中の恥さらし者に日本をしないで下さい。

2013年5月19日
空虚な言葉で議論する国、日本

 いつもながら議論とか論戦とか聞いていると言葉が一人歩きをして、実感がこもっていないですね。司馬遼太郎氏の「雑談 昭和への道」に「空虚な軍人言葉」というのがありましたね。そう、東条英機などの演説と今の国会での演説や議論を聞いているとタイムスリップしてしまいそうなのです。ですから、見ておく必要を感じながら虚無感になりたくないということで避けます。家族は見ていますが、よく見れるなあという感じです。ですから、アベノミクスででてくるのは二番煎じや「じゃどうするの」(具体的方法提示なし)で空虚な言葉の羅列です。だから、「農業保護」などで説得できないというか農業を潰してきた団体相手に説得はできないか。何をしてきたかを判らせようとせず、威勢のよい言葉だらけです。威勢のよい言葉だらけなら北朝鮮も負けてはいませんね。違いは一応民主国家で国民が国を発展させてくれたところかな。
 年金改革とかでもそうですね。政府や官僚の言葉がむなしいだけなのです。「待機児童解消」も入っていますね。保育所に入りやすくなると希望書がさらに増えそうですね。表面的小手先改革がそこら中に充満して抜本改革ができなかったというのは多いですが、その原因も「空虚な言葉」にしがみついているからかも。薬害ですが、一番は医師が処方した医薬によるものだと思うのです。あるブログで患者名が違う検査結果をカルテに張ってあっても確認せず、処方されて酷い目にあった人とか。この人は10年ほど前らしいです。で、医者嫌いに。処方薬はネット販売できる薬品よりキツイですからね。最近世間がうるさくなってきても、対面説明はまともにされていないですね。飲み方など説明書きを見たら判るよ。それに加えて,処方の意味、副作用とかもしっかりと説明して欲しいですが、よくて飲み方だけかな。処方した意味が対面販売で一番大事だと思います。「対面販売」とかという言葉だけが一人歩きしているみたい。
 それと太平洋戦争中の帝国陸軍などの行為で「証拠を示せ」とか言っている人がいますね。あの満州の731部隊の敗戦時に徹底したのが「証拠隠滅」だから、「証拠隠滅」の証拠も残っていないですよね。強制労働で賃金を払っているはずだから、通帳を持ってきたら払うとか、通帳は誰が管理していたのだ?、敗戦のドサクサに処分しているから、被害者が持っているわけないのに「もってこい」。もっと、歴史を勉強しなさいよ。どうして、天皇陛下が靖国神社への参拝をしなくなったのかということも。天皇陛下の神社参拝は国事行為ではないから内閣が「助言と承認」という形の命令は出せないですね。国事行為にすると憲法違反になりますのでそれで「憲法改正」かな。
 橋下さん、「従軍慰安婦は強制ではないから、今の沖縄でも開設できる」と思っているからこっそりだったようですが威張っていったのかな。日本は凄いノウハウを持っていたことになります。いろいろ弁明していますが、根底は女性蔑視だと取ってしまいました。日本が外国から軽蔑されるから、しゃべらないでください。なにせ、「空虚な言葉」で実質意味を持たない言葉だと思ってしゃべったのでしょうね。そりゃ、アメリカも不愉快でしょう。世界を敵に回したあの時代に戻る気のようですね。

2013年5月12日
参議院環境委員長の解任決議のゴタゴタ

 参議院環境委員長の解任決議が5月9日に参議院本会議で可決されましたね。形式論で入り口?のことで本質を議論しない日本の特徴がよく出ているゴタゴタでした。今の安部政権の支持率がよいのは民主党3年ほどの政権当時との比較でかな。酷かったですね。学級委員長みたいな鳩ぽっぽ、知ったかぶりの・・、で野田さんが一番よかったですが、足の引っ張られまくりで良さを出せずに衆議院選挙で負けてしまいました。今回のゴタゴタの意味するところの考え方と事業仕分けで「2位ではダメなのですか」と啖呵を切った人の意識は同一かな。典型的な日本人でしたね。「村社会の引きこもり」の面々をよくあれだけ国会議員に選んだものですね。一票の格差なんて関係ないような田舎者ばかりだと思いました。ここでいっている「田舎者」とは狭い範囲の集団の思考パターンしか出来ない者という意味です。ですから、住所はどこでもいいのです。
 昔の農村での水争いなどの集落の利益さえあればよいという発想がグローバル化した現在の日本の国会で引き継がれているという無様を世界に見せつけましたね。それで、遂に1ドル100円の大台を突破できたとも考えられます。「歴史を直視」の意味の全くわかっていない総理大臣、天皇制を潰そうとしたのはあの開戦を決定した人々ですよ。政治に携わる者にとって数ヶ月先の予測もできないというのは情けないですね。同類が東京電力にもいたわけですね。議論して実質事項の決断ができなかった人々が。だから、歴史の直視の中には「日本的なあなあ」の問題点の検証も入ると思います。
 大日本帝国憲法でも天皇は政治には口差しができないですね。それをよいことにして、天皇の名で戦争を起こしたのは誰でしたかな。天皇に死を覚悟させたのは誰ですか。それで、天皇に犯罪者の汚名を着せたのは誰ですか。このように天皇に責任を押しつけた歴史を直視してください。無責任極まりない当時の政府を主導していたのは誰ですか。
 日本得意の「足の引っ張り合い」にはウンザリしています。なんとかならないでしょうか。

2013年5月5日
憲法改正の前にすること

 憲法改正論議が盛んになってきましたね。憲法はころころ変えるのものではないですが、どこかの宗教みたいに「永久不滅」みたいに扱うものでもないですね。時代に応じてどうしても必要な変化には対応する必要があります。
 ところで日本の場合、先の「大日本帝国憲法」をその規定に則って、今の「日本国憲法」に改憲せざるおえなかった経緯について、十分な反省、検証が全くないですね。明治の元勲達が精魂込めてつくった「大日本帝国憲法」を無視して、条項の拡大解釈をし、憲法の精神の通り、行政などに天皇が口出ししないことを逆手にとって、日本を潰すというか、国のことを省みないで戦争に突き進んでいったあの時代の検証と反省がないままです。昭和天皇に死を覚悟させた戦争、国体が潰れると簡単に類推できたはずの戦争に突き進んでいった行政機構(軍も官僚機構だよ)の発想やその精神状態などへの検証がないのです。
 議論をしても、核心部分からずれる日本、熟慮しての判断ではなく「流されて烏合の衆」になりやすい日本。だから、あの時の指導部の責任は日本を自分らの見栄の博打につかったということ、部下には必要な情報を収集することをよくないことと思い込ませ、無知状態にしたことなど、等々です。あのようにならないようにするにはどのようにすることが必要なのかが全く出てきていないのです。
 金融緩和でも、日本は世界のトップを走っていたのに、どうして市中にお金が回らなかったのか。この点で今回の異次元緩和でももうすぐボロが出てくるかも。多くの国が規制緩和で市場が拡大しましたね。日本は一部元気な企業によって引き出された規制緩和部分以外は失敗の部類に入るものが多いですね。どうして、そうなったのか議員は考えたことがあるのでしょうか。東京電力の体質はこのような日本の体質と同じだったようですね。事故の大切な情報はまだ出ていない気がします。戦争末期に敗戦受け入れの決断ができなかった内閣と同じように決断ができなかったのでしょうね。
 物事の本質を見極め、的確に判断するということへの取り組みが必要だと考えています。

2013年4月28日
歴史を学ぶ意義、歴史を考える意義「未来をみるため、未来を潰さないため。」

 また、春の例大祭とかで参拝がおこなわれましたね。個人の自由ですから、普通はどうでもいいですが、内閣のメンバーともなると事情は違ってくると思います。先の大戦で天皇陛下に「死の覚悟」をさせたのは誰ですか。先の大戦で多くの玉砕(はっきりって無駄死に)を日本の将兵に強いたのは誰ですか。近隣諸国や捕虜の扱いでBC級戦犯に多くの将兵を追いやったジュネーブ条約等を無視させた張本人は誰ですか。会議で決定できずに一部の暴走を止めることができずに戦争に突入を決めたのは誰ですか。等々。今の北朝鮮の指導部の方がマシでは。
 歴史の勉強は「出来事を覚える」とだけだと思ってはいないですか。「過去に眼を反らす者は未来に対しても見えなくなる。」というのが常識ですよ。東京電力の原発事故も同類では。事故の報を受けて「会議」、方針が決まらずもたもたしているうちに水素爆発、メルトダウン・・・。外野からの「海水注入」提言を「うるさい」と無視。第二次世界大戦突入と同様かな。あるいは柏崎の地震で甘く見ていた?とか。家電メーカーの衰退も「会議すれど決まらず」に行政の補助も同様だった。情報の無視とかも、あの帝国陸軍などはしっかり無視していましたからね。
 A級戦犯に該当した方々の施策で日本は焦土とかし、原爆まで落とされました。あれも、敗戦を認めたくないというプライドだけですかな。昭和天皇の実行力のみでしか終戦に持って行けなかった日本の行政機構、根本はそのままでは。例としては水俣病被害者救済について、「政治で決着」ができていないですよ。
 日本人もしたことは忘れやすいですが、されたことはよく覚えていますよね。外国もですよ。パレスチナ人は先祖が十字軍に殺されたことを覚えています。これはNHKの放送でみました。中国や韓国でも同様でしょうね。
 農業保護でも、その歴史の検証をしていないから、「自給率40%」や「後継者なし」になっていくのですよ。財政で「建設国債」と「赤字国債」を使い分ける詭弁を弄していますが、国民にとってはその時の税金をどこに使われたかというだけで「借金」には変わりはないですよ。これも、「歴史から学ぶ。」ということから目を背けてます。
 当時と同じような間違いを起こしかねない内閣かなという感じがするのです。戦争とかはないと思いますが、「歴史に学ばない」という意味においてです。

2013年4月21日
成長戦略?

 「単に課題を並べただけでは」と感じます。そう思うのは私だけでしょうか。研究資金問題、再生医療への実用化への規制緩和、成長産業への再就職をふやすなどなど、で、日本の成長産業はなになの?今、考慮に登っていない成長の目を育てるための戦略を期待したのですが、官僚の提言の寄せ集めみたいですね。
 選挙制度では「民主党何を考えているのだ」、まあ、他の野党もね。選挙区の区割り変更ができなかったから違憲状態になったのであって選挙制度の問題ではないですよ。区割り変更が頻繁に行えないのなら、「抜本改革?」をしても何年かしたら「違憲状態」になりますよ。「抜本改革」って簡単にできるのかな。簡単にできるのなら「区割り変更で取り敢えず違憲脱却」してから「抜本改革」をやったら。区割りの問題をなくす方法は全国一区の超大選挙区、参議院の全国区ね。これしかないですよ。国会議員を30〜50人減らしても今の国会の状況みていたら、官僚に使われて「無駄遣い」なんて減りませんよ。
 成長戦略に入れて欲しいのは、官僚とバックの団体の改革阻止の強力な部分の規制緩和が必要ですが、全く念頭にないみたいですね。この程度では、金融緩和での最悪シナリオ、「国債乱発によるハイパーインフレ」に行き着きそうです。今の景気は株高などが企業活動拡大の前に起こっているのです。企業活動が拡大したら株高になりますが、そうでないので「バブル」と同じ。まあ、企業活動拡大でもいろいろありますけど。地道に拡大して企業価値を高めた企業もあります。そのような企業を多数生むことができるようにですが、どうなることやら。
 「規制緩和」も「選挙制度」も入り口の議論で巡ってしまっているのが国会ですね。テレビの政策討論でも発言者の話を皆さんじっくり聞いていないですね。原発事故も、この手の入り口で議論がウロウロしている間に起こったのでは思います。
 アメリカの議員の質も低下してきている感じがしますが、日本はそれの何年も先を突っ走っている思いです。

2013年4月14日
風速と時速の関係からみる関連づけ能力

 最近は、温暖化の影響で大気がエネルギーをより多く持ってきたようですね。大気がエネルギーを持った例は、例えば「台風」かな。ですから、最近は「強風注意報」や「強風警報」、「暴風警報」などはよく出ているような気がします。竜巻注意情報は、最近頻発されるようになりましたね。
 ところで、強風によって起こる事故も増えてきていますね。風速20m/sとはどの程度なのでしょうか。簡単に実感できる危険な方法は時速72kmで走行しているトラックの荷台になにもつかまらずに立ち上がって貰えれば体験ですが、危険ですね。普通、トラックの荷台に人を乗せないのは風圧で飛ばされる危険性が高いからですね。
 そう、風の威力は凄いのですね。風速10m/sで時速36km、風速30m/sで時速108kmです。よほどの用事でもない限り家にいましょう。建物とかもこれだけの風圧を受けることになるので、鉄道も強風で「運休」するわけですね。時たま、飛ばされた列車がありましたが。瀬戸内海の本四架橋で暴風時に架橋を点検する車両を持っているそうですが、「重たい」などの風圧対策をしているそうです。
 風を甘く見ている典型が傘かな。ニュースでみていると「よくあんな状態」で傘をさしている人を見ますが、学習効果が無いようですね。最近は気象庁からの予報の精度が高くなってきているのに、風が強くなってから「家の補強」で屋根に登る人が絶えませんね。などなど、学校での評価に「記憶」以外の要素をもっともっと沢山入れて「関連づけ」や「学習効果が持続する」などにも重きを置いて欲しいです。
 13日にあった地震ですが、日本国中、どこでも何時でも起こる可能性のあるタイプの地震のようですね。東日本大震災の時の大地震は震源がある程度限られていますし、地震の規模で間隔が異なるようですね。マグニチュード9程度は1000年ぐらいかな。8前後は100年前後かな。日本はどこに住んでいても地震には注意が必要です。直下型は規模が小さくてもすぐ近くで起こるので揺れが大きくなりやすいですね。

2013年4月7日
災害の間隔

 東日本大震災から2年が経ちました。復興が進みつつあるところや手つかずのところまでいろいろありますね。
 ところで、今回は貞観地震以来の大地震といわれています。災害の規模はどの程度が最大なのでしょうね。最大なのは巨大隕石で地球が吹っ飛んでしまうような状況かな。これの対策は早く隕石を見つけて軌道修正ができるかどうかに懸かっています。太陽の異変は手のつけようがないと思います。
 で、もっと小さいのでは直径10km程度の隕石はぶつかれば、恐竜絶滅などと同等の災害ですね。方法は超巨大隕石と同様かな。もう少し小さいのは「破壊」も考えられますが、軌道修正が一番でしょう。早期に見つけることのできない隕石は運を天に任せましょう。天から降ってくるのはこれくらいにして、地球だけ?で起こっている災害について考えてみましょう。
 まずは気象現象による災害。これははっきりいって、毎年、そして、1年のうちに連続してということも考えられますし、今年の吹雪は同じような地域に何度きましたね。竜巻にしろ、豪雨にしろ、台風にしろ、何回でもということが起こりえます。そして、豪雨は降り続きます。理由は太陽からのエネルギーが今まで以上に大気に蓄えられる状況になっているからです。豪雨が収まっても数日後にはまたということが十分に考えられます。干ばつなどは延々と続き、毎年ということもです。崖崩れは起こって、十分に崩れてしまえば後は小規模になる可能性が高いですが、洪水は何度でもかな。
 その点、地震は巨大なのが起こってしまえば、しばらくは巨大なのは起こらないですね。だから、気が緩んで、あるいは忘れてしまって「ここでは巨大地震は起こらない」などと思い込むことになるのです。「類推」ということがどこまでできるかということが災害を減らすために必要だと思います。1960年のチリ地震やスマトラ島沖地震が起こったときに同じような地殻構造の日本での可能性に考えが及ばなかったのでしょうね。1000年単位の今回の地震、ひょっとしたら10000年単位などの地震があるのかもしれないですね。人類が記録を残せるようになってたかが5000年かな。地震の観測に至っては100年程度でしょ。
 地震は大きいのが起こってしばらくしたら大抵は落ち着いてますね。それで、「災害は忘れた頃に起こる」となるのです。間が開けば開くほど大きくなるのが地震ですかな。
 間を開けずに襲う「温暖化による災害」を防ぐために行動を起こすときかな。干ばつなどの異常気象で農業が打撃を受けると人類が滅びるかも。

2013年3月31日
教育について

 教育について何回でもと言う感じで書きます。教育としましたが、スポーツ活動等も同様に考えることができると思います。
 最近、スポーツ関係の部活動で顧問による体罰が表面化しましたね。勉強でいうと「順位が悪い」とかで子どもを怒鳴りつけたりするのと同様ですよ。「欠点1つでびんた一発」なんていうのもありますよね。そこにあるのが指導する側がそのような方法で育てられてきたというのがあります。順位競争をさせるのは絶対評価ができないということの裏返しですよ。「真の学力」が判っていないだけですよ。
 何年か前に野依良治氏が日本経済新聞私の履歴書に「息子は男なので父親の背中を見て育った」と、このような話は湯川秀樹氏の家族とかでもいわれていました。親の生き様が子どもに影響しているということです。ですから、親が「順位、順位」とばかりいっていると気力が切れると脱落してしまいやすい。「中1ギャップ」でも、成績で子どもをしかる親の元で起こりやすいと日本経済新聞でありました。
 ですから、「解る」「できるようになる」ということが楽しく感じられるように親は教師は子どもに実感され続ける方が順位とかで追い回すよりよっぽど効果的です。
 何日か前の日本経済新聞に運動能力について「多種多様なスポーツの重要性」というのがありました。ある中学校の運動部顧問がテニスのサーブのトスができない生徒がいたということからいろいろなスポーツを体験させたところ、それまででは考えられないところまで大会で勝ち進むようになったというのです。実際、諸外国ではいろいろさせているということです。学習でも「テストに出る」ものだけでなく幅広く学習する方が力がつくといわれています。
 俗に「効率」を追求した学習や練習より、興味関心、そして、好きだから自発的にという方が強制するより効率的です。一流を見せることですね。どうすれは一流になれるのかを思わせ、一流になる気を起こさせることかな。能力のすべてでなくてよいということも、ただ幅広くが役にたつということが実感できるようにね。ですから、クラス順位、どうして必要なのですか? 学年順位どうして必要なの? 周りの子どもと比べてどうするの? 野球とかでチーム編成の時部員が10名以上ですと正選手というか先発メンバーを決めるときは何らかの基準が必要ですね。入試みたいな時にも。でも、普通の時には隣と比べる必要はないですよ。
 それと、自分ができなかったことを子どもに押しつけないでね。テストでは満点のみとかいうものです。
 私のうちでは子どもに「親の学歴を越えるのは楽だね」とかいってました。「勉強しなさい」とかもほとんどいわなかったです。特に高校の時はね。2人のどちらも旧帝国大学、うち1人は某大で飛び級しました。世間がアホみたいな子育てしてくれていたので楽でした。

2013年3月24日
裏目に出た農地改革。保守化しましたね。潰えたアメリカの深慮遠謀?

 第2次大戦敗戦後の農地改革ですね。農地の耕作者保有を原則とし、その地域の平均的な面積以上保有の農地は没収?の上、小作農に分配したのを農地改革だと思っています。まあ、小作料が収穫のどの程度の割合だったのでしょうね。いろいろな話から考えると相当高率であったようです。今の経済状態なら小作農は夜逃げしていなくなってしまうような感じかな。
 この結果、自作農がほとんどになりました。そして、専業農家としてしばらくは生活できたようです。その後、都市圏に近いところでは兼業、そうでないところは出稼ぎが出るようになったのかな。出稼ぎも兼業もそれ以前からあったようですけど。農業というより、農地への思い入れがより大きくなったようです。それと、以前の小作への仕打ちみたいな状態への反動から
 しばらくして農業を専業として生きていこうとした農家つぶしが始まりますね。農地拡大を阻止したりとか、昔の村社会からはみ出し始めました。それは他の産業、二次産業や三次産業との競争も考えた専業としての生き残りをかけた農家の取り組みを潰したわけですよ。細かく分割された農地を財産として維持できればよいという発想の農業保護を求めていくことになります。拡大とかを潰してきた結果が米農家主従事者平均年齢が約66歳ということだそうです。後継者はどうなっているのだよね。今のままの農政では後継者でないでしょう。でなけりゃ、耕作放棄地が増えるだけですよ。そしてTPP反対の全農は潰れるしかないですね。農地の賃貸に対するアレルギーを解消する方法を考えましょうね。農地を借りる方も貸す方もぼちぼち納得できる方法を。ともに完全満足なんてないと思います。
 ほんまに農業を潰すためだったとしか思えないような開放だったという感じにしてしまったのが日本の農政ですね。
 すでに開国した農産物の生産農家は賛成も多いようです。アメリカなど以外にも輸出したい野望があるようです。このような地域は農業で発展する可能性があり、跡継ぎも出てきやすいのでは。守りの地域は現状のほそぼそを守ろうとしているので、農業での跡継ぎは見込みが薄いのでは。跡継ぎがでなかったら廃業ですね。地域は衰退だよ。跡継ぎが希望を持てるような経営規模に拡大し、自由に栽培販売ができる仕組みが必要ですよ。どう転んでも全農は大改革が必要だよ。

2013年3月17日
世界情勢から考えたりしましょうよ。国内の他の産業との競争もね。特に跡継ぎでは。

 「TPP交渉に正式に参加して開始する」と安倍首相が表明しましたね。
 今日の世界は多くの国でEUみたいな感じのつながりを目指していると思えるのです。日本からみると「完全開国」です。そして、関係の悪いというか開国していない国は蚊帳の外。TPP交渉の前から出ていることにシェールガス輸出はFTA締結国には自由に、それ以外は政府の認可が必要とね。不利益を被るのです。農業分野でも「アジアの爆食」によって、日本向け輸出には政府認可なんてことも考えられるのです。何時までも日本を相手にしてくれない恐れが十分にあります。
 大豆では、余分に作付け料を払って非遺伝子組換え品種を栽培して貰っているのです。ほとんどのアメリカの大豆栽培農家は日本向けを考えていないということです。このようなことが重要5品目でも起こる可能性もあるのです。日本の農業は海外産品というより国内情勢でつぶされてきた感じがするのです。または、海外で加工して製品として輸入されてます。農家に農機具などを売っているところは農家数が多い方がよかったですが、今はどうなのでしょうか。農業生産が盛んなところはぼちぼちでも跡継ぎは出ないようなところでは悲惨なのでは。跡継ぎがいる感じでも実態は第二種兼業では。農村地域の輸出企業がなくなれば、農家の生活は成り立ちませんよ。「開国した国」以外を排除する感じの流れが感じられるのです。だから、アメリカとFTA締結国のメキシコに工場を作っているのですよ。でも、TPPが妥結したらこの方法が使えなくなるかも。
 すでに開国した農産物の生産農家は賛成も多いようです。アメリカなど以外にも輸出したい野望があるようです。このような地域は農業で発展する可能性があり、跡継ぎも出てきやすいのでは。守りの地域は現状のほそぼそを守ろうとしているので、農業での跡継ぎは見込みが薄いのでは。跡継ぎがでなかったら廃業ですね。地域は衰退だよ。跡継ぎが希望を持てるような経営規模に拡大し、自由に栽培販売ができる仕組みが必要ですよ。どう転んでも全農は大改革が必要だよ。

2013年3月9日
世界的に見ればわかることもあるよ。過去の事例研究も大切だよ。

 日本銀行総裁候補の国会での所信表明がありましたね。内容は報道等でね。
 ところで、世界的な低金利が起こっていますが、長い間、外貨預金の方が高金利という状態が続いていました。長い間です。ドル金利も円より相当高かったです。金融緩和は日本が先行していたわけですよ。ところが、市中に回らず、国債購入にいっていました。この疑問にいきつくのが普通と思うのですが、そうではない面々が多いですね。担保融資、保証人融資しかできない金融機関しかない日本だからだと思います。
 欧米やニュージーランドなどの低金利はリーマンショック以降ですかな。それで、向こうは市場に日本より多くお金が回るようになったみたいですね。だから、円高かな。サラ金みたいなのでもイギリスでは金利規制はないみたい。それでもトラブルは少ないようです。年利にしたら100%以上もあるとか。貸し倒れリスクを向こうは取っているみたいですが、日本は取り立てで無理矢理回収しようとして、トラブルかな。だから、ヤミ金に入り込むスキを法改正で作ったのが日本。さらに状況は悪くなっていますよ。
 TPPに参加するかどうかという問題がありますが、OECD諸国で農地がここまで細分化されたままの国というのは珍しいのでは。農業で生計を立てるには、他の産業に就職したときと同じような、あるいはそれ以上の収入見込みがあれば、後継者も出てきますが、作付けした段階で「赤字」では後継者は出てこないですよ。農業保護というのは「後継者が見込みを持って、農業に取り組むことができる」ようにというように、発想の転換をしてほしいですね。あるテレビ局のニュースで小麦農家が出ていました。作付面積10アールといっていました。10アールで生計が経つようにできる価格は? 私なら他の食材になびきますよ。べらぼうに高い価格になると思います。「国産品愛好」の方でも逃げるのでは。1ヘクタールでも程度の差はありますが、同様では。259%の関税であろうが、農家での生産額は農地に比例します。小さいままなら、後継者はでない。農業保護の視点を変えない限り、農業はジリ貧ですよ。金融も同じだよ。
 土地の生産性を上げて、他の産業と競争できるようにしないと関税とかで保護していても潰れていきますよ。元気な農家をつくるにはどうすればよいかを農協はまじめに考えてください。現状維持ではなくです。現状維持策の今の状況が農村を潰していっているのです。全農は「保護」とかばかりいっていますが、後継者は他の産業と農業とを比べているのですよ。農業を魅力ある産業にしてこなかったツケが自給率40%ですよ。
 昔の自給自足の時の村社会の発想から転換しましょう。
 今回は事情により1日早くさせていただきました。ご了承よろしくお願いします。

2013年3月3日
リスクを取る経験から逃げる日本

 日本銀行の新総裁に黒田氏がなるようですね。積極的な金融緩和をする感じです。そして、積極的な緩和をするでしょうが、企業や国民にはお金は回らないのでは。お金を回すのに公共事業とかを増やし、国債増発で日銀引き受けになると悪いシナリオの悪性インフレになる可能性があります。
 この理由は、バブル期に土地担保融資で焦げ付きましたね。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の推論すらできずに「土地担保→リスクなし」と単純に思い込んでしまったためです。その結果、過去から延々と続くリスク回避策の「連帯保証人」などに頼るように。大学新卒採用でもリスク回避できると思い込んでいる「ブランド志向」(どちらも)。中途採用ができない。女性社員が子育てができ、生き生きと働いている企業の方が業績がよいとかいうのに制度を変えることへの挑戦もできない企業にリスクを取っての発展は望めないのでは。
 銀行の引きこもりでお金が市場に流れないし、雁字搦めの規制で新規事業や旧来からの事業の拡大は望めないです。規制緩和は既存業者にとってはリスクを伴いますが、さらなる発展は望めないですね。リスクを取らないと発展できないのですよ。ソフトバンクのリスク取りで、ある意味、運良く携帯電話会社を買収できたことから、今日の携帯電話業界の拡大があったのでは。運輸業界でもヤマト運輸のリスク覚悟の挑戦(運輸省との戦いを含む)があって、規模は拡大しました。脱落したペリカン便などがありましたが。ゆうパックも続くみたい。でも、通販業界は拡大できました。通販なら全国どこでもよいのです。「ジャパネットたかた」は長崎県で起業したと思います。
 リスク回避のみにキュウキュウして新規事業の眼を潰してきたのが日本かな。確かに新規事業の方がリスクは高いですが、見抜くのが眼力ですね。その眼力がないから「バブル」が起こるのです。どこの国でも「バブル」は起こっています。でも、「新規」にも挑戦できている部分は日本より多い気はします。「リスク取り」ね。だから、再挑戦の芽も摘んでいるのですね。

2013年2月24日
アベノミクスを蝕む日本の感覚

 2013年2月25日号の日経ビジネスに「アベノミクス 究極の選択か、一瞬の熱狂か」という特集がありました。読んでみて、その中身についてとやかく言うつもりはないですが、考えを述べてみたいです。すると表題のようなことが浮かび上がってくるのです。
 アベノミクスの三本柱は大胆な金融緩和、積極的な公共事業を含む財政出動、成長戦略ですね。金融緩和はどこもやっているので置いときます。公共事業は今までの公共事業のツケで「保守・改修」などに使われそうですので、ますます、「工事が終われば、ハイそれまでよ。」ということかな。こうなると、財政破綻ですよね。工事以外の需要を導く戦略が必要なのですね。そのための「成長戦略」なのですが、見えてこない。一番の要因は既得権者へ配慮のし過ぎかな。だから、小泉改革の時も抵抗の弱いバス・タクシー業界が狙われたようですね。
 中小小売店に影響したのはショッピングセンターもありますが、買い物客の移動方法への対応の遅れかな。この例は規制ではないですが、一部既得権者の意識の低さからきたものです。一部店舗が無料駐車券とかを出すのに反対して潰したとか。このパターン、農業で規模拡大をしようとした農家を潰したのと同様ですね。足の引っ張られです。総倒れになりました。で、農業では規模拡大の規制が緩和されたりしましたが、時すでに遅しの観があって、後継者難で潰れていっています。何を守ってきたのかな。現状に安住している方が楽ですからね。「改革と聞けば反対」、「違うことに反対」かな。運動部とかの指導でも「しごき禁止→反対」で体罰が残ってきたのですよ。内因的なモチベーションの方がしごきや体罰によるものより効果があるのに指導者が知らないとかですね。
 米作りの農業で持ってきた日本ですので、「毎年、同じように」、「皆と同じように」ということで安心感を得てきたのですね。村社会しかみない人々。これでは、構造改革は大変ですよ。公共事業待望論も日本人では普通ですね。でも、構造改革なしの公共事業では効果はないですよ。阪神大震災や東日本大震災で証明されてますね。工事が終わればそれでチョン。
 成長戦略でどう日本人の考え方を変えることができるかがアベノミクスを成長させることができるかどうかです。ハブ空港でも日本のハブは仁川かなと思える状態ですね。国際感覚なしで戦略を考えてきたツケですよ。

2013年2月17日
ブロック経済圏の形成を目指しているASEAN、EUやTPP

 日本ではTPP交渉参加で、交渉参加だけでガタガタしていますね。世界を見渡せば、ブロック経済圏が出来てきています。ただ、第二次世界大戦前のブロック経済圏みたいな囲い込み型ではないですね。ですから、域外からも貿易や投資は出来ます。ただ、不参加の不利益が大きくなるような仕組みにしていこうという方向ですね。昔のは新規参加は不可能に近かったようです。
 このブロック経済圏ではEUが筆頭になるかな。域内の貿易障害は取り除かれ、人々の移動は自由になりました。フランスが裕福層の増税を決めたら、即ベルギーなどの国籍に変えた人が出てきています。もっと密な統合が通貨ユーロの採用国間かな。なぜ、ギリシャはいまだにユーロから離脱しないのか。閉じこもるより、開国の方をとったわけかな。ASEAN(東南アジア諸国連合)もEU型を目指しているのかな。FTA(自由貿易協定)を結んでいる国との間の貿易が著しく伸びています。それを使うために日本の製造業は海外に工場を沢山作っていますね。これは円安になっても戻ってきませんよ。仲良しクラブに参加していないと相手にされない時代になって生きつつあるのです。
 お互いに開国した相手通しとしか貿易などをしない。鎖国状態の国は排除される可能性が高いですね。
 日本がメキシコに投資をしている理由は日本とEPAを結んでいる。メキシコとアメリカはFTAを結んでいる。ただ、内容のズレを利用すれば、直接アメリカと商売するより有利であるからです。この手もいつまで使えるのかな。TPP交渉がまとまり、EUみたいな効力を持ち始めると不参加国は蚊帳の外。メキシコを使う有り難みは激減すると思います。投資は出来ますが、現地生産100%に限りなく近づける必要が出てくると考えられます。日本の工場閉鎖もあり得るわけですね。そして、日本には何が残るのですか。厳重に保護しているという今の農業は自給率40%、農家の後継者はでないような経営状態、農地の多いところは高齢者ばかり、このような状態ですのでTPP関係なしに農業の構造改革は待ったなしですよ。若者が参入できるような仕組みを。平成の開国を。農産物輸出金額の世界第2位はオランダとか。

2013年2月10日
予報に対する思い

 今週の関東での大雪予報にたいして、東京都の猪瀬知事がなにか発言したようですね。アホかという感じがしています。地震予測と同様で思うとおりにならないのが天気予報。でも、昔より精度は向上しています。これはある程度の確率で「最悪」を前提に予報を出しておく必要がありますね。どうして、台風の予報で「弱い台風」とかの呼び方が無くなって「強い」に変わったかというと「弱い」といっても「伊勢湾台風より弱い」というような意味が消えてしまって災難が起こっていたからです。そして、自治体関係者は「最悪」を想定するべきですよ。その自治体の長が発言する内容ではないですね。
 先の原発事故でも「最悪」の想定がなかったためですよ。「最悪」に対処するには費用とかが掛かります。そこで費用対確率や効果等を考えることになります。原発に隕石でも命中したらどうします? 対策の立てようがないですが、確率は極端に低いですね。だから、考えない。地震の方はプレートによる地震帯があるのだから1960年頃のチリ地震規模も考えておくべきだったのにしていなかった。自然災害についてはその時に取れる最善をつくすということが常に必要では。特に行政関係者や公共交通機関、公益企業などはね。JRはまた考えていますね。緊急地震速報も使えないかとね。予算の関係もあるので限度はありますが、最悪を予測しておく必要があります。そして、外れたときは「よかった」と素直に喜んでよいのでは。甘く見てはいけないですね。数年前のチリの地震の時の津波は警報より低かった。あの時は次は「惨事」になる可能性も出そうだと思いました。警報を甘く見る心配が、予報や警報の意味を理解できないどっかの知事みたいなのがいるからです。
 「オオカミ少年」は受け手の心構えの問題です。

2013年2月3日
洗脳の怖さ、経験の怖さと大切さ

 「洗脳」というと国家組織などが反対派の切り崩しとかなどなどでおこなわれるとかいわれている場合もあります。そうかもしれないですが、そうでない場合も沢山あります。
 人間は多くの場合、自身の経験や教えられたことに囚われて行動している。コンラート・ローレンツによって明らかにされた鳥での「刷り込み」ですね。人間では余りいわれていないですが、分析力とか批判能力とかを育てる前に「思い込み」をさせるような指導や教育や訓練をうけると「刷り込み」と同じ状態になるのでは。
 多くの指導者の指導パターンの基本はどう指導されてきたかということである。多面的な分析力のない例は日本の政治家などをみれば明らかであると考えます。そして、異端が排除されやすいのが日本であったり、某宗教過激派であったりするのでは。
 だから、二流では二流しか育たない。一流は「自己変革」をおこなって能力を向上させていくことが出来ます。二流でも一流の発想法とかに本当の意味で気がつき、これで自己を変革できれば一流になれる可能性はある。一番に伸ばすべきは「本人の気づき」であり、それによっておこる「向上心」を育てることであって、「恐怖による支配」では成長が止まってしまい、その場しのぎになっていきますよ。
 日本の教育現場やその周辺には二流ばかりが跋扈している。その典型が「体罰」であり、「順位競争」である。子供らを含めて「順位競争」は指摘しなくてもしているものである。教育の場での洗脳の例としては「早期教育」で小学校レベルの学習を幼稚園でさせるとかがあります。「早い=有利」という刷り込みです。実際は小学校で脱落している場合が多いですね。幼稚園では、年齢に応じて「経験」しておきたいことがあるのです。それと、親や教師などの様子の方も非常に大切です。

2013年1月27日
また、毎度の「思い込み」で

 アルジェリアにアルカイダの系統の過激派による人質事件が起こりましたね。犠牲になられた方々に哀悼申し上げます。
 ところで、アルジェリアの政権に関する情報が政府になかったの?これも毎度のことかな。テロ組織の方の情報も?。まあ、帝国陸軍や海軍の頃からの伝統かな。ニュースで防衛大臣が駐在武官の配置を変えようかとか言っていました。どうも日本は国内でも必要な部署に人材がいないですね。そして、常に配置について検討されている雰囲気がない。適正配置と思い込んでいる。
 現地での情報から日本人が狙われたのは「住民の生活向上」に貢献している度合いが大きいからかな。アフガニスタンで襲われた日本人に「農業技術指導」をしていた方がいました。麻薬栽培から普通の農産物への切替が出来るようにです。キリスト教や仏教が何百年もかかって経験してきたことがイスラム教では短期間で起ころうとしています。それだけ軋轢は大きくなるのでは。
 各国とも「思い込み」はあると思います。それでも日本は凄いかな。金融緩和で突き進んでいますけど、銀行は「融資」を出来ないのですね。ノウハウがないといってよいかも。だから、国債ばかり購入しているのですよ。ベンチャーキャピタルも日本では育たないですね。リスクの取り方を知らないからかな。だから、ベンチャーが育たない。ベンチャーが育つためには規制をなくすとかが必要になることもあるのですが、気がつかない。今の規制が万全とでも思い込んでいる。だから、「例外」が起こると「ドタバタ」ですね。
 教育の現場では「順位競争」のみが勉強の動機と思い込んでいる。好奇心が第一で、あといくつもの要素が動機になります。その中には順位もあるのですが、これだけに拘っている感じです。運動部などの指導も先入観が幅をきかせていますね。「気合いを入れる」というのを「殴る」と置き換えているバカがいます。これも「思い込み」。記録が伸びれば、上達が実感できれば、気合いは入りますよ。「根性」もつきますよ。「思い込み」の方はまず「根性」があってとか。高等学校の部活動での成果はそこの生徒が出したものですよ。顧問などほとんどの場合、おまけだよ。生徒の方が思い込むから「名(迷)顧問」になるのですよ。顧問の指示通りの練習しかできないというのは「指導の失敗」そのもですよ。

2013年1月20日
体罰から思うこと

 高校で一流と思う部活動顧問に有名になった中では野球部監督 池田高校蔦監督やラグビー部では伏見工業高校 山口監督 などかなと思います。他にもおられると思いますが、無名から有名に育て上げているのが名指導者かな。それも学校が力を入れて有望選手を集めていたらこの中には入らないですよ。体育学科なら元は無名ではないですよ。生徒の努力だけかもね。ダメなら顧問は入れ替えるという気になれば、アホみたいな体罰教師は潰れますよ。
 各都道府県立などの公立高校での教員の転勤では、いろいろあります。俗にいう「レベル」の違いをはっきりさせていると聞いたことのある県。初任校のレベルで横滑りが多い県。その他はしらない。問題は「横滑り県」。ここでは教員の資質ではなく、「レッテル」で決めているのですね。ですから、言い方は悪いですが、「有名校」にカスが集まるとそこのレベルが下がることに。ただ、学区制が没落を防いでくれますので気がつかないことにね。運動部の顧問でも同じことがいえるのでは。その上、学閥の強さもあれば、カスでも威張れるのが日本かな。
 カスは仕方がないので部活では「精神論」で、始めから「根性」。力がつくと普通大抵の生徒は根性が出てきます。子どもには向上心や好奇心がありますから。ところが、カスは向上心や好奇心をまず潰していますので、「鞭」で責め立てるしかないのでしょう。そして、憂さ晴らしに暴力の体罰にね。報道の中に「体罰」関係の訴訟がありました。「顧問の指示と違う練習をした」といって体罰。顧問はあほか。体罰ではなく、どうして指示の練習が必要かを理解させる方が大切ですね。もし、それで生徒が理解できないという場合、「あんたの指示した練習がカス。勉強し直しなさい。」。学校の現場では「カス」が多すぎて「悪貨が良貨を駆逐する」の事例がごろごろしてます。いじめも増えてこそあって、減りはしないでしょうね。
 カスは勉強をしないので、野蛮な練習法を変えようとしないですね。そして、外野がうるさくなって仕方なくということか。でも、本心は変えたくない。カスは「自己満足」のため、生徒が犠牲になることを何とも思っていないのでは。そして、このような環境で育った子どもはそれを「不自然」とは思わないのです。そして、違ったことへの「怖さ」もあって、それをよかったと思い込む「合理化」で自身を誤魔化しているだけですよ。
 カスに指導されてきていると、練習や勉強で「考えたりする必要」がないので楽ですから、それに満足することになって、自分で「考える必要」な事象に遭遇しても「考えることが出来なくなります」。そりゃあ、「考える」というのは疲れます。が、やみつきになると、楽しいし、学力などの能力の伸びは大きくなります。「考えない」は伸びませんよ。教えられた程度に達すれば、非常によかったと思えます。高校生の科学オリンピックにいけるような生徒は高校の教師の範疇ではないです。遙か先にいっています。スポーツでもそのような場合も、音楽でもかな。音楽の場合は一流に指導をして貰うようになることが多いですね。ところが、スポーツはカスに指導されて続ける可能性が高いです。
 また、伝書鳩が寝ぼけた鳴き声で外国で鳴いたみたいですね。

2013年1月13日
同じことはいいことなのか

 2013年になって、景気回復への期待は大きくなっているようですが、自由民主党が打ち出してくる対策では?ということが多々あります。各地方の活性化ですが、そこにどれだけ若者が就職したいという職場があるのかということが大切だと思います。この職場というのは永続性が感じられる職場ですね。多くの地域で、その筆頭は農業のはずです。でも、長年の農業規制のお陰で後継者難ですね。だれが、年収50万円とかのところに就職しますか。年収1000万円以上を目指せるようにする必要があるのです。過去、多くの農家が年収1000万円以上を目指して拡大しようとしたときに立ちはだかったのが「皆同じ」という下でも「規制」だったのでは。多くの農家が挫折し、地域の衰退に拍車がかかったのでは。
 「皆同じ」というのは製造業の方にもあって「過当競争」ですかな。よりよい製品開発はよいとしても、この「よりよい」の中身が問題になるのです。商業で「コンビニ一人勝ち」とか言っていますが、ひょっとしたらコンビニが一番消費者のことを考えていたからでは。宅配業界で「ヤマト一人勝ち」みたいになってきていると言われています。これは「日本のわがまま運びます。」と小口荷物を運べるように規制と戦ってきたからです。今の日本では公共事業は一時的効果しかないと思います。如何にアマゾンドットコムやアップルみたいな企業、山形のサクランボ産地みたいな産地などを育てることが出来るのかにかかっていると思います。「規制緩和」も分野を間違うとバスタクシーみたいになります。過当競争のみね。ヤマト運輸のお陰で今日の通販があるのではという思いもあります。
 「皆と同じ」では中国で起こっている過剰生産などの弊害が起こります。「出る杭」が育つ社会に作り替えましょう。
 今の日本に蔓延していることに「一流を知らず」というのがあるのでは。それで手近なところで「皆と同じ」に安住してしまったり、過去の経験のみに安住してしまっているのでは。これは教育界にも蔓延していますね。アホみたいな順位競争。何がどうできるようになたとかがなしにともかく「順位」。一流も競争はしていますよ。アホとは比べものにならないほどの激烈な競争を。ただ、「××番」とかなどでは喜んだりしないということかな。

2013年1月6日
過去の検証が出来ない国は???

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 2013年になりましたね。温暖化で「冬が寒くなる」と日経サイエンスに出ていました。スパコンで新たな観測データを使った解析での説です。まあ、しばらくはこの傾向が続くでしょう。そうそう、オーストラリアでは毎年の熱波、世界的に気象が不順になってきていますね。
 中国、インドなどの爆食、異常気象による不作と重なると日本向け食料の生産は打ち切り、途上国向けに切り替えられている現状がさらに進むのでは。TPPでがたがた言っているうちに世界は変わってきているのです。だれがうるさい日本向けの生産なんかするのでしょうか。生産が大幅に減少したときに穀物とかで「買い負け」が起こる可能性が十分にあります。
 TPPをよい機会にして、今までの保護策(規制で新規参入を阻止し、高齢化で細分農地のため後継者なしにした)の問題点を洗い出して、保護しながら自給率40%という無策から逃れましょう。
 「円高で」とか言っていますが、ドイツはマルク高、ユーロ高をともかく乗り越えてきているのです。なにか、経費削減、合理化以外の方策を取り入れるためのヒントがあるのでは。ドイツ、イギリスの食糧自給率は高いですよ。フランスは穀物では200%ぐらいだったかな、これより低いですが日本みたいなことはないですよ。
 過去の検証が出来ないから「原発事故は起こるべくして起こった」とも。過去から続く「思い込み」の酷さ。国あげて「思い込み」がここまで凄い国は珍しいのでは。「思い込み」で日本が潰れたり、発展してきたししたと思うのです。潰れたときの検証が特に大切なのにどっちもしていないですね。
 「思い込み」で「風が吹けば、桶屋が儲かる」程度のシミュレーションも出来なくなってしまった国。そりゃあ、過去の検証など出来ないですよ。だから、いまだに「公共事業」が景気回復に繋がると思い込んでいるバカ。国際発行増とかでもインフレ率2%で収まると思っているバカ。もっとも、こっちの方は国債償還が楽になる可能性がありますけどね。あの戦後の悪性インフレね。
 「景気回復は抵抗勢力の強い分野での規制緩和」であり、「初期投資がかさむ分野での規制緩和」ですかな。バスやタクシーみたいな小資本分野での規制緩和だったから「過当競争」になったのですよ。ボーダフォンが投げ出した携帯電話で競争が起こったので携帯電話市場が拡大したのです。アメリカでは「タクシー」は規制業種のようですね。「電力」が参入自由かな。日本は逆をしたため、高い電力料金、過当競争のタクシー、バスになってしまったのでは。